2017年6月2日金曜日

息子のバイクで走り出す

高校生時から30歳近くまで、ずっとバイクに乗っていた。
バイク乗りは車に乗ってはいけないものだと思っていたので、
社会人として色々と困ったことが発生し、色々と考えて降りた。
いや、考えたのは当時の上司で、
強制的にバイク屋に連れて行かれて、売った。
(今は感謝してます)

数年後にスクーターに乗る機会があり、
「まあ原チャリだし」と思っていたが、その予測は甘かった。
走り始めるとあまりの楽しさにちょっと気分が悪くなってしまい、
途中の公園で横になった。
あれ以来、バイクというものには跨るのも止めた。

当時からずっと思っていたことがある。
そんな僕に子供が出来て、もしバイクに乗りたいと言ったら、
自分はなんて言うのだろうと。
反対するのだろうか?
それとも親らしく、ちょっとした小言も混ぜながら渋々OKするのだろうか?
答えは、そのどちらでもなかった。

僕は……………息子以上に盛り上がった(あ~~)

友人のバイクショップに一緒に行き車種を相談し、
どんな風に仕上げるのか息子と夜な夜な話した。
息子に好きなイメージを聞いて、
少ない予算でいかにカッコよく仕上げるかを企むのは楽しかった。
「そうくるか!」って感じに仕上げたかったし、
「そこ変えるか!」ってトコロにこだわりたかった。
僕のじゃないので、あくまでも息子のイメージでだけど。

そんなこんなで納車から数か月。
納車の時に100m位乗ったきりだった息子のバイクに乗って、
2時間ほど出かけた。
何となくそんな気になったので。
走りながら「あ~、バイクってこんな感じだった」と思った。
右手を捻った時に感じるピストンが動く感じとか、
左足をあげた時に感じするギヤが入る感じとか。
それら全てが適度な精神的距離で感じられて、
そんな風に自分が感じられたことも、なんだかとても良かった。

今度はもう少し遠出してみようかな。
原チャリだけど。

0 件のコメント:

コメントを投稿