2017年12月19日火曜日

違和感を出さないために

こちらは昨日工事に伺ったY様の現場。
バルコニー床の方が滑り出し窓より、
床から窓上までの高さが122㎜高くなっています。
バルコニー窓の少ない窓上の壁面に付けても違和感が無く、
滑り出し窓のレールを上げ過ぎない位置、を条件に
スタッフが取付位置を決めました。
もし、この2つの窓が同じ壁面に並んでいたら、
また答えは違っていると思います。


こちらは本日工事にお伺いしたU様の現場。
奥の窓の窓上は107㎜、手前は125㎜あります。
これはバルコニーの水勾配が影響しています。
通常、私たちカーテン屋がレールの取付位置を決める時は、
「窓の上端から〇〇㎜上にビスを打つ」と指定します。
でも、このようなケースの場合、
その方法だとレールの高さが変わってしまいます。
天井まで近いだけに目立ってしまうでしょう。
そこで2つの窓共に天井際に付けしています。
部屋の長手側にある窓のため下地が無い可能性が高いので、
(天井の桟は長手に流していることが多い)
ブラケットは逆Lタイプを使用して縦桟に付けています。
終わってみれば、「ただ付いただけ」なんですが(笑)。
お客様に「これって、こうなってしまうんですか?」と
言われないこと。
そのためには慎重な採寸と施工が必要なのです。





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