2013年7月29日月曜日
取付工事の話は長く、理屈っぽく、誰も最後まで読まないと知りつつも、書いてしまうのだ
リビングと続き間の洋室にネクスティを取り付けました。
まずはリビング。
窓の寸法は2555㎜ですので、サッシを切っていることになります。
一間半は柱の芯~芯で2730㎜ですので、
2730-52.5(10.5㎝の柱の半分)-52.5(同じ)-12.5(石膏ボートの厚み)-12.5=2600㎜
が窓の外寸になります。
(最近では石膏ボードの代わりに金物で対応しているケースが多いです)
2555㎜ということは45㎜小さいことになります。
写真には写っていませんが、一番左の天井の梁の右端から窓の左端まで、
ちょうど45㎜ありました。
ということは窓は右に寄っていることになります。
当店では窓寸+100㎜(左右各50㎜)をレール寸にしていますが、
これではビスが効きません。
そこでレールを通常より長めにして、
左右共にビスの効く位置にブラケットがくるようにしました。
こちらは続き間の洋室です。
実はこちらは以前ブログで紹介した現場です。
http://plusplan.blogspot.jp/2013/07/blog-post_1262.htmlこちらは窓の外寸が1235㎜。
左右の壁面は共に455㎜ですので、
両端のいずれかの柱を起点にして、
そこを一間と考えれば中央に縦桟がある可能性もありますが、
そこを一間と考えれば中央に縦桟がある可能性もありますが、
ちょっと考えにくいです。
柱の無い側に間柱を入れて四尺間に縦桟を入れる方法でないと、
サッシの片側を固定することが出来ないからです。
廻縁のフィニッシュは中央にありませんでしたので、
やはりそのパターンのようです。
そこで、ブラケットを1つ多く四個にして、
全てのビスを効かせました。
レールの出幅はリビングと合わせています。
エアコンの件であれだけのご相談をして、
工法を考えながらレールの長さや取付方法を工夫して、
やっと二か所のレールの取り付けが完了します。
付いてしまえば「ただ付いただけ」にしか見えませんが(笑)
ラベル:
工事・納品
2013年7月26日金曜日
裾ウエイトチェーン
縫製担当のart-k後藤です。
写真はチェーンを巻き込んでいるところ。
これにも色々とノウハウはあって、丁寧に気をつけて。
横使いの生地の場合、経糸を切った分、解れやすくなってしまいます。切る場所も生地により色々です。
写真はチェーンを巻き込んでいるところ。
これにも色々とノウハウはあって、丁寧に気をつけて。
横使いの生地の場合、経糸を切った分、解れやすくなってしまいます。切る場所も生地により色々です。
2013年7月23日火曜日
雨は降り、木製ブラインドは振る
ゲリラ豪雨の中を渋谷まで採寸に行ってきました。
ワイパーを最速にしても全く効かず、
あっという間に道が川みたいになりました。
今日採寸しないと間に合わないので帰るわけにもいかず……。
一度採寸した場所なのですが、
どうしても見たかったのがこちら。
木製ブラインドのスペースだけ残して
間仕切り壁(写真右)を窓まで伸ばすと聞いて、
「ちょっと待って~」と大工さんにお願いした窓です。
木製ブラインドはブラケット前部の爪に引っ掛けて固定するので、
その際に本体が斜めになります。
その為、本体の奥行だけでは「振り幅」が無く固定できません。
現場でお願いしたよりも広めにとってくれていて一安心です。
2013年7月22日月曜日
「最後の」カーテン
僕より上の世代の方が新しいカーテンを買われる時、
「これが最後のカーテンだから」と、おっしゃることがあります。
そんな時は「大丈夫ですよ。そうおっしゃる方はちゃんと長生きして、
もう一度掛け替えに来られますから」と冗談ぽく返すのですが、
お客様の言葉自体を軽く受け止めているわけではありません。
ご夫婦で様々なご苦労を乗り越えてこられた
A様ご夫妻の「最後の」カーテン。
事前にお引越し先のマンションに伺い、
今のお住まいにも伺ってお使いになっている家具を見て、
生地を含めてご提案したものをもう一度マンションでチェックしてOKを頂き、
でももうちょっと良くなるんではないかと上飾りの割り振り寸法を見直しをして、
バッチリ出来たものを再度ご提案しました。
レースは実家が生地屋さんだった奥様が「この子がいい!」と
吊りサンプルを抱きしめて放さなかった刺繍レースを合わせます。
きっと素晴らしい出来上がりになると思います。
「最後」に相応しいものをと思いつつ、
「最後」にならないようにと祈りつつ…。
「これが最後のカーテンだから」と、おっしゃることがあります。
そんな時は「大丈夫ですよ。そうおっしゃる方はちゃんと長生きして、
もう一度掛け替えに来られますから」と冗談ぽく返すのですが、
お客様の言葉自体を軽く受け止めているわけではありません。
ご夫婦で様々なご苦労を乗り越えてこられた
A様ご夫妻の「最後の」カーテン。
事前にお引越し先のマンションに伺い、
今のお住まいにも伺ってお使いになっている家具を見て、
生地を含めてご提案したものをもう一度マンションでチェックしてOKを頂き、
でももうちょっと良くなるんではないかと上飾りの割り振り寸法を見直しをして、
バッチリ出来たものを再度ご提案しました。
レースは実家が生地屋さんだった奥様が「この子がいい!」と
吊りサンプルを抱きしめて放さなかった刺繍レースを合わせます。
きっと素晴らしい出来上がりになると思います。
「最後」に相応しいものをと思いつつ、
「最後」にならないようにと祈りつつ…。
ラベル:
プレゼンテーション
2013年7月19日金曜日
フラットバランスデザイン中
A様のフラットバランスをデザイン中です。
生地のイメージとバランスのデザイン、ご予算、
生地のリピートとデザインの関係など、
様々な要素を考慮して決定します。
上の写真の絵を書くだけなら10分ほどですが、
ここに至るまでに2時間以上、書いたり消したりを繰り返しています。
そして、12時過ぎに加工所に見積もり依頼のFAXを送ると、
「サイトーさん、ここなんですけど…」って電話がかかってきます(笑)。
みんな、早く帰ろうよ(笑)
ラベル:
プレゼンテーション
2013年7月17日水曜日
2013年7月14日日曜日
ヤマ感じゃなくて山間
こちらは100㎝巾の生地をW190㎝(両開き)2倍ヒダで
お作りしたカーテンです。
このサイズの場合、通常だと山数は9山になりますが、
打合せの時点で「8山でお作りしますね」とお伝えしています。
190㎝の片側1枚は95㎝。
倍ヒダですので、裾を広げると190㎝になります。
両脇の耳の縫い代で10㎝ですので、200㎝ちょうど必要になります。
100㎝の生地を2巾キッチリ使う計算です。
この場合、ジョイントは中央にきます。
9山で作ると中央の5山目の山の中央にジョイントが来てしまいます。
無地のカーテンでこの位置は避けたいところ。
そこで山を8山にしてヒダピッチを調整して同じサイズのカーテンを作ります。
すると…
ジョイントは山と山の間にきます。
無地の生地を普通に両開きにする場合でも、
どのお店で作っても同じ物が出来るわけではありません。
こうして一つ一つ窓に合わせて作るのがオーダーの魅力でもあります。
2013年7月13日土曜日
2013年7月11日木曜日
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