2016年6月4日土曜日

秘密兵器



これは困ったなぁと、何度も見上げた吹き抜けの窓。
両端は入隅になっていて、その下には同じ幅でカーテンボックスがあります。
お客様にご説明してご理解頂いたものの、
理解してもらえれば不便でも良いのかというのが一番の問題なのです。
色々思案して解決策を見出しましたが、
その次はそれを可能にする部材があるかどうか。
ホームンセンター巡りをして、秘密兵器を見つけました。
この、表面がRになっているのが欲しかったのです。



既に短くカット済み。
本体の仕上がり寸法も何度も計算して発注も完了しました。
K様、仕上がりを楽しみにお待ちください。

2016年6月1日水曜日

またまた裾のお話



明日は東京都のK様の納品日です。
フロントレースの後ろに使用するドレープは、
裾を極力小さくした仕様です。
生地の重なりで裾の10㎝だけが濃く見えるのが
どうしても気になるので、当店ではこれが標準。
手前にくるレースは洗濯ラベルが目立たないような
位置に縫い付けるなど、細かな配慮をしています。
明日は私のスケジュールの関係で職人が伺いますが、
打合せもバッチリ済ませました。
明日、宜しくお願いします。

2016年5月29日日曜日

カン上指定

昨日ブログサイトを覗いたらゴトー君の投稿が。
知らぬ間に撮られていたのね(笑)

さて、お店の方は天然素材のお客様が続きます。
厚木市のW様がお選びになったのは麻のカーテン。
西日対策の役目もあるので、2倍ヒダでお作りします。
発注は既に完了しました。

カーテンの発注ではレールの輪っかの下からの寸法を記載し、
輪っかの上の寸法はA(1㎝)とB(4㎝)のどちらかで指定します。
同じ寸法を書いても実際はAかBかで3㎝違います。
W様の出窓のレールは輪っかの上から天井までが3.5㎝。
Aだとレールが丸見えになり、Bだと生地が天井に当たってしまいます。
そこで3㎝で指定して発注します。
当たり前のようですが、メーカー縫製では基本的には出来ません。
スタンダードな縫製のカーテンでも、
アートケイさんのように細かく対応してくれる加工所さんの力が必要なんですね。

2016年5月26日木曜日

続)帰り道

縫製担当のart-k後藤です。
・・・久々の登場です。

いやぁ、サイトーさん、本当に綺麗な夕日でしたね。


取付が終わって笑顔のサイトーさん。

皆さんのお陰で、とっても喜んで頂けました。

2016年5月25日水曜日

帰り道




今日は一日、有名なデザイナーさんの工事でした。
スペシャル難易度の現場の後はキレイな夕焼け。
無事に終わった安堵感と心地よい脱力感。
脳内で勝手に作られ始める明日以降のToDoリストを
ちょっとの間遮断して、
初めて現場に伺った時からのことを思い出しながら帰ります。

2016年5月24日火曜日

T様発注しました




イームズの家具にキリム風のラグという組み合わせの厚木市のT様。
ご報告が遅くなりましたが、
当初のブラインドプランからちょっと変更を加えて発注しました。
お任せ頂いた最終調整もバッチリ良い感じです。

2016年5月23日月曜日

裾の組み合わせ



こちらは大田区のI様の発注書です。
ドレープ、レース共に麻100%の生地をお選び頂きました。
レースの裾はちょっと聞き慣れない『ヘム』という仕上げ。
かなりざっくりした天然素材の縦ストライプですので、
一般的な10㎝の折り返しにすると柄の重なりが
きれいにいかないことが考えられます。
ウエイト巻きロックや本縫い仕上げも、
生地の感じをみるとキレイに仕上がりそうにありません。
そこで2㎝の小さな折り返しにします。
天然素材との雰囲気的な相性もバッチリです。
ドレープはあえて10㎝の折り返し。
完成形をイメージしつつ、細かなところに気を付けながら発注しています。

2016年5月22日日曜日

I様入荷しました



火曜日にお届け予定の厚木市のI様のレースが入荷しました。
掛け替えなので寸法が分かればお手配は簡単…とはいかず、
採寸時には色々な事を確認しながらとなりました。
オーダーカーテンの場合、専門店でないと気づかない点が多々あります。
採寸に伺うのは、寸法以外の点も確認するためでもあり、
納品したカーテンに私たち販売側が責任を持つ、という意味でもあります。



2016年5月16日月曜日

強度を考慮する

伊勢原市のI様の明細書です。
窓上に高さ7㎝の幕板があり、そこにレールを取り付けます。
レールはネクスティ。
カーテンがぶらさがるように掛かるレールのなので、
本来の取付位置より低くなります。
そこで逆L型のブラケットを使って、
カーテンが少しでも下がらないようにするのですが、
この逆L型のブラケットは通常のものより少し重さに弱いのです。
なので、ブラケットも1つ多め。
ちょっとしたことですが、欠かせないことです。


2016年5月15日日曜日

T様、準備完了しました

先週も厚木を始め、小田原、平塚、秦野、渋谷、鎌倉、代官山、川崎と
どこへも行きやすい当市の利点を活かしてあちこちへ。
一日の終わりはカップラーメンと事務処理と……

夜中の1時まで什器作り(笑)
その昔、バスケ部で一番サッカーの上手い男と呼ばれた私は今、
カーテン屋で一番壁作りが上手い男になりつつあります(笑)。
とは言っても40代も終わりになると無理が効かなくなるもの確か。
工事や打合せに影響が出てはいけないので、
今日はちょっと早上がりです。
明日の葉山町のT様の工事分も積み込んで準備万端。



T様、明日宜しくお願いします。

2016年5月12日木曜日

馬をどうする?



小田原市のS様の子供部屋のお馬さんの生地がイギリスから入荷しました。
困ったのは柄位置です。
一番目立つ赤い馬を中央で取ると、入るのは1頭。
これが横並びに3台並ぶのは整然とし過ぎていてちょっと変です。
そこでアートケイさんと喧々諤々と相談の上、
良いアイデアを出して頂けました。
生地を選ぶ際にちょこっと出てきた『草原を馬が駆けているイメージ』という言葉。
シェードに出来そうです。


2016年5月10日火曜日

裏ワザ

お父様にご新築時にお世話になったご縁でご注文を頂いた平塚市のO様。
生地としてのクオリティの高さにこだわってのカーテンセレクトになりました。
ただ、そうするとどうしても見積額が上がってしまいます。
プランのクオリティを下げずに額を下げる策を悩んでいると…
見つけてしまいました。
『この窓の巾落とし分を、こっちの窓に使えない?』
計算してみるとバッチリOK。
こうした生地の使い方や取り方を工夫する方法は、
メーカー縫製では出来ない裏ワザです。



無地のカーテンは価格の関係で1.5倍ヒダでのお仕立てですが、
少しでも2倍ヒダに近いイメージになるよう、
巾落としをせずに製作して頂くよう指示を出します。
特殊な作りのカーテンでなくても、こうした工夫で価格も仕上がりも変わります。


2016年5月8日日曜日

さらばカジュアル



厚木市のS様のカーテンが入荷しました。
ビンテージをベースにそこから突き抜けるか、
それともちょっとナチュラルに振るか、
そんな微妙なニュアンスをご相談しながら決定しました。
今、お店の方は新しいサンプル選定の真っ最中なのですが、
以前はあった『カジュアル』というジャンルは今は存在せず、
明確なテイストに細分化されています。
S様のように、そこからさらにテイストを『振る』方もいらっしゃいます。
急激な変化が猛スピードで起きている感じです。
プランニングは大変ですが、とてもやりがいのある時代だと思っています。