2013年12月28日土曜日

年末のご挨拶と年末・年始の営業について

お蔭様で今年も無事に年内最後の営業日を迎えることが出来ました。
当店をご利用頂いたお客様に、改めて御礼申し上げます。
今年は当店にとってとても大きな一年でした。
新しくスタッフが加わり、
店に新たな息吹を吹き込むことが出来ました。
プランニングについて活発に意見交換しながら、
完成度を高めたプランをご提供することが出来ました。
オープンから2年、当店は『私の店』からスタッフも含めた『3人の店』になりました。
発注から返信チェック、部品の確認に至るまで全ての作業を見直し、
商品のデータベースの作成や店専用のSNSを活用したお客様カルテの作成や情報交換、
欠品情報の共有など、事務所とバックヤードも大きく変化しました。
ホームページのリニューアルやこのブログの開始も今年です。
表から見た時、当店には大きな変化は見られないかもしれません。
でも今年ほど変化に富んだ一年はありませんでした。
+PLANは良い店になった、そしてもっと良くなると何度も感じました。
来年はさらに良い店を目指して、スタッフ一同頑張りたいと思います。
宜しくお願い申し上げます。


当店は明日29日~1月4日(土)までお休みとなります。
5日(日)からは平常営業となります。
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。


                             +PLANオーナー 斉藤 靖 

2013年12月26日木曜日

岐阜の優しいお兄さん

厚木の優しいオジ、じゃなくてお兄さんは、
あえて柄合わせをしない方が可愛い感じになりますよとお客様には伝え、
でも良い柄位置になるように少し多めに生地を取りました。

すると岐阜の優しいお兄さんは、
窓の数から二人のお子さんのお部屋だろうと考えて、
ちょっと柄取りの位置に工夫をしました。
大きい窓は…


キッチリ柄合わせ。

 小さい窓の一つはこんな感じで…
同じサイズのもう一つの窓は…
こんな感じです。

柄位置は私のお願い通り、あえて合わせていないのですが、
このカーテンは左右の組み合わせを変えることで、
2つのパターンの『柄位置が揃ったカーテン』になります。
こうすることで『私のには鳥さんがいない!」とか「あっちの方が良かった」など、
悲しい思いをする事がないようにという心使いです。
柄合わせはしていないのに、二人とも同じという不思議で優しさいっぱいのカーテン。

では優しいお兄さんにオーナーの反応を見せてあげましょう。


2013年12月24日火曜日

ブルークリスマス

クリスマスと言えば、仕事ですね(キッパリ)。
昔ならそんな強がりも半ば本気で言ってたんでしょうが、
40も半ばを過ぎて子供も高校生になると、本当に忘れます。
日付ではなく、大事なイベントだということを。
マズイデス(笑)。

学生時代に友人の『キンちゃん』とこの日を過ごすハメになったことがあります。
キンちゃんは名前が金田なのでも金井なのでもなく、
筋肉がすごいからというキンちゃんと呼ばれている男で、
暇だから腕立て伏せをするような人と一緒に居たくなかったのですが、
何でも彼女と別れたばかりで寂しいとか、
一体どの筋肉がそんなこと言うんだみたいな事言うので仕方なく一緒に過ごしました。
それだけでも「コレ何の罰ゲームですか?」って位なのに、
「ケーキが食べたい」とか言い始めて街のケーキ屋さんへ連れて行かされ、
「電気を消してローソク消しやろう」という「もう何でもありですか?」ということまでやらされて、
ほのかな炎の向こうに浮かび上がる筋骨隆々の男の顔を僕は一生忘れないでしょう。

そんなこんなで皆さん、メリークリスマス。
こちらはスタッフ田中が担当したディスプレイです。
クリスマスと言えばグリーン&レッドだと思っていましたが、
「ブルーとグレイのクリスマスディスプレイも素敵ですよ」と言われた時はびっくりしました。
ちょっと大人の静かなクリスマスです。
皆様にとって素敵な夜となりますように。









2013年12月23日月曜日

裁断は数学だ

縫製担当のart-k後藤です。
怒濤の年末真っ最中でご無沙汰しております。



写真はリピート635mmのプリント。
ボーダー部分に使います。
1リピートでは微妙に出来ないパーツを含む裁断になるのですが、サイトーさんはコストアップを控える為に“柄あわせ無し“の指示。
但し60cm余分に生地を手配してくれました。
この60cmで数字のマジックが始まります。
計3.6mでパーツ6個分、柄の良いとこドンピシャに出来る場所を確認。
60cmの可能性を確実に形に。

詳しく説明すると、2窓の合計からリピートの倍数を追ってそこから(以下略



・・・が、計算に溺れてはマズイので、下に続く。

いや裁断はスポーツだ

上記の芸術的な数学(自画自賛)でカッチリと柄を  “合わせようとした”裁断。

イヤマテ、サイトーさんの事だから「わざと」柄を散らしましょう、とお客様へ説明してるだろなぁと確認のTEL。で、概ねビンゴ。



ここから出荷時の立ち端(曲がって切れている)緯糸2~3本のギリギリを攻めて。
まるでバイク乗りがタイヤの端までキッチリ使ってカーブを攻めるように。

計算と最後は攻めのハサミさばきで柄位置のボーダーが出来上がっていきます。


言わなきゃわからない仕事です、間違い無く(笑



2013年12月22日日曜日

priceless

夜の8時半位にお店の電話がなって受話器を取ったら、
今日納品に伺ったW様でした。
お子様が体調を壊して工事を見に来れず、
先程ご覧になったそうです。
もったいない程の感謝の言葉を頂戴しました。
こちらは当店スタッフ渡辺が担当をさせて頂きました。
お客様が選ばれた生地をベースに色々と組み合わせを考え、
じっくりと時間をかけてプランニングした現場です。

先週はK様から目に涙を浮かべながら同じような言葉を頂戴しました。
こちらはスタッフ田中の担当です。
印刷物しかなかったモザイクタイルの資料を元に
ブラインドのカラーコーディネートをプランニングしてOKを頂きましたが、
実際に貼れる日を確認して再度現場を訪問して色を確認し、
より色の合うメーカーに変更してプランニングにも修正を加え、
出来上がった商品を工場に取りに行くという荒業で納期に間に合わせた現場です。

自分で言うのも変ですが、+PLANは良い店だと思います。


2013年12月20日金曜日

決断

それほど大きくないにしても、会社というところに長年属して感じたのは、
『やらない』に勝る決断はないということです。
思慮深く慎重に、物事を多角的に見て、客観的に考えた場合、
すべての結論は『やらない方がいい』ってことになります。
結果的にうまくいったとしても、
『やらない』という結論には、それよりもさらに良い『結果』があるんですから。
だからこそ、『やる』という決断には意味があるのだと思います。
何言ってるのか分からないかもしれませんが、たまには戯言も。
高校生が夜書く日記みたいなものです。
翌朝絶対に見てはいけないやつ(笑)。

2013年12月17日火曜日

ブルースブラザーズ&シスターズ

とりたててファンというワケではない。
でも、中学時代からずっと聞いていて2回もカセットテープを切らし、
CDが出ればまた借りて、なのに結局買ったりして、
でもどこかいっちゃってまた借りてを繰り返し、
30年間ずっと聞きつづけてきたアルバムがあります。
















きっかけは確か中学の頃、偶然テレビで見た映画「ブルースブラザーズ」。
当時は内容も良くわからず漠然と見ていました。
なぜか今でもその時映画を見ていた自分を鮮明に思い出すことが出来ます。
そして高校、大学、社会人になっても、僕はこの映画を時々見ています。
もっと好きなミュージシャンもいるし、もっと思い出に残る映画もありました。
でも、30年ずっと手元にあり続けたアルバムも、
何度も繰り返しみた映画もこれだけです。
なぜ好きなのかは良く分かりません。
でも、なぜ分からないのか?は何となく分かります。
それは映画の中の彼らが直接的な表現を用いていないから。
怒りをぶつける激しい言葉も、心に沁みる愛の言葉もこの映画には出てきません。
映画を通じて彼らの優しさや音楽を愛する『気持ち』だけが伝わってきます。
ユーモアというオブラートにくるまれて。
映画の中で彼らが歌う場面が何度か出てきます。




どのシーンも『最初は観客に歓迎されていない』という共通点があります。
時には無視され、時にはビンを投げつけられ。
それを時には聴衆に訴えかけ、
時にはいともたやすく方針転換して彼らは歌います。
彼らがいかに音楽を愛し、いかに音楽が素晴らしいかを知っていて、
そして音楽が誰のためにあるのか、これらのシーンは訴えかけてきます。
今日で年末までの発注をほぼ終えました。
一年間、私もスタッフもそんな気持ちでやってこれたと思います。
映画と違うのは、お客様はいつも歓迎してくださった点でしょうか。
改めて御礼申し上げます。
この一ヶ月はかなりの忙しさでしたが、
一つの現場も妥協せず、100%のプランを提供できたと思います。
あと2週間、最後まで頑張ります。

2013年12月16日月曜日

E様邸、仕上がり寸法決めてます

アイボリーベースにブラウンと白のラインが入った生地の裾に、
ブラウンの無地を足したカーテンを作ります。
窓は掃き出し窓と腰高窓の組み合わせ。
お客様との現場打ち合わせで、ブラウンの線と無地は離すように決めました。
その場合、ブラウンの線の部分で山をつまむとキレイではないので、
無地部分がくるように仕上がり丈を決定します。
腰高窓のレール取付位置は上記の条件の掃き出し窓のレール位置に合わせ、
2つの生地のジョイント部も同じようにした時に、
違和感のない仕上がり丈になればベスト!
 
な・の・で・す・が!
 
そうはうまくいかないので悩むのです(苦笑)
このような事態は予め予測していたので、
解決方法はお任せ下さるようお客様にはご了承を頂いています。
今回は、アイボリーのベース部分と白のラインの違いが分かりにくいので、
その部分で山をつまむ仕上がり丈にしました。
カーテンと同じように裾に無地を足すシェードも、
ジョイント部分の位置関係をカーテンと合わせ、
その時に上部がボーダーの途中にならないように仕上がり丈を決め、
その際にカーテンとシェードの床からの高さに違和感がないかも確認します。
 
また、キッチンに付けるカラーコーディネートの仕上がり丈も、
ボーダーを均等にした時に羽の枚数が合うように仕上がり丈を決めて、
E様邸のリビングダイニングの発注が完成します。
 
 
 
 
 
 
 
 

2013年12月9日月曜日

ブラインドのカラーコーディネート


当店では『ブラインドと言えばカラーコーディネート』となりつつあります。
少額のアップで見違えるほど良くなるのが良いですね。
すんなり出来ることもあれば、
半日考えた挙句に「ダメだ~明日明日」なんてなることもあり(笑)、
前回のブログの話ではないですが、
時給に換算すれば高校生のアルバイトの半額にも満たないこともしばしば。
でも私もスタッフもそうした事は考えないタイプなので(笑)、
現在、全員がそれぞれの担当のお客様でプランニング中です。
バッチリ仕上げますので楽しみにお待ちください。

2013年12月5日木曜日

自給マイナス1000円

ご主人と奥様それぞれが選ばれた候補生地は
テイストは違いますがどちらでもお部屋に合いそうな感じでした。
でも、どちらかを選べばもう一つは不採用になってしまいます。
折角のご新居ですから、
お二人共に好きなものにしたいなあと思っていました。
現場で生地合わせをするまでの数日間、
二つの生地を見ながら頭を悩ませて、ある日突然閃きました。
『ご主人の好きな生地を奥様の好きなテイストに振れないか』と(もしくはその逆)。
あれやこれやと方法を考えて提案したタブトップのカフェカーテン。
ご夫婦共にとっても喜んでくださり、明日納品を迎えます。
何時間も考えて逆にお安くなってしまいましたが、
まあそれはそれということで(笑)
 


2013年12月3日火曜日

椅子生地の張替え

ビジネスホテルに椅子の張替えの見積もりに行ってきました。
座面が裏から簡単に外れるタイプは比較的お安くできるのですが、
(僕も以前は自分でやってましたが、今はコンプレッサー式のタッカーがないので…)
それでもお客様が予想される価格よりは往々にして高くなります。
今回はそれに加えて色々と問題も…


『ほぞ』の緩み。
長くお使いの椅子によくあるのですが、
木に含まれる水分が抜けていき、『ほぞ』がやせてしまうんですね。
この場合、キリで穴を開けて下からビスを打って強化したりします。
さらに今回は
フィンガージョイントの外れ!
これどうしよう…
う~~~む。













冥利

3年前にカーテンをご購入頂いたT様が、
「両親がマンションを買ったので」とお母様とご来店されました。
上品でとってもお洒落なお母様で、
「こんな風に年齢を重ねられたら素敵だなあ」と思いました。
そんなお母様が一目ぼれされたのがフジエテキスタイルのこの生地。



レールに掛け終わったその瞬間に満面の笑みでカーテンを手に取って、
「本当に素敵ですね~。ありがとうございます……夢だったんです」と。
僕はこのメーカーのこだわりの話やタッセルの柄取りの難しさや向きの話や、
ゴトー君がアップしてくれたブログを見せながらカーテンの製作の話をしながら、
カーテン屋で良かったと、しみじみと感じていました。

2013年12月1日日曜日

お久しぶりです

久しぶりの更新です。
忙しくても更新していこうと思っていたのですが、
それも出来ずにいました。
いつもは新聞屋さんが朝刊を配り始める頃には帰っていたのですが、
最近はほぼ毎日、夜も白々と…(笑)
そんな中、3カ月ぶりにお休みを取って南三陸にボランティアに行き、
一日中、漁港でホタテに漁具を通したり
















業界で支援している南三陸ミシン工房の新工場の窓の採寸をしたりと、
バタバタとしていたのですが、
最近ついに倒れまして(スイマセン)、
普通の風邪なら3~4の炎症値が23になっていて、
「実際は23オーバーで機械の計測可能値を超えてます。普通は入院です」と
脅されつつも魔法の点滴で復活し、今に至ります(苦笑)。
急なお願いにも関わらず工事の手配に頑張ってくれた
トーソーのOさん、タチカワのW君、本当にありがとう!
ご迷惑をお掛けしたお客様も出てしまいましたので、
ブログのアップも控えていました。
何とかその間の仕事も終えましたので、また再開します。
倒れた分は取り返す。恩返しだ!
 

2013年11月26日火曜日

生地に合わせて。

縫製担当のart-k後藤です。


写真は風通織りの裾上げ。
art-kもそこそこの機械化をしていますが、こういった生地は機械では仕上がりがイマイチ。
「最新の機械を導入」なんて縫製工場のHPを見るとよく書いてありますが、物によっては手が一番です。
生地の特性に合わせて色々な手順で。
製造ではなく”お仕立て”をしています。

2013年11月21日木曜日

生地の声を聞けッ!

縫製担当のart-k後藤です。
武道系物語のセリフのような事を考えながら仕事しています。



写真は緯糸に沿って切った端。
若干の湾曲、一時的な巻き癖かこの状態で固まってしまったものか。
カーテンorシェードによっても対応を変えます。


2013年11月18日月曜日

Aプラン

こちらは昨日アップしたお客様とは別の横須賀市のK様。
昨年当店でご購入頂いたお客様のお姉様です。
モリスのアネモネのバランス&カーテン。
バランスとカーテンの裾には無地のオレンジを3㎝位足して、
アネモネらしい「重くないクラシック」をイメージしました。
結局、こちらはボツになり違うモリスのシリーズになったのですが、
たたき台を見て初めて「私はこういうのは好きではないかも」と気づくことがあります。
頻繁に買うものではない物だけに、
自分の趣味嗜好が分からないお客様も決して少なくありません。
なので、それを明確にするためにも「たたき台」は必要なんですね。
決して無駄になった訳ではありません。
 


Bプラン


お子さんも大きくなり夫婦二人の住まいをと考えた時、
周りのご友人からは「戸建てじゃなくてマンションの方が楽だよ」と
よく言われたそうです。
でも、ご両親や子供のためではない、
お二人のためだけの家を建てたいと思われたそうです。
事前採寸に伺いお店で一緒に生地を見て、
「これなら絶対良いね~」とおっしゃって頂いて、
現場での生地合わせはしなくても大丈夫という感じでしたが、
「やっぱりしましょう」と言いました。
心配だったのではなく、ちょっとお時間を頂きたかったのです。
とても気にって頂いた生地の他に、
そのテイストに似た生地をちょっとアレンジしたプランを作ってご提案しました。
お二人ともとっても喜んでくださって、そちらに決定。
とっても清々しい横須賀の空。
 
 

2013年11月16日土曜日

ハイパーカーテン








 
 
 
 
 
 
 
 
こちらは鰻の水槽を覆うように取り付けたハイパーカーテン。
今まではシャワーカーテンをお使いになっていたそうです。
これなら中の様子も分かりますし、
帯電防止機能が付いているので、
埃を吸い寄せたり服にまとわりつくこともありません。
平塚の有名店「うな新」さんにお納めしました。
美味しいと評判のお店で、ネットでも絶賛されてます。
私も以前姉から「美味しい」と聞いていて、
今回カーテンをやらせて頂くことになりびっくりしました。
予約を取らないとダメな時もあるようなのでご注意ください。
12月上旬にリニューアルオープンの予定です。

 
うな新
神奈川県平塚市錦町3−7
0463-23-5556
 









2013年11月14日木曜日

上か下か

写真はM様のボーダー。
今日出来上がりました。
これから出荷作業に入ります。

写っているのは3種類の生地を使ったボーダーの表裏なのですが、インターロックの縫い代を上に倒すか下に倒すかで、ちょうど先日大阪カーテン技術会(オーダーカーテン縫製屋の勉強会)でも話題に上がっていました。

答えがあるとすれば、「素材・色、そしてお部屋、その時の状況による」です。

今回は上下の生地より柔らかい中央の生地側へ。

他のカーテンでは、下・下に倒すかもしれませんし、上・上になることもあります。

布がくれるもの


今年を振り返るにはまだ早いですが、
僕にとって今年は、この仕事を始めてから最も伸びた年でした。
何が大きかったか?
ずっと漠然と分かってはいつつも言葉にできなかったことが、
明確な輪郭を持って確認できたことです。
それは『お客様はカーテンを欲しいわけではない』ということ。
お客様が欲しいのは、
心の安らぎであったり和みであったり活力であって、
カーテンはそれらを得るためのツールなのだということです。
だから私たちはカーテンそのものを売るのではなく、
お客様がカーテンによって得られる何かを提供しないといけないのだと。

今日、最後の仕事はご新築のお客様との打ち合わせでした。
和モダン風のリビングはプリーツスクリーンになりました。
続き間の和室も同じでも良いのですが、
色調を合わせた風合いのあるシアーでシェードをお勧めしました。
若いご夫婦にかわいい赤ちゃんの3人家族。
和室では赤ちゃんがお昼寝をするかもしれません。
お母さんが洗濯物を畳んだり、
お父さんはお休みのひと時を畳に寝転がってくつろぐかもしれません。
『メカ物だけではちょっと冷たい感じがします。
布が入ることでお部屋が柔らかくなり和みのある空間になりますよ』
お任せでお持ちした2つの生地の中から、
お客様も迷いなくお選び頂けました。
M様、楽しみにお待ちください。

え?写真が全然関係ない?
いや、それがあるんですよ。
深~い関係が(笑)



2013年11月12日火曜日

New Moral Standard

カーテンのプランニングをする関係で、
あるお客様の外構のプラン書を見せて頂きました。
(色々と関係するんです)
すると、図面の角に外構会社さんとは関係のない英単語が。
New Moral Standard
ちょっと気になってグーグル先生に聞いてみたところ真相が分かりました。
http://exasuka.blog.ocn.ne.jp/misc/2007/09/new_moral_stand_ea50.html
発信元はこの方のようです。
http://explanning.m78.com/
カーテン業界でも似たような現象はありますが、
販売側が一致団結して一つのムーブメントを作るというのはスゴイですね。
「真似されるようなプランを作る方が悪い」という声も聞こえてきそうですが、
僕はやっぱり真似する方が悪いと思います。
当たり前ですけど。
そして、目の前にはご新築マンションの図面と生地品番が書かれた資料があります。
では、プランニングを始めましょうか。
当店なりの、ね。

2013年11月11日月曜日

Y様明細書発送しました


こちらは本日ご注文を頂いたS様の明細書です。
当店では明細書をお送りする際に、
ご購入いただいたカーテンの洗濯方法やその際の注意点を書いています。
カーテンには様々な種類や素材がありますので、
内容は各お客様によって異なります。
接客や納品時にもご説明していますが、
ご新築の方は色々な業者さんから多くのレクチャーを受けるので、
覚えるのが大変なんですね。
明細書は多くの方が保管して下さるので、
こうして残る形でお伝えするようにしています。
 
この方法を始めたのが確か4、5年前。
まだ私が別のお店の従業員だった頃に、
「A子さんのカーテン選び」という小説?を書いたのがきっかけです。
「店を良くしたい」という漠然としたイメージを具体化するには
どうしたら良いだろうと考えた時、思い浮かんだのが、
お客様がお店を知り、来店し、接客し、採寸し、工事をする一連のプロセスを
自分なりに理想化したストーリーを作って文章化することでした。
今、その中に書かれたことは全て当店で行われています。

そろそろ新刊を出そうと思います。
誰にも見せませんが(笑)

2013年11月10日日曜日

S様発注してます

S様のカーテンを発注してます。
間仕切りドアを挟んで横並びのベランダ窓と腰高窓。
お選びいただいたのは大柄の遮光カーテンです。
カーテンの縫製は製作の都合上「裾から柄合わせ」になりますので、
この場合2つの窓で柄がズレてしまいます。
そこで備考欄には「上から柄合わせ」と記載します。
バッチリ仕上げますので、楽しみにお待ちください。
 

2013年11月8日金曜日

H様のレース

今日はまず、こちらのエントリーから。
http://plusplan.blogspot.jp/2013/11/k.html

そして今回H様にお納めしたカーテン。

リビング

洋室A
 
 
洋室B
 
 
全てのカーテンで横線の重なりを合わせ、
線の部分で折り返しを止めてあります。
 
ちなみにこちらはメーカーのカタログ写真
 
仕上がりの違いがお分かり頂けると思います。
ごくごく普通のカーテンでも、奥は深いんですよね。
掘る意志のある人にとっては。
 
 
 
 

2013年11月7日木曜日

M様採寸中

なんか視線を感じると思ったんですよ。
でも周りを見ても誰もいないし。
で、ふと下を見たら!

 
や、や、やめてくれ~!
かわい過ぎて悶え死にそうでした。

第2部奮闘中です

採寸、工事、工事準備とバタバタと過ぎた一日。
コーヒー片手にクラシック音楽を聴きながら
インテリア雑誌を眺める至福のひと時…
なんてことがあるワケが無く(笑)、
夜8時からの第2部が始まります。
今日はK様、I様、M様のプランニング。
と言ってもゼロから始めるわけではなく、
移動中の車の中で「こうかな~…あ~かな~…」と
いくつかのパターンをぼんやりと考えておきます。
実際に詰めていくと見直しの余地が必ずあるので、
気付くと夜中になってしまいます。
写真は大変お待たせしているM様の子供部屋。
気に入って頂けるかな。

 


2013年11月5日火曜日

K様のレース

こちらは当店でも人気BEST5に入る綿のような素材感の刺しゅうレース。
今回はK様にお選び頂きました。
「とっても素敵なんだけど、1窓しかないし、このままだとちょっとなあ…」ということで、
裾にバイアステープを付けることにしました。
レールは白のアイアンレールを合わせます。
題して「ちょっとガーリーな雰囲気も残しつつ大人カントリーなフレンチ風」。
出来上がりを楽しみにお待ちください。
 

2013年11月4日月曜日

O様のレース


本日現場打ち合わせに伺ったご新築のO様のレースです。
通称「ボイル」。
一時、爆発的に売れましたが、
今はミラーレースにその座を奪われています。
そこには色々な誤解があったりするのですが、
ここでは長くなるので割愛して、
今回もきっちり透け感をチェックして頂いてのご採用です。
「誤解」の詳しい内容が知りたい方は是非当店へ!
(そんなオチ?…笑)

2013年11月3日日曜日

K様発注してます

フラットカーテンでお納めするK様のレースです。
グレーとブラックの太いボーダー柄ですが、
問題なのは裾の処理。
これはメーカーさんに縫製をお願いした当店のサンプルですが、
折り返し部分でボーダーが重なって太くなっています。
そうならない為にはウエイト巻ロック(もしくはウエイトの落とし込み)というのもアリですが、
生地の感じに合わない気がします。
そこで、透明な部分を使って短めのヘムで指定しました。
K様が「ご褒美」とおっしゃったカーテンですので、
期待に応える仕上がりにしたいと思います。
 
 
 

2013年11月1日金曜日

T様のエアコンの確認

T様のエアコンの寸法を確認しに家電量販店に行ってきました。
既にご購入予定の機種と寸法は教えて頂いており、
ルーバーの位置と動きの確認です。
窓枠上の壁面は315㎜しかなく、上部には隙間が必要です。
メーカーにもよりますが30~50㎜。
吸気の為に必要なため、
確保されていないとアフターサービスの対象外になる可能性があります。
本体高さは280㎜ですので壁面にはレールが付けられない為、
窓枠に付けるしかありません。
ここまではサイズと現場採寸で分かるのですが、
確認したかったのは、
窓枠に付ける場合でもダブル付けが可能かどうかです。
売場で測ったところ、本体奥からルーバーまでは95㎜ありました。
ダブルレールの奥行きは104㎜ですので当たります。
結果、ドレープ用レールのみを窓枠付け、
レース用レールは窓枠内側付けということになりました。
 

2013年10月31日木曜日

K様明細書作成中



リフォームをされたK様の採寸にお伺いしたところ、
お選び頂いた生地が私もK様もいまいちピンと来なくて、
さてどうしようかと…。
私の頭をよぎったのが数日前に届いた新サンプルでした。
あれだ!
ということで急きょお店に戻ってイメージイラストを描き、再度ご訪問。
今度は一発OKを頂きました。
もしかしたら最初のサンプルの中でも、
「これなら似合いますよ」と私が言えばOKを頂けたかもしれませんが、
いくら言葉を駆使しても似合わない物は似合わないんですよね。
K様から「出来上がりが楽しみ!」と言って頂けました。
カーテン屋冥利に尽きます。

2013年10月30日水曜日

G様最終確認中

G様の明細書の最終チェック中です。
ブラインドのカラーコーディネートは当店スタッフ渡邉作。
サスガのプランです。
リビングの横使いレースは残布を生地方向を変えてシェードにするなど、
その他の窓も工夫がいっぱい。
これから細心の注意を払って発注します。
今から仕上がりが楽しみです。
 

2013年10月29日火曜日

M様洋室プランニング中

 
アイデアを考えれば考えるほど思い浮かばないまま数時間。
売場をあっちへこっちへ行っては頭を抱え、
色々なカタログを引っ張り出しては頭を抱え、
これなら良いかな!と思ったものを数分経って見直すと
何だかやっぱりイマイチな気がしてさらに数十分。
お向かいの家は庭が無いので2Fのベランダで洗濯物を干していますし、
隣の家とは窓が向かい合っています。
滑り出し窓にはシャッターがないので遮光性も必要です。
昼と夜、両方に対応する機能とご予算と、
そして喜んで頂けるプランと。
最後のお部屋は難産でしたが、良いご提案が出来そうです。
M様、楽しみにお待ちください。

2013年10月28日月曜日

M様子供部屋プランニング中


当店で人気のサファリ柄。
一緒に居るはずのない動物の組み合わせ、
象の上に乗ったり喋々を眺めるウサギなど、
物語を感じさせる素敵なカーテンです。
M様の現場では120㎝の窓幅を活かして、
両端の腰高窓にバランス&ブラインドを考えました。
120㎝だと1巾で製作可能だからです。
カーテンだと足りないのですが、
窓内のブラインドとの組み合わせならOK。
価格面も考慮してプランニングしています。
プランニングも大変ですが、動物描くのも大変です(笑)
苦手だ~。

「も、も、もしや倒…」

朝焼けっていつ見ても綺麗ですね~(笑

展示会・勉強会などのイベントが3つ、僅かこの2週間に集中し倒れる寸前だった縫製担当のart-k後藤です。

今週から通常運転です。綺麗なお仕立てが出来るようガンバリマス。

2013年10月27日日曜日

M様プランニング中

事前採寸後のM様とのお打合せ内容の中心は、
「今お持ちの家具を買い替えるかどうか?」でした。
それによって選ぶ生地が変わるからです。
新規購入の場合の家具のイメージまでお打合せをして、
2回目のお打合せの時はバッチリな家具を購入されていました。
ここから本題のカーテンです。
ナチュラル系の生地をどうまとめるか…。
既に2時間ほど経っていますが未だに悩み中です。
 もう少しお待ちくださいね。

2013年10月24日木曜日

HPとブログに関するお知らせ

HPの内容変更とサーバーの移管に伴う作業の関係で、
ブログのアップが出来ませんでした。
「最近ブログ更新してないなぁ」
       ↓
「HPに何か書いてあるのかなあ?」
       ↓
「どれどれ。あ、あれ?HPがなくなってる!…」
       ↓
「も、も、もしや倒…」

という流れを踏んでしまった方、大変申し訳ございません!
事前にアナウンスをするのを忘れておりました(苦笑)。
という訳で、新しいHPはコチラ(アドレスはこれまでと同じです)
http://plusplan-mado.com/

メインブログはアドレスが変わりました。
http://plusplan-mado.com/blog/

こちらのブログは最近更新が鈍っているのですが、
僕が店を開く前から始めて、もう5年くらい書いてます。
主に施工例を載せているのですが、最近はなかなか書けずにいました。
お客様とのあれこれをどんな風に表現したら良いのだろう?と考えてしまうんですね。
「こんなカーテンを付けました。素敵でしょ。はい終わり」っていうのは嫌で、
たとえオチャラケ的に書く時でも、
伝えたい事をちゃんと残しておきたいと思っていました。
これからもそのスタンスは変えずに書いていきますが、
今後は逃げずに(苦笑)、更新していきたいと思います。

2013年10月7日月曜日

ショーウインドウ変わりました





















こちらは先週完成した当店のショーウインドウ。
スタッフ田中が担当しました。
驚愕の低予算(笑)の中、
お休み中に色々なお店で探してくれた小物も飾って
ハッピーハロウイン・バージョンです。

いい感じです。

2013年10月5日土曜日

書き手だけで盛り上がる人気コーナー

「吹き抜け大好き!」と共に、
定期的にお送りしている人気コーナー「ただ付いただけ」の時間です。
(そんなコーナーはありません)
今日ご紹介する窓はこちら!

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今回もまた、見事なまでに付いただけです(笑)。
では大半の方は読まない理屈編へいきましょう。
採寸時の写真はこちら。
 


掃き出し窓の寸法は2480㎜。
本来は2600㎜のはずですので120㎜分逃げていることになります。
ちなみにこちらが一般的な窓枠外寸2600㎜(内寸2560㎜)の一間半です。

 
柱と柱の間に隙間無くサッシが入っています。
私たちカーテン屋は、この柱を狙ってビスを打ちます。
今回は小さいサッシが入っているのですが、
問題はその取付位置(右寄り・左寄り・中央寄り)です。
写真には写っていませんが、
掃き出し窓の右側165mmにはエアコン用の電源がありました。
こうした電源は柱に抱かせて固定します。
こんな感じです。


そのため通常は窓から電源までは柱一本分(105㎜)になります。
165㎜あるということは60㎜逃げていることになります。
120㎜小さいサッシが入っているので、
サッシは両側60㎜づつ逃げていることになります。
その結果、そこまでレールを伸ばして付けることにしました。
窓の外寸は2480㎜ですが、カーテンの仕上がり寸法はW2760㎜です。
では、採寸時にここまで考えて寸法を出し、
計算通りにバッチリ付いたカーテンの写真をもう一度。

 
ただ付いただけです(笑)
 
 

2013年10月4日金曜日

張り合わせたベニヤとジグソー、リベットとワタシ。

縫製担当のart-k後藤です。
秋の展示会シーズンです。
名だたるデザイナーさん達に鍛えられるブートキャンプ状態、
全てはより良い物をお客様へ届ける為に、です。


、、、こんな写真ですが縫製屋です。



ジグソーは今回の為に購入。
以前から欲しかったので良いのですが、
展示会の度に道具が増えていきます(苦笑