2014年7月25日金曜日

綺麗な曲線

縫製担当のart-k後藤です。


今日も良い曲線、出てます!

2014年7月24日木曜日

M様 現場打ち合わせ準備




私は店から30キロ離れたところから通っているのですが、
お客様とそんな話になると『旅ですね』と言われます(笑)。
自分にとっては気分転換になる程よい距離で、
この時間にぼんやりとプランを考えることもよくあります。
あの窓をこうして、この窓をこうすると…あ~あの窓がダメか~…とか、
あの窓をこんな風に変えてこの窓を合わせたら…う~ん…合う生地が無いなあ、とか。
生地をそのまま使うことが少ないので、
机に向かってプランを煮詰めていく前の下準備が必要なのです。
M様の場合は、3往復+机の前で10時間位でしょうか。
テイストを変えて2パターン。
良いプランが出来たと思います。
明日、宜しくお願いします。

2014年7月22日火曜日

O様発注しました

 
こちらはご新婚のO様ご夫妻のカーテンの発注書。
200㎝のレールが付いていることを活かして、
サイドボーダーのカーテンをお作りします。
右に書いてある注意書きはジョイント位置について。
アートケイさんは書かなくても配慮してくれるのですが、
東京から電車でお越しいただいた奥様のご期待に添えるように、
発注書もきっちりと。
O様、出来上がりを楽しみにお待ちください。
 

センチメンタル寄り道



仕事で時々通る道ではありましたが、
何となく曲がるのを躊躇して止めていた場所。
午後の仕事まで少し時間があったからか、
何となくそんな気になったのか、今日は曲がってみました。
20年以上前、私が今とは違う仕事をしていた場所。
昔話の流れで当時の事にふれることはあっても、
それ以上話すことはずっと避けてきました。
上手く話せないこともありますし、
言葉にすることに躊躇もありました。
自分にとっては宝物のような3年間。
20年振りに訪れたその場所は、溜め池になっていました。
今でも強者になれない僕の夢の跡。

2014年7月21日月曜日

U様プラン中



 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
本日現場打ち合わせをしたU様の生地を探し中です。
柄合わせがしにくいという理由で、これまで少なかった横段のレースも
最近は増えてきました。
それでも、ドレープとの柄の組み合わせや素材感、
幅の広い窓に適したボーダーのピッチ、
そしてご主人の好きなお庭が見える透け感を条件に入れていくと
かなり限られてきます。
当店の展示サンプルには適したものがなく、
これまで取り寄せた生地サンプルをごそごそと引っ張り出して探しています。
それとは別にカタログから合いそうな生地も手配しました。
縁側の大正ロマン風バージョンも考えてみますので、
次回のお打合せを楽しみにお待ちください。
 

2014年7月20日日曜日

今回のシェードも

縫製担当のart-k後藤です。

シェード、たたみ上げた下に出すブレードと生地の切り替え。

たたみ上がりの位置をもう1段(6mm)上げる?下げる?この位置が良い?と、アレコレしながら悩み~の時間。
生地製品故の机上では指示しきれない微妙なさじ加減があります。
縫う以外の時間をかけることで+PLANさんとお付き合い出来るのかな、なんて。

O様発注しました















昨日ご報告したI様は息子様ご夫婦からご実家のご紹介、
今日ご報告するO様はご実家からお嬢様ご夫婦へのご紹介です。
当店は小さな店ですのでちょっと入りにくい雰囲気もありますし、
チラシや広告もやっていません。
HPを作る時も『SEOにはあまり力を入れないでください』というお願いをして、
担当の方から不思議な顔をされました。
一つ一つの現場を丁寧に、
お客様のご紹介でお仕事が続いていくように頑張っていきたいと思います。

さて、O様が選ばれたのは当店で人気の刺しゅうレース。
甘くない花柄で、合わせる生地によってナチュラルからモダン寄りまで
幅広く対応できるのが魅力です。
O様の場合は麻ライクなレースと合わせてナチュラルモダンに。
こちらのレースは裾を短めのヘム仕上げにすることも多いのですが、
刺繍レースに合わせてウエイト巻きロックで仕上げます。
レールの取付位置や木製ブラインドの仕上がり寸も、
細部までキッチリ計算して発注しました。
O様楽しみにお待ちください。


2014年7月19日土曜日

N様、木製ブラインド取付け

こちらは本日、9時間の工事を行ったN様の洋室。
もっとも施工時間の短いお部屋でしたが、
ただ付けただけではありません。
ブラインド類を正面付(窓を覆うように付ける)場合、
ブラケットにスペーサーと呼ばれる「ふかし材」をかまします。
透明に近い白なので見にくいですが(苦笑)。
これを付けないと一番上の羽根が窓枠のチリ(でっぱり)に当たって、
開閉しなくなってしまうためです。
横から見ると窓枠と羽根の隙間がほとんどないのが分かります。
スペーサーを付けないと完全に当たってしまうのです。
でも、問題はここではなくバランスです。
標準仕様のまま発注すると、
ふかした分、横の隙間が開いてしまうので、
バランスの奥行きをスペーサー分長くして発注します。
壁から浮くこともなくドンピシャです。
 
N様、本日は長いお時間ありがとうございました。
アートケイさんにもN様が大変喜んで下さったことを報告致しました。
家具付きのお部屋を拝見するのを楽しみにしております。
 

I様発注しました

昨年、ご新築時にご利用いただきましたI様のご実家のレースを発注しました。
I様のリビングでは、横ボーダーのレースの裾を線に沿って折り返すという技を
アートケイさんがしてくれて、とってもきれいな仕上がりになりました。
今回はナチュラル系の縦ストライプです。
横使い生地ですが、縁側なのであえて折り返しするのもアリですが、
輸入のクラッシュボイルでは線が合わないこともあります。
当店でも時々採用するヘムも考えましたが、
縦ストライプには合わなそうです。
かと言ってウエイト巻きロックはちょっとエレガントな感じです。
そこで今回はウエイトチェーン分を折り返して本縫いする仕様にしました。
生地や窓の雰囲気にも合いますし、
直射日光で糸が劣化して裂ける心配もありません。
一般的な仕上がりのカーテンでも、やれることは色々あります。
 
 
 
 
 

2014年7月17日木曜日

N様工事準備

という訳でランチも程ほどに店に帰ってからは、
N様の工事準備。
既にスタッフが発注数量のチェック済みで、
部品ごとに適度に開梱されています。
当店は全ての現場を2重チェックしていますので、
次は私が最終チェックです。
お部屋ごとに再度部品点数を確認し、
窓数が多いと大変なボルトは緩めておき、
レールとバランス用レールも全てカット。
明細書と発注書を見ながら脳内工事も済ませ、
完璧に準備が完了しました。
あとはカーテンが届くのを待つのみです。

フィリップはご立腹

今日は珍しく外出の用事の無い定休日。
朝から店に籠ってひたすら事務作業と格闘し、
気分転換に駅前のBONさんへ。
有隣堂でエルデコを買い、アイスコーヒーでしばし休憩。
北欧デザインというタイトルに釣られて買ったのですが、
最も面白かったのが、フィリップスタルクの対談でした。

『クリエーションの世界に足を踏み入れ、ひたすら努力をし続けるとある瞬間に気付くんだよ』
『何にですか?』
『自分の魂を、人生そのものを売ってしまっていたことにさ。デザイナーと言うのは
自分の魂を、命を、ひたすら捧げ続ける職業なんだよ。生命を捧げ続けることで生命を獲得しているんだな、きっと。だからつまんねー作品を見ると批判以前に「あぁ、コイツは素敵なカフェでお茶でも楽しんでるんだろうな」と思っちゃう。

は、はい!すぐ帰ります!今すぐ帰ります!もうお茶しません!
すいませ~ん!お勘定~!

2014年7月16日水曜日

スワッグバランス

縫製担当のart-k後藤です。

スワッグバランスのルーツは特権階級の富の象徴を設えで表したものの1つ。
それを作るとき、「”完璧”が必要である」、そんなイメージを持っています。

全ての要素が一連の繋がりを持ち、均整だとか流れるような、だとか。
そんな言葉が当てはまる物でなくてはならないと思っています。



※画像はボクの使う計算用ですので、実際のスワッグをイラストにしたものとは違います。

一窓一窓、ヒダの繋がりや全体のバランスを整えつつ設計した後、その数字を元に型紙を起こします。

出回っている他社縫製への批判になってしまうかもしれませんが、出来合いの型紙を使い回して、サイズは隣り合う物の重なり部分の調節で。そんなスワッグは本来の物とはかけ離れていると思うのです。

と、ここまで書いてしまうと堅苦しい雰囲気ばかりになってしまいますが・・・



現在ではお住まいの設えですから、優雅な曲線・生地の持つ柔らかな雰囲気をそこに足すことが出来れば、そんな思いでお作りしています。




2014年7月15日火曜日

曲線の雰囲気

縫製担当のart-k後藤です。


写真はシェードの裾。
こちらのお客様の上飾りなどにも同じ曲線がデザインされています。

デザインを主張する深く鋭角なラインが多い中、緩やかに、柔らかい。

サイトーさんらしいなぁ、なんて思いながら生地にその雰囲気を乗せていきます。