2017年11月12日日曜日

歓びの壁

バタバタと過ごしている内に
11月も中旬になってしまいました。
ここ二日間は…


枠を作り















ボードを貼って




















コンセントプレートのくり抜きもして
コーナーガードの切り欠きもして、















賃貸住宅に素敵な壁が完成!
(クロスは専門家にお任せしました)

貼って剥がせる糊もありますが、
壁の中央に見切りがあるのが嫌だなと。
中央にコンソールを置き、
その上に絵を飾ることもあって、
自由な壁を作りましょうということになりました。
施工の翌日は太ももの内側が極度の筋肉痛になったので、
そりゃそうだよなと思っていたのですが、
実は前々日に伊豆のゴロタで一日中ワラサを探して
ルアーを投げ続けた影響だったというオチ付きでした(笑)。

色々なご縁で、恐縮するほどのご期待を頂き、
そのご縁をくださった方の色々も含めて、
とても思い出深い現場になりました。
O様、T様、そして生前、
「私はこのレース越しにここの風景を見るのが大好きなの」と
おっしゃってくださっていたT様のお母様、ありがとうございました。



2017年11月1日水曜日

奥深き機能レール



H様の発注をしています。
使用するネクスティはカーテンを閉めた時も
レールが見えるAフックでの製作になります。
その時に大事なのが、カーテンとの色の相性です。
窓枠に近い位置に付けて同化させるエリートとは、
この点が大きく違うところです。
今回はカーテンストッパーも使用するなどしたり、
端に片マグネットランナーを使って
クローゼットの扉対策をするなど、使い勝手も考えました。
そしてもう一つ重要なのが、シングル付けの時のブラケット。
カーテンがレールより手前にくるエリートと違い、
壁に近い位置となるネクスティの場合、
シングル付けは1㎝長いエキストラブラケットを使用します。
この方がヒダがキレイに見えます。
フラットカーテンは特に差が出ます。
機能レールにカーテンを掛けるだけでも、
差を出す要素はたくさんあります。

2017年10月30日月曜日

正当な評価


息子の友人がプロ野球へ進むことになりました。
ウチにも泊まりに来たことがある子で、
事前に息子からも聞いていたので、
ドラフト当日はなぜか私がドキドキしていました。
「第1位選択希望選手、サイトウヤスシ、プラスプラン」(違う)

さて、S様の発注も完了しております。
ボイルにこだわって、
各社の色やしなやかさを比べてお選び頂きました。
フックはこれまで通りの75㎜。
一般的には90㎜ですので、
縫製指示書にも目立つように注意書きを入れておきます。
カーテンボックスでも掛けやすいように、そうしたのでしょう。
「きっと業者さんの配慮だと思います。良い業者さんだったんですね」と
S様にもお伝えしました。
言うことで私に得はないかもしれません。
でもお客様が長く愛用されてきたカーテンですから、
私たち専門家がちゃんと評価してあげるべきだと思うのです。
そしてきっと、その言葉をお客様も喜んで下さると思うのです。

2017年10月29日日曜日

K様、準備完了です


明日はK様の納品日です。
このところ、お近くの方が多くご来店くださいます。
当店のような小さな店は、
チェーン店さんのように気軽に入りずらい印象がありますので、
こうしてご近所の方が気軽に来て下さるのはとても嬉しいことです。
専門店とは「ある物を専門に扱う」のではなく、
「ある物の専門家が居る」という意味だと思っています。
そして、どんな窓にも私たち専門家がお力になれる要素があります。
K様にも、そう思って頂けることを楽しみにお伺いします。
明日、宜しくお願いします。

2017年10月28日土曜日

最後の仕上げ



M様の最後の納品分が到着しました。
グレーブルーベースのストライプを裾をデザインカットして、
端にはバイアステープ、
中央にはトーソーさんの飾りのパール部分を外したものを、
さらにアートケイさんに一加工してもらって取り付けています。
良い感じで出来上がっていますよ。

2017年10月24日火曜日

やっぱり断熱のお仕事は面白い


急激に寒くなり、
今年は例年より早く断熱のご相談を受けました。
性能が良いものを付けても
誤った使い方をしては効果は発揮できませんし、
性能が良いものを付けても
付けたことにより生じるデメリットが大きければ
結局は外してしまうことにもなります。
お使いになる場所、寒さの程度など、
様々なことをお聞きしてベストな商品をお勧めするのが断熱です。
打ち合わせの最後にお客様と一つの結論に至る感じが、
カーテン屋としてのやりがいですね。
I様の場合はカーテンで、
採光性のある生地を使うことで空間を冷やさないこと、
明るさを維持できることによるメリットも重要な決定要因でした。
今年の冬は快適にお過ごしになれると思います。

2017年10月22日日曜日

窓に合わせないで作る

M様のリビングに取り付けたバルーンシェードです。
裾の形状は弧が深いほどにエレガントな印象になります。
M様のイメージはシックでしたので、
上部はギャザーにせず箱ヒダに。
仕上がり高さは実際の窓寸よりも、かなり長く作ります。
下がり切っている時に裾の重なりが少ないと
貧相に見えてしまうためです。
重なりを増やそうとすると幕体が上がってしまい、
外から中が見えてしまいますので、
このような仕上がり寸法にします。
どの位置で綺麗に見せるか、が大事なのです。

2017年10月18日水曜日

大きい情報小さい情報

S様の発注も完了しております。
写真はスタッフの書いたリビングの発注書。
生地を切り替える間にバイアステープを縫い付けますが、
記載した上下の寸法がどこを基準にしているかも
キッチリと書いておきます。
通常は生地品番を入れる欄(左上)には、
どのようなカーテンをつくるのかという
タイトルのようなものを入れます。
他人の書いたものはシンプルなものでも理解しにくいので、
大まかな情報と細部の情報の両方が必要なのです。
どちらか一方ではダメなんですね。

2017年10月17日火曜日

恐怖の緑封筒


なぜかご指名を受けてしまった総務省の経済調査。
「景気どう?」という質問を三か月に1度回答します。
そう書くと簡単そうですが、
三か月分の売上、経費、仕入れ、人件費と、
前年比まで書かないといけないので大変です。
特に三か月目は〆てから1週間しかありません。
購入した物のレシートや駐車場代なども
全て打ち込んで数字を出しておかないといけないのです。
忙しい時と重なると「ウギャ~~!」ってなります(笑)

2017年10月16日月曜日

8時間の格闘


他店様でほぼ全ての内容が決まっていたM様、
この仕事をしている者として、
そのプランを「パクる」わけにはいきません。
時間の無い中で色々とご無理もお願いしながら、
全ての部屋のお打合せを一からさせて頂きました。
最後はご夫婦と楽しく生地合わせもさせて頂き、
ふ~と気が抜け…………られれば良いのですが、
私の仕事のもう一つの本番は、ここからの発注作業です。
レールの取付位置やカーテンの仕上がり寸法を決める
明細書の作成に4時間、発注書を書くのに4時間。
採寸表を見ながら、ひたすら数字との格闘です。
写真はお嬢様のお部屋の発注書。
加工所さんが見てわかりやすいように丁寧に。
生地の発注に漏れがないように、
手配をしたものは蛍光ペンでチェックしていきます。
最後までぬかりなく。

2017年10月13日金曜日

どんなインテリア本にも載っていないこと


吹き抜けに面したお二階の洋室はお嬢様のお部屋です。
「スリガラスだし朝陽も直接入らないから要らないかな?」
というお話しの中で、
私がお聞きしたのはご主人の帰宅時間。
「遅く帰られてリビングでくつろぐ時はありますか?
そうした時に吹き抜けの照明がお部屋に入って
眠れないということがあるのですが」
「あ!あるー!」 ということで、
厚地だけをお付けしました、
窓周りのプランはカーテンの組み合わせや
色のご相談だけではありません。
これまでの経験を活かして、
お客様が予想しにくいことをお伝えするのが
私たちの役割でもあります。

2017年10月11日水曜日

変わった使い方



一間半よりも長い窓でも使えることがうたい文句の
ブラケットスルーのリングランナー。
明日はちょっと違う使い方。
サッシを切っているため、中央の縦桟がずれていて
右端も柱から離れている一軒の窓。
これだと3個の内、2つはアンカーになってしまいます。
そこで4つのブラケットを使い、
全て縦桟にビスを効かせてる方法を取ります。
ボードを2枚貼りしている感じなので、
長めのビスと黒の油性ペンも持って行きます。
シンプルな工事ですが、小細工色々です。

2017年10月10日火曜日

華やかなカーテンの陰で


本日、宮殿作りにお邪魔したO様の現場です。
メーターモジュールの家に尺の窓、
天井にスワッグバランスを付ける関係で
レールも高い位置に取り付けます。
この時点で「下地無いな」となるわけですが、
コンセントの位置から、窓から柱までの距離を推測し、
窓とスワッグバランスとの関係やそれに伴うレールの長さを考えて
出した結論が写真の方法です。
エリートのキャップストップの上をカットして、
ブラケットをギリギリ外へ。
そこからさらに長いビスで左斜め打ち。
サラッと終わったように見えて、
実はその前段階でかなりの計算をしています。
肝心のカーテンも最高の仕上がりで、
とても喜んで頂けました。
O様、ありがとうございました。