このサイズの場合、2.10m(一間用)をカットして使いますので、
ブラケットは両端と中央の3つです。
でも、写真を見ると2つ映っています。
これに両端の2つを加えると4つになり、
一間より小さい窓なのにブラケットの数は多くなっています。
この現場は以前このブログでご紹介したコチラです。
シェードを付ける中央の3連窓とバランスを取るために、
左右の引違の窓を高い位置に付けることにしました。
カーテン下地は窓上13㎝まで入っていますが、
それよりも高い位置となります。
右の窓は窓の両端に柱が来ており、取付上問題ありません。
問題なのは今回ご紹介する左のW120㎝の窓です。
このサイズの窓はこのような構造になっています。
(エクセルでチャチャッと作ったので雑ですが)
窓の両端が柱。
そこから445㎜ピッチで縦桟が入っています。
このピッチは在来工法であれば必ず同じで、
2ピッチ分(910㎜)が「半間」、4つが「一間」(=柱の中心~中心までが1820㎜)です
窓上の細い横ラインは「まぐさ」と呼ばれるもの。
その上がカーテン用下地です。
今回はカーテン用下地より上に付けるので、
縦桟に打たないといけません。
そうすると…窓の中央には縦桟がありません。
石膏ボードだけということです。
その為お客様には、
「一間はブラケット3つ、120㎝の窓は4つにさせてください」と
お話ししています。
今回のレールは数が異なっても目立ちませんし、
距離も離れているのでまずわかりません。
中央をアンカーで止めるより強度も強くなります。
中央をアンカーにしてはいけない理由はもう一つ。
レールの右端は入隅(直角の壁)になっていて、まっすぐ打つとビスは効きません。
そこで長いビスで右斜めに打って柱の横側に効かせています。レールの右端は入隅(直角の壁)になっていて、まっすぐ打つとビスは効きません。
この場合、真っ直ぐ打つよりも強くはありませんので、
中央がアンカーではダメなのです。
ブラケットを4つ使い、端のブラケットに近い位置にくることで、
レールの振れもなくなります。
と、ここまでを採寸時にお客様にお話しして、
ブラケットをあらかじめ1つ多く取っています。
一つのレールを付けるために、
他の窓とのバランスを考え、
家の構造を考慮した取付をして、
加工所さんが柄位置に気を付けた生地のカットをして、
一つの現場が完成します。
当店にしかできないことだと思います(えっへん)。
*完成写真は本ブログにてご紹介します(半年以内に…笑)
0 件のコメント:
コメントを投稿