今日はカーテンメーカーさんの新作発表会で
豊洲の川島織物セルコンさんのショールームへ行って来ました。
一通り見終わった後にオリジナルブランドのスミコ・ホンダのコーナーへ行き、
担当の説明員の方からお話を伺っていたところ、
デザイナーの本田純子さんご本人から声を掛けて頂きました。
『ご覧いただいてありがとうございます』と、とても丁寧にお辞儀をされるので、
僕は冷や汗かきまくりの緊張しまくりで、
(本田さんの生地はスミソニアン博物館に収蔵されるほどスゴイのです)
『いや、もう全然売っていないのに…申し訳ありません』とオドオド。
すると『そんなことありません。真剣に聞いて下さっていたのが嬉しいんです』と
とても優しい笑顔でおっしゃるのです。
素敵!
本田さんは当店でノベルティとして使っている南三陸ミシン工房にも生地を提供されていて、
東京での活動発表の場にも来てくださったことを同工房の熊谷代表から聞いていました。
そんなお話をしたところ、『実は震災復興を機に生まれた生地もあるんですよ』と教えて下さいました。それはパープルのグラデーションが鮮やかな遮熱レース。
生地の風合いを重視する本田さんのシリーズの中では異色の機能レースです。
震災を機に重視されるようになった省エネ対策品に、
カーテンとしての魅力を吹き込んだ本田さんならではの生地です。
最後の最後でこんな素敵なお話が聞けて、なんだか夢うつつで会場を後にしました。