2013年8月20日火曜日

柄パターン探偵



柄のリピート・パターンを探せ。
縫製担当のart-k後藤です。

規格上は60cmのリピートでも半分の30cmで頭ピッタリになる生地も。
写真は斜め、ダイヤ状にパターンが列んでいます。
耳同士は柄合わせ出来るのでステップ柄では無いのですが、あえてステップで裁断すると計算上の必要要尺以下で柄ピッタリの裁断が出来ます。(条件にもよる)

思わぬトラブル(キズや要尺不足)のリカバリー用のネタで縫製屋用の話です。

仕様・製作の工程構造を理解している一部のコアな人向け&サイトーさんへの業務連絡でした。

2013年8月19日月曜日

下地探偵

採寸に行ってきました。
ピタッと足が止まったのがこの窓。



 
窓枠上から天井まで32㎜あるのでLTじゃなくてNTブラケット?という話ではなく、
「いかにも廻縁が入りますって寸法だよなあ。天付オンリーかなあ」という心配。
基本、天井と壁の際はボードを受ける桟が入っているので、
斜め打ちすれば効くのですが、窓枠のチリ(出っ張り)が多いのが気になります。
その分、前に出さないといけません。
 
で、ボードのビスを見ます。
















これだけキレイに縦横が揃っていると、
どっちの方向に野縁(天井の桟)が走っているのか分からない(笑)。
う~ん…こまったなあと思ってさらに凝視。
すると…ん?と目に留まったのが墨だしの鉛筆の跡。
ボードの境目の一番上のビスの間に書いてあるのが分かりますか?
これはボードで蓋をした後、桟のある位置にビスを打てるように
事前に大工さんが書いたマーキングです。
ボードの境目に桟があるなら不要のはず。
端に沿ってビスを打てば良いのですから。
ということは、写真だと横方向に桟が走っているということです。
この桟はそのまま先程の窓に直角にぶつかります。
追いかけていくと、ブラケットを止める位置との問題もなさそう。
と言う事で、レールを前に出しても天付OKという結論になりました。
 
そろそろ山村紅葉と共演して、
「京都湯けむり下地探偵」なんてドラマもやれそうな気がする(笑)

 


2013年8月8日木曜日

余計な物は見せない

縫製担当のart-k後藤です。


巾継ぎ部分まで計算して型紙をおこし。

ヒダの中に入れる。

シンプルなデザインの中にあるサイトーさんの意図を汲んで。

木製ブラインドの納品

ご新築の工事で木製ブラインドを取り付けてきました。
ここで必ず言わなければいけないことがあります。

降り切ったなあ~と思って



スラットを回転させると、ヒョイって感じで下が開いてしまうので



 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
こういう風に操作すると開かないんですよって実演。
 

販売時にもお話ししていますが、
ご新築の方は色々な業者さんから色々なお話をお聞きするので、
やはり納品時のご説明が欠かせません。
今回はスタッフ田中がバッチリご説明してくれました。 

2013年8月5日月曜日

夜食ワンダラー

9時間かかった工事の夜も、店に戻って事務仕事。
30キロの道のりを、夜食を探してハンドル握る。
今夜も俺は夜食ワンダラー。

幸楽苑(食べ飽きた!)
すき屋、吉牛(看板だけで食べた気になる!)
コンビニパスタ(全制覇!)
カップラーメン(以下同文!)
ラーメン屋で~680円払ってラーメン食べるのに~
280円のカップラーメンはなぜか贅沢な気がして買えないのはナゼ~?

そして今夜も来てしまう。
終着駅は相鉄ローゼン。
半額の寿司(食べ飽きた!)
チラシ寿司(確かに違うけどちょっと…)
お客様には会わないように~(祈)

冷凍食品に目が止まり、
買ってしまった冷凍パスタ。
レンジでチンでOKさ。
既にお皿も買ってある。

チャチャチャチャチャ、チーン!
















箸、が、な、い!YEAH!

浴室ブラインドの採寸

浴室ブラインドの採寸に行ってきました。















現場でお客様と相談したのが「手前に付けるか、奥に付けるか」です。
奥に付けることが多いのですが、
手前に付けると、女性がバスタブ越しに操作棒に手が届く
ギリギリの距離であることが多いからです。
今回も奥様に距離感を確認して頂いたところ、
奥だと届かないこと、そこに物を置くことはないことから
手前に付けることにしました。
窓によっては水勾配が取ってあり、
仕上がり高さが変わることもあるので、事前の確認が必要です。
仕様はノンビスタイプではなく、サイズを考慮してビス止め式、
色は当店スタッフの渡邉がご提案した
カラーコーディネートタイプのブラインドが付きます。
取付位置や仕様、色など、
一台のブラインドに工夫と提案が色々と詰まっています。

2013年8月2日金曜日

落し蓋と石膏ボード

昔、オーストラリアに居た頃、
ウイークリーのオンボロアパートに住んでいて、
そこには小さな共用キッチンがありました。
ある日僕がそこで肉じゃがを作っていたら、
落し蓋を見たオーストラリア人がビックリしながら僕を見て、
「お前、蓋食うのか?」と聞いてきました。
僕は「時々、ちゃんとした日本食が食べたくなるからさ。
こうすると味が全部にいき渡って美味しいんだよ」と言おうとして、
「Sometimes…」とまで言った後、「ちゃんした日本食」って英語で何で言うんだ?と考えてしまい、
気づいた時にはその人は首をかしげながら去って行くところで、
結局僕は「時々、蓋を食うヤツ」ってことが確定してしまったのですが、
まあ例え日本語でも、「相手がしたことがない事」を説明するのは難しいんですよね。

さて今日は取引先工務店の依頼で取付工事に行ってきました。
カーテンボックスにリフォーム前に使っていたレールを取り付けるという、
誰もが簡単にイメージできる説明不要の非常に簡単なお仕事です。
で、こういう現場に限って落とし穴ってあるもので…
再塗装されたカーテンボックスの天井にうっすら見える穴位置と
レールの穴位置を合わせてビスを打ったところ、何と効かない!
キリを入れてもそのままズボッと奥まで入ってしまいます。
ワンプッシュで他の穴もチェックしましたが全て同じ。
どうも3~5㎜の薄ベニヤで出来ているみたいで、
どこを打ってもダメなようです。
良く今まで落ちなかったなと思いつつ、ボックス内を見ていると
既にビスを打った形跡のある穴を2つ発見。
どうやら誰かに頼んで取付ができず、困って僕の所にきたようです。
確かにこの状況では「付かないよ」って断るでしょう。
僕もそう言いたいところですが、ここからが「読み」の始まりです。
以下、窓を見ながら私の独り言。

窓は1間半が2つのL型かあ。
カーテンボックスの天井にベニヤを貼るのなら、最低でも2730㎜は必要だよな。
でも、そんな板はないからサブロク板(幅3尺×長さ6尺)を切って貼るしかないだろ。
ってことは2770㎜のボックスに使うなら、短手を使えば910㎜が3枚+チョットが必要だよな。
そうすると、その板の間には桟が必要じゃないか?
でないと開いちゃうし。
どれどれ。










継ぎ目見~っけ!
てことで予想通り910㎜ピッチで桟が入っており、
そこに合わせてレールに新たに穴をあけて無事に取付終了。

 
「無事に付きましたよ~」と監督さんに電話をしたら
とてもホッとした声をしていました。
良かった良かった。
 
そういえば以前、同業者と工事の話をした時に、
「どんな工事が得意なの?」って聞かれて
「極力、アンカーを使わない工事かなあ」って言った時の事を思い出しました。
あの時の職人さん、「お前蓋食うんか?」って聞いてきたオーストラリア人と同じ顔をしていました。
「お前、石膏ボードに打つんか?」
いやだからそうじゃなくて…(笑)

2013年7月29日月曜日

スタイルカーテンのご用命もプラスプランへ!






こんなカーテン(?)もお仕立て致します!

出張明け一発目

おはようございます、縫製担当のart-k後藤です。
いきなりのステップ柄で危うく裁断位置間違えそうになりました、、、
が、気合い入れ直して頑張りまーす。

取付工事の話は長く、理屈っぽく、誰も最後まで読まないと知りつつも、書いてしまうのだ

リビングと続き間の洋室にネクスティを取り付けました。
 










 
まずはリビング。 
窓の寸法は2555㎜ですので、サッシを切っていることになります。
一間半は柱の芯~芯で2730㎜ですので、
2730-52.5(10.5㎝の柱の半分)-52.5(同じ)-12.5(石膏ボートの厚み)-12.5=2600㎜
が窓の外寸になります。
(最近では石膏ボードの代わりに金物で対応しているケースが多いです)
2555㎜ということは45㎜小さいことになります。
写真には写っていませんが、一番左の天井の梁の右端から窓の左端まで、
ちょうど45㎜ありました。
ということは窓は右に寄っていることになります。
当店では窓寸+100㎜(左右各50㎜)をレール寸にしていますが、
これではビスが効きません。
そこでレールを通常より長めにして、
左右共にビスの効く位置にブラケットがくるようにしました。
 
こちらは続き間の洋室です。
実はこちらは以前ブログで紹介した現場です。
http://plusplan.blogspot.jp/2013/07/blog-post_1262.html
 
 
 
 









こちらは窓の外寸が1235㎜。
左右の壁面は共に455㎜ですので、
両端のいずれかの柱を起点にして、
そこを一間と考えれば中央に縦桟がある可能性もありますが、
ちょっと考えにくいです。
柱の無い側に間柱を入れて四尺間に縦桟を入れる方法でないと、
サッシの片側を固定することが出来ないからです。
廻縁のフィニッシュは中央にありませんでしたので、
やはりそのパターンのようです。
そこで、ブラケットを1つ多く四個にして、
全てのビスを効かせました。
レールの出幅はリビングと合わせています。
 
エアコンの件であれだけのご相談をして、
工法を考えながらレールの長さや取付方法を工夫して、
やっと二か所のレールの取り付けが完了します。
付いてしまえば「ただ付いただけ」にしか見えませんが(笑)
 
 
 

 
 
 




2013年7月26日金曜日

裾ウエイトチェーン

縫製担当のart-k後藤です。
写真はチェーンを巻き込んでいるところ。
これにも色々とノウハウはあって、丁寧に気をつけて。
横使いの生地の場合、経糸を切った分、解れやすくなってしまいます。切る場所も生地により色々です。

2013年7月25日木曜日

夏休みと聞くと

無性に工作がしたくなる縫製担当のゴトーです。


いや、これは展示会の準備なんですが・・・

2013年7月23日火曜日

雨は降り、木製ブラインドは振る

 























ゲリラ豪雨の中を渋谷まで採寸に行ってきました。
ワイパーを最速にしても全く効かず、
あっという間に道が川みたいになりました。
今日採寸しないと間に合わないので帰るわけにもいかず……。

一度採寸した場所なのですが、
どうしても見たかったのがこちら。


















木製ブラインドのスペースだけ残して
間仕切り壁(写真右)を窓まで伸ばすと聞いて、
「ちょっと待って~」と大工さんにお願いした窓です。
木製ブラインドはブラケット前部の爪に引っ掛けて固定するので、
その際に本体が斜めになります。
その為、本体の奥行だけでは「振り幅」が無く固定できません。
現場でお願いしたよりも広めにとってくれていて一安心です。