2017年2月25日土曜日

一工夫した取付け

付いてしまえば分からないのですが、
案外色々な工夫が必要なのが
オーダーカーテンやブライインド等の工事です。
海老名市のO様の工事はまさにその連続でした。
普通に付けただけに見えますが、
普通に付けただけです(笑)。
ただし、向きは逆にしています。
ボックスの奥行きと生地を下げたい位置の関係で、
本体をボックスの手前側に取り付けました。
こうした場合、ブラケットのツメを押すことが出来ず、
生地を下げ切って直径を細くしないと外せなくなります。
そしてその方法で外すと生地に折れ皺が付いたりします。
そうしたことを予測して、あえて逆向きに取り付けました。


エアコンが窓枠の上端ギリギリについている滑り出し窓。
事前に取り付け状況を確認して、
ブラケットを窓に跨がせて付けています。
窓の左は柱があるので大丈夫ですが問題は右。
窓枠のチリ(でっぱり)をかわすために使う「ふかし材」を加工して、
窓上の下地に向かって90㎜の長いビスで左斜め上に向かってビス打ち。
ばっちり下地に効かせています。


加工しているのは天付ブラケット。
ブラケットが割れないように細い穴を開け、
細いビスで天井際の下地に効かせます。
でも90㎝巾の小さい窓でも、
これだけではレールが前倒れする可能性があるので、


保険をかけてアンカーを打っておきます。
後でビスは効いているので、
耐荷重重視ではなく、後で取り外しも出来るタイプのもの。

バッチリです。
でもこれが付いてしまうと分からないんですよね。
だからカーテン工事って、
専門の職人の重要さが伝わりにくいのかもしれません。









2017年2月22日水曜日

最低限の先


全室を輸入生地から選ばれた平塚市のH様、
生地選びの終わりは楽しかった時間の終わりでもあり、
生地の大好きなH様にとっては、ちょっと寂しいことかもしれません。
インテリアを選ぶには色々なルールがあると思いますが、
大事なのはそれが「最低限」であることです。
多くの人がその線を上げ過ぎてしまうことで、
その人らしさをなくしてしまっているような気がします。
リビングも、和室も、最後はお好きな生地を選ばれました。
ちゃんと最低限のルールの中で。
その先にあるのは「H様らしさ」です。
どのお部屋もきっと素敵に仕上がると思います。
さて、写真は子供部屋の切替カーテン。
微調整を繰り返して、この割合で決まりました。
出来上がりを楽しみにお待ちください。



2017年2月21日火曜日

図面に落とし込む

日曜日に採寸にお伺いした平塚市のH様、
正確な仕上がりサイズを算出して再度お見積もりをお出ししました。
頭の中で「こ~なって、あ~なるから…」でも出来るのですが、
そういうことをすると痛い目を見るのがオーダーカーテンの仕事です。
なので、図面に落とし込みます。



明日、色の組み合わせとメカの仕様の最終確認をして
発注に入ります。

エリートとネクスティで2時間話すことができるだろうか?(いや、できる)















今年は月イチ勉強会を開催する予定で、
今日は来月の予定を前倒ししての第2弾。
「カーテンレールの専門メーカーって、実はここまですごいのだ」をテーマに
トーソーさんにお越し頂きました。
話す内容は定番のエリートとネクスティ。
これで2時間です(笑)。
でも、これがとっても面白いんです。
なぜこの寸法なのか、なぜこの形状なのか、
塗装の違いやマグネットランナーの構造の理由など、
専門メーカーの凄さを存分に教えて頂きました。
前回に引き続き、「こんなことお願いされたの初めてです」という
コメントも頂きました(笑)
確かに、こんなことをしても売上アップには直接関係しないかもしれません。
ではなぜ?と聞かれたら、こう答えるしかありません。
「それが私たちの仕事だからです」。

2017年2月20日月曜日

伝わりにくいこと


世の中には耳の折り返しと柄リピートを合わせるという
にくい小技をしてくれる加工所があります(笑)。
当店ではアートケイさんにカーテンの加工をお願いしていますが、
その理由はもちろん、縫製がきれいだからです。
では、「縫製がきれい」って何でしょうか?
色々な意味があると思います。
ミシンを自在に操る技のすごさもあるでしょう。
いわゆる「縫製仕様」もあるでしょう。
もちろん、そうした部分でもアートケイさんはピカイチですが、
あまり語られないこういう部分も、その一つだと思います。
お客様、とっても喜んでくださいました。

2017年2月19日日曜日

F様の候補生地選定


世田谷区のF様のオーダーカーテンのサンプル選定をしています。
ご希望は無地ですが、
各メーカーの生地を比較しながら、
微妙に異なるテイストや色具合を選びます。
もちろん価格面も考えます。
単純に高い、安いだけではなく、
「この素材感でこの価格は安い」というお得感も判断します。
無地を選ぶって、実はとても難しいことなのです。

2017年2月17日金曜日

築地



茅ヶ崎から厚木、そして田園調布と回り、最後は築地。
間口2間の4F建ての建物は、良い感じに古さを残した
センスあるリノベーション現場。
それぞれの場所にそれぞれの生活と家があることを実感する一日でした。


2017年2月16日木曜日

I様のハニカムスクリーン

ちょっとバタバタしていまして
ご報告が遅くなってしまいましたが
相模原市のI様のハニカムスクリーンも発注が完了しております。















断熱のご相談は専門知識が必要で、
単に商品を販売するのではなく、コンサルティングが重要です。
I様の場合、居室の開口部を塞ぐだけではなく、
寒さの根本的な要因であった箇所を対応することで、
冷気を弱めることがポイントでした。
現場を見ずに商品のご紹介は出来ない分野と言えます。

2017年2月15日水曜日

勉強会


一年の中でも比較的静かな2月、
ここぞとばかりに色々なことで盛りだくさんの当店です。
昨日はバレンタインデーに浮かれる世間を横目に、
メーカーさんにご協力を頂いて
ブラインドやロールスクリーンの遮熱と断熱の勉強会。
かなり専門的な部分まで突っ込みながら、
それをお客様のご要望にどう活かすかというところまで、
意見交換をしました。
数字ばかりで頭が疲れましたが、
「サイトーさんは理系ですから」と言われてびっくり。
「誤解をしてると思うけど、オレ、そんなに細かくないってば」と言いつつ、
ん?先月もこんなこと言ったような気が…。
どこでそう思わているのか不思議です。
そう見えるんでしょうか?


2017年2月14日火曜日

タフタ

縫製担当のart-k後藤です。


ちょっと今風?にInstagramの画像加工をしちゃったりして。

とっても特殊な生地になります。
ちょっと前までのいわゆる日本人的な感覚では選ばれないような。

昔、展示会での製作に関わった折に、「この生地、フランス人なら泣いて喜ぶんだよね~」
とデザイナーさんが言っていたのがとっても印象に残っています。
私はフランスの方と生地のお話をしたことが無いので、真偽は不明ですが・・・

ボクも大好きで、独特の風合い、シャリ感と光の陰影、触る度に表情を変えてくれます。
本当は、クシャクシャっとやって写真に収めたかったのですが、お客様の生地なので、フンワリの状態で写真を。

どんなお部屋になるのか、想像しながらお仕立てをするのも楽しいものです。

2017年2月12日日曜日

N様のシェードが入荷しました















茅ヶ崎市のN様のシェードが出来上がってきました。
現在、厚地だけのシェードをダブルタイプに変更します。
箱の中に入っているのはメカと後幕のレースが
セットされたもの。
これに今お使いの前幕を移設すれば完成です。
取り付け金具は共用できるのでそのまま使用。
それぞれのケースに合わせて、最適なご提案をしています。

2017年2月10日金曜日

麻(リネン)のカーテン
















厚木市のI様の麻のカーテンも、発注が完了しております。
当店で人気の麻ですが、
お選びになる方のインテリアテイストは様々です。
ナチュラル、フレンチカントリー、ビンテージなど、
それぞれのテイストとお客様ごとに微妙に異なるイメージを
擦り合わせながら一つの生地にたどり着きます。
麻、無地、という一括りには出来ません。
I様の場合、決め手になったのはソファでした。
インテリアコーディネーターでもあるI様とは、
色々なインテリアのお話で盛り上がりながら、
楽しく生地選びをさせて頂きました。
I様、出来上がりを楽しみにお待ちください。

2017年2月9日木曜日

仲間入り


今日は朝から厚木市のM様の輸入壁紙工事でした。
施工の間、M様と話題になったのが、
お母さまがお使いになっていたミシン。
ビンテージ系のインテリアがお好きな方の間では、
実は垂涎物のアイテムです。
こうしたどうでしょう、こんな風にしても良いですよと
色々とお話をした結果、当店にやってきました(笑)。

もう一つ当店に来たものが、バッグ。
こちらは当店のお客様のT様に作って頂きました。
T様は以前、北欧のネットショップの小物製作をされていた方で、
今はフリーでバッグの製作をされています。
今日出来上がってきたのは打ち合わせ用のバッグ。


イギリスからの輸入生地で作って頂きました。
サイズや生地、形状など、全て指定して作って下さいます。
ご希望の方はご紹介しますので、当店までお問い合わせください。