出来ました!
2013年3月27日水曜日
Y様の夢
Y様が初めてご来店されたのは11月でした。
当初はカーテンにそれほどこだわるご予定はなく、
漠然としたイメージだけがありました。
何度もお打合せを重ね、
途中、私の段取りの悪さからご迷惑を掛けたこともありましたが、
一般的なご予算とはかけ離れた額を私に託してくださいました。
帰り際、ご主人はおっしゃいました。
「妻の夢を叶えてあげたいので、清水の舞台から飛び降りるつもりで懸けてみます」と。
こうも言ってくださいました。
「斉藤さんじゃなかったら頼まなかったですよ」
お客様の前で不覚にも涙を流してしまいました。
ゴトー君!最高のスワッグバランスをY様に!
当初はカーテンにそれほどこだわるご予定はなく、
漠然としたイメージだけがありました。
何度もお打合せを重ね、
途中、私の段取りの悪さからご迷惑を掛けたこともありましたが、
一般的なご予算とはかけ離れた額を私に託してくださいました。
帰り際、ご主人はおっしゃいました。
「妻の夢を叶えてあげたいので、清水の舞台から飛び降りるつもりで懸けてみます」と。
こうも言ってくださいました。
「斉藤さんじゃなかったら頼まなかったですよ」
お客様の前で不覚にも涙を流してしまいました。
ゴトー君!最高のスワッグバランスをY様に!
こちらも攻めてます
本日お伺いしたI様のリビングです。
一間の腰高窓と掃き出し窓の間は106㎝空いており、
そこがエアコンスペースになっています。
一般的なエアコンのサイズは80㎝。
106-80=26㎝÷2=片側13㎝がポールが出せる寸法になります。
キャップ8㎝+ブラケット3㎝+リングランナー1㎝=12㎝ですのでギリギリです。
エアコン業者さんから、「狭すぎて無理」と言われればアウトです。
そこで、採寸時に業界最小の富士通Rシリーズ(72.8㎝)を紹介し、
お客様もそちらを採用されました。
ポールの出し分もちゃんと取れて、バッチリです。
そしてもう一つ。
この2つの窓は床からの高さが7㎜違います。
そこでレールの取付高さを7㎜変えて、床からの高さを合わせています。
隣合った窓で段違いのようになったら変ですよね。
ちなみにこちらの現場は、
昨日ゴトー君がアップしたシェードの現場です。
均一カーテンのドレープとレースに
お手頃価格の木製レールという組み合わせですが、
これだけ仕上がりレベルを上げることが出来ます。
2013年3月25日月曜日
2013年3月24日日曜日
3つ目の選択肢
I様の現場に採寸に行ってきました。
リビングから一段上がった洋室の肘掛窓にカーテンを掛けるのですが、
この窓の位置(高さ)はカーテンとの相性があまり良くありません。
一般的には
①窓枠下から15㎝程垂らす
②床までの長さで作る
の2パターンを勧められるケースが多いようです。
私の場合、もう一つ、「窓枠下から10㎝垂らす」もお勧めしています。
①の方法では妙に中途半端な印象になり、
②の方法でも不自然だからです。
窓枠下からの垂らし分を短くすることで、床までの空き分が長くなり、
肘掛窓に合ったサイズに見えます。
元々15㎝長めに作るのは光漏れを防ぐためで、
それは腰高窓の高さと関係があります。
床までの距離が短い肘掛窓は、それと同じ理屈で15㎝にする必要はありません。
数字とはあくまでも基準であり、
それが果たす目的を考えて応用することが大事です。
ラベル:
採寸
発送
昨日から私の息子が学校の友人と南三陸へボランティアへ行っています。
深夜バスで本日早朝に着き、
一日ボランティアをして深夜バスで帰ってくるそうです。
タフだ(笑)
昨年の夏、息子と二人で南三陸でボランティアをしてきました。
震災から一年半、その土地を忘れずにいられたのは、
川崎のカーテンショップの店長をされていた熊谷さんがリーダーをされている
「南三陸ミシン工房」http://wallpaper.fumbaro.org/machineの活動があったからこそ。
そしてその活動をカーテンメーカーさんや全国の専門店が支援しました。
この業界の結束の強さは本当に素晴らしいです。
当店はカーテン業界以外の個人の方が送った生地の中継地点になっています。
ある程度集まると、熊谷さんと連絡を取りながら南三陸へ送ります。
イタリアから生地が届いたこともあったんですよ。
写真は本日発送分。
色々な想いが詰まっています。
一段落パート2
カーテンのトップコーディネーター木村幸子様のお手伝いで、
房掛けを付けてきました!
(房かけネタいらない?)
縫製はこのブログを共に書いているアート・ケイさん。
私たちが提案・販売するカーテンとはまた別の世界のようですが、
こうしたお仕事に関われることで、
自分の仕事に活かせることがたくさんあります。
だからこそ木村様も私を使ってくださるのだと思います。
少しでも多くの事を吸収して、
皆さまのお役に立てていきたいと思います。
2013年3月22日金曜日
2013年3月21日木曜日
手紙
先々週末の求人紙に広告を掲載したところ、
予想を超える多くの方々からご応募頂きました。
この場を借りて、厚く御礼申し上げます。
昨日、最後の方の面接を終え、
お二人の方に新スタッフとなっていただくことになりました。
と同時に、面接に来て下さった全ての方に、
お預かりした履歴書のご返却を兼ねて、
お礼のお手紙を書かせて頂きました。
お一人お一人、面接時にお話しした事やお聞きしたことを思い出しながら。
投函する時には、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
こんなしがない、法人にもしていないカーテン屋に
ご応募頂いたことがとてもありがたく、
改めて自分の仕事や、店を持つという事について考えることが出来ました。
ご応募頂いた皆様に恥じぬ仕事を今後もしていきたいと思います。
2013年3月18日月曜日
祝杯
大分県の杵築市に来ています。
昨晩も深夜まで仕事して羽田空港近くのホテルに泊まり、
今朝は4時半に起きて朝一の飛行機で大分空港へ。
現場に9時半に着き、終わったのは深夜の1時。
今、ホテルで一人、祝杯です。
明日は9時の飛行機で羽田に帰り、午後2時から小田原で新築工事。
その後、アフター一件、浴室ブラインドの採寸一件。
YES!高須クリニックって感じのスケジュールですが、
儲かってないのはナゼでしょう(笑)
昨晩も深夜まで仕事して羽田空港近くのホテルに泊まり、
今朝は4時半に起きて朝一の飛行機で大分空港へ。
現場に9時半に着き、終わったのは深夜の1時。
今、ホテルで一人、祝杯です。
明日は9時の飛行機で羽田に帰り、午後2時から小田原で新築工事。
その後、アフター一件、浴室ブラインドの採寸一件。
YES!高須クリニックって感じのスケジュールですが、
儲かってないのはナゼでしょう(笑)
2013年3月15日金曜日
現場に夜の帳は落ちて
今日最後の現場はまだ入居が始まっていない広い分譲地の一角。着いた時、現場には灯りを付けて施工している職人さんがいました。『ここなら夜でも大丈夫だからさ』『考えることは一緒だね』。しばし談笑。写真は三ヶ月程前にSさんに頂いた照明。お陰様で工事も無事に終わりました。
さて、店に戻って見積もりです。
さて、店に戻って見積もりです。
ラベル:
工事・納品
2013年3月13日水曜日
無人の現場で
おそらく読んで下さっている方の大半は
興味がないと思われる入り隅の房掛けの
話を一体いつまで続けるのかという疑問も
持たないまま今日も房掛けの話。
本当に稀にビスが効くケースがあり、
以前から気になっていました。
たまたま居合わせた大工出身の監督さんに
聞いたところ理由が判明。
そして今日の新築現場で早速そのケース。
無人の現場で、
ふと大工さんの仕事風景が浮かびます。
興味がないと思われる入り隅の房掛けの
話を一体いつまで続けるのかという疑問も
持たないまま今日も房掛けの話。
本当に稀にビスが効くケースがあり、
以前から気になっていました。
たまたま居合わせた大工出身の監督さんに
聞いたところ理由が判明。
そして今日の新築現場で早速そのケース。
無人の現場で、
ふと大工さんの仕事風景が浮かびます。
2013年3月12日火曜日
2013年3月11日月曜日
ロールスクリーンの選定
ご新築のI様の現場に採寸に行ってきました。
子供部屋にはロールスクリーンを付けます。
今の時代はネットで買われる方もいらっしゃるようですが、
無地のロールスクリーンを選ぶのにも、
色以外にも色々な選定要素があります。
今回は濃いグリーンと薄いグリーンで迷われました。
2階でシャッターはなく、お隣の窓もすぐ近く。
夜、灯かりを点けても中の様子が見えない事を重視して、
薄いグリーンになりました。
生地の透け感にも拠りますが、
濃い色の方が光のコントラストが明確なので、
中の様子が見えやすいのです。
それぞれの現場、住む方によってお勧めする商品は
違ってきます。
2013年3月9日土曜日
見た目は普通だけれど
幅120㎝の窓に装飾レールを付けてきました。
このサイズの場合、2.10m(一間用)をカットして使いますので、
ブラケットは両端と中央の3つです。
でも、写真を見ると2つ映っています。
これに両端の2つを加えると4つになり、
一間より小さい窓なのにブラケットの数は多くなっています。
この現場は以前このブログでご紹介したコチラです。
このサイズの場合、2.10m(一間用)をカットして使いますので、
ブラケットは両端と中央の3つです。
でも、写真を見ると2つ映っています。
これに両端の2つを加えると4つになり、
一間より小さい窓なのにブラケットの数は多くなっています。
この現場は以前このブログでご紹介したコチラです。
シェードを付ける中央の3連窓とバランスを取るために、
左右の引違の窓を高い位置に付けることにしました。
カーテン下地は窓上13㎝まで入っていますが、
それよりも高い位置となります。
右の窓は窓の両端に柱が来ており、取付上問題ありません。
問題なのは今回ご紹介する左のW120㎝の窓です。
このサイズの窓はこのような構造になっています。
(エクセルでチャチャッと作ったので雑ですが)
窓の両端が柱。
そこから445㎜ピッチで縦桟が入っています。
このピッチは在来工法であれば必ず同じで、
2ピッチ分(910㎜)が「半間」、4つが「一間」(=柱の中心~中心までが1820㎜)です
窓上の細い横ラインは「まぐさ」と呼ばれるもの。
その上がカーテン用下地です。
今回はカーテン用下地より上に付けるので、
縦桟に打たないといけません。
そうすると…窓の中央には縦桟がありません。
石膏ボードだけということです。
その為お客様には、
「一間はブラケット3つ、120㎝の窓は4つにさせてください」と
お話ししています。
今回のレールは数が異なっても目立ちませんし、
距離も離れているのでまずわかりません。
中央をアンカーで止めるより強度も強くなります。
中央をアンカーにしてはいけない理由はもう一つ。
レールの右端は入隅(直角の壁)になっていて、まっすぐ打つとビスは効きません。
そこで長いビスで右斜めに打って柱の横側に効かせています。レールの右端は入隅(直角の壁)になっていて、まっすぐ打つとビスは効きません。
この場合、真っ直ぐ打つよりも強くはありませんので、
中央がアンカーではダメなのです。
ブラケットを4つ使い、端のブラケットに近い位置にくることで、
レールの振れもなくなります。
と、ここまでを採寸時にお客様にお話しして、
ブラケットをあらかじめ1つ多く取っています。
一つのレールを付けるために、
他の窓とのバランスを考え、
家の構造を考慮した取付をして、
加工所さんが柄位置に気を付けた生地のカットをして、
一つの現場が完成します。
当店にしかできないことだと思います(えっへん)。
*完成写真は本ブログにてご紹介します(半年以内に…笑)
ラベル:
工事・納品
O様部品チェック
O様の部品チェックが完了しました。
ここのところ工事が続いているからか、
工事時間が長くなっているので、
天付のレールのみ事前にカットしました。
時間を短縮したいのではなく、
集中力が切れてしまわないようにです。
O様の現場はミディアムウッドとダークマホガニーの2色を使いますので、
カットしていないミディアムウッド色を一番下に、
その上にダークマホガニー色を置いて、
一番上にカットしたミディアムウッド色を置きます。
さらに梱包のビニールにガムテープを貼って区別しておきます。
小さい箱はブラケットと房かけです。
その間には厚紙を置いて傷が付かないように。
後はカーテンが届くのを待つのみです。
楽しみにしていてくださいね。
ラベル:
工事準備
2013年3月7日木曜日
2013年3月6日水曜日
カーテンレールの選び方
本日採寸に伺ったO様のリビングです。
ナチュラル色の床にマホガニー系の窓枠です。
そして装飾レールの色はダークマホガニーです。
なぜ?
それはO様がお使いになる家具の色に合わせたからです。
窓枠はカーテンを掛けると見えなくなります(レースは閉めていることが多いので)、
床はダイニングセット、テレビボード、ソファが置かれると、
これもまたほぼ見えなくなります。
その結果、お部屋に入った時に最も印象に入るのは、
家具の色だからです。
また、お選びになったカーテンともダークマホガニーが最も合う色でした。
レールはカーテンが決まってから、
お部屋の完成形をイメージして選ぶことが重要です。
お昼ごはん
酒匂川の中流、右手は土手と松並木、左に富士山という
ゆったりとした時間の流れる住宅街。
採寸した現場は一年前にご新築のカーテンをやらせて頂いたI様の隣でした。
庭から声をかけてくださり、お客様と共にI様のお宅へ。
『カーテンいいよ~』
無事に現場打ち合わせを終え、
少し離れた場所に車を移動しました。
今日はここでお昼ごはんです。
ゆったりとした時間の流れる住宅街。
採寸した現場は一年前にご新築のカーテンをやらせて頂いたI様の隣でした。
庭から声をかけてくださり、お客様と共にI様のお宅へ。
『カーテンいいよ~』
無事に現場打ち合わせを終え、
少し離れた場所に車を移動しました。
今日はここでお昼ごはんです。
レールと部品チェック
発注したレールが入荷してきました。
取付までまだ日のある現場もありますが、
部品の確認は出来るだけ早くしています。
発注漏れや手配ミスがあっても、
再手配すれば工事に間に合うからです。
いつも通り全ての梱包を外して、
明細書と照らし合わせながら、
「この窓はこのブラケットとこのレール、房掛けはこれ」と
1窓1窓、部品の種類と数を確認していきます。
合っていれば一つの箱にまとめて、約定札を貼ります。
この写真の分で4時間位でしょうか。
数年前はやっていませんでした。
発注時にあれだけ気を付けているのだから、
間違えるはずはないと。
でも、やっぱり起きるんですね。
だからこの作業は全てに優先してやっています。
ラベル:
工事準備
2013年3月5日火曜日
レールの取付高さを決める
今日はロールスクリーンの工事に出かけた以外、
週末にご注文を頂いたお客様の明細書を作成していました。
偶然にもリビングは皆一間半の窓でした。
それぞれの寸法の出し方をご説明します。
まずはM様。
和室を入れず広くとったリビングに梁現しの高い天井です。
通常当店では窓上10㎝上を管下(カーテンを引っ掛ける輪っかの下端)にしていますが、
M様の現場はこうした状況を考慮して16㎝上にしています。
ただし、気にしているのは窓や天井の寸法だけではなく、
カーテンを閉じた時の「縦横比」です。
隣にくるシェードがW50×H110という小さいサイズでしたので、
それより上にするのは止めました。
次はS様。
一間半と一間の組み合わせです。
天井高が240㎝であることを考慮して、
M様ほど高くせず13㎝上が管下です。
ポールの細いアイアンレールは、
窓から上げ過ぎると一体感がなくなる印象ことを考慮して
この位置にしました。
10㎝上でも良いかなと悩みましたが、
フロントに縦方向に刺しゅうの入ったレースが来ますので、
圧迫感は出ないだろうと判断しました。
最後はT様。
梁現しの高い天井に一間半と一間の腰高窓です。
レールはレガートスクエア。
こちらも悩みに悩んで13㎝上が管下です。
もっと上げても良いのですが、
お選びになったのが北欧系のプリント柄でしたので、
あまりインパクトが大きすぎないような位置にしています。
どの現場もバッチリ仕上がると思いますので、
楽しみにお待ちになってください。
ラベル:
採寸
2013年3月4日月曜日
2013年3月2日土曜日
無駄足とは言わせない
M様の現場打ち合わせの後、
昨日現場打ち合わせをしたY様の現場に再度行ってきました。
左の一間半と右の一間のベランダ窓は、
床からの高さが2㎝違います。
この場合、当店ではレールの高さを揃えるのですが、
(=窓の上からの高さは2㎝変わる)
窓上の壁面が少なく距離も離れているため、
果たしてそれがベストなのかどうか気になったのです。
昨日は揃えるつもりでした。
今日、再度伺って、じ~~っと見ること数分。
やっぱり、昨日決めた通りにします!
ラベル:
採寸
友達以上恋人未満の距離
本日、お打合せをさせて頂いたM様のシェードです。
裾に足すグリーンにドンピシャで合う色が無かったため、
お客様には「緑の花と裾の無地の間を空けて継ぎます」とお話ししました。
(近いと色の微妙な違いが際立つため)
とここまでは良いのですが、これが大変(笑)。
もうかれこれ何十分も、上を伸ばしたり下を伸ばしたり、
柄の始まりを変えたり上下のバランスを変えたり…。
「仕上がり丈を変えたらどうか?」ってことになり、
さらに上を伸ばしたり下を伸ばしたり…。
結局、ここに落ち着きました。
ゴトー君、これで頼みます!
2013年3月1日金曜日
またまた房掛け取付中
ペンチで挟んでいるものは先日のブログで紹介した
房掛け用のアンカー「アリゲーター」です。
今回は下地が「ない」のではなく、「遠い」為に使いました。
と言うのも、一部の商品は付属で付いているビスが短いのです。
あと1㎝長ければ…
露出するビスの色を房掛けと違うものに変える訳にもいきません。
そこでアリゲーターの出番になるのですが、
これをそのまま入れると今度は長い(壁からはみ出てしまう)のです。
そこで入る長さを測ってカットします。
安心して使って頂くための一手間ですね。
ラベル:
工事・納品
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