2015年3月2日月曜日

相談しながら

A様が和室にお選びになったのは、
ポルトガル製のこちらのシアー。
 
 
『和室の提案の幅を広げよう』が今年のテーマになっている当店ですが、
この仕事をしている故に抜け出せない部分もあります。
固定概念に捉われないA様だからこそ選べた生地だと思います。
気になったのは裾の処理。
折り返しでは柄の重なりがきれいではありませんし、
これだけ凹凸のある刺しゅうをキレイにロックできるのだろうか?
という心配もあります。
発注書には明確な指示は出さないことにしました。
 
 
生地が届いて、実物をアートケイさんに見て頂いた後に、
相談しながら決めたいと思います。
こういうことが出来るのもアートケイさんならではです。

2015年3月1日日曜日

決め手はラジオフライヤー

A様の子供部屋、テーマはトリコロールでした。
2つのプランの内、お子様が選ばれたのは
裾に縦ストライプを使ったこちらのプラン。
ご両親の影響もあって、カーテンにも興味津々の男の子。
接客をしながらずっと、『子供ではなく、一人の男性としてお話ししよう』と思っていました。
インテリアを重要視してくださる方は、私たちが最も大事にすべき方です。
価格や年齢は関係ありません。
だから彼が納得してくれるまで、焦らせないよう時間をかけて説明しました。
こちらに決まった理由はお気に入りのラジオフライヤー。
ずっと窓の近くに置くということが分かり、
赤の裾のプランではなくこちらのプランに。
楽しい仕上がりになると思います。
 

2015年2月28日土曜日

I様発注しました

こちらはI様の発注書。
各部屋お手頃価格のカーテンですが、
カーテンにこだわる=高い物を買う、ということではありません。
当店スタッフがお部屋の雰囲気を伺いながらきっちりとご提案させて頂きました。
採寸担当の私がお話ししたのは出窓のレースについて。
マンション、北側の部屋、出窓と結露が出やすい要素が揃っています。
しかも出窓に沿ってレールがダブル付けされていました。
カーテンは窓に近いほど断熱しますが、
断熱すればするほど結露も出やすくなります。
I様の出窓は珍しい曇りガラスでしたので、
『ご不便がなければ日中はカーテンを開けておいてください』とお話ししました。
こうした使い方の部分も、私たちの重要な仕事だと思っています。
 

2015年2月27日金曜日

自然に見える、でも大胆な生地取り

縫製担当のart-k後藤です。



M様の上飾り、出来ました。

2種類の生地を使っているようには見えないプラスプランさんらしい組合せです。

2015年2月26日木曜日

W様の出窓

本日工事にお伺いしたW様の台形出窓です。
一見何の変哲もない工事ですが、ちょっとひと工夫。
 
両脇が125㎜しかないので少しでも奥行をかせぐために、
ブラケットはあえてワンタッチ式より奥行きが1㎝小さいタイプ。
これによりレースの丈も決めやすくなります。
総丈で発注してピッタリでした。
1㎝の
奥行が稼げたことで、レールの両端もリターン加工がきれいに出来ます。
自然に見えるよう、一般的な奥行の出窓より緩やかに。
出窓の窓台の出っ張りを考慮して
ドレープ用のレールは
一般的なシングルブラケットより1㎝長いエキストラタイプです。
 
W様、本日はありがとうございました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2015年2月25日水曜日

A様プランニング

リビング、和室と一部屋づつ進めさせて頂いているA様。
子供部屋に気に入られたのは
フランスのファブリックブランドのシンプルな縦ストライプでした。
とっても良い生地なのですが、価格も『とっても良い』(笑)ので、
価格を抑えつつ良い感じに出来ないかを考えています。
部分使いの案は既に作ってあるので何とかもう1つ。
コットンデニムのテープを使ったプランを考え中です。
 
 
良いプランが出来るように頑張ります。
 

2015年2月23日月曜日

塗り絵の時間

明日お打合せのS様の階段ホール。
一つの窓ごとではイメージしにくいので、
パースを描いてこれから色塗りです。
明日、宜しくお願い致します。

打合せの後

本日スタッフが打ち合わせをさせて頂いたN様のラフスケッチ。
プランを作成する前段階でスタッフと色々話をしご提案させて頂きました。
今回のお打合せで完成イメージも固まってきましたが、
そこですんなり『お打合せ通りに修正しました』としないのが当店流です。
お客様の印象や言葉がどういう意味を持つのか、
当店としてそれをどう受け止めてプランに活かすのか、
もう一度意見を交わします。
ご期待に沿えるよう、頑張ります。

2015年2月22日日曜日

S様プラン出来ました!


当店から20キロ近く離れた小さな分譲地。
N様とのご縁でU様をやらせて頂き、
そしてお二人のご紹介でS様からプランニングのご依頼を頂きました。
皆様のご期待に添えるものをと頭を悩ますものの、
なかなかアイデアが浮かばないまま1週間。
終いには『どこか遠くの湖でスワンボート漕いでたい・・・』と泣き言を言い始める始末。
そんな時にスタッフから報告を受けた別のお客様の打ち合わせ内容がとても素晴らしくて、
その瞬間にモヤモヤしていたものが吹き飛びました。
利便性とは異なる視点で選ばれた場所。
そこにご家族で引っ越されるとはどういう意味を持つのだろう?
そんなことを考えながら出した答えは、
リビングから2階の各部屋を『線』で結ぶことでした。
付ける物やテイストは変わっても、繋がっていること。
良い感じのプランが出来たと思います。

2015年2月21日土曜日

続)フラットバランスのデザインカット

縫製担当のart-k後藤です。


そして本番に入っています。

縫製というと縫う事なのですが、その前段階、型紙の製作や綺麗に裁断しておく事、こちらの写真の場合でしたらバイアステープの前加工、そして仮止めなど、準備八割、縫う二割です。(この場合、カーブの加工で縫うのにも時間は要しますが(^^ゞ

2015年2月20日金曜日

フラットバランスのデザインカット

縫製担当のart-k後藤です。


K様の上飾り、型紙の製作に入っています。
カーブの角の処理が鋭角に入り込んで少々厄介。

生地、副資材、縫製の手順を考慮しながら、問題の無いカーブを描いていきます。

2015年2月19日木曜日

細かな事の積み重ね

壁から50㎜のチリ(出幅)があるT様の窓台。
 
腰高窓と天付が出来ない滑り出し窓にブラインドを付けます。
正面付の場合、一番上の羽根がスムーズに開閉するようスペーサーを使って、
ブラケットを手前に出します。
窓台をかわせる位置まで出してしまうと横の開きが多いので、
仕上がり丈は窓台まで。
その時にウエイトバーが窓台よりも前に出ないことを図面で確認しての発注です。
仕上がり巾は当店の基準より少し小さくして窓台に合わせ、
見た目の違和感がなくなるようにしました。
 
 
バッチリです。
 
カーテンも一工夫。
こちらは通常のブラケットより1㎝長いエキストラタイプを使い、
さらにスペーサーをかましました。
 
 
レールの出幅は横からの光漏れを考えていつもより少し長めに。
 
 
こちらもバッチリ。
 
リビングはアートケイさんが斜行しているボイルを
きれいに表地のレースと合わせた一体縫製。
 
 
柄に奥行き感が出て、透け感も適度になりました。
T様、本日は誠にありがとうございました。
 
 
 

2015年2月18日水曜日

F様発注しました

機能性レールに無地のカーテンを全窓に付けるF様ですが、
シンプルなプランが簡単に出来る訳ではないのがカーテンです。
細かなお打合せをさせて頂いたリビングの他に
気になる窓があります



左の火打ち(角にある斜めの補強材)は窓の中央にあり、
右の火打ちは4尺窓から少し離れたところにあります。
引っ掛かったのはこの微妙なピッチ。
管柱がどこに入っているかです。
現場で図面をチェックしてみると、
あ~なるほどと、一安心の構造でした。
前回に続いて『何も問題が無いシリーズ』ですが、
採寸時にはこうした点も確認します。

そしてこの窓にはもう1つ注意点があります。
サイズの異なる2つの窓を同じ生地で作った場合、
カーテンの山と山の間のピッチが変わってしまいます。
そこで発注書にはこんな注意書きを書き加えます。

 
これで万事問題なしです。