2018年4月7日土曜日

ご縁

もう15年近く前になると思うのですが、
前の職場でM様というお客様のカーテンをやらせて頂きました。
リビングは一間の掃き出し窓と縦長の上げ下げ窓が3つ。
そこに切替のカーテンとシェードをお納めしました。
その後、建築会社の担当営業だったO様が訪れた際に
そのカーテンを見て驚かれ(当時はまだ一般的ではなかったので)、
店名と私の名前を聞かれたそうです。

それから5年ほど後、T様というお客様のカーテンをやらせて頂きました。
リビングには北欧のカーテンと色を合わせた無地のシェード。
実はT様とO様は親友で、ご新居に遊びに行かれました。
「カーテンいいね。どこで頼んだの?」と聞いたそうです。
そこで再び私の名前を聞かれたそうです。

そこからさらに5年後。
私は店をオープンし、ご新築をされたO様が来てくださいました。
「実はね、MさんとT君は……」
色々なご縁でご来店くださったことが嬉しかったのを今でも覚えています。
そしてO様だけでなく、実はT様も建築関係のお仕事をされていて、
今はお客様を紹介してくださる取引先になりました。

そんな色々なご縁でやらせて頂いた保険会社様のブラインド。



色を合わせただけでなく、
窓の高さとオレンジのラインの位置、
そしてパーテンションへ続く目線も計算してのご提案です。
評価して頂ける仕事を地道にやっていくのみです。



2018年4月6日金曜日

幼稚園のカーテン

昨日は、朝マヅメは爆風、夕マヅメは雨という
素晴らしい休日でした。
あ~半年ぶりの伊豆釣行が……。
結果的には、100キロ先の食堂にタンメンを食べに行った休日、
ということになりました。

さて、仕事の方はキッチリ進めております。



















当店オープン以来から、
窓周りのお仕事をさせて頂いている「はやし幼稚園」様。
今回は新しく出来た分園のカーテンとロールスクリーンをお納めしました。
ドイツ製の輸入レースが届いたのは入園式の当日の朝。
海外からの長い納期に加え、後防炎加工をしてからの縫製ですので、
通常よりもかなり長い納期となりましたが、
先生方からも歓声が上がるほどのかわいさでした。
こちらは後日、もう一つの施工ブログでもご紹介したいと思います。




2018年4月4日水曜日

S様、積み込み完了しました















厚木市でカーテンショップをされているS様、
積み込み完了しました。
明日は3時起きで半年ぶりに西伊豆へ行くようです。
中潮で朝6:46分が満潮、これだけで燃えます。
お昼時が干潮で、
夜8:22分が満潮。
最高です。
朝は戸田でメタルジグでの真鯛釣りに挑戦します。
やっている人いませんが、とりあえず作戦は考えました。
陽が高くなったら、心がくじける前に路線変更しましょう。
カサゴでもやりながらのんびりと。
釣れなくなるとカサゴ釣りする人に、カサゴは釣れません。
そういうものです。
釣果は期待せずに、適当にゴロタ場を見つけながらやってみましょう。
おそらくこの時間あたりから、取引先からの電話が10件位かかってきます。
いつものことです。冷静に対処しましょう。
そのまま移動して田子まで下がったら夕マヅメです。
美しい夕焼けが待っています。
真鯛に再チャレンジして太陽が沈んだら、
久々にアオリイカをやりましょう。
以前は本職と思っていたこの釣りも、
長いブランクで錆びついていることでしょう。
きっと甘くない結果となるとは思いますが、
久々のエギングを楽しめるだけで良しとしましょう。
満潮となり本気モードに突入したころ、
奥さんから「今どこ?」とラインが来ても、
「もう沼津。渋滞にはまってる」と嘘を言ってはいけません。
素直に謝って帰りましょう。
お疲れ様でした。
ん?どれも釣れてないな(笑)







蘇る残り布

U様のウオークインクローゼットにパネルカーテンを付けました。
黒のウエーブ柄のレースですが、
実はこちらはカーテンをお作りした際に出た残布です。
横使いの縦ウエーブ柄を90度変えて、
縦使いの横ウエーブ柄にしています。
このほかにもカフェカーテンやランチョンマット、ギャザーのカーテンなど、
残り布をフルに活用して色々なものをお作りしました。
こういうのも、楽しいですよね。

2018年4月3日火曜日

ブラインドのちょっと工夫した取り付け方(2)

9日に幸町にオープンするクローバー整骨院様に
カーテンとブラインドを納品しました。
こちらは道路側に面しているブラインド。
一見、普通についているようですが、
ちょっと工夫しています。
窓枠には取り付け可能な高さがなく、
上部はシャッターボックスになっています。
寸法の関係でテンションタイプは使えません。
そこで……

ロールスクリーン用のテンションバーを使い、
元々付いていたブラケットを外してブラインドのものに交換。
それにブラインドを取り付けました。
重量の関係もありますので、
昇降はせず開閉のみでご使用になることは事前に確認済です。

こちらの整骨院さんはとても素敵な内装になっています。
オーナーのI様もとても真面目なお人柄で、
ご職業にぴったりな印象でした。
こうして大事な店をお任せ頂き、ありがとうございました。






2018年4月2日月曜日

ブラインドのちょっと工夫した取り付け方

旭町に新しくオープンした美容室Treeさんに
ブラインドの取付をさせて頂きました。
ちょっと工夫して取り付けたのがトイレの窓。
縦軸回転の窓で、
普通にブラインドを付けると窓が開かなくなってしまいます。
畳代分を上に上げて付ければ良いのですが、
コンクリートのため、持ち出し金具を使用しました。
ブラインドを上げれば窓が開きます。
カットスペースのブラインドも
良い感じで仕上がりました。
オーナーのY様とはとても楽しく打ち合わせをさせて頂きました。
とても相談しやすく、親身になってくださる方なので、
本厚木で美容室をお探しの方は是非!





2018年4月1日日曜日

ピンポイントを狙ったり、ちょっと戻したり


昨年、今年と本当に助けられているアイテムが
マナトレーディングさんのトリム&タッセルです。
どのアイテムも、「まさに今だよね」という抜群のセンスです。
少しでも行き過ぎると外れてしまう微妙なラインを
キッチリと掴んでくれます。
Y様の現場では、ともすると甘過ぎな感じになりそうな生地に、
あえてトリムを足すことで、テイストを戻す役割を果たしてくれました。
通常だとさらに甘くなるはずが、そうならないのがスゴイのです。
出来上がったカーテンを見て、お客様もとても驚かれていました。
とても良い感じです。

2018年3月31日土曜日

遮熱の打ち合わせの大事なトコロ


M様のリビングの吹き抜けにロールスクリーンを付けました。
目的は遮熱ですが、遮熱用の生地ではありません。
ご来店される前には、
既にM様ご自身で遮熱用の生地サンプルをメーカーから取り寄せられていて、
商品や遮熱に関する知識も十分にお持ちでした。
そして私とM様がお話しをしたのは、
その性能が果たして必要か、
性能の良いものを付けることによる欠点は何か、でした。
遮熱の打ち合わせは単に高性能のものを勧めることではありません。
現場やお客様ごとに異なるベストな商品を見つけ出すことなのです。

2018年3月30日金曜日

小さな主役(2)


ダークブラウンの梁とグリーンのキッチン。
ざっくりとした質感のグリーンのカーテンと
ダークブラウンのバンブーブラインド。
スタッフとH様が作り上げたイメージの最後の仕上げは、
タッセルです。
カーテンとブラインドだけでも確かに合います。
でもタッセルには「このお部屋は〇〇なイメージです」という
メッセージを込めることが出来ます。
これ一つでお部屋のアイテムが違って見えたりもします。
特に、プレーンな生地には必須のアイテムと言えますね。



2018年3月28日水曜日

小さな主役

シンプルでホテルのようなラグジュアリー感がご希望のM様。
こうしたケース少しカーテンをお安くしてでも、
タッセルにコストを掛けるのが得策です。
和室の帯紐やスーツのネクタイなどもそうですが、
小さいものを目立たせると、
人は自然とそこに目がいきます。
そして、その小さいアイテムが全体の印象を決めたりもします。
小さいですが、お部屋の中で最も目立つ存在でもあるのです。

結果を出す男

なんだかんだで、気づけば法事以外に休みの無かった3月、
それでも5時に起きて行ってしまうんですね。海に(笑)。
仕事前の2時間だけの朝マヅメ勝負。
色々な条件が揃わないとダメなので、月に2、3回だけですが。
朝日を見ながら釣りをするのが好きなので、
12時帰りが常態化していると、そもそも睡眠時間的に難しかったり。
大潮だと嫌だったり。
長潮でも嫌だったり。
そんなこんなで条件が揃ったピンポイントで結果を出す男!

潮目の通った良い場所にいた先行者が移動したところで、
誰かが叩いたあとはキツイかなと思いつつ移動。
下げが効いて浅めの水深、
濁りがなく波の低い海を考慮して
ブレード付きのルアーで水面下1m位をリトリーブ。
そしてフワッ、フワッとゆっくりで小さいダートからのストップ。
キラキラっと見せてから、フワッ、フワッ、ピタッ。
キラキラっと見せてから、フワッ、フワッ、ピタッ。
キラキラっと見せてから、フワッ、フワッ、ピタッ。ゴン!
前回のヒラメは長男が友達と食べてしまい、
次男がマジ切れ(笑)していたので、今回は全て次男向けのお刺身に。
アラで出汁もとってお茶漬けもありの贅沢仕様になりました。
ちなみに私は釣った魚は食べません。
情みたいのが湧いてしまい、どうも苦手で(笑)。

2018年3月26日月曜日

付いてしまえば分かりませんが


バルコニー窓に付けた一本の装飾レール。
付いてしまえば「ただ付けただけ」ですが、
考えに考え抜いての取付となった窓です。
採寸時に気になったのは左上の「火打ち」です。
窓の内側に来ています。
と言うことは…窓の横に柱は無いということになります。
左側のコンセントも窓から柱分以上に離れています。
窓の左の壁面は530㎜、窓寸1530㎜、窓の右の壁面665㎜、
合計2725㎜。
右壁面665㎜-4寸柱(120㎜)-石膏ボード(12.5㎜)=532.5㎜
ということは一間半の壁で左右均等の壁面なので、
中央はビスが効くことになります。
両端は530㎜-455㎜=75㎜窓から逃げている計算です。
お客様にお聞きしたエアコンの品番からネットで寸法を確認し、
レールがエアコンとブラケット照明のアームの間に収まり、
尚且つビスが全て効くという判断をしました。

残る問題は取付高さです。
左下がりの傾斜天井の線、火打ち、照明。
そこにさらに装飾レールの線が加わると見た目がごちゃごちゃします。
ブラケット照明より低い位置にレールが来るのも変です。
上に来た場合でも、火打ちと照明との位置関係が自然に見えることも重要です。
色々なパターンを計算した結果、
天井のラインに合わせることにしました。

レールの位置を決める際に書いていたメモです。


我ながら「よくやるなぁ」と思います。

2018年3月25日日曜日

デザインカーテンの心構え

こちらはM様の寝室にお納めしたレースカーテン。
裾と本体を違う色で組み合わせています。
ドレープ(厚地)でも最近多くなった仕様ですが、
レースにはレースならではの注意点があります。
1つは切替部分の処理。
ジョイント部分は2つの生地を小さく摘まんで縫い合わせますが、
レースの場合はそれが透けて見えてしまいます。
そこで切替部分にはバイアステープなどを当てて隠します。
色が透ける分、切替の印象も弱くなりますので、
強調するためにも必要な処理になります。

また、裾は切替部分までの長い折り返しにします。
通常の長さ(10cm)にするとその部分だけが濃くなり、
3色に見えてしまうためです。
この重なりによってモアレが出来、
水面のような美しさを見せてくれます。

こうした処理は「見た目を悪くさせない」というよりも、
「生地の持つ美しさを引き立たせる」視点が重要です。
デザインを考える側の身勝手な手法は、
生地の魅力を殺すことになってしまうんですね。
と言うことを私は自分で見つけたのではなく、
大先輩に教えて頂きました(苦笑)。
プランを考えるときの、私のベースになっています。