2014年11月29日土曜日

休日

昨日は定休日でしたが、一日東京でショールーム巡り。
サンゲツさん、ハンターダグラスさん、
ポルトガルの生地の輸入商社さんと充実の一日でした。
中でも昨日の充実度をグンとあげてくれたのがサンゲツさんです。
他の2社は既に知っている商材ですが、
サンゲツさんは新カタログの発表会、
それも今まではセカンドブックの位置づけだったソレイユですので
期待値が未知数だったのです。
会場の様子はこんな感じです。
一言でいうと、とっても良かったです。
カーテンメーカーはサンゲツさんを含め大手が多いので、
どこもマーケティング力に秀でています。
でも、ほとんどの会社はお客様より他社を見てしまい、
ともすれば自社のアイデンティティも忘れがちです。
今回のソレイユは、サンゲツと言う会社がどのような形でお客様に貢献できるかを
踏まえた上で、自社の特徴とお客様への提案の入った内容になっていました。
ただ一つ、まるでレストランのメニューのようなカタログ写真だけが残念でした。
雑誌に出てくるようなシズル感のあるものになれば、もっと素晴らしかったと思います。
それを差し引いても、ここ数年のサンゲツのカタログの中ではベストの出来でしょう。
当店でもサンプルを入れる予定ですので、お楽しみに。


2014年11月26日水曜日

K様発注しました

こちらはK様がリビングにお選びになった生地。
ナチュラルモダンに暖色系を使う珍しい組み合わせです。
当店では、担当スタッフは、その文字通りの意味ではなく、
『お客様との窓口』と考えています。
プラン内容は一人ではなく必ず複数で、
色々な視点から意見を交わし合って決めていきます。
私が『担当』させて頂いている現場も同様です。
それが一人ではなく、店を持つことのメリットだと思いますし、
当店がお客様情報の共有を重視しているのも、そうした理由からです。
今回の組み合わせも、そんなプランミーティングの中から生まれました。
お打合せ時にはお伝えしていない、ちょっとした仕掛けもありますので、
そちらも楽しみにお待ちください。

2014年11月24日月曜日

お客様へ

日頃より当店をご愛好頂き誠にありがとうございます。
年末を控え、お蔭様で多くのご注文を頂いております。
とは言っても当店の『多く』は、一般的なカーテンショップの『普通』位かもしれません。
当店はプランニングに多くの時間をかける為、
数多くの物件に対応することは出来ません。
ご提案内容を決めるにあたっては、スタッフとミーティングを行い、
いくつかのパターンを比較検討しながら進めます。
時にはイメージを掴むために現場に足を運ぶこともありますし、
お客様に分かりやすいようにパースを描くこともあります。
また、縫製はこのブログを共に書いてくれているアートケイさんが、
少しでも良い仕上がりになるよう丁寧に作ってくれます。
そのため納期もまた他店様よりも長いお時間を頂いております。
誠に勝手ながら、年内納品をご希望の場合は、
誠に恐れ入りますがお早目のご来店をお願い申し上げます。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。

                        
                             +PLANオーナー 斉藤 靖

O様発注しました

O様の発注をしました。
横ボーダーにクラシカルな更紗柄という珍しい生地です。
O様からご指摘があったように、こうした生地は柄位置が重要。
なので備考欄にはその内容の注意書きが色々と。
どれもアートケイさんでしかお願いできないようなことばかりです。
そして実はこの生地、誕生前に僕がちょっとだけ関わっています。
試作品が出来上がった時に、
『柄と色が合わないような気がする。もう少しモダン系の色の方が良さそう』と
いったところ、本当にそれを反映してくれて誕生した生地なのです。
もちろん、だからと言って贔屓はしません。
似合わない生地は、部屋にかかってしまえば分かりますから。
O様の購入されたインテリアとまさにドンピシャだと思います。
出来上がりを楽しみにお待ちください。

2014年11月23日日曜日

A様シェード取付

初めて現場に伺った時はこんな状況でした。
おおまかなイメージをお聞きしながら一つ一つ窓を確認。
写真右に少しだけ写っている滑り出し窓にも、
何か付けることになりました。
そして、そこで脳内アラートが鳴ります。
監督さんに手すりの形状と踊り場に付ける長さを確認したところ、
やはり窓枠横の柱まで伸ばして固定するとのことでした。
そこで取り付ける商品が決まり次第相談することにし、
内容が確定して仕上がり寸法を出した時点で連絡。
無事にバッチリ付きました。
そして、ここよりも取付に苦労したのがこちら。
どちらも『ただ付けただけ』にしか見えませんが、
窓周り商品の取付には色々な注意点や工夫が必要です。

2014年11月22日土曜日

K様採寸

昨日に続き今日も高速に乗って東京へ。
現場は一年前に木製ブラインドを付けさせて頂いたN様のすぐお近くでした。
もう2度と来ないと思っていたけど不思議だなあと思いつつ現場に入ると、
何とそこには知り合いのクロス屋さんが!
『え、え、どうして???』
『実は昨日から来るの知ってたんだ~。施主さん知り合いで』
世の中本当に狭いですね。

端からとは限らない

連投の縫製担当のart-k後藤です。


写真は生地のど真ん中。
全体の写真が無いのでわかり辛いのですが・・・

一番柄位置が良いゾウさんが上下切れない場所。
縫い代を足したピンポイントの場所を基準に裁断をしていきます。
耳から切っていては緯糸とプリントのズレで良い場所から逸れてしまいます。



サっと手に持った羅紗バサミの先をチョンっと生地に当て、経糸数本だけを切り、
スっと緯糸を引いて断ち切るラインを出します。

動画だとたぶんサイコーにカッコイイです。職人バンザイです。
(・・・文章だと誇張出来ます。

試作・打ち合わせの後

縫製担当のart-k後藤です。





チラ見せ。

まるでお店のバックヤードに縫製所があるような、そんなやり取りが出来たら最高だと思っています。
写真はサイトーさんのアイデアをアレコレと試した後、本番に移った上飾りの一部。


こうしてみたら、ああしてみたら。上手く行くこともそうで無いこともありますが、そうした過程自体が作り出す物もあると思うのです。

2014年11月21日金曜日

T様バーチカルブラインド

T様のバーチカルブラインドの最終確認をしています。
図面を拝見した時から気になっていたのは、
中央と右の窓の間の寸法。
図面上では柱一本分ちょっとでした。
実測して寸法を確認し理想の仕上がり寸法を算出した後、
プランニング時のサイズと照合します。
仕上がり枚数はジャスト!
現場でお話しさせて頂きましたが、
この窓の間にどうしても隙間が欲しかったので、
当初から出し分を少なめにしていました。
逆に一枚少なくなったのが左の窓。
ここは違和感が無い程度に他の窓より出し分を大きくしたかったのですが、
壁埋め込みのコントローラーがあり、当初の予定より一枚少なくなりました。
左端の一番薄い色を3枚にするか2枚にするか、
そこだけ現場で確認したいと思います。
 

クローゼットのロールスクリーン

ウオークインクローゼットの目隠しに
ロールスクリーンを取り付けたS様の現場です。
全体を覆うのがS様のご希望でしたが、
ハンガーパイプに洋服が並んでいても決して雑然とした印象はないこと、
普段の使い勝手を考えると下段はオープンの方が便利で、
結果的には上げていることが多くなる可能性がある事をお話しし、
出し入れの少ない物を収納する上段だけ隠すことをご提案しました。
問題は生地を下げきった時に
ウエイトバーが棚のツラに合うように取り付ける事です。
バッチリ納まってS様にも大変喜んでいただけました。
取付も色々と工夫しましたが、
それよりも、『技術』ではない部分が大事だったりするんですよね。

2014年11月19日水曜日

ソファの納品

今日は張替えたソファの納品でした。
 
一人掛けはすんなり入るので良いのですが、
問題なのですがコーナーです。
入口ドアを外してドア枠から廊下の床、壁まで全て養生し、
ゆっくりと滑らせながら入れていきます。
 
 
ドン突きの直角カーブは曲がれないので、
間仕切り壁のガラスを外して布団で養生。
ここから一気に持ち上げて、この上を通過しながら奥へ。
 
 
全て無事に通過しました。
それにしても椅子張りやさんの仕事って見事だなと思います。
最近は高齢化が進んで跡継ぎもいないところが多いようです。
その理由が推察できるだけに、何とも言えない気持ちになります。
 

柱と窓

O様の仕上がり寸法を算出しています。
採寸用紙と現場写真を見ながら一つ一つ決めていくのですが、
ふと手がとまったのが左側の腰高窓。
窓の巾は1640㎜。
ん?1640㎜??
在来工法の場合、柱の間にサッシを入れるので1690㎜でなければいけません。
窓の右端から出隅(角)までは182㎜。
平面図を見ると通し柱は4寸(120㎜)。
と言う事は182㎜-12.5㎜(ボード厚)-120㎜=47.5
窓の端から柱まで47.5㎜離れている(=ビスが効かない)ことになります。
念のため検算。
1640㎜+49.5㎜=1689.5㎜で合致します。
そこでブラケットをその分離して取り付けることで、ビスを効かせます。
問題なく工事が終わるためには、その前段階がとても重要です。
 
 

エアコン設置とレール調整

既に納品が終わっていたU様から突然の電話。
エアコンの取付位置が当初の打ち合わせから変更になり、
レールの調整が必要になってしまったとの事でした。
既にレールは外されていて、このままだと丸見えになってしまうので、
最後の現場から急行しました。
 
レールを外して
 
パワーカッターでギボシ部分をカット
 
 
 
修正ペン(実は白系ペイント材として重宝するので車に常備しています)で
カット断面を塗り塗り。
 
 
バッチリ納めました。
 
 
本来の取付位置だとキャップを外さなくても良かったのですが、
エアコン屋さんは取付時にそうした説明もなかったらしく、
U様も業者さんに厳しく言えないお人柄で困っていました。
『キャップ無しでも良いですよ』と言って下さったのですが、
これだけでも『エアコン工事のせいでブルーな一日』が少しだけ変わりそうかなと。
喜んで頂けて何よりでした。