2014年10月31日金曜日

H様発注しました

木製ブラインドを8台ご注文頂いたH様の発注中です。
クロス巻き込みの窓でしたので、
掃き出し窓の巾木分をどうみるかが問題です。
木製ブラインドは羽根が左右にズレますので、
クリアランスが少なすぎると当たってしまいます。
窓の巾と内寸法を見ながら、
隙間の感じと使い勝手をイメージをして寸法を決めていきます。

HP施工写真を追加しました

当店のホームページの施工写真を17点、追加しました。
他にもご紹介したい現場がたくさんったのですが、
写真が補正不可能なほど暗かったり、
トリムやブレードなどは小さくて見えなかったり、
泣く泣くご紹介を諦めた現場がたくさんありました。
写真映えはしなくても、小さなことにこだわって、
当店とアートケイさんだからこそお客様に喜んで頂けた現場もありました。
全てをご紹介できないのが本当に残念です。
そして、そうした事をお伝えしたいというのが、
このブログを書き始めたきっかけでもあります。
色々な角度から当店の仕事をご覧頂けたらと思っています。
是非ご覧になってください。

2014年10月30日木曜日

朝の一コマ

縫製担当のart-k後藤です。


製作途中のシェード。

スタッフが綺麗に縫ってくれています。

柄位置とバランス

縫製担当のart-k後藤です。


生地現物の柄位置を確認して、サイトーさんへお電話。

考え抜かれたボーダー部分のサイズですが、もう一度見直して変更。
そうしてやっと各部分のサイズが決まります。

房掛けの取付位置

本日取付工事に伺ったM様のリビング。
北欧生地のロックをお選び頂きました。
北欧生地やモダン系の生地の場合、
房掛けの位置は通常より少し高めにしています。
当店の標準の割合だとバランスが悪い感じがするからです。
カーテンを掛けてから、1窓1窓バランスを見て決めていきます。

2014年10月28日火曜日

裁断の一手間

縫製担当のart-k後藤です。


「同じ場所」で切りやすいのはこうした線が交差する場所などを目印に。

でもそこでは仕上がり後の柄位置がアンバランス。



1枚1枚長さを測り、チャコで印を打ち裁断していきます。

2014年10月27日月曜日

チェックは要チェック

こちらはA様のシェードの発注書です。
ギンガムチェックを使いますので、
チェック柄が途中で切れないように柄の大きさで割り切れる寸法にしています。
とは言っても自然素材ですので、生地自体が資料通りに出来ているとは限りません。
念のため、現物優先で寸法変更してくださいと書いておきます。
それにしても、最近流行のチェック柄が日本のメーカーにほとんどないのは困りものです。
カタログを作って、それを2年や3年というスパンで売るというスタイル自体が
限界にきているような気もしますね。
機屋さんの方がタイムリーに対応しているような気もします。

2014年10月26日日曜日

第一段階終了















この一カ月ほど、あちこちのショールームを巡って準備していた
店内改装がほぼ出来上がりました。
サンプル選定もそうですが、材料を手配したり、
使用する輸入壁紙を見にショールームに行ったりと、
こんな小さなスペースを作るのも結構大変でした。
壁を新たに作ったりクロスを貼ったりするのはもっと大変でしたが(苦笑)。
あとはイギリスからサンプルブックが届き、
オランダから届くレースサンプルを黒の壁紙の所に飾れば終了です。
結構良い感じに仕上がったので、他にも色々いじりたくなってます。

2014年10月25日土曜日

S様発注しました

8台のシェードを交換するS様の発注中です。
打合せを重ねる間、見積もり書と生地を何度も見てはいるのですが、
それでも最後に再確認。
カタログを広げて生地品番と仕様生地が合っているかをチェックします。
細部にこだわって打ち合わせした現場ほど、
基本的な部分に落とし穴があったりするものなのです。
カタログと見積書を一行一行指して品番を読み上げながら、
作業を進めています。

資格

今年から創出された『窓装飾プランナー』の試験があり、昨日が発表でした。
無事合格できてホッとしています。
2540名が受験して合格者は699名。
受験者の多くが既にこの業界で働いている方ですので、
厳しい試験だったと思います。

この業界には資格を様々な資格を持っている方がいます。
インテリアコーディネーター、カラーコーディネーター、インテリアプランナー等々…
このブログを一緒に書いてくれているゴトー君も
一級内装仕上げ技能士(カーテン)の有資格者です。
そして不思議な事に、素晴らしい仕事をする方ほど、有資格者であることを感じさせません。
(職業として資格名を名乗る方は別として)
素晴らしいコーディネートをする方の仕事には、
その方が持っている資格よりご本人を感じますし、
ゴトー君やアートケイさんが普段気を使って作ってくれているカーテンもそうです。
資格と言うのは、それに頼っている方ではなく、
それを凌駕した方々によって、その価値が上がっていくのだと思います。

窓装飾プランナーの資格は始まったばかりです。
おそらく今、僕に合格の実感が湧かないのは、
まだその資格に実体がないからだと思います。
そして、その実体を作り上げていくのも僕たちなのだと思います。
資格に頼ってそれを『販促物』に成り下げず、
良い仕事の結果を積み重ねて窓装飾プランナーの価値を上げていけるように、
頑張っていきたいと思います。


2014年10月23日木曜日

糸一本分

縫製担当のart-k後藤です。

4cmのパーツを挟むデザイン。
機械切りで気に入らなかったので手で切り直し。
きっと少しの歪みで完成時にヨレが。
手間の数だけ仕立てに差が付きます。

2014年10月22日水曜日

扉の上エアコンの下

昨日の写真ですが、
チェックしているのはW様の採寸表と現場写真。
窓の左側にある収納庫の扉に当たらず、
窓の右側にあるエアコンの下をくぐる位置。
カーテンの出幅と扉の関係、エアコンの吹き出しルーバーとレールの関係もふまえ、
お打合せ通りレールはシングルで取り付けます。
ピンポイントの位置を何度も確認です。

旧友

窓周りの採寸で久々に『旧友』に会いました。
もう10年近く前になるでしょうか。
ロールスロイスの椅子で作ったソファです。
この他に2人掛けも1つ。
それからインパネ(メーター周り)で作ったワインボトル置き、
ドア内側の内装(象嵌)を脚や天板に埋め込んだセンターテーブルも。
全てイギリスのアンティーク家具をレストアしている工房で作ってもらいました。
しかし、まあ、何というか…一体どんな仕事を受けてるんだ(苦笑)

2014年10月21日火曜日

M様発注中

北欧生地を中心にお選び頂いたM様の発注をしています。
と言いつつこちらは無地とストライプのカーテンの発注書。
合わせる北欧生地の雰囲気と仕上がり丈のバランスも考慮して、
標準的な割合よりほんの少しだけ変えています。
奥に見えるのはお子様のお部屋に付けるストライプ生地のフラットバランス。
北欧、ストライプ、リビングと脱衣所への色…
部屋ごとに異なる生地と色でありながら、
家全体を自然に流れるように演出するプランです。
単体での窓だけではない仕上がり部分も楽しみにしてください。

2014年10月19日日曜日

K様発注しました

打合せも終わり一人で2階の再確認をしていた時、
階段からカワイイ足音が。
僕の顔を見るなり『さびしくな~い?』。
『ありがとう。大丈夫だよ』と答えると『私がついてるからね♡』と。
これには参りました(笑)
そんなおしゃまさんの女の子が住むご新居のリビングは、
2つの生地を使った切替のカーテン。
本体は150㎝巾、裾は100㎝巾です。
このまま使うとジョイント位置がずれてしまうので、
裾の無地は横方向に生地を使います。
特に問題なのが1間半。
裾の無地はジョイント無しで出来ますが、
本体にだけジョイントがあるのも逆に変。
そこで横使いした無地を150㎝で切ってジョイント位置も合わせます。
こちらが発注書。
細かな部分も気を使って製作します。
 
 

2014年10月18日土曜日

with Curtains 2014・・・おまけ

縫製担当のart-k後藤です。


サイトーさんが取り忘れていた会場の写真。
こちらに一枚ありました。

しゃがみ込んで熱心に作品を見るお二人。

with Curtains 2014

レールメーカーのトーソー社主催のイベント『with Curtains2014』へ行って来ました。
このイベントはカーテンメーカー各社の生地を使って、
一人のデザイナーがディスプレイを作成・展示するもので、
個人的には業界で最も権威のあるイベントだと思っています。
毎年、著名なデザイナーが担当されますが、
今年は私が施工をお手伝いさせて頂いている木村さちこ様でした。
木村さんはこの業界では知らない人はいないトップデザイナーで、
今回のデザインもそれはもう素晴らしいものばかりで、
気づけば会場内に5時間も居ました。
素材や色の組み合わせ、デザインなど、
そのテクニックをじっくりと見たかったこともありますが、
木村さんの伝えたかったことをディスプレイを通じて理解したかったからです。
説明の中でも強調されていた『生地の個性、特徴、そしてその生地ができた背景』を活かすこと、
そのテーマを通して、一つ一つ『なぜこの生地なのか』『なぜこうしたのか』を考えていました。
そして今、気づきました。
写真撮り忘れた~~~~!!!

2014年10月17日金曜日

明日17日の営業について

誠に申し訳ございませんが、
明日17日は展示会のため午後二時半までの営業となります。
ご迷惑をお掛けしますが宜しくお願い申し上げます。

                                                   +PLANオーナー 斉藤 靖

2014年10月16日木曜日

K様カーペット

ご新築でカーテンのプランニングが進行中のK様から
タイルカーペットのお問い合わせを頂き、割り付け図を作成中です。
漢字の『日』みたいにというご希望を受けて、もしアバウトに進めるなら
『分かりました。割り切れない分は端がちっちゃくなるけど良いですか?』
なんて口頭で話を進めるのかもしれませんが、
少しでもイメージが付くように簡単な図にします。
クローゼットは引き戸なので問題ありませんが、
気になるのがドア下の隙間とドアストッパー。
そして最近仕様変更があって無くなりましたが、
巾木の入隅・出隅用のカバーも困りものでした。
シンプルに見える施工も、細部では色々と注意点があります。

2014年10月14日火曜日

T様カーテン工事

今日は横浜市のM様のカーテンレール工事でした。
工事をする時は脚立を使いますが、
いつも養生を敷いています。
脚立での傷防止ではなく、万が一金物等を落としても大丈夫なようにです。
 
左手にはいつも白手袋。
素手で壁を触ることはまずしません。
汗や手の脂が付いてはいけないからです。
 
 
 
レールを付けたら掃除機でボードの粉を吸い取ります。
 
 
念のため、ウエットティッシュでふきふき。
 

 
窓台も。

 
そして、ふきふき。
 
 
ビス穴にボードの粉が入ることがあるので房掛けも。
 
 
お打合せ通り、レールは部品をバラで取って逆L字のブラケットを使いました。
 
 
ビスの長さは3種類。打ち方も下地に合わせて工夫しています。
全窓バッチリ仕上がっています。

2014年10月13日月曜日

M様プランニング中

川崎市のM様のカーテンをプランニング中です。
昨日、まずは理想のパターンを作り、
今日はそこからご予算と完成度を見ながら調整しています。
生地の取り方を工夫したり、色々な商品を比較したり…。
こうした違いによる価格差も考えながら、
明日、もう一度詰めていきます。
色々と苦悩中です(苦笑)

2014年10月12日日曜日

O様レースカーテン

こちらは小田原市のO様の発注書です。
当店はご紹介のお客様が多いのですが、O様もそのお一人。
一つ一つ丁寧に現場を仕上げていく大切さを感じます。
当店では均一以外のポリエステル生地は形態安定加工を標準でお付けしています。
ハイサッシ、ワイドスパンの窓にきれいなウエーブのレースがかかります。
かわいい小花の刺しゅうと共に、美しいヒダもお楽しみください。

O様シェードの柄位置

150巾で横リピートも150㎝というレースをシェードにするO様の発注書です。
大きな花柄が中央に位置していますので、
仕上がり巾190㎝のシェードを作る場合、
縫製ルールのまま作るとからすると中央に大きな余白と
左右に端が切れた花柄という位置関係になります。
これでは変なので、
耳合わせする方を少し巾落とししてバランスを取ることになるのかな?と思いつつ、
『え~と…サンプル、サンプル』と探そうとして、O様にお送りしたのを思い出し(苦笑)、
生地がアートケイさんに届いたら現物を見て相談しつつ決めたいと思います。

C様チェック中




















どのお客様の時もそうなのですが、
仕上がり寸法を出す時は、一旦、基準に則って機械的に算出します。
その後、『この窓はこういう特徴があるから取付位置を変更しよう』とか、
『このカーテンはこういう特徴があるから少し幅を足そう』という風に、
各窓・各生地によって修正していきます。
この方が間違いがなく、
修正した寸法の理由が印象に残るので確認や工事の際にも良いのです。
C様のカーテンも最初の状態から数か所修正しました。
出来上がりを見てもその差が分からないようなことばかりですが、
そういう積み重ねが全体の印象に影響します。

2014年10月9日木曜日

展示会へ行って来ました


今日はカーテンメーカーさんの新作発表会で
豊洲の川島織物セルコンさんのショールームへ行って来ました。
一通り見終わった後にオリジナルブランドのスミコ・ホンダのコーナーへ行き、
担当の説明員の方からお話を伺っていたところ、
デザイナーの本田純子さんご本人から声を掛けて頂きました。
『ご覧いただいてありがとうございます』と、とても丁寧にお辞儀をされるので、
僕は冷や汗かきまくりの緊張しまくりで、
(本田さんの生地はスミソニアン博物館に収蔵されるほどスゴイのです)
『いや、もう全然売っていないのに…申し訳ありません』とオドオド。
すると『そんなことありません。真剣に聞いて下さっていたのが嬉しいんです』と
とても優しい笑顔でおっしゃるのです。
素敵!
本田さんは当店でノベルティとして使っている南三陸ミシン工房にも生地を提供されていて、
東京での活動発表の場にも来てくださったことを同工房の熊谷代表から聞いていました。
そんなお話をしたところ、『実は震災復興を機に生まれた生地もあるんですよ』と教えて下さいました。それはパープルのグラデーションが鮮やかな遮熱レース。
生地の風合いを重視する本田さんのシリーズの中では異色の機能レースです。
震災を機に重視されるようになった省エネ対策品に、
カーテンとしての魅力を吹き込んだ本田さんならではの生地です。
最後の最後でこんな素敵なお話が聞けて、なんだか夢うつつで会場を後にしました。

2014年10月8日水曜日

縫製屋、縫う。

縫製担当のart-k後藤です。


自宅のアパートに持ち帰り手縫いの仕上げ。
コーニスバランスという特殊な上飾り、イベント装飾用の展示物になります。

子供が小さいので工場に居られず、こんな所で仕上げていますが、子供が朝起きてコレを見たら目を丸くするだろうなぁ、なんて考えながら作るのもちょっと楽しみです。

+PLANのお客様のお仕事はさすがに持ち帰れませんが^^;

2014年10月7日火曜日

O様のレース

ゴブラン織りのソファとアンティーク調のキャビネットをお使いのO様。
それだけなら少し重厚感を持たせたクラシカル調なのですが、
女性お一人でのお住まいですので少しエレガントに振りたいところです。
O様のイメージでちょっと可愛らしく、でもきっちり大人のイメージで。
編みレースはゴブランに合わせて『ペタン』ではなく『モワッ』とした感じ。
合わせるボイルも『サラッ』ではなく、少しだけボリューム感のある『ザラッ』で。
現物は写真よりもかなりイイ感じです。
気に入って頂けると嬉しいのですが。

2014年10月6日月曜日

クリームパンの人

コンビニでは既にお歳暮商戦が始まっているようですね。
お歳暮と言えばハムの人ですが、
横浜市のI様は僕の事をクリームパンの人と記憶されていると思います(笑)。
設備機器の説明が長引いていたので、
玄関に置いた鞄の中にクリームパンを入れていたのを思い出し、
少し離れた場所に止めた車中で食べて待っていようと扉を開けたその時!
担当営業のSさんが一瞬早く扉を開けて『クリーム』と言うので、
僕は自分がクリームパンを食べようとしえいるのをSさんに見透かされたのかと思って、
とってもびっくりしてしまいました。
理由をお話したらすっごく笑われましたが(笑)。
いや、だってびっくりしますよ。よりによってクリーム!ですから。
Sさんはクリーム色のカーテンと言いたかったというオチでした。
せめてクロワッサンならもう少しカッコ良かったのに…(そこじゃない?)

さて、そんなI様の現場の進行状況のご報告です。
既に全商品の手配は終了していて、
取引先からの返信も全て着ています。
後は監督様と外構工事の日程を調整しながら取付工事です。
バッチリ仕上げますので楽しみにお待ちください。

2014年10月5日日曜日

明日6日の(月)の営業について

明日6日は台風の接近のため、
営業時間は午後からとさせて頂きます。
誠に申し訳ございませんが、宜しくお願い申し上げます。


              +PLANオーナー 斉藤 靖

5年間

5年前のあの日、母から兄が亡くなったメールが着たのはお昼前だった。
僕はちょうど休みで、天気も良かったのになぜか釣りに行かずに家にいた。
実家の和室で横たわる兄は、月並みな言葉だけど眠っているようで現実味がなく、
通夜や葬儀とせわしなく時が過ぎた。
初七日を過ぎた頃、自分の気持ちが不安定な事に気付いた。
車の運転や食事はおろか、立っていることも辛かった。
売場にいてもしゃべることもできず、
気付くと荷物搬入用のエレベーターで何時間もしゃがみこんでいた。
このままではいけない、自分を強制的にでも喋らせなければ…
僕は資料を作って工務店周りの営業に出た。
訪問先の会社の扉を開けても、ろくにしゃべれもしない営業マン。
あんな生気のない顔を見させられては、どの会社も内容を聞く気にもならなかったと思う。
でもその時、取引をしてくれると言ってくれた会社が1社だけあった。

当時からずっと担当をしてくれているXさんとは、
仕事の合間に雑談をすることがあった。
ある時、出身高校の話になり、僕はハッとした。
兄と被っている…
でも、そんなことも聞けずに数年が経った。
1年ほど前、ある現場で雑談をしている時にまた学生時代の話になった。
僕は思い切って言葉を振ってみた。
『僕の兄はその頃、××高校に勤務していたんですよ』
『へえ~。そうなんですか。あ、斉藤さん、それであの現場なのですが…』
僕はピンときた。
Xさんは兄を知っている…。

先日、Xさんとまた雑談をする機会があった。
兄について2度と聞くことはないと思っていたけれど、
なぜかあの日は勝手に口を付いた。
『Xさんは、兄を知ってますよね?』
『……はい。良く似てますね。人柄も』
Xさんがいつ僕と兄の関係に気付いたのか分からない。
でも、僕とXさんはお互いに、それを理由にせずにお付き合いをしてきた。
そして、僕が自然と兄のことを言えたのは、
もうそういうことを気にしないで良いと思えたからなのかもしれない。
10月5日、雨が降るのは珍しい。

2014年10月4日土曜日

チラッ


スタッフがご提案したI様のクッションカバーが入荷しました。
ポール・へニングセンの赤い照明と
グレーの無地をバックにしたフロントレース、
続き間の洋室にベージュと赤のストライプのレースを配置し、
それを繋ぐ役割を持ちます。
今回のプランはこのクッションがあって初めて完成となります。
レースの入荷が早まりましたのでお届けまではあと少し。
私もスタッフもお届けするのが楽しみです。

2014年10月3日金曜日

幸せを運ぶ馬

ダーラヘストのご注文が続きました。
この生地のモチーフはスウェ―デンの伝統工芸品であるダーラナホース。
元々は子供のおもちゃとして使われていたそうです。
その昔スウェーデンでは、長い冬の夜に暖炉の前で親が子供の為に
このダーラナホースを作ったんだそうです。
K様の採寸に伺う前、
私は勝手にリビング用かと思っていましたが2Fのホールでした。
採寸に伺うと、とってもかわいいお子さんが出迎えてくれて、
2Fのホールはまさにそんなお子さんたちの楽しい遊び場のようでした。
時と国を超えて、同じ思いで『幸せを運ぶ馬』が子供たちの成長を見守ります。
そしてこちらが発注書。
お打合せ通り、柄が見やすい1ツ山縫製にてお仕立てします。
出来上がりを楽しみにお待ちください。

2014年10月1日水曜日

S様プレーンシェード

広辞苑並みに分厚いコットンの無地シリーズ。
こちらも先日の輸入商社巡りで出会いました。
『こんなのあったよ~』とスタッフに見せたところ、
『これがあればS様のプランがもっと良くなります~!』と早速再プランニング。
S様にも気に入って頂きました。
ホント、こういう絶妙なタイミングって不思議です。
 
そしてこちらが発注書。
北欧生地と組み合わせたプレーンシェード。
バランスよく配置すると生地のジョイント位置と
リングテープ(生地を昇降させるコードが通る位置)が合いません。
そのままではキレイに畳まれないので、
テープの位置を指示します。
こうした手法はどの生地でも出来るわけでもなく、
柔らかい生地だとテープ間の生地の垂れ具合の違いが目立ちます。
ボリューム感のある綿生地は比較的シャープな畳み方をするので、
お勧めできるのです。
あまり間隔が狭いと巻き取りドラムが入らなかったり、
広すぎると部品だけを取って一本足したりもします。
生地の特性とサイズによってご提案する内容も様々です。
 
 

㎜単位

こちらはK様の発注書。
気に入られていたのはコットンのプリント生地でした。
マンションで既にレールが付いており、寸法の基準となる管下寸法は1875㎜。
現場でK様にご説明した発注寸法を出すのに困る寸法の窓です。
発注書には1865㎜と書いていますが、
備考欄にはジャストの寸法ではなく1870㎜より短めならOKですと書いておきます。
綿生地の場合は製作後に寸法変化が起きる場合もありますし、
伸縮性があるので、スケールに掛けた時の微妙な張り加減手一つで
寸法が変わってしまうからです。
結果として欲しいのはカーテンを掛けた時の違和感の無さであり、
㎜単位の厳密な寸法ではありません。
なるべく作り手に意図が伝わるように注意して書いています。