2016年4月1日金曜日

エアコンとの戦いは続く

こちらは伊勢原市のS様のご了承を頂いて、
現場打ち合わせの際に貼った紙テープ。
エアコン工事がカーテン工事よりも先に行われるとの事で、
レールがどこまでくるか位置を示したものです。
電化製品と言うのは在来工法のモジュールに合わせて作られており、
冷蔵庫なら両側が壁でも入る75㎝以内、
エアコンなら片側壁でも入る80㎝以内になっています。
でも最近はそれを無視して大型化した機種も出ていますし、
取り付ける業者さんによっても違います。
こちらが予想した『一般的な位置』に付けてくれるとは限りません。
S様の購入された機種はレールと干渉するサイズではありませんでしたが、
念には念を入れてマーキングすることにしました。
ちなみに機種で今もっとも要注意なのが富士通。
以前は最もコンパクトなサイズを売りにしていましたが、
本体横の送風口が稼働するガンダムみたいなものが出てきました。
あの機種はサイズが大きいので要注意です。

2016年3月31日木曜日

天窓のブラインド



伊勢原市のK様のリビングの天窓に
ソーラー電池式のブラインドを取り付けました。
昇降するためのコードを壁面まで持ってくることもありますが、
昇降しなくて良いのがブラインドの良さでもあります。
でも昇降コードはブラインドの羽根が左右にずれない為の役割もあるので
無くすことはできません。
K様のリビングは壁と天井の関係や間取りの都合上、
昇降コードを壁面まで持ってくることができません。
そういう時は

根元で切ってしまいます。
スッキリと見た目もキレイです。

2016年3月30日水曜日

逆巻き

洗濯器置場のスペースを隠すためにロールスクリーンを付けた
世田谷区のK様の現場です。
通常とは違い、本体の表側から生地が降りてくるようにお作りしました。
こうすることで壁と生地が揃うのでキレイです。
単純な取付も一工夫で仕上がりが変わります。

2016年3月29日火曜日

連窓のロールスクリーン



厚木市のE様の現場です。
一間半の窓に2分割で取り付ける柄物のロールスクリーンの発注書です。
紋様柄のため、
サイズと柄位置の関係や2つのロールスクリーンの繋がりを考慮する必要があります。
縦も横も細かく指示します。



完璧に出来ました!






2016年3月28日月曜日

デザインの背景


シェードの上部を切り替えてリボンテープを縫い付けた厚木市のJ様のシェードです。
発注の際は実際の生地を使って、スタッフとが1㎝単位で確認し、
その寸法をもとにアートケイさんと相談しながら製作しました。
でも、それよりももっとエネルギーを注いだのはプランニングです。
ご注文頂いたのはシェード1台ですが、
そこにはお客様の様々な想いがあります。
それがデザインに反映されているか、
お客様の作りたい部屋とイメージが一致するか、
そうした点を何度も確認します。
何の為にデザインがあるのかが、最も大事なことなのです。

2016年3月27日日曜日

エコカラットにレールを取り付ける


エコカラットに穴を開けてレールを取り付けました。
穴自体はキリで簡単に開くのですが、
大事なのはその先に下地があるかどうか。
家の構造や廻縁のフィニッシュ、コンセントの位置を見ながらの判断になります。
レール選定も重要です。
I様が当初気に入られたレガートはボディがガッチリし過ぎているのと、
ブラケットが3点止めになるので、
壁の不陸があると嵌らないこともあります。
そこで一間巾を2つのブラケットで出来、しかも台座のないレジオスパテオをお勧めしました。
もちろんカーテンとの相性も考慮して。
取付の際はやすりで不陸をとって平坦に。
エコカラットの厚みを計算して長いビスも用意しました。
普通に壁に付けるより時間はかかりましたが、
バッチリ完璧に終了。
I様にもとても喜んで頂けました。
I様、この度は誠にありがとうございました。


2016年3月26日土曜日

10万キロ


2年前の今頃、走行距離17,000キロで購入した工事車が
10万キロを突破しました。
通勤でも使っているのでどうしてもこんな距離になってしまいます。
まだスマートフォンもグーグルマップも一般化する前、
現場までの所要時間は距離×2.5でみていました。
例えば25キロ先の現場なら2.5を掛けて62.5なので約1時間というふうに。
で、ふと計算してみました。
年間4万キロ×2.5=100000分÷60=1666時間÷24=69.4
1年の内約70日は車に乗っている計算です。
恐ろしい(笑)
だんだん無理が効かなくなってきているので、
そろそろクッションの柔らかい車にも乗りたいのですが、
無理かな~。





2016年3月24日木曜日

ビンテージスタイルのオーダーカーテン



ビンテージと一口に言っても、その周囲のテイストも含めると
お客様のイメージは様々です。
ユーズド感のある革張りのソファに
ビンテージ塗装の家具を置かれる方もいらっしゃれば、
シャープな家具を置いたモダンで大人なビンテージの方もいらっしゃいます。
平塚市のS様の場合は後者でした。
写真ではメインの生地がブルーに見えますが、
実際はシャビーなグレー。
良い感じに仕上がりました。
さて、明日はお休みを頂きますが
明後日からの1週間はご新築工事が続きます。
今日はスタッフが全ての確認をしてくれて準備も万端。
一つ一つ丁寧に仕上げたいと思いますので、
宜しくお願いします。

2016年3月22日火曜日

シェードの柄位置





部屋の東西の壁面にある3つの滑り出し窓に取り付けた
厚木市のO様のシェード。
1つは入隅の関係で、他の2つよりも仕上がり巾が2㎝小さくなります。
そこでゴトー君が気を使って裁断してくれました。
通常は角上で合わせる柄位置をセンターにして、
見た目には分からないように配置しています。
納品時にお客様にご説明したところ、とても喜んで下さいました。
気付かないようにしたところを気付かせてしまうことになるので、
こうした点をご説明するのは迷うのですが、
喜んで頂けて良かったです。

2016年3月20日日曜日

Vouloir cest pouvoir

フランス語の先生をされているF様の納品を終え、
玄関で靴をはきながらふと聞いてみました。
『あのー…何かフランスのことわざ教えて頂いても良いですか?』
教えて頂いたのが写真の言葉。
親切なF様がわざわざ紙に書いて下さいました。
『やりたいことは、できること』
という意味だそうです。
最初聞いた時はフランスのイメージ(勝手な)と違うので、
『フランス人ってそんなにポジティブなんですか?』と聞いてしまいました。
思えば出来る、というような意味に捉えてしまったのです。
でも、すぐにそうではないと思い直して、
『そういう気持ちこそが最も大切だっていう意味ですね』と聞いたところ、
『まさにそうなんですよ。フランス人はそこを最も重要視するんです』とおっしゃいました。
何気なく思いつきで聞いてしまったのですが、
脳みその上の方にこの紙がペタンと貼られたような感じです。


2016年3月15日火曜日

ウラオモテ





間仕切りカーテンをお納めした海老名市のO様。
ガラスの壁越しに見えるカーテンを、
廊下から表に見えるようにしたいというご希望でした。
まずは表裏の分かりにくい生地選定、
フックは垂れ壁で見えませんが、
気になるのが両端の耳と裾の折り返しです。
そこで耳を表側に折り返して、
裾はウエイトチェーンを落とし込んだ仕様にしました。
現場の状況やお客様によってご要望も様々。
一つ一つ丁寧に対応していきたいと思います。

2016年3月14日月曜日

Rock me!



伊勢原市のM様のリビングにお納めしたボラスのロック。
決して頻繁に出る色ではありませんが、とってもカッコ良い生地です。
クラフト感やビンテージ系のお部屋とも相性がよく、
定番でありがながら『まさに今!』と言える生地だと思います。
そんな工事をしている間、
私の耳がピクピクと反応していたのがバックに流れる素敵な音楽。
ラジオはラジオなのですが、
トークは少ないし選曲がとっても良い感じ。
でも、神奈川県民には聴取が義務化されていると言っても過言ではないエフヨコでもない。
我慢できずに思わず聞いてしまいました。
『Mさん、これってFENですか?』
『あ、違いますよ』
『ですよね~。ステレオですもんね…』
『これ、インターFMです』
という訳で、それ以来ずっと聞いております。
M様、色々ありがとうございました!

2016年3月13日日曜日

プロと思い出話


伊勢原市のH様のリビングにお納めしたイギリスのコットンプリント。
当店でも人気の生地ですが、
お客様のインテリアテイストによって組み合わせる色も様々です。
そしてそんな色の組み合わせによって、
また違うイメージを見せてくれるのが切替カーテンの魅力かもしれません。
例えば単純に、メインの生地を気に入って下さったからと言って
切替という手法をお勧めしてもお客様は受け入れて下さいません。
その背景がとても大事で、
そこには間取りや窓のレイアウト、柄やお客様の置かれる家具等、
様々な要素を考えた結果の提案となって初めてOKを頂けます。

私がこうしたちょっと変わったプランをご提案しようと始めたのは
今から7・8年前。
その時は思っていました。
いくつか提案したプランの中でお客様はもっとも『素敵』なものを選んでくれるだろう、と。
でも実際は違いました。
何度提案しても、受け入れて下さるのは一部のお客様だけ。
なぜだろう?と随分考えました。
そして思いました。
自分のエゴをお客様に押し付けてもダメなんだと。

昨日の晩、色々な話の流れで、息子と私の取引先の監督さんの話になりました。
『Iさんは、プロだからなあ』
『やっぱり色々良く知ってるんだ』
『う~ん。それはそうなんだけど……プロって、なんだと思う?』
『知識があるとか、技術がすごいとか?』
『そういう人はアマチュアの人にもいるよね。中にはプロ以上の人もいるし。
お父さんはさ、プロって、自分の知識や技術を自分以外の人の為に使う人、のことだと思う。
例えば歌手なら、モテたいとか金持ちになりたいとかじゃなくて、
誰かを元気づけたいとか、そういうために歌う人。
例えばお父さんの仕事なら、自分のセンスを押し付けたり誰かに自慢するためじゃなく、
お客さんのためにプランを考える人、とかね。』
お客様に教わったことって色々あるなあと、改めて思いました。