2015年9月30日水曜日

I様寸法出し

厚木市のI様の寸法出しをしています。
柱の逃げているか所のレール寸法、
高さの異なる窓の合わせ、
コットン生地の収縮率と仕上がり寸法、レースとの寸法差、
撮影したお部屋の写真を見ながら、
採寸表に書き漏らしている注意点が無いかを確認しつつ慎重に。
生地品番も再度全ての資料と照合し、
生地巾やリピートを書き出します。
今日は輸入品の先行手配のみをし、
明日は各カーテンの発注です。

メカマニア

平塚市のK様のリビングに取り付けた木製ブラインド。
窓上に付ける場合、
消しゴム大のプラスチックを入れてブラケットを少し手前に出します。
ブラインドの羽根を動かした時に
窓枠に当たらないようにするためです。
(これをしないと、ちゃんと開閉しません)
 
その場合、重要なのがバランスの奥行です。
メーカーの標準寸法だと、
本体を手前に出した分、奥行が短くなってしまいます。
そこで手前に出る寸法の分、奥行を長く指定して製作します。
 
う~ん…ピッタリ!
 
そしてもう1つ。
このメーカーは操作コードの基準が長いので、
その寸法も指定します。
通常の発注をするとこれより15㎝ほど長くなり、
コードが目立ってしまいます。
当たり前のように、違和感がなく付けるには、
マニアックな指定が重要です。
 
 
 

2015年9月29日火曜日

T様のコットンプリント

当店のお客様の特徴なのか、それとも全国的な傾向なのか、
自然素材をご要望されるお客様が非常に多くなっています。
予め指定して選ばれるお客様もいらっしゃいますし、
好きな物を選んでいくと結果的にそうなる方もいらっしゃいます。
T様も化学繊維の寸法安定性に惹かれつつも、
最後は生地そのものの魅力を優先して天然素材を選ばれました。
縫製仕様はヒダの浅い1ツ山。
フラット気味にあっさりとした印象に仕上がります。
柄の大きさを考慮して、腰高窓はいつもより少し長めのお仕立てです。
素材や柄の特徴を活かつつお作りします。

2015年9月28日月曜日

O様発注しました

小田原市のO様の発注書です。
右に並んでいる数字はカーテンを作る際に必要な生地のm数。
以前は手計算でやっていましたが、
やはり、
まあ、その、人間なので、いや、あの、まれにですし、チェック体制も整っているのでちゃんと調整はできるのですが、
間違いがあってはいけません!
そこで今は、サイズと生地情報を入力すると自動的に要尺が出るようにしています。
柄によってはギリギリだと良い柄位置が取れなかったりするので、
結局最後は手計算で確認するのですが(苦笑)
色々な工夫と確認をしつつ、1窓1窓丁寧に発注しています。

2015年9月27日日曜日

無地のカーテンを2枚作るという難問

T様からご注文を頂いたのは吸音専用のカーテン。
音の反響を防ぐ専用のカーテンです。
納品がご入居に間に合わない時などに使っている仮吊りカーテンで
事前に吸音効果を仮体験して頂いてのご購入です。
(遮音と違い、吸音は効果が実感しやすいカーテンです)
製作時に気を付けたのがカーテンの作り方。
460㎝の壁面を不均等に2分割してレールを付けていますので、
2枚のカーテンの山の高さや間隔が変わってしまうのです。
でも、同じ壁面でそれは変。
と言う事で、それを揃えるように指定するのですが、簡単にはいきません。
そこで『仕上がり巾の変更はOKです』と書き添えます。
こうしないと揃えられないケースが出る為です。
さきほどアートケイさんとお話しし、仕様はほぼ決定しました。
やはり色々なケースで長所・短所があり、結構難問でした。
無地のカーテンを2枚作るだけですが、
そこには色々な知識と判断が必要になります。
 

2015年9月26日土曜日

塗装と私とエイジング

2件のご新築工事の後は、間もなくオープンする美容室の夜間工事。
ここ数日の工事ラッシュの疲れもあり(年を取ると本当に疲れが取れません)、、
誰かにポンと背中を叩かれたら、その場に倒れそうな状態でしたが、
こういうの見たらハイになります。
写真は前回の工事で私が取り付けた吊レール。
病院のベッドの間仕切りで使われるアレです。
天井部分に付くプラスチックのカバーを敢えて外してエイジング塗装。
『廃墟』をイメージした美容室にピッタリの仕様になっていました。
ちょうど塗装やさんがいらしたので根掘り葉掘り。
元々は某TV局の大道具さんとして、美術塗装をされていたそうです。
世の中には面白く、素晴らしい技術を持った方がいらっしゃるんですね。

2015年9月24日木曜日

タッセルで調整

奥様お気に入りの生地をご主人が快く承諾してくださったM様。
リビングにイギリスのコットンプリントをベースに、
無地のカーテンを合わせたプランでご提供します。
採寸時にふと目に留まったのはそのリビングに貼られた腰板。
測ってみると少し高めでした。
腰板の上に房掛けを付けると、タッセルの位置も通常より高くなってしまいます。
そこでタッセルを長めに発注。
せっかく気に入って頂いたプランが細部でダメにならないよう、
こうした部分にも気を配って手配します。
 

通常より1個多く

本日工事にお伺いしたK様の明細書です。
ブラケット4個と書いてあるのはリビングの幅120㎝の窓。
ブラケットとはレールを取り付ける金具のことで、幅200㎝までは3個が基準。
あえて4個と書いてあるのは、通常よりも1個多いためです。
巾120㎝の窓の場合、窓の上にある縦桟は455㎜ピッチで2本3分割になりますので、
窓の中央には下地がありません(=ビスが効かない)。
そのため通常よりも1個多く取り、4個とします。
家の構造を理解していないと中央はアンカーになってしまいます。
窓の上150㎜にビス打ち。
全て問題なく下地に打てました。
当たり前の工事ですが、色々な知識を駆使しています。

2015年9月22日火曜日

K様カーテン

縫製担当のart-k後藤です。

お陰様でイベントの方は無事納めることが出来ました。


写真は+PLANさんのお仕事より。
バイアステープで縁取りされたカーテン。
丁寧に、真っ直ぐ真っ直ぐ。

2015年9月21日月曜日

矛盾と両立

M様のご提案プランの最終仕上げをしています。
ベースになるのはご主人に内緒?で選ばれたイギリスのコットン生地。
かわいらしい花柄ですが、イギリスらしいくすんだ発色が特徴です。
これをどう部屋に当てはめていくかが問題ですが、
それだけでは不十分。
ご主人にも気に入って頂けるようにするにはどうすれば良いか、が重要です。
かわいらしさを消してはダメ。でもかわいらしくてもダメ。
難問でしたが、良い感じで出来たと思います。
明日、宜しくお願いします。

レールの取付高さを合わせる

 
横浜市のM様の採寸表です。
同じ壁面に位置する掃き出し窓と腰高窓。
出隅を間に跨いでいる関係で、パッと見は分かりにくいのですが、
この2つの窓は床からの高さが10㎝異なります。
そこでレールの高さを合わせるご説明をするところまでが、現場打ち合わせ。
実際に仕上がり寸法を出す際は、どの位置で合わせるかを考えます。
掃き出し窓を当店の基準に腰高窓は高すぎたり、
腰高窓を当店の基準にすると掃き出し窓が低すぎたり、
柄の特徴なども考えつつ、最適な位置を見つけます。
良い位置ありました!

2015年9月19日土曜日

平塚市K様のカフェカーテン

平塚市のK様のカフェカーテンです。
アパレルの縫製副資材を使って、オリジナルなカフェカーテンを作ります。
実際の窓はこの半分の幅ですが、
発注書には『作り手が見るもの』を書くので、この大きさになります。
作るものによっては完成形が描かれていた方が、
『どんなものを作りたいのか』が分かることで作りやすいこともあります。
その時々、伝達ミスが起きない方法を考えて作成しています。
 

2015年9月18日金曜日

ニッチな人気シリーズ

海老名市のK様にご採用頂いたのはイギリスのコットンプリント。
北欧のようなポップさやモダンさではなく、
クラフト感のある大人のナチュラル柄。
ありそうで、ないんですよね。
今回は上部だけに使うスタイルでのご提案です。
スタッフがお客様提案用に描いた絵は、発注時にはこうなります。
イギリスから出荷された生地は、本日アートケイさんに入荷しました。
柄位置の相談も済ませ、後は出来上がりを待つばかりです。
 
 

2015年9月17日木曜日

無地の行く末

ご新居のリビングダイニングに
似たイメージの柄違いの既製カーテンをお使いになっているT様。
当店には1窓だけついていないベランダ窓のカーテンを見に来られました。
候補生地をご覧になりつつ、
現場で現物を見ながら合いそうな無地を探すことになりました。
現場打ち合わせが終わり店に戻って早速生地探し。
その途中でふと隣に居たスタッフに聞いてみました。
『Tさんって、どうしてウチに来てくださったんだと思う?』
『それはやっぱり、ウチなら素敵にしてくれると思ってくださったからじゃないですか?』
『そうだよね。合わせてもおかしくない無地を探して欲しくて来られたんじゃないよね?』
ということで急きょ手分けしてもう一度生地探し。
良い感じでご提案出来、T様にも採用して頂けました。
発注は既に完了済み。
出来上がりを楽しみにお待ちください。

上部と裾が重点です

M様のレースの発注書です。
裾は避けてしまったウエイト巻きロック仕上げから、
強度のある本縫い仕様に変更しています。
そしてもう1つ工夫しているのがフック位置。
カーテンの場合、レールを隠すBフックと
レールにぶら下がるAフックがありますが、
M様のカーテンは本来ならBフックです。
でもそれでは裾の上がり分と窓枠天井面との関係が微妙にうまくいきません。
そこで、一旦寸法をAフック仕様にして現場で適切な位置に合わせると、
上下共にピッタリになる計算です。
一般的なカーテンも、工夫しながら少しでも良い仕上がりにしています。

2015年9月15日火曜日

恒例の…

なぜか一年に2回あるロールスクリーンだけの現場。
その年だけは4回あったり、逆に1回もなくても不思議ではないのですが、
なぜか一年に2回と決まっています。
決まっていないのは、それぞれに特徴のある納まりがあるということ。
今回はプーリーを避けるための逆巻き使用がほとんど。
そして取付高さ6mの吹き抜けも。
2連梯子2台に足場板を乗せての施工です。
準備は万端。
キッチリ仕上げたいと思います。

2015年9月13日日曜日

デザイナーショーハウス

縫製担当のart-k後藤です。


今週から開催される神戸のイベント用製作物でいっぱいいっぱいデス。


2ブースの縫製を受け持っています。

関西方面の方は是非。
https://www.facebook.com/DSH.IFDA


プラスプランさんのお仕事は、スタッフがいつも通りのお仕立てで頑張ってくれています。

2015年9月12日土曜日

カーテンレールとエアコンの納まり

T様にお送りしたエアコン取付時のご注意書です。
内容が複雑なので、言葉の説明だけではなく、
寸法図と文書にしました。
特に問題なのはエアコンを窓上に付ける腰高窓です。
業界最小を謳う機種が、ルーバーが下がると最少ではなくなるとか、
最少ではないけどルーバーはレールの手前を降りてくるなど、
サイズだけでは分からない問題も関係します。
エアコンとカーテンレールの関係が難しいのは、
こうした3次元的な納まりを確認しないといけない点にあります。
こうした確認を色々な現場でしているので、
エアコンにはだいぶ詳しくなりました。
自分の家のエアコンは安物ですが(笑)
 
 
 

2015年9月10日木曜日

取付位置とブラケットの選定

本日採寸したJ様の現場です。
出窓の上は合板が貼ってあり、レールの取付が簡単そうですが、
こういう状態を楽観的に捉えないのがカーテン屋の習性です(多分)。
よ~く見るとタッカーで止めてあります。
良く使われる9㎜、12.5㎜厚の合板では無理な止め方です。
壁にエアコン用の穴が開いていたので厚みを見ると……薄い!
『これ何ミリですか?』
『4㎜だよ』
あ~やっぱり。
ということでレールは窓枠に取り付けることに。
と言っても通常のブラケットではなく、
レールが下がらないNTブラケットというものを使います。
通常のものよりレールが垂れやすいので1個多めに。
『ただ付けるだけ』のレールも、色々な知識と確認を経て決まります。
 
 

2015年9月9日水曜日

房掛けの取付高さ

窓枠の内側にドレープを一重で取り付けるY様の階段ホール。
房掛けも窓枠内側になりますが、
その際に重要なのが取付高さです。
本当はこの位置が良い…でもそうするとタッセルが窓台に付いてしまう…
ということが結構あるのです。
なので取り付け前に一旦チェック。
今回は見た目に影響がない範囲で少しだけ高めにしました。
ペタンと付いてしまったら、カッコ悪いですもんね。
 

2015年9月8日火曜日

もう一つのブログを更新しました

最近、ちょこちょこと更新しているもう一つのブログに
先月行った南三陸のことを書きました。
http://plusplan-mado.com/blog/
当店でノベルティとしてお渡ししているポケットティッシュケースを
作っている南三陸ミシン工房のことも書いています。


必要なブラケット

T様の現場で使用する天付ブラケットです。

男性の方は取付工事にも関心のある方が多いのですが、
T様も施工内容を非常に素早く的確にご理解される方でした。
『この梁の壁側と手前の直角部分に軽天と言うフレームがありまして、
そこに不燃ボードを貼ってクロスを貼っていますので、
壁から少し離してレールを付ける場合、
壁側の軽天にブラケットを効かせないといけません。
レールを直接付けると壁側に近すぎてしまい、
壁から離すとビスが効かない可能性があるのでブラケットが必要になります』
この説明を瞬時にご理解されるのだからスゴイ!
リビングのカーテンも出来上がってきましたので、
また改めてご連絡致します。



2015年9月6日日曜日

チェックチェックチェック

と、タイトルを書いた途端、
コレクターズのNICK!NICK!NICK!が頭の中をリフレイン(笑)
なんだかんだ言って、あの時代の音楽好きなんですよね。
いきなり脱線してしまいましたが、
M様の奥様がお好きなのはリゾートテイスト。
ご主人の好みも考えてスタッフがご提案したプランをご採用頂きました。
その後はプラスプランズのCHECK!CHECK!CHECK!です。
いつも通りのチェックはしていますが、
工事日まで少しお時間が出来たのでもう一度。
当店にお任せ頂いた責任を感じながら確認していきます。

下穴

窓上にレール取付用の幕板が付いていたI様の現場です。
工事が一緒になった電器屋さんが
『下地があるから楽でしょ』と言うので、
『いやいや、無垢ですからね~』
『あ~、そのまま打つと割れちゃうのか』
その通り!
ブラケットと幕板の上端を揃えられれば良いのですが、
それだとビス穴が端過ぎて割れることもあるので、
バランスを見ながら決めました。
大工さんの心遣いを感じながら、丁寧に、丁寧に。

2015年9月5日土曜日

取付高さを合わせる

モダン寄りのアジアンをテーマに、
縦型ブラインドのプランを納品させて頂いたN様。
様々な窓の種類やサイズ、和室との繋がりを違和感なくまとめるため、
床までの縦長の窓も縦型ブラインドでご提案しました。
実はこの縦長窓、掃き出し窓より床からの位置は10㎝高くなっています。
異なる壁面で距離もあるのでパッと見では分かりません。
でも、ブラインドを取り付けると目立ちます。
そこで、二つのブラインドの仕上がり高さは合わせてあります。
仕上がりを見た時に違和感が無い事も、
プランの完成度を高める重要なポイントです。
 

2015年9月4日金曜日

続:K様

縫製担当のart-k後藤です。

サイトーさんの指示通り、カーテンの柄位置はばっちりです。



写真は、こちらは柄のバランスをお任せ頂いたシェードの裁断。


5mm程度なのですが、機械で切って気に入った柄位置からズレたので手で切り直し。

サイトーさんのお仕事振りを見ていたら、ね。
黙っていたらわからないであろう、たった5mmでも、自分の気持ちの通りに仕上げたいものです。




2015年9月3日木曜日

割合を決める

府中市のK様のカーテンを発注しています。
事前に絵では見て頂いていますが、
最終確認時の微調整はお任せ頂いたリビングのカーテン。
寝かせてみて上や斜めから見てみたり…
 
同じ仕上がり丈の展示カーテンと合わせてみたり…
 
もう一回、絵の割合を確認してみたりして、
無事に確定しました。
割合は…………
 
 
 
 
当初の予定通りです!
(だいたいこのパターンなんですよね…笑)
 
 

2015年9月1日火曜日

難しい窓

 
内倒しの窓がお部屋の3方向に設置されているH様の主寝室。
開けた時に壁よりも手前に来てしまうのが問題です。
価格を気にしなければ色々な方法があるのですが、
何となくプランとしてのバランスも悪い気がします。
そこで、お勧めしたのは各窓の位置関係を配慮して生地選定をした
上下筒縫いのタペストリータイプ。
窓のフレームの奥行きを活かして取り付けます。
考えれば色々とアイデアが出てくるものです。
発注は既に完了しました。
出来上がりを楽しみにお待ちください。