2013年9月7日土曜日

言いたいのに言えない
















新規開店の店にソファを納めるので、現調に行ってきました。
建物は風俗店がいくつか入っている駅前の雑居ビル。
こうした時は色々工夫が必要で、
「僕は仕事で来たんだよ」と道行く歩行者に無言のアピールをするために、
わざわざバッグからバインダーを出して白紙の紙を見て
何かチェックするような素振りを見せたり、
意味なくメジャーを出して、意味なく伸ばしたり縮めたりしながら、
入る必要があります。
同様の素振りで出てきたのですが、
ティッシュ配りの女性が直前のサラリーマンには渡したのに
なぜか僕にはスルーで、
「いや、僕も仕事です。ほら、こうしてメジャーを伸ばしたり縮めたりしてるでしょ」とか
言いたいのに、あえて言うのも変だし言ったところで何なんだという、
全く意味のない葛藤をしながら店を後にしました。


2013年9月6日金曜日

A様色々


縫製担当のart-k後藤です。

なにがどうと言った説明は無いのですが、今日も丁寧に。

2013年9月5日木曜日

壁紙の採寸
















壁紙の採寸に行ってきました。
こちらの工務店様とはもう5年位のお付き合いでしょうか。
初めて会ったのは、建築途中の新築現場でした。
お客様から、
「大工さんがとっても神経質で腕の良い方なので気を付けて下さいね。
 気を悪くされることもあるかもしれないけど、悪い方ではないんですよ」と
かなりプレッシャーを掛けられての採寸でした。
そして、挨拶して現場に入って一分もしないうちに、
「オイ!カーテン屋!おまえココ踏むんじゃねえぞ!」ってすごい勢いで怒鳴られて、
内心コンニャローと思いつつ返事をしたのを覚えています。
その後2回程、現場に行く機会があり、
その度に色々な納まりを聞いたり、
逆に聞かれたりしている内に仲良くなり、
工事が終わった後はなぜか取引業者になっていました(笑)。
今では、あの時のことが思い出せないほどの関係です。
でも、これを「気が合う」と勘違いすると最初の関係に戻ります。
だからいつでも、初めてあった時の気持ちで現場に入ります。

2013年9月3日火曜日

T様シェード

縫製担当のart-k後藤です。
サイトーさんからの指示通り、なう。です。

2013年9月2日月曜日

新サンプル入荷
















タイのメーカー、PASAYA(パサヤ)のサンプルが入荷しました。
国内外の有名ブランドのOEM先として有名な文字通りの「メーカー」で、
クオリティの高さに対して価格はお手頃なのが特徴です。
ただ今、せっせとプライスカード製作中です。
お客様がご覧になっている当店のプライスカードは、
全て当店の手作り。
結構大変な作業です(苦笑)

2013年8月30日金曜日

シェードの取付

















裾切替のダブルシェードを付けてきました。
と言っても、このブログは施工例紹介はしないので、
いつも通りの施工のお話です。

裾10㎝が常時垂れ下がる(じゃないと裾のブラウンが隠れてしまうので)ように
作っているのですが、一般的なシェードより畳み代が多いので取付高さも高めです。
と言っても、クロス巻き込みなので良いのですが、
これが四方枠だと好きな位置まで上げるワケにもいきません。
後ろ幕を上げきった時に窓枠に乗っかって降りて来なくなるからです。

幅はいつもより2㎝(両脇1㎝)広めです。
これは窓枠が左右各25㎜「逃げて」いるためです。
プレーンシェードなら良いのですが、
ダブルシェードはプーリー(チェーンのユニット部分)が4センチほどあり、
そこにはブラケットが付けられません。
なので、仕上がり巾を広くして柱にビスを効かるためです。
それでも、真っ直ぐビスを打つと効きませんので、「斜め打ち」をします。
今回は後ろ幕が窓台にぶつからないようにスペーサーを付けました。

こちらが窓台。
そのまま付けると「ガチン!」と当たりますので、
ブラケットを前に出す必要があります。

こちらが取付けたブラケット。
裏にあるのが前に出すためのスペーサーです。
メカ物用ではなく、レール用のものです。
断面がコの字型になっているので、斜め打ちに適しています。
左側に向かって斜めにビスを打って、柱の横に効かせています。
1つでは強度上心配ないので、上下で2個使いました。
実際にはこれだけでも足りずに、もう1つ重ねています。
シェード一台付けるだけでも、色々と工夫が必要です。

2013年8月28日水曜日

A様バーチャル工事中


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


採寸用紙を見ながら一窓一窓仕上がり寸法を決めて、
パソコンの書式に数字を入れたら再チェック。
OKなら採寸用紙の数字を蛍光ペンで塗っていき、
全てのチェックが完了したらプリントアウト。
そこからさらに現場写真を見ながらバーチャル工事をします。
数字上、書類上で見落としていたミスって、
なぜか取り付ける直前に気付くからです。
だから、それを事前にやっておきます。
梱包を開けてブラケットを打ち、本体やカーテンを付ける。
全て無事に終わったら、その他の資料と一緒にホチキスに止めます。
一段落する瞬間です。

2013年8月26日月曜日

バーチカルの天付


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
色々な理由があり、枠内にバーチカルブラインドを付けることになりました。
窓枠の内寸は900㎜ジャスト。
腰高窓より高さがあり、10㎜上りでは気になるかもしれません。
そこで900㎜で発注しました。
バーチカルはブラケットの上端からが仕上がり高さになっており、
ブラケットを使わないことで6㎜短くすることができます。
この場合、高さ900㎜の商品を直付けにすることで894㎜となります。
現場でレールに穴を開ける加工が必要ですが、
その方がキレイです。
 

入らないところに入れる

 
異なる3色のボーダーにしたブラインドを付けたい滑り出し窓。
外からの見た目も意識した色構成になっているので、
少しでもガラス面に近い天付にしたい。
でも、ロール網戸の関係で有効奥行は35㎜しかなく、
普通の付け方でははみ出てしまいます。
そこで、浴室などで使われるノンビスタイプにしました。
計算通り、ドンピシャです。

2013年8月22日木曜日

ブラインドの高さと長さ、そして奥行

今日は以前このブログでご紹介した
コチラ→http://plusplan.blogspot.jp/2013/08/blog-post_5.htmlの現場に
工事に行ってきました。

リビングの採光窓のブラインドです。





















ポールの長さは30㎝。
取付高さで指定するともっと長くなりますが、ポールは目立ちます。
そこで奥様が手が届くかどうかを試して頂きながら、
目立ち度と使いやすさを相談して決めました。

次は脱衣所。
      
 
こちらのポールは規定より長めです。
洗濯機越しにポールを取ることになりますので、
手が斜めになる(=遠くなる)より直線になる(=短くなる)方が
ポールを取りやすく、その後の操作も楽です。
 
仕上がり丈はいずれも1㎝マイナスせず窓の内寸と同寸です。
ラダーコードが経年変化で短くなる為です。
そのままだとコードホルダーが窓枠に当たって割れてしまうので、
高さ調整機能を使って現場でギリギリの丈に調整します。
 
高さや長さはそれぞれに色々ありますが、
共通しているのは奥が結構深いと言う事です。


2013年8月21日水曜日

吹き抜けセミナー

お盆休み明けで仕事のペースが戻らないような街の雰囲気を見て、
20年近く前、サラリーマンをしていた時の事を思い出しました。
いつもながらの残業時間。
隣の机の後輩Kが思い出したように僕に言いました。、
「サイトーさん、そう言えば俺、営業セミナー行ってきたっす!」
「へえ~。どんな?」
「営業が苦手な人も、大好きになるんです!」
「それはすごいなあ。どんなことするの?」
「僕は営業大好き!僕は営業が大好き!って大声で何回も叫ぶっす!」
「………………」
「またそうやって冷たい目線で見ますけど、本当に効果あるんすから!」
 
今思い出しても笑っちゃうんですが、
当時のKは苦手を克服しようと必死だったんでしょうね。
さて、登るか。
 
 















僕は吹き抜けが大好き!
僕は吹き抜けが大好き!
僕は吹き抜けが大好き!
僕は吹き抜けが大好き!
僕は吹き抜けが大好き!
僕は吹き抜けが大好き!
僕は吹き抜けが大好き!

2013年8月20日火曜日

柄パターン探偵



柄のリピート・パターンを探せ。
縫製担当のart-k後藤です。

規格上は60cmのリピートでも半分の30cmで頭ピッタリになる生地も。
写真は斜め、ダイヤ状にパターンが列んでいます。
耳同士は柄合わせ出来るのでステップ柄では無いのですが、あえてステップで裁断すると計算上の必要要尺以下で柄ピッタリの裁断が出来ます。(条件にもよる)

思わぬトラブル(キズや要尺不足)のリカバリー用のネタで縫製屋用の話です。

仕様・製作の工程構造を理解している一部のコアな人向け&サイトーさんへの業務連絡でした。

2013年8月19日月曜日

下地探偵

採寸に行ってきました。
ピタッと足が止まったのがこの窓。



 
窓枠上から天井まで32㎜あるのでLTじゃなくてNTブラケット?という話ではなく、
「いかにも廻縁が入りますって寸法だよなあ。天付オンリーかなあ」という心配。
基本、天井と壁の際はボードを受ける桟が入っているので、
斜め打ちすれば効くのですが、窓枠のチリ(出っ張り)が多いのが気になります。
その分、前に出さないといけません。
 
で、ボードのビスを見ます。
















これだけキレイに縦横が揃っていると、
どっちの方向に野縁(天井の桟)が走っているのか分からない(笑)。
う~ん…こまったなあと思ってさらに凝視。
すると…ん?と目に留まったのが墨だしの鉛筆の跡。
ボードの境目の一番上のビスの間に書いてあるのが分かりますか?
これはボードで蓋をした後、桟のある位置にビスを打てるように
事前に大工さんが書いたマーキングです。
ボードの境目に桟があるなら不要のはず。
端に沿ってビスを打てば良いのですから。
ということは、写真だと横方向に桟が走っているということです。
この桟はそのまま先程の窓に直角にぶつかります。
追いかけていくと、ブラケットを止める位置との問題もなさそう。
と言う事で、レールを前に出しても天付OKという結論になりました。
 
そろそろ山村紅葉と共演して、
「京都湯けむり下地探偵」なんてドラマもやれそうな気がする(笑)