2013年4月30日火曜日
2013年4月27日土曜日
Y様途中経過
君たち付き合ってんの?っていう位、
毎日のようにゴトー君と話している内容がコチラ。
スワッグバランス7窓、フラットバランス7窓、
その他にバランス風のクラシカルなカーテンやカーテンやカフェカーテン等々…。
スワッグやテールの高さ一つとっても、
その窓自体のバランスだけではなく、
他の窓とのバランスも考慮しないといけません。
ほぼ完成形のラフスケッチは描いていましたが、
仕事中だけ血液型がA型になる私なので(笑)、
全てを見直して一から描きなおしました。
一日の外仕事を終え店に戻った後は、連日深夜までこの作業に没頭しました。
今はゴトー君が細部の詰めをして、既に製作に入っています。
2013年4月25日木曜日
2013年4月23日火曜日
2013年4月22日月曜日
2013年4月19日金曜日
技術
私のエントリーの前に、
縫製担当のゴトー君が素晴らしい仕事ぶりを書かれています。
その中で、縫製には「より自然に見せるための手法」があると書いていますが、
ちょうど私が現実逃避中(笑)に読んでいた記事に、
似たようなことが書かれていました。
「ほぼ日刊イトイ新聞」より
技術とはなぜ磨かれなければならないか
http://www.1101.com/yamaguchi_akira/2013-04-17.html
ゴトー君や僕が普段やっていることや気にしていることは、
お客様は気付かれないことかもしれませんが、
その「気付かない」ことが実は重要だったりします。
工事が終わった時に、「あれ?」と思われてはいけないんですね。
その為に、これからも細部まで注意してやっていきたいと思います。
皆様のカーテンは、そんなサイトー&ゴトーの最強コンビでお届けします。
縫製担当のゴトー君が素晴らしい仕事ぶりを書かれています。
その中で、縫製には「より自然に見せるための手法」があると書いていますが、
ちょうど私が現実逃避中(笑)に読んでいた記事に、
似たようなことが書かれていました。
「ほぼ日刊イトイ新聞」より
技術とはなぜ磨かれなければならないか
http://www.1101.com/yamaguchi_akira/2013-04-17.html
ゴトー君や僕が普段やっていることや気にしていることは、
お客様は気付かれないことかもしれませんが、
その「気付かない」ことが実は重要だったりします。
工事が終わった時に、「あれ?」と思われてはいけないんですね。
その為に、これからも細部まで注意してやっていきたいと思います。
皆様のカーテンは、そんなサイトー&ゴトーの最強コンビでお届けします。
ラベル:
雑記
採寸と現調の違い
ご新築のK様の現場です。
お部屋に入ってまず気づく注意点があります。
左から2つ目のベランダ窓だけが、
床からの高さが少し低くなっています。
装飾レールを付ける場合、
「窓の上から〇〇㎜上にビスを打つ」という決め方をするのですが、
〇〇の数字が一緒だと、
部屋の中で最も大きな窓のレールの高さが一段低くなってしまいます。
その場合、床からの高さを合わせます。
そしてこのベランダ窓の右側も要注意です。
通常、出隅(壁の出っ張り部分)側の壁面は、
柱一本分(10.5㎝か12㎝)+石膏ボード分(12㎜)
が普通ですが、パッと見でそれよりも広くなっています。
実際385㎜ありました。
と言う事は「柱が逃げている=ビスが効かない」ということになります。
(今回はそれも含めて取り付けることになりました)
この業界ではサイズオーダーという商品の特徴から、
「採寸」という言葉がよく使われます。
でも、この言葉が「寸法は測ったから後は職人さんよろしくね」という
無責任を生んでいるような気がします。
私も採寸という言葉を使いますが、感覚はあくまでも「現調」です。
ラベル:
採寸
2013年4月18日木曜日
Y様スワッグバランス計算中
縫製担当のart-k後藤です。
突然ですがスワッグバランス。
懸垂線の意味から、それは唯一つの頂点を持ち、頂点における法線を軸として線対称であるものと仮定することになる。そのうえで、曲線は一様の質量密度を持ち、それに伴って曲線自身の自重が各点の張力を決定するものとして、微分方程式をつくり、その解曲線としてカテナリーの数学モデルを定式化することができる。
カテナリー上で頂点からの弧長が s0 であるような点 (x0, y0) において、その接線が x 軸の正の向きと成す角を θ0 と置いたとき、この点に掛かる張力 T0 は s0 に比例し、T0 の鉛直成分 T0sin(θ0) は重力 g(に曲線の質量密度 w を掛けたもの)と釣り合っている。水平方向の釣り合いを考えれば T0 は 1/cos(θ0) に比例する必要があるので、結局のところ適当な比例定数 l, k などを入れて以下の条件が得られます。
Wikipediaより引用
この数式を解いた曲線がスワッグバランスの輪郭やヒダの曲線になるわけなんですね。
計算でスワッグの型を出せる数少ない縫製屋の1つです。エヘン。
※生地の特性があり、実際の製作には計算+手加減での微調整が必要です。
突然ですがスワッグバランス。
懸垂線の意味から、それは唯一つの頂点を持ち、頂点における法線を軸として線対称であるものと仮定することになる。そのうえで、曲線は一様の質量密度を持ち、それに伴って曲線自身の自重が各点の張力を決定するものとして、微分方程式をつくり、その解曲線としてカテナリーの数学モデルを定式化することができる。
カテナリー上で頂点からの弧長が s0 であるような点 (x0, y0) において、その接線が x 軸の正の向きと成す角を θ0 と置いたとき、この点に掛かる張力 T0 は s0 に比例し、T0 の鉛直成分 T0sin(θ0) は重力 g(に曲線の質量密度 w を掛けたもの)と釣り合っている。水平方向の釣り合いを考えれば T0 は 1/cos(θ0) に比例する必要があるので、結局のところ適当な比例定数 l, k などを入れて以下の条件が得られます。
Wikipediaより引用
この数式を解いた曲線がスワッグバランスの輪郭やヒダの曲線になるわけなんですね。
計算でスワッグの型を出せる数少ない縫製屋の1つです。エヘン。
※生地の特性があり、実際の製作には計算+手加減での微調整が必要です。
ラベル:
縫製
2013年4月16日火曜日
新成人とカーテン
今年、新成人の女の子。
関西から遠い見知らぬ街へ赴任となり、
一人暮らしのアパートのリビングにかけるカーテンが欲しくて、
ネットで調べて当店へ。
強風の中、隣町から自転車で。
選んだのは北欧風の花柄の綿プリント。
リビングの窓は腰高窓1窓で、既成カーテンでも対応できるサイズでした。
実際、同じ大きさの寝室は既成カーテンを買われたそうです。
でも、社会人生活を始めるその部屋のリビングに、
その子はちょっとお金を足して自分の好きなカーテンを買うことにしたのです。
「コタツの脚、一本折れちゃったんだけど、今度はこんな感じのが欲しいんです」
「この赤いカーテンならソファは茶色とか似合いますよね」
夢は膨らみます。
照明を買い忘れてしまったそうなので、
カーテンが出来るまで工事用の物をお貸しすることにしました。
裸電球だけど、それもまた良い思い出になってくれることでしょう。
今年の僕の、部屋mite大賞。
2013年4月13日土曜日
生地を探し中
お客様にご提案する生地を探し中です。
一般的に最初に思いつくのは色ですが、
素材感やボリューム感も大事です。
そして何より大事なのは、その生地が持っている雰囲気。
これが合わないとダメなんですね。
特にパープル、ピンク、ブルーは
日本のカーテンメーカーさんが苦手な色。
探す時はいつもこんな状態になります。
ブラインドのカラーコーディネート
明日はブラインドのカラーコーディネート商品の取付です。
今回は深いワインレッドに薄いブルーの組み合わせ。
左に写っているのはブラインドメーカーのソフトで作ったもの。
どんな風に出来ているか、現物を見るのが楽しみです。
ラベル:
工事準備
2013年4月12日金曜日
こちらはフラットバランス
こちらは発注して頂く時点でサイトーさんがムリのない数字を予め確認してくれていましたので、柄取りがスムーズでした。
とはいえ、生地全体を見るとランダムに配置されているこの柄。
一筋のラインを見つける作業はパズルを解く感覚に似ています。
とはいえ、生地全体を見るとランダムに配置されているこの柄。
一筋のラインを見つける作業はパズルを解く感覚に似ています。
ラベル:
縫製
2013年4月10日水曜日
2013年4月8日月曜日
シェードの仕上がり寸
お手本
今日はレールメーカーの職人、Kさんと共にY様のレール先行工事でした。
Kさんは僕のお手本となった人です。
午前中は当店でバランスレールのカットや仮組みをしていました。
ふと、カットしたレールを見るとバランスレールのマジックテープ部分に
カットした際に付く鉄粉が全くありません。
「やっぱり裏からカットだよね」と言うと、Kさんは笑って照れていました。
カット後はバリを取るやすり掛け。
どちらも、やらない人が殆どです。
僕はやっていますが、それは僕が販売者でもあるからです。
お客様を知らない職人が、見られることも評価されることもない部分を
丁寧に仕事することは、とても大変なことです。
マグネットランナーのオス・メスをドレープ用とレース用で向きを合わさないと
気が済まないのも、おそらくKさんだけでしょう。
工事も終盤に差し掛かった頃、
2階を終えたKさんが1Fの僕の応援に来てくれました。
まだ付けていないバランスレールを持って玄関へ。
数分後、「斉藤さん、ビスもらっていいですか?」と聞くので、
僕はてっきり手持ちのビスを切らせたのかと思いました。
それを察したのかKさんは言いました。
「ビス、揃えた方がいいでしょ?」
こういう職人が一部の、「一日の内、1件でも1窓でも多く現場をこなして欲しい」と
要望する方から「工事が遅い」と言われることは本当に残念です。
内装系の職人はともすると、
「自分は一日で何件やれる」
「自分は戸建ての新築工事なら〇時間で出来る」という
スピード自慢になりがちです。
そうじゃないよ、と僕に教えてくれたのはKさんであり、
今もそれは変わりません。
帰り際、予備の部材をきれいに一まとめにした箱を
Kさんから渡されました。
店に戻って片づけをしていたら、
マグネットランナーのメスが元々入っていた箱に入っていました。
僕がオスだけを頼むのを間違えてオス・メスで取ってしまい、余ったものです。
「メスは今後も使わないから捨てちゃいます」と言ったのになあ(笑)
ラベル:
工事・納品
2013年4月7日日曜日
象と格闘中
裾に付けるバイアステープを何色にするか?
お客様はお任せ下さいましたが、
正解がないだけに悩みます。
同じ組み合わせでも、感じ方は人それぞれだからです。
でも、それを考えるのが僕らの仕事。
クレームを恐れてお客様に選んでもらい、
結果が期待に沿えないものでも自分は安心、
みたいな手法はいかがなものかと思います。
まあ、かれこれ30分も悩んでいる僕が
偉そうに言えることではありませんが(苦笑)
犬と格闘中
壁を挟んでリビングと隣接する洋室。
洋室はスライド式の間仕切りで仕切られているため、
キッチンからは二つの窓が同時に見えます。
この用途が全く異なる2つの部屋に、
一つは装飾レール、一つはフラットバランスを付けます。
バランスは上部に壁が少し見えて、
下端が窓枠を少し隠す位の仕上がり高さにしたい。
リビングのカーテンはほぼ同じ高さに取り付けたい。
その時、バランスの仕上がり高さと二つの窓のレールの取付高さが
もっとも良い位置にしたい。
さらにバランスの仕上がり高さは、
犬が違和感なく収まる寸法かどうかをチェック中。
犬?
2013年4月6日土曜日
レースの丈決め
こちらは裾がスカラップになった刺しゅうレース。
腰高窓の場合、窓枠の下から何㎝下げると
柄位置との関係が良いか確認します。
今回は一般的なレースよりちょっと長め。
その場合、他のレースはどうするか?
同じ現場なら合わせる?
それとも窓ごとにベストを優先する?
見た目分からない程度に近づける?
こうした点を一つ一つ確認していきます。
普通にカーテンを掛けるだけでも、
ただ機械的に寸法を出しているわけではありません。
キャリアを積めば積むほど気になる点は増えていき、
発注に時間はかかるんですね。
レースの柄位置
横使い280㎝の生地巾に柄が2段にレイアウトされたオパールレース。
高さ101㎝のシェードを作るのなら…
やっぱり上に余白が欲しいよな、という結論に至るまで、
夜中に一人、段ボールを上げたり下げたりしています。
2013年4月4日木曜日
気付く
採寸用紙で寸法を決める作業を終え、
撮影した現場写真で再度見落としが無いかチェックして、
もう一度採寸用紙を見ます。
自分が見落としたものを自分で気づくのは難しいことなので、
時間をかけてゆっくりと。
すると気づくことがあったりします。
今回も一つ発見しました。
横並びで窓の高さが同じ掃き出し窓と腰高窓。
掃き出しは装飾レールでカーテンに、腰高窓は窓枠内でシェードです。
今回はカーテンの方が13㎝高い位置に来ます。
使うのは大柄の綿プリント。
柄の位置(高さ)がズレてしまうのはおかしくないだろうか?
あえて外すのもアリかなと悩みましたが、
カーテンは柄がよく出るフラット気味の1ッ山。
やはり合わせようと決めました。
F様の現場では、この幅1540㎜の掃き出し窓とレールの長さ、
それに伴う他の窓のレールの長さも考慮して、
全ての窓の仕上がり幅を決めています。
お客様は気づかないかもしれません。
だから、しなくてもクレームにはならないでしょう。
でも、そういう問題でもありません。
ラベル:
採寸
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