2016年7月12日火曜日
想いと工夫を詰め込んで
A様の最初のご希望はスワッグバランスでした。
でも打合せで何度かギャザーバランスのお話が出てきます。
どうしてだろう?と疑問に思いお聞きすると、
そこにはちゃんと理由がありました。
ご予算的な問題もありフラットバランスに変更する際、
スワッグバランスの持つ重厚さとギャザーの持つエレガントさを
合わせもつデザインを考えようと思いました。
スワッグバランスのカーブをなぞりつつ、
A様が喜んで下さりそうなデザインを考えました。
デザインだけではなく、
100巾の生地のジョイントが表に来ない割り付けや、
弧を描いたことで歪もうとする直線を吸収するため、
間にプリーツを入れたこともポイントです。
色々な工夫と思いを詰め込んで、一つのバランスが出来上がります。
2016年7月10日日曜日
シンプルの奥行
当店ではヨーロッパをはじめとする海外の生地も扱っており、
もっとも人気があるのはイギリス、そして次が北欧なのですが、
今月は珍しくフランス生地のご注文が続きました。
厚木市のY様がお選びになったのはサークル柄の刺しゅう生地。
とんがり過ぎず、ほんの少しエレガントさも感じさせるサジ加減はさすがです。
おそらく、円の大きさを1㎝変えただけでも別の生地のようになってしまう、
そういう計算され尽くされた背景があるのでしょう。
ジャガードやプリントではなく刺繍という作り方も、
その雰囲気を感じさせる要因だと思います。
Y様のお宅では、その他のお部屋にも同じブランドの生地をお選び頂きました。
カーテン屋の私でも買えない生地ばかりで、実はかなり羨ましいです(苦笑)。
2016年7月4日月曜日
T様発注しました
2016年6月9日木曜日
カフェのブラインド
2016年6月7日火曜日
K様ハトメカーテン
2016年5月24日火曜日
2016年5月12日木曜日
馬をどうする?
2016年5月6日金曜日
2つの絵
2016年4月28日木曜日
デザインの力
小田原市のS様の子供部屋に使用するイギリスのコットンプリントです。
ポリエステルでは決して出ない水彩画のような染まり具合、
かわいくデフォルメしていないのに、思わず『かわいい!』と声が出てしまうデザイン。
日本のカーテンマンとしてはちょっと悔しい気持ちも出てしまうほどです。
海外のキッズ向け生地を見るたびに思い出すのは、
ある幼稚園の先生の言葉。
『海外のおもちゃは、ちゃんと子供向けではあるんだけど、決して子供騙しではないのよね』。
日本でもコットンプリントは出来ますし(工場は少ないですが)、
優秀なデザイナーさんもいらっしゃいます(たくさんいます)。
コットンをウオッシャブルにする技術もあります(サンフォライズ加工と言います)。
インテリアへの関心がこれだけ高まった今、
デザイナーさんの力をもっと活かした生地が生まれると良いなあと思っています。
2016年4月23日土曜日
小技を効かす
2016年4月22日金曜日
モコモコスタイル
2016年4月16日土曜日
当たり前のようで当たり前でないこと
洋服店を営まれている厚木市のW様がお選びになったのはポルトガルのレース。
エスニックな柄が立体感のある刺しゅうで表現されています。
価格はちょっと(かなり?)お高いのですが、
当店での販売は色違いを含めて3度目。
皆さん、この生地の魅力にはまってしまうのです。
生地の魅力を活かしつつ価格が抑えられるよう、
1つの窓にポイントで使ったり、ヒダを少な目にとったりと
色々な方法でご提案しています。
そしてもう1つ重要なのは加工所さん。
たとえプレーンな仕上げ方でも、
普段から特殊な生地を扱っているところでないと難しいんです。
こうした点も当店がアートケイさんに
オーダーカーテンの縫製をお願いしている理由の一つ。
多種多様な生地を当たり前のように縫製依頼できるって、
実はとってもスゴイことなんですよね。
2016年4月11日月曜日
プランニングの視点
2016年4月8日金曜日
ちょっと違うものを合わせる
2016年4月5日火曜日
ピンポイントな醍醐味
2016年3月28日月曜日
デザインの背景
シェードの上部を切り替えてリボンテープを縫い付けた厚木市のJ様のシェードです。
発注の際は実際の生地を使って、スタッフとが1㎝単位で確認し、
その寸法をもとにアートケイさんと相談しながら製作しました。
でも、それよりももっとエネルギーを注いだのはプランニングです。
ご注文頂いたのはシェード1台ですが、
そこにはお客様の様々な想いがあります。
それがデザインに反映されているか、
お客様の作りたい部屋とイメージが一致するか、
そうした点を何度も確認します。
何の為にデザインがあるのかが、最も大事なことなのです。
2016年3月22日火曜日
シェードの柄位置
部屋の東西の壁面にある3つの滑り出し窓に取り付けた
厚木市のO様のシェード。
1つは入隅の関係で、他の2つよりも仕上がり巾が2㎝小さくなります。
そこでゴトー君が気を使って裁断してくれました。
通常は角上で合わせる柄位置をセンターにして、
見た目には分からないように配置しています。
納品時にお客様にご説明したところ、とても喜んで下さいました。
気付かないようにしたところを気付かせてしまうことになるので、
こうした点をご説明するのは迷うのですが、
喜んで頂けて良かったです。
2016年3月14日月曜日
Rock me!
伊勢原市のM様のリビングにお納めしたボラスのロック。
決して頻繁に出る色ではありませんが、とってもカッコ良い生地です。
クラフト感やビンテージ系のお部屋とも相性がよく、
定番でありがながら『まさに今!』と言える生地だと思います。
そんな工事をしている間、
私の耳がピクピクと反応していたのがバックに流れる素敵な音楽。
ラジオはラジオなのですが、
トークは少ないし選曲がとっても良い感じ。
でも、神奈川県民には聴取が義務化されていると言っても過言ではないエフヨコでもない。
我慢できずに思わず聞いてしまいました。
『Mさん、これってFENですか?』
『あ、違いますよ』
『ですよね~。ステレオですもんね…』
『これ、インターFMです』
という訳で、それ以来ずっと聞いております。
M様、色々ありがとうございました!
2016年3月13日日曜日
プロと思い出話
伊勢原市のH様のリビングにお納めしたイギリスのコットンプリント。
当店でも人気の生地ですが、
お客様のインテリアテイストによって組み合わせる色も様々です。
そしてそんな色の組み合わせによって、
また違うイメージを見せてくれるのが切替カーテンの魅力かもしれません。
例えば単純に、メインの生地を気に入って下さったからと言って
切替という手法をお勧めしてもお客様は受け入れて下さいません。
その背景がとても大事で、
そこには間取りや窓のレイアウト、柄やお客様の置かれる家具等、
様々な要素を考えた結果の提案となって初めてOKを頂けます。
私がこうしたちょっと変わったプランをご提案しようと始めたのは
今から7・8年前。
その時は思っていました。
いくつか提案したプランの中でお客様はもっとも『素敵』なものを選んでくれるだろう、と。
でも実際は違いました。
何度提案しても、受け入れて下さるのは一部のお客様だけ。
なぜだろう?と随分考えました。
そして思いました。
自分のエゴをお客様に押し付けてもダメなんだと。
昨日の晩、色々な話の流れで、息子と私の取引先の監督さんの話になりました。
『Iさんは、プロだからなあ』
『やっぱり色々良く知ってるんだ』
『う~ん。それはそうなんだけど……プロって、なんだと思う?』
『知識があるとか、技術がすごいとか?』
『そういう人はアマチュアの人にもいるよね。中にはプロ以上の人もいるし。
お父さんはさ、プロって、自分の知識や技術を自分以外の人の為に使う人、のことだと思う。
例えば歌手なら、モテたいとか金持ちになりたいとかじゃなくて、
誰かを元気づけたいとか、そういうために歌う人。
例えばお父さんの仕事なら、自分のセンスを押し付けたり誰かに自慢するためじゃなく、
お客さんのためにプランを考える人、とかね。』
お客様に教わったことって色々あるなあと、改めて思いました。
2016年3月10日木曜日
色の流れ
北欧と一口に行っても、
モダン寄り、ナチュラル寄り、60’s混ざりにマリメッコ(これはまたちょっと違うので)と、
色々なテイストがあります。
当店がヒアリングで重視するのもまさにここ。
明確にお決まりになっていない方もいらっしゃるので、
そんな時は色々な写真を見ながらご相談を進めます。
K様の場合は、ちょっと『カワイイナチュラル』な感じでした。
そして担当スタッフがプランニングの際に気を付けたのが色の流れ。
カラフルであるほど、ここがポイントになります。
リビングには裾にブルー
2階にホールはアクセントに使ったテープをブルーにして
子供部屋まで色が流れます。
こうしたちょっとしたことが快適な暮らしの一助になればと思っています。
モダン寄り、ナチュラル寄り、60’s混ざりにマリメッコ(これはまたちょっと違うので)と、
色々なテイストがあります。
当店がヒアリングで重視するのもまさにここ。
明確にお決まりになっていない方もいらっしゃるので、
そんな時は色々な写真を見ながらご相談を進めます。
K様の場合は、ちょっと『カワイイナチュラル』な感じでした。
そして担当スタッフがプランニングの際に気を付けたのが色の流れ。
カラフルであるほど、ここがポイントになります。
リビングには裾にブルー
2階にホールはアクセントに使ったテープをブルーにして
子供部屋まで色が流れます。
こうしたちょっとしたことが快適な暮らしの一助になればと思っています。
登録:
投稿 (Atom)