2013年2月24日日曜日

壁を透視する















本日施工した秦野市のF様の現場です。
採寸時に私は担当営業の方にカーテン下地の有無を聞いています。
でも、漠然と聞いたわけではありません。
現場に入ってそれを聞くまで、私が考えていたことは……

「窓の右の壁面が910㎜以上あるなあ。
エアコン用の200Vの電源が窓からあれだけ離れてるってことは、
その横が柱だから窓の右側はサッシを止める束はあっても上までいってない可能性もあるな。
窓の左も窓から離れたところにコンセントがある。
壁面も5尺位だし、間取りの為に柱のピッチを不規則にしたんだな。
てことは窓上中央の縦桟もずれてるはずだから、
中間サポートは確実にビスが効かないな。
両サイドは仮に片側は効いても反対側はまずダメだろう。
え~と廻縁止めてるフィニッシュは…あ~やっぱりずれてる。
う~ん……困ったな。
あ、すいません。カーテン下地って入ってますか?」

木造住宅の場合、
壁を叩いたり下地探し用ワンプッシュを刺さなくても、
目視で現場の情報を得るだけで、
ビスが効く・効かないを判断できるケースがほとんどです。
カーテン屋にとって家の構造を知ることは、とても重要なことなんですね。


2013年2月23日土曜日

房掛けの取付

現場を理解している縫製担当のart-k後藤です。

・・・と、言えるように、今日は現場取付をしていました。

写真は、先日の斉藤さん写真と同じように。

2013年2月22日金曜日

武家屋敷にて















採寸に行った際に偶然通った武家屋敷。
入場無料だったので入ってみました。
これは土間の窓です。
2つの引き戸が重なっていて、
煙を外に逃がしつつ、採光と調光が出来るようになっているんですね。

閉めるとこうなります。















さあ、同業の皆さんご一緒に! 
「ビジックだ」
「ビジックだ」
「これビジックだ」


訪れたインテリア関係者は全員言っていると思う。





房掛けの取付



















窓の右側の壁面に小さく見える2つの点。 
房賭けを付けるための小さなアンカーです。
この現場は工務店様の下請け工事で、
打ち合わせは私が現場で行っていますが、
施工時にお客様はいらっしゃいません。
房掛けを付ける壁面が狭いので隣の壁面に打った方が良い事、
その場合そこには下地がないのでアンカーを使う事も、
打ち合わせ時にご説明しています。
最近は窓枠を柱に固定するための金物が、
房掛けを止めたい位置にあることが多く、
取付も以前より時間が必要になりました。
付いてしまえば簡単そうに見えますが、
意外と大変なんですよ。





M様カーテン

縫製担当のart-k後藤です。
作業中の写真を撮るタイミングを逃しました。
只今、形態安定加工後、出荷準備中ですー。

2013年2月21日木曜日

S様工事準備



















私の体調不良で急きょ現場打ち合わせを延期させて頂いた
S様の工事準備が完了しました。
発注した商品を全て「営業所止」
(配達ドライバーが持ってしまうと到着時間が分からないので
運送会社の営業所に止めておき、取りに行く)
にして、何とかご希望日に間に合いました。
今朝はそんなご迷惑をお掛けしたS様から、
「カーテンが各部屋に付くのを家族みんなで楽しみにしています♪」と
大変嬉しいメールを頂きました。
昨晩は先日お納めしたH様より、
「工事をしていただいた晩は、カーテンを眺めながら
美味しくお酒をいただきました。」というメールも頂戴しました。
カーテン業界には素晴らしい志と知識と能力を持つ方が
たくさんいらっしゃることを私は知っています。
私もまだまだ学ぶべきことばかりです。
でも唯一自慢できることは、
私のお客様は日本一だという事です。

 
 


フロントレースの洗濯ラベル



















一年ほど前にある業界の先輩から聞かれて以来、
ずっと気になっていたフロントレースの洗濯ラベルの縫い付け位置。
特にシェードはヒダがないので目立ちます。
ご注文を頂く度に考えていましたが良い案が浮かばず、
今回ふと思いついて加工所にお願いしたのが上の写真です。
幕体裏の袋縫い上部に、ウエイトバーに隠れるように縫い付けました。
ウエイトバーより袋縫いの方が大きいので目立つ時もありそうですし、
透けている部分が多い生地だとどうか?という問題もありますが、
今までよりかなりいい感じです。


S様シェード

梱包されて出荷準備中です~
お手元に届くまで、もうしばらくお待ち下さい。

F様カーテン

縫製担当のart-k後藤です。
トップの一体型バランス、裾のメローロック加工中です。

2013年2月20日水曜日

Y様邸現場打ち合わせ














Y様の現場打ち合わせに行ってきました。
ポイントは三連の滑り出し+FIXの窓です。
この窓にはシェードを付けることになっていますが、
もっとも小さなこの窓がもっとも高い位置に来てしまいます。
しかも3つの窓の中央です。
そこでY様とは両端のレールの取付高さについて、
細かくご相談しました。
どの位置に付けるとどういう印象になるか?
それ以外の位置だとどうか?
Y様が違和感を感じない取付位置は?(これがとても重要です)
それぞれの見え方を私の経験を交えながらお話しさせて頂きました。
レールの取付位置って、とっても重要なのです。




カーペット工事
















カーペット工事に行ってきました。
と言っても施工は私ではなく職人のKさんです。
今回のお客様はイギリスの方で、何と日本語が話せません。
とは言っても、何を隠そう私、こう見えて英語学科卒ですので、
ちゃんと英語で説明しました。

「Ah~……carpet……carpet…置く?」

バッチリです(笑)

カーペットには「目」があり、
施工するときは職人さんとどの方向で敷くかを相談します。
掃き出し窓があればそちら向きにすることが多いのですが、
今回はベランダ窓であることと、施工性を重視して逆にしました。
もちろんお客様にも説明します。

「Ah~……carpet……carpet……目が逆?」

色んな意味で大変な現場でした。


2013年2月19日火曜日

緊張を伴う採寸














電動シェードの採寸に行ってきました。
建築前から打ち合わせを重ね、
電気配線の手配やカーテンボックスの奥行きや高さを決めています。
人生初の飛行機に乗っての採寸です。
色んな意味で緊張します。
飛行機苦手なんです(笑)




パネルカーテンの取付



LDKから階段へ向かう廊下に寒さ対策の間仕切りを付けました。
こちらは施工前の写真です。
ロールスクリーンを付けることが多いですが、
廻縁(壁と天井の見切り材)や巾木(床と壁の見切り材)があり、
ロールスクリーンでは左右の隙間が大きくなります。
そこで取り付けたのがパネルカーテンです。



















レールを付けて一枚の布を左右にスライドさせます。
生地は柄物ですが裏表で使っておかしくないものをお勧めしています。
裏から見ると…
 



 



















壁にすっぽりと収まります。
スイッチもちゃんと使えて便利です。