2018年8月18日土曜日

『アフター』にならないために

海老名の人気インテリアショップ、
ILLIGATE(イリゲート)様にロールスクリーンを施工しました。


窓の取っ手やアームを避けるため、
金物で本体を前に出して施工しています。


奥のビスは軽天なので、
4か所キッチリ止めるのはモチロンですが、
もう一つ注意したのがブラケットの個数です。
メーカーの規定上、2個の窓が多かったのですが、
持ち出し金具を使っていることや、
不特定多数の方が訪れる店舗であること、
もう少し幅が大きければ3個のサイズになること、
そうした点を踏まえて一つ多く使っています。
もちろん、事前に調べて発注しておかなければいけません。
アフター対応をキッチリやるのは勿論ですが、
アフター対応が必要ないようにしておくことは、もっと重要です。



2018年8月17日金曜日

T様、準備完了です


毎年のことですが、
お盆が過ぎて台風が来るごとに少しづつ涼しくなってきますね。
明日、工事のT様も現場打ち合わせの日は猛暑日でした。
リビングの縦型ブラインドと和室のプリーツスクリーン、
横並びになる窓に異なる方向のブラインドを
いかに違和感なく付けるか。
そして、異なるテイストに仕上げつつ、
いかに違和感なく仕上げるか。
難しいテーマでしたが、T様ご夫婦とじっくりプランを作り上げました。
喜んで頂けることを願いつつ、
きっちり施工したいと思います。
明日、宜しくお願いします。






2018年8月12日日曜日

お盆期間中の営業について

日ごろより大変お世話になっております。
お盆期間中の当店の営業は下記の通りです。
ご迷惑をお掛けしますが、
宜しくお願い申し上げます。

  9日(木)お休み *定休日
10日(金)お休み
11日(土)お休み
12日(日)通常営業
13日(月)お休み
14日(火)通常営業
15日(水)通常営業
16日(木)お休み *定休日


*お休みとさせて頂いている日で採寸・工事をご予約のお客様は、
 ご予定通りお伺いいたします。

T様、準備完了しました


明日はT様のレール先行工事です。
タイから生地が届くまで、あと1週間ほど。
テクスチャーにこだわってご提案した生地が、
きっとT様のイメージ通りの空間を作ってくれるはずです。
少しづつ出来上がっていくお部屋の『トリ』として、
楽しみにお待ちいただければと思います。
まずは明日、宜しくお願い致します。


2018年8月11日土曜日

口に出せば動く

正面付けの出来ない、
高さの無い窓の内側にカーテンを付け、
そこにワイヤータッセルを付けるにはどうするか?
というようなお話を工事を請け負っているデザイナーさんとしていて、
切れるかどうか試してみようということになり、
案外簡単に出来ました。
固定する部品はデザイナーさんが探してくれました。

こういう『理屈上はこうすれば可能』みたいな話は、
言葉にするのに勇気が要ります。
今回のようにスムーズにいくのは稀で、
方法を考えるのに時間がかかり、
必要な材料を揃えるのに時間がかかり、
試作品を作るのに時間がかかり…。
出来上がってしまえば『簡単に出来そう』なものでも、
色々な時間がかかります。
だから技術的なことよりも、
頭によぎった『こうすれば…』みたいな方法を
『それ面倒だぞ』という悪魔の言葉に負けずに、口に出せるかどうかが重要です。
それが出来れば、物事って動いていくものです。

2018年8月10日金曜日

S様レール工事

人が休んでいる時に働き、
人が働いてる時はモチロン働く、
世の流れに乗って働き方改革をしたものの、
出来た時間に現調を入れてしまう。
そんな全国のカーテン屋さん、お元気ですか?(笑)。
と言うのは冗談で、
カーテン屋にとってこの時期は繁忙期なので、
私はいつも9月に入ってからお休みを頂いています。
今日はS様のレール先行工事でした。
後はドイツからレースが届き、
スウェーデンからシェード用の厚地が届くのを待つばかりです。
シックな空間にビビッドな色を入れる、
難題でしたが、スタッフがキッチリ提案してくれました。
少しお待たせしてしまいますが、
きっと素晴らしい出来上がりになると思います。

2018年8月8日水曜日

ネクスティの色の選び方

最近、看護師さんのお客様が続いたのですが、
『サイトーさん、今、熱中症になっちゃいけませんよ』と
同じことを言われました。
患者さんが多くて、見てもらうのに何時間もかかるのだそうです。
なんてことを、熱さを忘れる台風の最中に書いても意味ないですね(笑)。
いや~涼しいってありがたいです。

今日はM様の現場のご紹介です。
子供部屋に付けたのは機能性レールのネクスティ。
似たレールでエリートというものがありますが、
この2つは大きく違います。
ネクスティはカーテンがレールにぶら下がるように付きます。
そのため、窓のすぐ上だと光漏れするので高めの位置に付けます。
レールは常時見えていますので、色は窓枠ではなくカーテンに合わせます。
通常、レースカーテンは閉まっているので、窓枠は見えません。
子供部屋の場合、ベッドや机などで床もほとんど見えなくなります。
見えるのはクローゼットくらいです。
その場合、クローゼットの色よりもカーテンとの色の相性を優先します。
M様の場合、同じ柄を色違いで2つの部屋に付けましたが、


グレーのカーテンにはアッシュグレインのレール、


アイボリーのカーテンにはホワイトグレインのレール、

これだけで仕上がりが大きく違います。
そのため、当店ではカーテンレールだけを付けるお部屋に
ネクスティはお勧めしていません。
ネクスティの選び方には十分注意しましょう。

2018年8月7日火曜日

カーテン屋の私達が、なってはいけない人


明日はO様の納品日です。
最初にご来店頂いてから、
スタッフからお名前が出ない日はないほど、
プランについて考え抜きました。
各お部屋のコンセプトや、
お持ちになっているインテリアアイテムとの組み合わせ、
それがO様らしい空間になっているか、など
色々なことを考えました。
その間、スタッフがずっと気を付けていたのは、
単なる『壁紙と合うカーテンを探す人』にならないこと。
悩んだ時は必ずその原点に返って、
プランニングしていました。
きっと素敵な空間が出来上がると思います。
明日の納品を楽しみにお待ちください。


2018年8月6日月曜日

素敵な繋がり


昨年、ご主人と奥様、それぞれのお部屋に
カーテンをご購入頂いたS様。
今回は広縁のカーテンをご購入頂きました。
生地がお好きで、柄を楽しむことがお好きなS様ですので、
「いかにも」という生地ではなく、
緑豊かなお庭とくつろぎの和の空間を結びつけるような柄を
お勧めしました。
一間半と二間という幅の広い窓ですが、
同時に見える面積も考えてのご提案です。
そして、とても喜んで頂けたのがタッセル。
左のタッセルは左寄りに、
右のタッセルは右寄りに。
まとめた時に鳥が正面に来るように配置されています。
『こんなところまで気を使って作られるんですね!』と
S様も大変驚かれ、喜んでくださいました。
きっと、タッセルを留める度に、
作り手の想いを喜んで下さると思います。
それは、とても素敵な繋がりですよね。

2018年8月5日日曜日

ギリギリで止める

滑り出し窓にロールスクリーンを付ける場合、
気にしなければいけないのがロール網戸との関係です。
特に上下するタイプは横に動くタイプより網戸が長いため、
奥行きを取ります。
そのため窓枠内に取り付けるのは難しくなります。
悩むのが左右に動くタイプです。
奥行きを取らないため、
生地の種類や仕上がり高さによって、入ったり入らなかったりします。
その場合はメーカーさんの資料でロールスクリーンの直径を確認し、
取付が可能な窓枠の奥行き寸法を測って判断します。
そして、その際注意が必要なのがウエイトバーです。
特に、生地を上げ切った時に
ロールスクリーンとロール網戸の間に挟まってしまうケース。
こうした可能性がある場合、
チェーンをジョイントするコネクタを追加で発注し、
生地が上がり切る寸前で止まるようにします。
本体を裏からみたところ。
コネクタがプーリーを通過しないため、必然的にここで止まります。

最後にチェーンを窓枠の下端ギリギリでカットして終了です。

ちょっとした事ですが、
ストレスなくお使い頂けます。



2018年8月4日土曜日

オリジナルふかし材

お陰様で忙しくさせて頂き、
施工前にご紹介できない現場が続いてしまいました。
これから順次ご紹介していきたいと思います。
さて、そんなことを言っておきながら、
今日は夜なべで工事の準備。
こんなものを作りました。

装飾レール、リネージュのふかし材です。
太目の木材を必要な奥行きにカットして、
塗装と似たクロスを貼りました。
通常のカーテンでは強度的に無理ですが、
今回はオープンスワッグのみを乗せるので、この方法となりました。
問題は、ふかし材の表面からビスを打ち、
指定した壁の位置にキッチリ打てるかどうかです。
この長さ(45㎜)だと、ビスを㎜単位で曲げずに打つのは難しいからです。
さて、どうするか?
ビスをこのまま打つと割れてしまうので下穴を開けるのですが、
ブラケットのプレートを当てて最初に穴を開けた側を壁面にします。
これにより、表面(元の裏面)から打たれたビスは、
リード穴を通って指定したビス位置に到達します。
ビスを打つ側の穴は、インパクトドライバーに+のビットをセットし、
下穴にビットの先端を当てて、そこを軸に大きく回します。
そうすることで円錐形の穴が出来、
ビスを打った時に綺麗にビス頭が埋まります。
90㎜のビスは予め打っておき、先端を少しだけ出しておきます。
これを墨出しした壁に当てて、少しづつ打って行けばOK。
とりあえず準備は全て終わりました。
どんな内容の工事でも、工事前に施工者に出来るのは『準備』しかありません。
やれることをやるのみです。





2018年7月27日金曜日

基準とは…

こちらはT様の現場です。
和室は洋室へとリフォームされました。
このケースで問題となるのが、
肘掛け窓のカーテンの丈をどうするか?です。
床までだと長すぎると感じる方もいらっしゃいますし、
腰高窓と同じように窓より長めにお作りすると、
床から妙に上がっているように感じる方もいらっしゃいます。
解決策の一つは、あえて出し分を短くすることです。
通常15~20cm長くするところを、
あえて10cmにします。
これにより窓との一体感を出すことが出来ます。
カーテンの作り方にはいろいろな基準がありますが、
それは絶対的なものではありません。
基準とは応用をする場合の目安、だと思います。



2018年7月25日水曜日

階段窓の工事

N様の階段の窓の工事をしました。
脚立がそのまま立たないので、こうして継足をして施工します。
いつもは接地面に滑り止めの付いたカーペットを敷くのですが、
今回は左側が踏板ギリギリのため、そのままで施工しました。
カーテンはスタッフが現場を見て、
透け感や同じ空間にかかっているものと似たものを探してご提案。
N様は『1窓なのにごめんね』とおっしゃるのですが、
こうして地元の方に「カーテン屋さんがあって良かった」と
言って頂けることはとても嬉しいことです。
N様、ありがとうございました。