2018年5月21日月曜日

理系職人

装飾レール、ローレット木目25を取り付けたT様の子供部屋です。
片側が壁になっていますので、
真っ直ぐビスを打っても聞きません。
現場打ち合わせの段階で、
斜めに打って柱に効かせる方法をご説明しました。
このレールはキャップを外すと
蓋のようなプレーンキャップになるのですが、
それも付けられないこともご説明しています。
仮にプレーンキャップを付けると、
キャップ3㎝、リングランナー1cm、ブラケットのビス穴が端から1㎝で、
壁から5cm内側になります。
そこでフェルマーの最終定理やフレミングの左手の法則に加え、
スイヘーリーベーボクノフネと呪文を唱えた上に三角比で計算すると、
60度で打つと1:2:√3ですので10cm、
45度で打つと1:1:√2ですので……
え~と…5×一夜一夜に…1.5として…7.5cm!
が壁までの距離です。
そこから12.5㎜厚のボードの先の柱に3㎝は効かせないといけませんので、
それはサスガに難しいという結論になります。
で、斜め打ちするなら金具を重ねるダブルセットは難しく、
ポールとエリートを個別に付けた方が良いし、
その方が見た目もキレイだなということで、
一本のレールが無事に付くわけです。





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