2013年4月4日木曜日

Y様工事準備


 

写真はY様の現場に使用するバランス(上飾り)用のブラケットです。
手前がメーカーから届いた状態の物。
伸縮式になっていますが、最短でも105㎜。

エアコンのルーバーまで90㎜ですので、そのままだと当たります。
そこで、本体、スライドバー共にカットしました。
「斉藤さんだから頼んだんですよ」と言って下さったのだから、
私にしか出来ない事をY様に。

気付く














採寸用紙で寸法を決める作業を終え、
撮影した現場写真で再度見落としが無いかチェックして、
もう一度採寸用紙を見ます。
自分が見落としたものを自分で気づくのは難しいことなので、
時間をかけてゆっくりと。
すると気づくことがあったりします。
今回も一つ発見しました。 














横並びで窓の高さが同じ掃き出し窓と腰高窓。
掃き出しは装飾レールでカーテンに、腰高窓は窓枠内でシェードです。
今回はカーテンの方が13㎝高い位置に来ます。
使うのは大柄の綿プリント。
柄の位置(高さ)がズレてしまうのはおかしくないだろうか?
あえて外すのもアリかなと悩みましたが、
カーテンは柄がよく出るフラット気味の1ッ山。
やはり合わせようと決めました。

F様の現場では、この幅1540㎜の掃き出し窓とレールの長さ、
それに伴う他の窓のレールの長さも考慮して、
全ての窓の仕上がり幅を決めています。
お客様は気づかないかもしれません。
だから、しなくてもクレームにはならないでしょう。
でも、そういう問題でもありません。











2013年3月30日土曜日

I様のカーテンも

出来ました!

S様カーテン

縫製担当のart-k後藤です。

丈直しのご依頼品、綺麗にお仕立て直し、これから出荷準備に入ります。

2013年3月27日水曜日

Y様の夢

Y様が初めてご来店されたのは11月でした。
当初はカーテンにそれほどこだわるご予定はなく、
漠然としたイメージだけがありました。
何度もお打合せを重ね、
途中、私の段取りの悪さからご迷惑を掛けたこともありましたが、
一般的なご予算とはかけ離れた額を私に託してくださいました。
帰り際、ご主人はおっしゃいました。
「妻の夢を叶えてあげたいので、清水の舞台から飛び降りるつもりで懸けてみます」と。
こうも言ってくださいました。
「斉藤さんじゃなかったら頼まなかったですよ」
お客様の前で不覚にも涙を流してしまいました。
ゴトー君!最高のスワッグバランスをY様に!

N様シェード

縫製担当のart-k後藤です。
写真は、サイトーさんアレンジの生地切り替えの組み合わせ中。
出来上がりが楽しみですね。

落とし穴















こちらも本日お伺いした平塚市のO様の現場。
木製ブラインドを取り付けました。
木製ブラインドを正面付(窓を覆うように取り付ける)にする場合、
羽根の角度を変えた時に窓枠に当たってしまうため、
スペーサーと呼ばれるプラスチックの「ふかし材」を使って、
壁から1㎝前に出します。
そうすると、バランス(カーテンボックスのようなもの)も
壁から1㎝離れてしまうため、サイズを指定して発注します。
こうした注意点はカタログにも記載されていないので注意が必要です。




こちらも攻めてます



















本日お伺いしたI様のリビングです。
一間の腰高窓と掃き出し窓の間は106㎝空いており、
そこがエアコンスペースになっています。
一般的なエアコンのサイズは80㎝。
106-80=26㎝÷2=片側13㎝がポールが出せる寸法になります。
キャップ8㎝+ブラケット3㎝+リングランナー1㎝=12㎝ですのでギリギリです。
エアコン業者さんから、「狭すぎて無理」と言われればアウトです。
そこで、採寸時に業界最小の富士通Rシリーズ(72.8㎝)を紹介し、
お客様もそちらを採用されました。
ポールの出し分もちゃんと取れて、バッチリです。

そしてもう一つ。
この2つの窓は床からの高さが7㎜違います。
そこでレールの取付高さを7㎜変えて、床からの高さを合わせています。
隣合った窓で段違いのようになったら変ですよね。
ちなみにこちらの現場は、
昨日ゴトー君がアップしたシェードの現場です。
均一カーテンのドレープとレースに
お手頃価格の木製レールという組み合わせですが、
これだけ仕上がりレベルを上げることが出来ます。




2013年3月26日火曜日

N様カーテン

縫製担当のart-k後藤です。

上飾りの裁断。
ギリギリ狙って今日も攻めの断ち切り位置です・・・ッ!

2013年3月25日月曜日

準備完了!


  

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
明日は横浜市のI様と平塚市のO様のご新築工事です。
I様は↓のエントリーでアートケイの後藤君が紹介してくれた
細かな気づかいが嬉しいシェードを取付けます。
(こういうのって一般的には決してないことなんですよ)
納める僕も楽しみです。
平塚市のO様は、ナチュラルモダンなカーテンと木製ブラインドの組み合わせ。
竹のロールスクリーンも楽しみです。
どちらも「営業所止め」がたくさんあるので、
車に入るかどうかが心配(苦笑)。
 
そして未納分のレールが今日届いて、
木曜日のN様の工事準備も完了しました。

 
                                         


こちらは新スタッフと共に伺います。
楽しみです。


I様シェード

縫製担当のart-k後藤です。
写真は、柄の切り替わり位置を裾の折り目に。
これ、生地の糸目が曲がっているとアウトなので(線が出たり入ったりしてしまいます。)本当はやらない手法。

ワイドが短かったので今回、攻めの裁断をしてみました。

2013年3月24日日曜日

3つ目の選択肢














I様の現場に採寸に行ってきました。
リビングから一段上がった洋室の肘掛窓にカーテンを掛けるのですが、
この窓の位置(高さ)はカーテンとの相性があまり良くありません。
一般的には
①窓枠下から15㎝程垂らす
②床までの長さで作る
の2パターンを勧められるケースが多いようです。

私の場合、もう一つ、「窓枠下から10㎝垂らす」もお勧めしています。
①の方法では妙に中途半端な印象になり、
②の方法でも不自然だからです。
窓枠下からの垂らし分を短くすることで、床までの空き分が長くなり、
肘掛窓に合ったサイズに見えます。
元々15㎝長めに作るのは光漏れを防ぐためで、
それは腰高窓の高さと関係があります。
床までの距離が短い肘掛窓は、それと同じ理屈で15㎝にする必要はありません。
数字とはあくまでも基準であり、
それが果たす目的を考えて応用することが大事です。



発送



















昨日から私の息子が学校の友人と南三陸へボランティアへ行っています。
深夜バスで本日早朝に着き、
一日ボランティアをして深夜バスで帰ってくるそうです。
タフだ(笑)

昨年の夏、息子と二人で南三陸でボランティアをしてきました。
震災から一年半、その土地を忘れずにいられたのは、
川崎のカーテンショップの店長をされていた熊谷さんがリーダーをされている
「南三陸ミシン工房」http://wallpaper.fumbaro.org/machineの活動があったからこそ。
そしてその活動をカーテンメーカーさんや全国の専門店が支援しました。
この業界の結束の強さは本当に素晴らしいです。
当店はカーテン業界以外の個人の方が送った生地の中継地点になっています。
ある程度集まると、熊谷さんと連絡を取りながら南三陸へ送ります。
イタリアから生地が届いたこともあったんですよ。
写真は本日発送分。
色々な想いが詰まっています。