2015年5月26日火曜日

小技

2年前のご新築時にお世話になったA様の現場です。
リビングと一段上がった和室の間仕切りに
ロールスクリーンを付けました。
低めの梁を利用してリビング側からは隠れるようにしています。
スイッチとか
プリーツのプーリーを仕上がり寸と生地寸法を計算して
ばっちりかわしました……ということもそうなのですが
チェーンを取り間違えないように
『長い方が大きいロールスクリーン、短い方が小さいプリーツ』と
覚えやすい長さにカットしたり、
間仕切りとして使うので、
防炎ラベル、選択ラベルは付けないように
発注段階で指示をしたり、なんてことも。
1台のロールスクリーンでも色々出来ます。
 

2015年5月25日月曜日

N様のレース

走り出したら止まらないのは土曜の夜の天使ですが、
(誰も分からないんじゃ…)
選び出したら止まらないのは当店のスタッフです。
フロント使いでお納めするN様のレースは
オレンジベースにグレーがかったパープルの柄という特殊な色使い。
後ろに使う無地の選定は非常に難しく、
僕ですら存在を忘れていた資料から選んできました。
N様にも気に入って頂き、ホッと一安心。
タッセルはフロントレースでの当店のスタンダード、
厚地とレースの一体縫製でお作りします。
生地は既にアートケイさんに入荷済み。
レール関係はもう一人のスタッフが部品点数をきっちりチェックして、
あとは工事日を待つのみです。
出来上がりを楽しみにお待ちください。
 

2015年5月24日日曜日

レールの取付基準

当店では装飾レールの取付位置に基準を設けています。
『山の下端が窓枠の上端より下がらない』というもので、
これは100%主観なのですが、この方がキレイです。
でも、ルールには必ず例外があり、Y様の現場がそうでした。
窓枠内には既にハニカムスクリーンが付いていて、
今回はそこに装飾レールでカーテンをプラスします。
この、『装飾レール+窓枠内にメカ物』という組み合わせの場合、
当店の基準の位置だと一体感がなくなってしまうのです。
どこまで下げたらバランスが良いか………。
どこまで下げてしまうと下げ過ぎか………。
数㎝の変化をイメージしながら決めさせていただきました。
良い感じに仕上がったと思います。

2015年5月23日土曜日

S様のシェード

S様のリビングに使用するのはフランスからの輸入生地。
140巾・横リピート34㎝で、フェイクレザーが縫い付けられています。
W118㎝仕上がりのシェードは両端を切り落とせば良いのですが、
問題なのは内寸74㎝の窓。
生地の端から取るとバランスの悪い配置になってしまいます。
そこで発注書には『生地の中央から取ってください』と注意書きをします。
完成形をイメージして提案し、それを製作側に伝えることは
私たち販売者の大事な役割でもあります。
 

2015年5月22日金曜日

K様タッセル

縫製担当のart-k後藤です。


タッセルに縁取り。製作中の写真。

プリントとの色、バッチリですね。
ぴったりの色を探すために、アレでも無いコレでも無いとカタログの海にダイブしているサイトーさんを想像してしまいます(笑

2015年5月20日水曜日

M様最終チェック

ブログでの報告が遅くなりましたが、
世田谷区のM様も無事に全ての発注が完了しております。
明細書を作り終えてさて発注というその前に、
もう一度現場写真をチェックします。
現場には3回程足を運んでいますが、
そういう安心感はこの仕事には禁物です。
明細書と写真を見ながら脳内で工事を進め、
無事に完了して初めて発注書を書くようにしています。


湿度と木製レール

湿気の高くなるこの時期になると、
滑りが悪くなるのが木製レール。
今日、カーテンを納品したT様のレールもそうでした。
ちょっとお時間を頂いてロウを塗り塗り。
結構良くなります。

2015年5月19日火曜日

順番に

縫製担当のart-k後藤です。



当たり前と言えば当たり前の話なのですが。

扱う生地、仕事の順番は必ずしも生地の都合ではなく、仕事の都合で順番が決まります。
先に軽くてシワの付きやすい生地を扱い、後で重い生地を扱ったり。

でも重ねて置く順番は入れ替えて。
重い生地を下に。 軽くてシワの付きやすい生地を上に。
些細な事ですが、大切に扱う気を持って。

ありそうでないもの

普段、プランニングの際にありとあらゆるカタログから
生地を見つけているので、ふとした発見をすることがあります。
S様の裏地に使うこの生地もそうでした。
裏地にも使える一級遮光の生地で、多色展開で150巾。
ありそうでないんですよね。
こちらはカタログは商業施設用のもの。
案外良いものがあるので、重宝しています。
レールにはカバートップを付け、
カーテンはサイドリターンと被せ縫いで、
少しでも光が漏れないようにお作りします。
 

2015年5月18日月曜日

レースの裾

バードランドのご注文を頂いたK様の発注書、
と言ってもこちらはレースの方です。
裾の処理は2㎝のヘム。
バードランドもそうですが、こちらのレースも麻のような素材感なので、
エレガントなイメージのウエイト巻きより小さなヘムの方が合うからです。
100%主観でしかないのですが、
K様ご夫婦も賛同して下さっての採用です。
言わなくても問題にはなりませんが、
ご信頼頂いてお作りするのですから、
小さなところにも注意してお作りしたいと思っています。

2015年5月17日日曜日

K様入荷しました

小田原市のK様のロールスクリーンが入荷しました。
カリモクのコロニアルに、あえてすだれ調を合わせて、
大正浪漫風に仕上げます。
間仕切りとして使いますので、
壁と同化する白いチェーンもご用意しました。
施工後の印象で、良い方をお選びください。

2015年5月16日土曜日

切替とリングテープ

 
こちらは平塚市のT様の発注書です。
和室にお納めする切替のシェード。
スタッフが描いたデザイン画の段階から、
その割合は仕上がりを意識して決めていました。
シェードには昇降させるためのコードが生地の後ろを通るのですが、
その本数や位置は仕上がり巾によって決められています。
そしてその位置で切り替えないとキレイに生地が畳まれません。
時にはデザイン重視でリングテープの位置をずらすこともありますが、
今回の様な柔らかい生地は垂れ具合の違いが目立ってしまいます。
なので、あらかじめ、切替のバランスが悪くないかを確認する必要がありました。
デザインだけではなく、仕上がりやお客様の使い勝手も考えてご提案するよう
心掛けています。

春の遠足

昨日の定休日は、スタッフと三人で『春の遠足』に行って来ました。
テーマは、鎌倉~横浜・洋館めぐりの旅。

最初に訪れたのは鎌倉文学館です。
ここ、是非行ってみて下さい。お勧めです。
館内は撮影禁止なので写真はありませんが、
玄関の見事なハンマートーンの梁、
書院を含めた和をベースにした洋にしつらえられた応接間には、
窓の格子や床に似た形状のデザインがさりげなく使われていました。
クラシカルな雰囲気の寝室はまさにシンメトリーの美しさを堪能できる雰囲気で、
当時の写真を見るとその完成度に圧倒されます。
広い庭園ではバラが満開でした。
ちなみにカーテンは川島のアッセセリスト(懐かしい!)のケースメントでした。
ついついチェックしてしまいます(笑)。
スタッフとも話していたんですが、
この完成度の高いインテリアを当時は誰が指揮して作ったのでしょう。

ここから逗子の某超高級住宅地を見学に行きました。
前々から一度行ってみたかった場所だったのですが、
見たこともないような高級住宅に驚くばかりで、
素晴らしい建築物や街並みにただただため息の連続でした。
世の中にはこんな場所があるんですね。

そこから横浜へ行き、まずは洋食屋さんでランチ。
ここは洋食好きの私が、今までで一番おいしかったハヤシライスのお店です。
かなり昔からある洋食屋さんで、おしゃれで古っぽい感じも横浜らしくて良いんですよね。
同業の方は、輸入生地商社のKさんの近くですので是非。

そこから山手に行き、珍しいスペイン風の洋館に。
ここ、タマランです!

エントランスホール。
あ~、ヤバい…素敵すぎる。

リビング。
木製のカーテンボックスは下端がデザインカットされてました。
素晴らし過ぎて、木端微塵にやられた感。
サンルームへ続くドア、その色ですか。
もうダメ…参りました。

トイレ~~!!
(もはや叫ばずにはいられない)
本当は洋室が一番素晴らしかったのですが、
全部出してしまうと、これから行く方の楽しみを奪ってしまうのでこのへんで。
皆さんもお時間があったら是非行ってみて下さい。
その他にも近くの洋館を2つ周りましたが、
朝9時半に厚木を出て、5時には帰ってこれました。
お勧めですよ~。