2013年5月13日月曜日

「出来ない」と言うために


ホテルの改装工事に伴う浴室窓の採寸に東京へ行ってきました。
1Fから順番に採寸は順調に進み、
そしてやはり、最後の最後でこういう窓が出てきます(苦笑)。






















浴室用ブラインドには傾斜窓仕様がありません。
使うとすれば、浴室用と同じ耐湿性素材が使われたタイプとなりますが、
スラットの重なりが浴室窓タイプより少ないので、
傾斜窓に使うと隙間が気になるでしょう。
(重力でスラットが下を向いてしまうため)
仮にそれがOKだとしても、
窓枠内側は石で覆われますのでビスを打つことは出来ませんし、
傾斜窓仕様にはテンションタイプはありません。
いろいろと考えた結果、
通常の浴室窓用テンションタイプを使い、
落下防止のため、アルミサッシにも短いビスでブラケットで取付け。
ウエイトバーはテープのみで固定した「振れ止め」に挟んで固定。
窓の角度が直角に近いので、これなら出来るかもという結論になりました。
 
でも、実際にはそれをお勧めすることはしません。
浴室は裸ですので、上から落下してきた場合のケガには慎重を期さないといけません。
あくまでも「ここまでしないと出来ませんし、危険です」ということを
分かって頂くためアイデアです。
「出来ない」ことを分かって頂くためには、
方法を考え抜いたという経過を示す必要があるのです。
 

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