2016年8月21日日曜日

折り返さない裾処理



おそらくですが、このブログで一番取り上げている裾の処理。
カーテンの作り方や洗濯強度、柄の特徴など、
さまざまな要素を考慮しながら決めています。
特に裾の処理方法を強く紹介したい訳ではないのですが、
ちょっと変わったデザインをする時こそ、
細部の作り方が重要なのです。
本日お届けしたU様のカーテンは上部の色を変えた切替カーテン。
裾は折り返しをせずにウエイトチェーンを巻き込んだ仕様です。
後から光が当たった時に、生地の重なりによって違う色に見えてしまうと
3色の切替のように見えてしまうためです。
発注書を書く際は、そのカーテンを掛けた時を想像して
イメージ図では予想できない『落とし穴』がないかチェックします。
ご注文を頂いてからが、私たちにとっては本当のスタートなのです。

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