2013年4月6日土曜日

レースの丈決め














こちらは裾がスカラップになった刺しゅうレース。
腰高窓の場合、窓枠の下から何㎝下げると
柄位置との関係が良いか確認します。
今回は一般的なレースよりちょっと長め。
その場合、他のレースはどうするか?
同じ現場なら合わせる?
それとも窓ごとにベストを優先する?
見た目分からない程度に近づける?
こうした点を一つ一つ確認していきます。
普通にカーテンを掛けるだけでも、
ただ機械的に寸法を出しているわけではありません。
キャリアを積めば積むほど気になる点は増えていき、
発注に時間はかかるんですね。

レースの柄位置















横使い280㎝の生地巾に柄が2段にレイアウトされたオパールレース。
高さ101㎝のシェードを作るのなら…















やっぱり上に余白が欲しいよな、という結論に至るまで、
夜中に一人、段ボールを上げたり下げたりしています。



たたき台














明日はS様の特注家具の打ち合わせをしに、朝から川崎です。
写真は最初の段階の図面。
いわゆる「たたき台」ですね。
この位でしたら、私にかかれば朝飯前の2時間位です(苦笑)

2013年4月5日金曜日

F様シェード

縫製担当のart-k後藤です。
シェードの縫製完了。組み立てに入っています~

2013年4月4日木曜日

Y様工事準備


 

写真はY様の現場に使用するバランス(上飾り)用のブラケットです。
手前がメーカーから届いた状態の物。
伸縮式になっていますが、最短でも105㎜。

エアコンのルーバーまで90㎜ですので、そのままだと当たります。
そこで、本体、スライドバー共にカットしました。
「斉藤さんだから頼んだんですよ」と言って下さったのだから、
私にしか出来ない事をY様に。

気付く














採寸用紙で寸法を決める作業を終え、
撮影した現場写真で再度見落としが無いかチェックして、
もう一度採寸用紙を見ます。
自分が見落としたものを自分で気づくのは難しいことなので、
時間をかけてゆっくりと。
すると気づくことがあったりします。
今回も一つ発見しました。 














横並びで窓の高さが同じ掃き出し窓と腰高窓。
掃き出しは装飾レールでカーテンに、腰高窓は窓枠内でシェードです。
今回はカーテンの方が13㎝高い位置に来ます。
使うのは大柄の綿プリント。
柄の位置(高さ)がズレてしまうのはおかしくないだろうか?
あえて外すのもアリかなと悩みましたが、
カーテンは柄がよく出るフラット気味の1ッ山。
やはり合わせようと決めました。

F様の現場では、この幅1540㎜の掃き出し窓とレールの長さ、
それに伴う他の窓のレールの長さも考慮して、
全ての窓の仕上がり幅を決めています。
お客様は気づかないかもしれません。
だから、しなくてもクレームにはならないでしょう。
でも、そういう問題でもありません。











2013年3月30日土曜日

I様のカーテンも

出来ました!

S様カーテン

縫製担当のart-k後藤です。

丈直しのご依頼品、綺麗にお仕立て直し、これから出荷準備に入ります。

2013年3月27日水曜日

Y様の夢

Y様が初めてご来店されたのは11月でした。
当初はカーテンにそれほどこだわるご予定はなく、
漠然としたイメージだけがありました。
何度もお打合せを重ね、
途中、私の段取りの悪さからご迷惑を掛けたこともありましたが、
一般的なご予算とはかけ離れた額を私に託してくださいました。
帰り際、ご主人はおっしゃいました。
「妻の夢を叶えてあげたいので、清水の舞台から飛び降りるつもりで懸けてみます」と。
こうも言ってくださいました。
「斉藤さんじゃなかったら頼まなかったですよ」
お客様の前で不覚にも涙を流してしまいました。
ゴトー君!最高のスワッグバランスをY様に!

N様シェード

縫製担当のart-k後藤です。
写真は、サイトーさんアレンジの生地切り替えの組み合わせ中。
出来上がりが楽しみですね。

落とし穴















こちらも本日お伺いした平塚市のO様の現場。
木製ブラインドを取り付けました。
木製ブラインドを正面付(窓を覆うように取り付ける)にする場合、
羽根の角度を変えた時に窓枠に当たってしまうため、
スペーサーと呼ばれるプラスチックの「ふかし材」を使って、
壁から1㎝前に出します。
そうすると、バランス(カーテンボックスのようなもの)も
壁から1㎝離れてしまうため、サイズを指定して発注します。
こうした注意点はカタログにも記載されていないので注意が必要です。




こちらも攻めてます



















本日お伺いしたI様のリビングです。
一間の腰高窓と掃き出し窓の間は106㎝空いており、
そこがエアコンスペースになっています。
一般的なエアコンのサイズは80㎝。
106-80=26㎝÷2=片側13㎝がポールが出せる寸法になります。
キャップ8㎝+ブラケット3㎝+リングランナー1㎝=12㎝ですのでギリギリです。
エアコン業者さんから、「狭すぎて無理」と言われればアウトです。
そこで、採寸時に業界最小の富士通Rシリーズ(72.8㎝)を紹介し、
お客様もそちらを採用されました。
ポールの出し分もちゃんと取れて、バッチリです。

そしてもう一つ。
この2つの窓は床からの高さが7㎜違います。
そこでレールの取付高さを7㎜変えて、床からの高さを合わせています。
隣合った窓で段違いのようになったら変ですよね。
ちなみにこちらの現場は、
昨日ゴトー君がアップしたシェードの現場です。
均一カーテンのドレープとレースに
お手頃価格の木製レールという組み合わせですが、
これだけ仕上がりレベルを上げることが出来ます。




2013年3月26日火曜日

N様カーテン

縫製担当のart-k後藤です。

上飾りの裁断。
ギリギリ狙って今日も攻めの断ち切り位置です・・・ッ!