2016年4月20日水曜日

難工事

お得意様の工事を終えたところ、
『あ、そうそうサイトーさん、ちょっと見て欲しいものがあるんだけど』
と言われて数分歩いて案内されたのは、とある不動産屋さんでした。
移転の為の仮店舗は以前は飲食店で、本体建物の横には増床されたスペースが。



天井も壁もすだれで覆われていて窓は無く、不思議に思っていると、
『カーテンの生地で壁と天井を作れない?簡単なので良いんだけど』
という不思議な一言が。
すだれを外せば壁と天井があるのだと思ったのです。
しかし、気軽な気持ちですだれを外すと、何と見えたのは鉄パイプとテント!



これはサスガに無理だろうと思いましたが、
人間考えれば何とかなるものです。



壁は鉄パイプに幅広の桟木を固定し、石膏ボードを貼ってクロス貼り。
上下に廻縁を付けました。
天井はカーテン生地をアートケイさんにジョイントだけしてもらい、
現場でRや歪みに合わせて生地をカットしてタッカーで止め。
天井はタッカーが見えないように、薄い化粧板を短冊状にカットして
天井のRに合わせてしならせながら固定しました。
方法を決める段階でもかなり悩みましたが、
職人さんには頼めない仕事内容でもあるので、
終わった時は本当にホッとしました。

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