2017年3月6日月曜日

T様返信チェック


昨日発注した伊勢原市のT様の返信チェックをしています。
取引先にFAXした発注書に納期が書かれて返信されてきたものを、
内容を再々確認し、納期に間に合うかもチェックします。
明細書に書かれた項目に一つ一つ日付を入れて、
全項目に日付が入ればOK。
FAXの送信漏れや受注漏れなど、
万が一のこともあるので慎重に進めます。
全てのチェックが終わったときは、ホッとします。
これだけのアイテムを全てオーダー品で作るって、
もしかしたらカーテンくらいかもしれませんね。


2017年3月5日日曜日

マンションあるある


マンションにはよくあるケースなのですが、
カーテンボックスが窓に対して片側だけ長い時があります。
オーダーカーテンは通常、
1窓の幅を書いて「両開き」「片開き」と指定しますので、
(300㎝の両開きなら150㎝が2枚)
こうした場合、窓の中央とカーテンの中央が揃わなくなります。
特にレースは気になります。
H様の場合、右側だけが30㎝長くなっていましたので、
右と左で異なるサイズでお作りました。
難しいのは山の高さとピッチを合わせて作ること。
横使いの場合は良いのですが、
縦使いの場合はちょっと大変です。
今回もアートケイさんにバッチリ作って頂きました。

2017年3月4日土曜日

M様の座布団カバー


厚木市のM様の座布団カバーが入荷しました。
クッションと違い色々なサイズがありますので、
実際に現物を測ってからの製作です。
表地はちょっとお高めの生地なので、
柄合わせはせず1巾で2枚取り、
裏側はお安めの無地にするなど工夫しています。
モダンな和室に素敵に映えると思います。

2017年3月3日金曜日

H様のレース



時々5単位カーテンの製作をお願いすることがあります。
例えばレールが付いていてカン下から床までが1743㎜の場合、
1740㎜では擦る可能性があります。
金属を機械で切るようには切れませんし、切った後の伸縮もあります。
形態安定加工がつくなら尚更です。
かと言って1730㎜では上がりすぎる印象になることもあります。
そんな時に5㎜単位の発注をします。
こうした部分はお打合せでは深くはご説明していません。
なぜなら、カーテンを掛けた瞬間、
お客様の目がそこにいってしまうからです。
もちろん、チェックされたくないという意味ではありません。
選び抜いたカーテンがかかっている景色、
まずはそこを見て頂きたいのです。
ここで種明かしをしたら意味がないかもしれませんが(笑)

2017年3月2日木曜日

U様のレース


これまでの仕事の中で最も長い広縁の1つ窓。
左右の狂いもほぼゼロに近く、
これも非常に珍しいことです。
そんな広縁の窓に付けるのは通称「クタクタレース」。
使い込んだ感じの風合いが素晴らしく、とても人気のあるレースです。
今回は外からの透け感と圧迫感とヒダ倍率の関係をお話ししながら、
仕上がり仕様をご相談しました。
風合いのある生地が縁側を吹く風に揺れる光景って、
とても良いですよね。


2017年2月28日火曜日

生地との縁


各お部屋を輸入生地で揃えられる秦野市のY様、
ご主人の書斎はアフリカをイメージした
スペインの生地をお選びいただきました。
糸の生産から染料、そして生地の生産までの全てをアフリカで行い、
現地にお金を落とすという考えのもとで作られています。
アフリカをテーマにお部屋を作られて、
仕上げのカーテンを探されていたY様と、
同じコンセプトで新作として登場した生地。
気づけば他のお部屋も新作ばかりで、
こういう縁の不思議さを感じます。

2017年2月27日月曜日

M様のロールスクリーン


トーソーのロールスクリーンの優れもの、
それは小窓タイプ。
生地の適応範囲も広く、
チェーンの左右指定も出来る素晴らしいメカです。
巻き取り直径も確認しながら、
慎重に打ち合わせをさせて頂いた保土ヶ谷区のM様、
無事に発注も完了しています。
あえて色をズラしたセレクトで、
かわいい子供部屋になると思います。
出来上がりを楽しみにお待ちください。

2017年2月26日日曜日

鋭意調整中


世田谷区のF様の発注が完了しました。
後納品の木製ブラインド以外は、
何とかお引越しに間に合わせたいと思い、
メーカーさんやアートケイさんにもご協力頂きながら調整しています。
この調整(と言うより「お願い」)が終わると、
後は「神様仏様佐川急便様」の願いとともに、
朝一で営業所に届いていることを祈るのみ。
問い合わせ番号を調べた時の、
商品が無事に到着している安堵感と言ったらありません。
ご新居のスタートを新しいカーテンと一緒に出来るよう、
慎重に調整・確認致します。


2017年2月25日土曜日

一工夫した取付け

付いてしまえば分からないのですが、
案外色々な工夫が必要なのが
オーダーカーテンやブライインド等の工事です。
海老名市のO様の工事はまさにその連続でした。
普通に付けただけに見えますが、
普通に付けただけです(笑)。
ただし、向きは逆にしています。
ボックスの奥行きと生地を下げたい位置の関係で、
本体をボックスの手前側に取り付けました。
こうした場合、ブラケットのツメを押すことが出来ず、
生地を下げ切って直径を細くしないと外せなくなります。
そしてその方法で外すと生地に折れ皺が付いたりします。
そうしたことを予測して、あえて逆向きに取り付けました。


エアコンが窓枠の上端ギリギリについている滑り出し窓。
事前に取り付け状況を確認して、
ブラケットを窓に跨がせて付けています。
窓の左は柱があるので大丈夫ですが問題は右。
窓枠のチリ(でっぱり)をかわすために使う「ふかし材」を加工して、
窓上の下地に向かって90㎜の長いビスで左斜め上に向かってビス打ち。
ばっちり下地に効かせています。


加工しているのは天付ブラケット。
ブラケットが割れないように細い穴を開け、
細いビスで天井際の下地に効かせます。
でも90㎝巾の小さい窓でも、
これだけではレールが前倒れする可能性があるので、


保険をかけてアンカーを打っておきます。
後でビスは効いているので、
耐荷重重視ではなく、後で取り外しも出来るタイプのもの。

バッチリです。
でもこれが付いてしまうと分からないんですよね。
だからカーテン工事って、
専門の職人の重要さが伝わりにくいのかもしれません。









2017年2月22日水曜日

最低限の先


全室を輸入生地から選ばれた平塚市のH様、
生地選びの終わりは楽しかった時間の終わりでもあり、
生地の大好きなH様にとっては、ちょっと寂しいことかもしれません。
インテリアを選ぶには色々なルールがあると思いますが、
大事なのはそれが「最低限」であることです。
多くの人がその線を上げ過ぎてしまうことで、
その人らしさをなくしてしまっているような気がします。
リビングも、和室も、最後はお好きな生地を選ばれました。
ちゃんと最低限のルールの中で。
その先にあるのは「H様らしさ」です。
どのお部屋もきっと素敵に仕上がると思います。
さて、写真は子供部屋の切替カーテン。
微調整を繰り返して、この割合で決まりました。
出来上がりを楽しみにお待ちください。



2017年2月21日火曜日

図面に落とし込む

日曜日に採寸にお伺いした平塚市のH様、
正確な仕上がりサイズを算出して再度お見積もりをお出ししました。
頭の中で「こ~なって、あ~なるから…」でも出来るのですが、
そういうことをすると痛い目を見るのがオーダーカーテンの仕事です。
なので、図面に落とし込みます。



明日、色の組み合わせとメカの仕様の最終確認をして
発注に入ります。

エリートとネクスティで2時間話すことができるだろうか?(いや、できる)















今年は月イチ勉強会を開催する予定で、
今日は来月の予定を前倒ししての第2弾。
「カーテンレールの専門メーカーって、実はここまですごいのだ」をテーマに
トーソーさんにお越し頂きました。
話す内容は定番のエリートとネクスティ。
これで2時間です(笑)。
でも、これがとっても面白いんです。
なぜこの寸法なのか、なぜこの形状なのか、
塗装の違いやマグネットランナーの構造の理由など、
専門メーカーの凄さを存分に教えて頂きました。
前回に引き続き、「こんなことお願いされたの初めてです」という
コメントも頂きました(笑)
確かに、こんなことをしても売上アップには直接関係しないかもしれません。
ではなぜ?と聞かれたら、こう答えるしかありません。
「それが私たちの仕事だからです」。

2017年2月20日月曜日

伝わりにくいこと


世の中には耳の折り返しと柄リピートを合わせるという
にくい小技をしてくれる加工所があります(笑)。
当店ではアートケイさんにカーテンの加工をお願いしていますが、
その理由はもちろん、縫製がきれいだからです。
では、「縫製がきれい」って何でしょうか?
色々な意味があると思います。
ミシンを自在に操る技のすごさもあるでしょう。
いわゆる「縫製仕様」もあるでしょう。
もちろん、そうした部分でもアートケイさんはピカイチですが、
あまり語られないこういう部分も、その一つだと思います。
お客様、とっても喜んでくださいました。