2013年3月24日日曜日

3つ目の選択肢














I様の現場に採寸に行ってきました。
リビングから一段上がった洋室の肘掛窓にカーテンを掛けるのですが、
この窓の位置(高さ)はカーテンとの相性があまり良くありません。
一般的には
①窓枠下から15㎝程垂らす
②床までの長さで作る
の2パターンを勧められるケースが多いようです。

私の場合、もう一つ、「窓枠下から10㎝垂らす」もお勧めしています。
①の方法では妙に中途半端な印象になり、
②の方法でも不自然だからです。
窓枠下からの垂らし分を短くすることで、床までの空き分が長くなり、
肘掛窓に合ったサイズに見えます。
元々15㎝長めに作るのは光漏れを防ぐためで、
それは腰高窓の高さと関係があります。
床までの距離が短い肘掛窓は、それと同じ理屈で15㎝にする必要はありません。
数字とはあくまでも基準であり、
それが果たす目的を考えて応用することが大事です。



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