北欧の生地にはちょっとした思い入れがあります。
まだ国産の生地をメインにして販売していた頃、
(12、3年前になるのでしょうか)北欧の生地との出会いが海外生地を扱うきっかけでした。
生地の素晴らしに惚れてサンプルを入れましたが、
最初は全然売れませんでした。
「洗うと縮みます」
「経年変化でポリエステルより早く色落ちします」
後々クレームにならないように、
デメリットの説明ばかりに気を取られていたからです。
大事なのは、その生地がお部屋に掛かることで変わる
お客様の生活なのに。
私は北欧生地を通してカーテンを販売する意味を
教えてもらった気がします。
今回、そんな北欧生地をご注文されたK様が
気に入られたのはパープルのレース。
今もこうして新しい組み合わせで、
納品が待ち遠しい気持ちにさせてくれます。
まだまだ長く付き合いたい、かけがえのない生地です。