2013年7月4日木曜日

Uuuuuuuuu----- Life!!














今日はスタッフと共に、カーテンメーカー「スミノエ」の新作発表会に行ってきました。
いや~素晴らしい。
ここ数年に出された全カーテンメーカーのカタログの中でも、
トップ5(順不同)に入るのではないでしょうか。
説明会を聞きながら心臓がドキドキしたのなんて久しぶりです。

モダン一辺倒の「モードS」に対し、「Ulife」をどこまで突き抜けたものにするか、
スミノエは迷っていたような気がします。
総合としての匂いを半分くらいは残しておいた方が良いんじゃないか?と。
それが、決してエキセントリックに走ることなく、
でもしっかりとデザイナーの意志を感じるファブリックの集合体となって
完結した感じがします。
前回の「Ulife」で投げた小石が静かに広がって、大きな波紋になったような。

そして感じるのは、こうしたデザイン性の高いカタログにGoサインを出した
企業としてのスミノエの素晴らしさです。
ここ数年、お客様のインテリアに対する意識は非常に高くなっています。
「ご予算がある方が高いものを買う」のではない消費行動が確実に存在します。
そうした変化を嗅ぎ取って、
デザイナーと営業とのバランスをどう取るか?という変革が
絶妙だったのではないでしょうか。
もしそうならば、デザイナーではなくスミノエという会社の成果だと思います。
一部の高級ゾーンをターゲットにした海外メーカーではなく、
マスをターゲットにする日本のカーテンメーカーがどうあるべきか、
モードSとUlifeは指し示しているような気がします。





2013年7月2日火曜日

トラック通勤

























明日は5時起きで椅子40脚の納品です。
今日はトラックで帰ります。



逃げる柱を追いかける

昨日伺った現場です。
採寸時、いつものように壁の「裏側を見て」対応しました。
W2560×H2104のベランダ窓がW2780×H2190に、
とW1658×H1120の窓がW1860×H1120の仕上がり寸になるまでのお話しです。














腰高窓の寸法は1658㎜。
まずこの時点で「ん?」と感じます。
通常、一間(柱の中心~中心までが1820㎜)の場合、
1820-52.5(105㎜の柱の半分)-52.5(柱の半分)-12.5(石膏ボード)-12.5(石膏ボード)=1690㎜
となります。在来工法の窓の外寸が1690㎜なのにはワケがあるのです。
窓から入隅までは965㎜、計画換気までは195㎜ありました。
計画換気は柱に「抱かせて」固定していますので、
窓が柱から若干「逃げている」ことになります。
そこでビスが効く位置までレールの出幅を通常より長くとることにしました。
ベランダ窓は「逃げて」いませんでしたが、
腰高窓と同じ長さだけレールを長めににして合わせています。
窓の高さは腰高窓が100㎜低かったので、
レールの高さも合わせました。

カーテンは当店スタッフ渡邉がバッチリ合わせてくれました。


















ホワイト地にグレーのドットのカジュアルモダンなカーテンに、
同じ色の組み合わせのエリートMキャップ。
様々な要素をキッチリ計算して一つのお部屋が出来上がります。

2013年6月24日月曜日

超縫製屋(?)

バタバタバタタと仕事をしております。
写真はかなり特殊な案件。

+PLANのお仕事ももちろんいつも通りのお仕立てで。

近況報告でした~

2013年6月21日金曜日

追加分の柄位置を合わせる














既に掃き出し窓を納品させて頂いたY様の追加分です。
左側の開口部はDVDを置くスペースになっており、
その目隠しとして同じ生地を追加でご注文頂きました。
少し間口が広いのですが、
↓のブログ同様、左側は壁面ブラケットを使っています。
追加分は既に納品したカーテンと隣り合わせですので、
事前にカーテン上部のアップ写真を撮ってゴトー君に送り、
同じ柄で始まるように(柄位置がずれないように)作っています。


難易度高し

久しぶりにカーブレール「セルフィー」を取り付けました。
しかも、ちょっと難易度高めです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「セルフィーを探せ!」みたいになってますが(笑)。
むき出しの軽天の下にはスポットライトのレールがあるので、
スペーサーでその分を下げて取付。
カーブ部分のみはブラケットを外側に。
奥へ向かう方向は軽天が1本しかないので、
最後は壁面ブラケットを使用しています。
もちろん壁の下地の有無も事前に確認済みです。
でも、この工事で一番難しかったのは、
朝6:30に起きることでした(笑)。
 
 


2013年6月17日月曜日

小さな違いが重要です

レースの掛け替えの現場です。
採寸時に今ついているレースを拝見すると
山の裾だけを「叩く」縫製仕様になっていました。















無地のボイルレースですが、裾はウエイト巻ロックではなく折り返し。
「ちょっと長いな」と思って測ると12㎝ありました。
お客様と相談の上、
山に関しては今と似た仕様、裾は同じ仕様で作ることにしました。
あまり一般的ではない作り方ですが、
このレースとお部屋に合った方法だと思います。
お客様は特にこの仕様にこだわりはありませんでしたが、
これを作った方にはきっとあったはずです。
「色々考えてくれてたんだね」
そう思って頂けて私も嬉しくなりました。
小さな事かもしれませんが、こうしたことが全体に大きく影響するんですよね。

今日納品したレースです。
山はフレンチプリーツで。
















裾は12㎝の折り返しです。














何の違和感もなくお客様に受け入れて頂けました。


お客様の玄関にはバラが咲いていました。
バラもまた、僕には皆同じに見えても、
好きな方にとっては小さな違いが大きい花なのでしょう。

 
 
そしてこの方 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10108680975 は
小さな違いに気付かなかったんだろうなあ。
(多分、「朝」を消し忘れたんだと思うんですが…)


 
 

 
 
 

 
 
 




2013年6月12日水曜日

あなたの窓は裾から?それとも頭から?

 
左の畳コーナーが床から40㎝上がったリビング。
正面の2つの窓には同じカーテンを付けます。
カーテンの柄合わせは、
製作の都合上「裾から柄合わせ」となるのですが、
(異なる丈のカーテンを作る場合、柄の始まりを裾から合わせる)
それだと左右の窓で柄の高さが合いません。
そこで発注書には「頭から柄合わせ」と記載します。
こうした横並びの窓は要注意です。




2013年6月10日月曜日

ギリギリ攻めてます。

http://plusplan.blogspot.jp/2013/06/blog-post.html

サイトーさんが、残業でセッセと考えた柄の割り振り。
写真は裏側。
ハリウッド映画アクションシーンを彷彿とさせるギリギリかすめ具合の柄と端です。(笑)

2013年6月8日土曜日

吹き抜けノスタルジー

お次は人気コーナー「今週の吹き抜け」のお時間です。
(そんなコーナーありません)


















取引先の営業さんに、
「お客様から吹き抜けのシェードを洗濯したいって言われたんだけど行ってくれる?」
と頼まれて伺ったところ、なんと9年前に私が取り付けた現場でした。
本当にビックリ。
ナビをセットした瞬間に「ん?」と思い、到着して確信し、
お客様もインターホンに写った僕を見てすぐ分かったそうです。
そして鮮明に現場を思い出しました。
「あ~~……確か……1階と2階で5窓ある……」

2連梯子をあっちへこっちへ。
上って降りて、外して生地を外してセッティングして、また昇ってと大変でしたが、
洗濯している間、お客様と昔話に花が咲き、
とても楽しい時間でした。

9年前の自分の仕事とも再会しました。


















「うわ~懐かしい!やったなあ!」と、
思わず吹き抜けで声を上げてしまいました。
窓枠のチリ(でっぱり)が50㎜近くあったので、
木材を切って窓枠に近い色に塗装したのです。
うん。正解正解。
一つ一つの窓に、やれることをキッチリとやる。
昔も今も変わりません。




2013年6月7日金曜日

人のふんどしで横綱相撲














仕上がり巾250㎝のセパレートタイプのシェード。
150㎝巾の生地を各1巾使っての製作です。
通常の作り方をすれば、左右とも同じ位置で柄が始まりますが、
それでは中央の分かれ目で「柄が切れた」感じになります。
発注書には「柄位置はお任せします」と書いておきました。
それだけで全てを汲み取って、
花のピッチを変えない柄位置で、
シェードを中央の分かれ目に色の濃い花が来ないように
(切れ目が目立ってしまうので)
作ってくれるのが当店の加工所です。
ドヤッ!
(お前じゃない)