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2016年7月14日木曜日

大工さんと下地

現場打ち合わせの際にゆっくり確認が出来なかったので
厚木市のA様の最終確認に行って来ました。
バランスとカーテンを天井から付けるのですが、
問題は天井に付けるか、天井際の壁面に正面付けするかです。
ボードのビスを追いかけます。


野縁(天井の桟)は窓に対して直角に出ているので、
天付は出来そうです。
壁の天井際にビスが打ってあり、写真右下には壁面にもあります。
右下のビスは窓から天井に伸びる縦の桟です。
測ると455ピッチなので間違いありません。
このビスのピッチと天井際壁面のビス位置は合っていません。
ということは、天井際には横、もしくは窓まで伸びていない部分的な縦下地があるという事です。
ということは正面付けでいける?
さらに端へと目で追います。
一間半の窓から柱一本分を挟んで75巾のFIXのところへ。
今回はこの2つの窓を1窓としてお作りするので、その部分も確認が必要です。

すると…突如無くなる天井際のビス。
キケンな感じがします。
そこで大工さんに質問します。
『あの、この部分は一間半の上の天井際には縦桟の他にボードを止める下地があって、
FIX上の縦桟から左の柱までは距離が近いので入れてないってことですよね?
もしそうでしたら野縁が窓に対して直角に来てますし、天井面の際は桟もあるので、
そこに付けようかと思うんですが』
『あ~確かそうだったなあ。ちょっと確かめてやるよ』
と言って、仕事の手を止めて確かめてくれました。
そして、やっぱり予想通りでした。
なぜ最初から聞かないかって?
自分が家の構造を勉強している、そして下地の位置を出来る限り予想して考えている、
そういう姿勢を見せてこそ職人さんって協力してくれるのです。
そういうものなのです。

2016年7月3日日曜日

3D納め


もうそろそろディ〇ゴス〇ィー二から、『月間エアコンと私』でも
創刊しそうな勢いの私ですが、
それほどまでにエアコンと窓周り商品との納まりは色々とあります。
今回は厚木市の現場。
ドレンホースのカバーが窓枠上部にピッタリと付いており、
ブラインドを手前に逃がして取付ました。
使用したのはトーソーの縦型ブラインド用正面付ブラケットの金物です。
窓枠に付けないのはこの窓が排煙窓のため、
手前に滑り出してくる窓を避けないといけないからです。
ここまでくると『3D納め』です。


2016年6月29日水曜日

バランスレールの加工


窓上が梁になっているマンションの窓にバランスを付ける現場。
梁部分のバランスの奥行きは薄くして窓との一体感を出しつつ、
両サイドのカスケードの奥行きは深く取るという方法です。
と言ってもデザインは私ではなくデザイナー様。
窓の特徴とカーテンのデザインを活かした方法です。
問題は異なる奥行の部分にバランスレールをどう付けるか?
色々と思案した結果、角をトメにして金具で固定する方法を採りました。
この金物が専用のジョイントのようにドンピシャの厚みで、
見つけた時はホッとしました。
立ち上がり部分は天付ブラケットを壁面に固定します。



色がシルバーしかないので塗装をしました。
ワンタッチタイプだと白があるのですが、
そちらはサイズが大きいので、この方が良いかなと。
という投稿をしようとして出来なかったバタバタの1週間(笑)。
今日、こちらの現場が無事に納まって一段落。
明日からまた頑張ります。

2016年6月18日土曜日

エアコンとの納まり



こちらは世田谷区のM様の洋室です。
エアコン工事が先行のため、
カーテンレールと干渉しない取付位置をテープで指定させて頂きました。
窓側の壁からの距離は15㎝。
レールだけでなくカーテンとも干渉しない寸法です。
今回は高さも指定しました。
窓からの距離が近すぎる(下過ぎる)と、
窓の右端にブラケットを取り付ける際に
インパクトドライバーが使えなくなってしまうためです。
採寸の際は、寸法だけなく様々な点を確認します。
最近の住宅は色々なものとの納まりが関係するため注意が必要です。

2016年6月10日金曜日

秘密兵器、その後

窓数も多く時間もかかりましたが、
無事にK様の工事が完了しました。




向かって左の窓は左は入隅、右端には壁面があるので
下の掃き出し窓は短く作って上のブラインドのチェーンが通る隙間を作り、
ボックスに穴を開けて先週ブログでご紹介した秘密兵器を埋め込みます。
上のブラインドは端まで作らず1㎝短くし、
穴位置がボックスの強度に影響を与えないようにしています。

向かって右のブラインドはボックスを通すことが出来ません。
穴が多すぎてしまうことと、チェーンが近すぎて使いにくくなるためです。
そのため、ボックスに当たらず、窓を覆うことが出来る寸法で製作しました。



表面がR(カーブ)になっているのを探したのは、
多少斜めから操作してもチェーンがスムーズに動くためです。
2つに分けたのはボックス強度の維持だけではなく、
チェーンのヨレを防止するためです。


階段吹き抜けのロールスクリーンも計算通りバッチリ納まりました。



現場でご説明した仕上がり巾の違いも気にならず、バッチリ納まりました。
K様、ご信頼頂きありがとうございました。


























2016年5月25日水曜日

帰り道




今日は一日、有名なデザイナーさんの工事でした。
スペシャル難易度の現場の後はキレイな夕焼け。
無事に終わった安堵感と心地よい脱力感。
脳内で勝手に作られ始める明日以降のToDoリストを
ちょっとの間遮断して、
初めて現場に伺った時からのことを思い出しながら帰ります。

2016年5月22日日曜日

I様入荷しました



火曜日にお届け予定の厚木市のI様のレースが入荷しました。
掛け替えなので寸法が分かればお手配は簡単…とはいかず、
採寸時には色々な事を確認しながらとなりました。
オーダーカーテンの場合、専門店でないと気づかない点が多々あります。
採寸に伺うのは、寸法以外の点も確認するためでもあり、
納品したカーテンに私たち販売側が責任を持つ、という意味でもあります。



2016年5月16日月曜日

強度を考慮する

伊勢原市のI様の明細書です。
窓上に高さ7㎝の幕板があり、そこにレールを取り付けます。
レールはネクスティ。
カーテンがぶらさがるように掛かるレールのなので、
本来の取付位置より低くなります。
そこで逆L型のブラケットを使って、
カーテンが少しでも下がらないようにするのですが、
この逆L型のブラケットは通常のものより少し重さに弱いのです。
なので、ブラケットも1つ多め。
ちょっとしたことですが、欠かせないことです。


2016年4月25日月曜日

手間をかける

今日工事に伺った愛川町のE様の現場です。
珪藻土の仕上げですが壁からサッシにかけてはRで仕上げてあり、
塗りもランダムに厚めです。
通常私たちカーテン屋は窓枠に差し金を乗せてビスを打つ位置を決めますので、
このような状況だと正確な位置を確認することが出来ません。
なので、計測は床から。
でも、床も広幅の無垢ですので合板のように平らではありません。
そこで、一度測った後に平行をチェック。




1枚目の左側の赤いピンから紐が延び、
右端の穴までの平行を確認します。
次はブラケットを打ちますが、
今回使用したグレイス16はビスが表から見える仕様になっており、
付属のビスを使わざるを得ません。
でも、このビスが相手が固いとなかなかスムーズに入らず、
はじいてしまうことがあるので、最初にリードの穴を打ちます。



後はレールを乗せるだけ、ではありません。
下の穴はレールを乗せてから打ちます。



今回のように、窓に対してブラケットが直角になっているかを確認しにくい場合、
まずは上のビスだけを打ちます。
レールを乗せたらブラケットとのはまり具合とレールとの直角関係を見て、
下のビスを打ちます。もちろんこちらもリードの穴を打ってから。

仕上げのカーテンはアートケイさんがバッチリ仕上げてくれました。



ウエイト巻きロックではなく、洗濯にも強い本縫い仕様です。
シンプルな窓装飾ですが、施工も縫製もキッチリ丁寧に仕上げました。
それから、タケノコご飯、さっそくお昼に頂きました。
と~っても美味しかったです!
手間をかけると仕上がりが良いのは同じですね。














































2016年4月13日水曜日

サンクスレター

今日のブラインドの工事を以て、メカ物月間も一段落。
(メカ物=ブラインドやロールスクリーンなど)
後はこわ~い請求書を待つのみです(苦笑)。
この間、ご注文頂いた全てのお客様にもそうなのですが、
当店ではメカ物の勧め方にルールを設けています。
まずはメカとしての完成度。
アフターの発生率が低く、お客様がストレスなく使えるものであること。
この判断を正確に行いたいので、
日頃から各メーカーの商品についてマニアックなほどに調べています。
それが販売店としての義務だと思うからです。
ただ、それだけを優先しすぎるとお客様の作りたいインテリアが
出来ない場合があります。
そんな時はご説明を加えた上で、他メーカーさんのものをお勧めします。
全ての現場、そしてメカ物が付く全ての窓には、
当店なりの明確な意味があり、
営業さんと気が合うとか取引条件が良いとか、
そういう基準で販売することはありません。

でも、こうしてお客様と選び抜いた商品が最後の最後で
苦笑いで終わることが多いのです。
それは保証期間の話をする時です。
『一つご注意頂きたいのが保証期間なのですが…』で始まり、
『ここに保証期間は3年と書いてありますが、実質的には1年でして、
ここを読んで頂くと書いてあるのですが、消耗品は1年になっています。
こうした商品の場合、何か起きる時は動く部分ですので、
ここだけお間違えないようにご注意ください』
そうご説明すると大抵のお客様は
『なんでこんな誤解を招くような表現がしてあるんですか?』
と聞かれます。
こういう手法は見かけませんので、もっともだと思います。
色々な過程を経て決まったお客様にとってはオンリーワンの商品。
その信頼を寄せたメーカーが、誤解を招く表現をしていることに対して、
お客様は苦笑いをされるのです。
私もいつも、この瞬間がとても憂鬱です。

どうかもう一度、各メーカーさんには、
この表現方法について検討して欲しいと思っています。
お客様が、自分の選んだ商品はこれで良かった、
そんな商品を作っているメーカーがあって良かったという印象で終わるように。
保証書って、メーカーさんからお客様への感謝の手紙であるべきだと
私は思っています。


2016年4月12日火曜日

チリから逃げる


厚木市のM様の寝室です。
カーテンボックスに天付なので施工自体は簡単なのですが、
カーテンレールを通常より1㎝前に出しています。
ケーシングのチリが多いため、
一般的な位置だとフックが当たってしまう為です。
もちろん事前にカーテンボックスの奥行きもチェック。
通常より2㎝多い寸法になっているのを確認しての施工です。
簡単な施工でも、気にすることは色々とあります。

2016年4月10日日曜日

メカ物が続く厚木の春



春はメカ物。
窓から西日など入りたるはやはり眩しき。
ロールスクリーンなど適したると思いつつも、
窓からプーリーなど飛び出したるに少し難し。
縦型ブラインドの金物を用いてふかしたればと思いきや、
それだけでは足らず。
巻き方を逆にしたりて、ぎりぎりかわしたり。
ドヤ顔で現場を後にす。

2016年4月9日土曜日

縦型ブラインドの取付け

葉山町のT様邸に縦型ブラインド(バーチカルブラインド)を施工しました。
片側出隅までの壁面は180㎜で柱が逃げています。
ヘッドレールの端はブラケットが咬まないので、取付にも工夫が必要です。
まずは窓内2か所の縦桟に効かせるところから。


マグネットでクロス裏のビスを拾い、縦桟を見つけます。



上ビスを打ったらキリでブラケットを止める箇所をチョットもみます。
(ボルトの出っ張りが天井に当たり、ブラケットがお辞儀してしまうためです)



ブラケットを固定してここは終了。
次は柱の逃げている出隅側です。



こちらは天井に固定します。
天井の際には石膏ボードを止める為の野縁(桟)があるので、
そちらに固定しました。
ブラケットは直接羽根が窓枠に当たらないように、
壁から離さなければならないのですが、
その位置ではビスは効きません。
なので、ビスの聞く位置に金物を固定して前に延ばす方法を採ります。

窓のサイズや商品の特徴を考えながら、
お客様が安全にお使い頂ける方法で取り付けています。























2016年4月7日木曜日

遠出強化月間


緑豊かな温泉地から銀座へ、
ひたすらブラインドを取り付けた一日の終わりです。
今月は熱海、葉山、小田原、銀座、緑区、旭区、川崎、
そして地元厚木市と盛りだくさん。
どこへも行きやすいのが厚木の利点ですね。
少し時間に余裕が出来そうな4月。
たまにはプライベートでも遠出をしたいところですが、
空想で終わるのが常です。
明日は定休日、久々に家でのんびり過ごします。

2016年4月1日金曜日

エアコンとの戦いは続く

こちらは伊勢原市のS様のご了承を頂いて、
現場打ち合わせの際に貼った紙テープ。
エアコン工事がカーテン工事よりも先に行われるとの事で、
レールがどこまでくるか位置を示したものです。
電化製品と言うのは在来工法のモジュールに合わせて作られており、
冷蔵庫なら両側が壁でも入る75㎝以内、
エアコンなら片側壁でも入る80㎝以内になっています。
でも最近はそれを無視して大型化した機種も出ていますし、
取り付ける業者さんによっても違います。
こちらが予想した『一般的な位置』に付けてくれるとは限りません。
S様の購入された機種はレールと干渉するサイズではありませんでしたが、
念には念を入れてマーキングすることにしました。
ちなみに機種で今もっとも要注意なのが富士通。
以前は最もコンパクトなサイズを売りにしていましたが、
本体横の送風口が稼働するガンダムみたいなものが出てきました。
あの機種はサイズが大きいので要注意です。

2016年3月31日木曜日

天窓のブラインド



伊勢原市のK様のリビングの天窓に
ソーラー電池式のブラインドを取り付けました。
昇降するためのコードを壁面まで持ってくることもありますが、
昇降しなくて良いのがブラインドの良さでもあります。
でも昇降コードはブラインドの羽根が左右にずれない為の役割もあるので
無くすことはできません。
K様のリビングは壁と天井の関係や間取りの都合上、
昇降コードを壁面まで持ってくることができません。
そういう時は

根元で切ってしまいます。
スッキリと見た目もキレイです。

2016年3月30日水曜日

逆巻き

洗濯器置場のスペースを隠すためにロールスクリーンを付けた
世田谷区のK様の現場です。
通常とは違い、本体の表側から生地が降りてくるようにお作りしました。
こうすることで壁と生地が揃うのでキレイです。
単純な取付も一工夫で仕上がりが変わります。

2016年3月29日火曜日

連窓のロールスクリーン



厚木市のE様の現場です。
一間半の窓に2分割で取り付ける柄物のロールスクリーンの発注書です。
紋様柄のため、
サイズと柄位置の関係や2つのロールスクリーンの繋がりを考慮する必要があります。
縦も横も細かく指示します。



完璧に出来ました!






2016年3月27日日曜日

エコカラットにレールを取り付ける


エコカラットに穴を開けてレールを取り付けました。
穴自体はキリで簡単に開くのですが、
大事なのはその先に下地があるかどうか。
家の構造や廻縁のフィニッシュ、コンセントの位置を見ながらの判断になります。
レール選定も重要です。
I様が当初気に入られたレガートはボディがガッチリし過ぎているのと、
ブラケットが3点止めになるので、
壁の不陸があると嵌らないこともあります。
そこで一間巾を2つのブラケットで出来、しかも台座のないレジオスパテオをお勧めしました。
もちろんカーテンとの相性も考慮して。
取付の際はやすりで不陸をとって平坦に。
エコカラットの厚みを計算して長いビスも用意しました。
普通に壁に付けるより時間はかかりましたが、
バッチリ完璧に終了。
I様にもとても喜んで頂けました。
I様、この度は誠にありがとうございました。


2016年3月24日木曜日

ビンテージスタイルのオーダーカーテン



ビンテージと一口に言っても、その周囲のテイストも含めると
お客様のイメージは様々です。
ユーズド感のある革張りのソファに
ビンテージ塗装の家具を置かれる方もいらっしゃれば、
シャープな家具を置いたモダンで大人なビンテージの方もいらっしゃいます。
平塚市のS様の場合は後者でした。
写真ではメインの生地がブルーに見えますが、
実際はシャビーなグレー。
良い感じに仕上がりました。
さて、明日はお休みを頂きますが
明後日からの1週間はご新築工事が続きます。
今日はスタッフが全ての確認をしてくれて準備も万端。
一つ一つ丁寧に仕上げたいと思いますので、
宜しくお願いします。