2014年11月3日月曜日

真っ直ぐ付ける

色んな物ついているのはW様のリビングの壁。
右上は下地探し用のマグネット、その下は差し金。
そして左にちょこっと見えるのが↓の先端です。
採寸時にお客様にはお伝えしましたが、
一間半の窓の両端で高さが7㎜違います。
木造住宅の掛け替えの現場では珍しくなく、
建物の欠陥ではありません。
(建物の沈みに木が『対応』していることで起きる現象で、
RCは『対応』しないので壁にクラックが入ったりします)
 
カーテンレールを付ける場合、
『窓上から〇〇mm上にビス止め』というように取付位置を決めますが、
この方法だとこの窓の場合はレールが曲がってしまいます。
しかも取り付けるのは肉厚のレガートですので、
レールが歪んで見えたり、はまらなかったりします。
そこで、まずは窓の両端のビス位置を床から測り、
上の写真の墨出し器を使ってその直線上で他のブラケットを付けます。
今回はレースが窓内に入るので、レールと窓枠の位置関係は常時見えます。
窓枠に対してレールが傾斜しているように見える可能性もありますので、
7㎜キッチリは変えずに両端で5㎜差としました。
 
W様の現場ではレールの取付高さにも注意しました。
一本レールを付けるだけですが、色々と大変です。

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