2013年4月12日金曜日

Y様シェード

縫製担当のart-k後藤です。
さて、実際に製作する生地が届きました。
サイトーさんのお店に展示してある物とはロットが違いますので、プリントのリピートサイズが変わっていました。
一柄1mmの誤差でも10柄で1cm変わってしまいます。

こちらの生地、プリントに合わせてサイズ変更の打合せ・製作に入ります。

2013年4月10日水曜日

法則通り

カーテン屋の法則として、
「吊りサンプルの入れ替えは、
ちょっとのつもりが収集がつかなくなって、気づけば深夜」
というのと、
「在庫している房掛けは、
どれだけ注意しても最後は本体とビスの数が合わない」
というのがあるのですが(斉藤調べ)、
昨晩は深夜12時から吊りサンプルの入れ替えです。
法則通り、1時半に終わりました(笑)。















素敵な新作もいくつか入っています。
是非ご来店ください。

2013年4月9日火曜日

花と格闘中

縫製担当のart-k後藤です。
F様カーテン&シェード、バランスの良い位置で。

元花屋ですので、植物系にはうるさい縫製屋です。

2013年4月8日月曜日

シェードの仕上がり寸



 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
昨晩、「格闘」しながら作成した明細書を
もう一度見直しています。
悩みどころが明確な現場は、
案外それ以外のところで見落としがあるからです。
人はそれを「落とし穴」と呼びます(笑)。
 
Y様(先ほどの方とは別の方)の場合は、リビングでした。
シェードの仕上がり寸法と柄の切れ目、
合わせてあげた方がキレイなことに気付きました。
もう一度採寸表を見て、仕上がり寸と窓寸のバランスを確認。
FAXをせずにいた発注書に訂正を入れました。
色々な個所を何度も確認して、少しづつ仕上がりが良くなっていく感じ、
結構好きです。
 


お手本

今日はレールメーカーの職人、Kさんと共にY様のレール先行工事でした。
Kさんは僕のお手本となった人です。
午前中は当店でバランスレールのカットや仮組みをしていました。
ふと、カットしたレールを見るとバランスレールのマジックテープ部分に
カットした際に付く鉄粉が全くありません。
「やっぱり裏からカットだよね」と言うと、Kさんは笑って照れていました。
カット後はバリを取るやすり掛け。
どちらも、やらない人が殆どです。
僕はやっていますが、それは僕が販売者でもあるからです。
お客様を知らない職人が、見られることも評価されることもない部分を
丁寧に仕事することは、とても大変なことです。
マグネットランナーのオス・メスをドレープ用とレース用で向きを合わさないと
気が済まないのも、おそらくKさんだけでしょう。
 
工事も終盤に差し掛かった頃、
2階を終えたKさんが1Fの僕の応援に来てくれました。
まだ付けていないバランスレールを持って玄関へ。
数分後、「斉藤さん、ビスもらっていいですか?」と聞くので、
僕はてっきり手持ちのビスを切らせたのかと思いました。
それを察したのかKさんは言いました。
「ビス、揃えた方がいいでしょ?」
 
こういう職人が一部の、「一日の内、1件でも1窓でも多く現場をこなして欲しい」と
要望する方から「工事が遅い」と言われることは本当に残念です。
内装系の職人はともすると、
「自分は一日で何件やれる」
「自分は戸建ての新築工事なら〇時間で出来る」という
スピード自慢になりがちです。
そうじゃないよ、と僕に教えてくれたのはKさんであり、
今もそれは変わりません。
 
帰り際、予備の部材をきれいに一まとめにした箱を
Kさんから渡されました。
店に戻って片づけをしていたら、
マグネットランナーのメスが元々入っていた箱に入っていました。
僕がオスだけを頼むのを間違えてオス・メスで取ってしまい、余ったものです。
「メスは今後も使わないから捨てちゃいます」と言ったのになあ(笑)
 
 

2013年4月7日日曜日

象と格闘中














裾に付けるバイアステープを何色にするか?
お客様はお任せ下さいましたが、
正解がないだけに悩みます。
同じ組み合わせでも、感じ方は人それぞれだからです。
でも、それを考えるのが僕らの仕事。
クレームを恐れてお客様に選んでもらい、
結果が期待に沿えないものでも自分は安心、
みたいな手法はいかがなものかと思います。
まあ、かれこれ30分も悩んでいる僕が
偉そうに言えることではありませんが(苦笑)



犬と格闘中














壁を挟んでリビングと隣接する洋室。
洋室はスライド式の間仕切りで仕切られているため、
キッチンからは二つの窓が同時に見えます。
この用途が全く異なる2つの部屋に、
一つは装飾レール、一つはフラットバランスを付けます。
バランスは上部に壁が少し見えて、
下端が窓枠を少し隠す位の仕上がり高さにしたい。
リビングのカーテンはほぼ同じ高さに取り付けたい。
その時、バランスの仕上がり高さと二つの窓のレールの取付高さが
もっとも良い位置にしたい。
さらにバランスの仕上がり高さは、
犬が違和感なく収まる寸法かどうかをチェック中。
犬?






2013年4月6日土曜日

レースの丈決め














こちらは裾がスカラップになった刺しゅうレース。
腰高窓の場合、窓枠の下から何㎝下げると
柄位置との関係が良いか確認します。
今回は一般的なレースよりちょっと長め。
その場合、他のレースはどうするか?
同じ現場なら合わせる?
それとも窓ごとにベストを優先する?
見た目分からない程度に近づける?
こうした点を一つ一つ確認していきます。
普通にカーテンを掛けるだけでも、
ただ機械的に寸法を出しているわけではありません。
キャリアを積めば積むほど気になる点は増えていき、
発注に時間はかかるんですね。

レースの柄位置















横使い280㎝の生地巾に柄が2段にレイアウトされたオパールレース。
高さ101㎝のシェードを作るのなら…















やっぱり上に余白が欲しいよな、という結論に至るまで、
夜中に一人、段ボールを上げたり下げたりしています。



たたき台














明日はS様の特注家具の打ち合わせをしに、朝から川崎です。
写真は最初の段階の図面。
いわゆる「たたき台」ですね。
この位でしたら、私にかかれば朝飯前の2時間位です(苦笑)

2013年4月5日金曜日

F様シェード

縫製担当のart-k後藤です。
シェードの縫製完了。組み立てに入っています~

2013年4月4日木曜日

Y様工事準備


 

写真はY様の現場に使用するバランス(上飾り)用のブラケットです。
手前がメーカーから届いた状態の物。
伸縮式になっていますが、最短でも105㎜。

エアコンのルーバーまで90㎜ですので、そのままだと当たります。
そこで、本体、スライドバー共にカットしました。
「斉藤さんだから頼んだんですよ」と言って下さったのだから、
私にしか出来ない事をY様に。

気付く














採寸用紙で寸法を決める作業を終え、
撮影した現場写真で再度見落としが無いかチェックして、
もう一度採寸用紙を見ます。
自分が見落としたものを自分で気づくのは難しいことなので、
時間をかけてゆっくりと。
すると気づくことがあったりします。
今回も一つ発見しました。 














横並びで窓の高さが同じ掃き出し窓と腰高窓。
掃き出しは装飾レールでカーテンに、腰高窓は窓枠内でシェードです。
今回はカーテンの方が13㎝高い位置に来ます。
使うのは大柄の綿プリント。
柄の位置(高さ)がズレてしまうのはおかしくないだろうか?
あえて外すのもアリかなと悩みましたが、
カーテンは柄がよく出るフラット気味の1ッ山。
やはり合わせようと決めました。

F様の現場では、この幅1540㎜の掃き出し窓とレールの長さ、
それに伴う他の窓のレールの長さも考慮して、
全ての窓の仕上がり幅を決めています。
お客様は気づかないかもしれません。
だから、しなくてもクレームにはならないでしょう。
でも、そういう問題でもありません。