2014年9月17日水曜日

新サンプル

今日は新規のお取引をお願いに輸入生地商社をへ行って来ました。
素晴らしい生地がたくさんあり、見ているだけでテンションが上がります。
数冊購入したブックの内、持ち帰ることのできた無地シリーズを紹介します。
何と36色のカラーバリエーション。
ポリエステルとは思えない素材感もそうですが、
輸入物には珍しい150㎝の生地巾も良いですね。
柄物と組み合わせることの多い当店にとって、無地の生地巾はとても重要なんです。
そして何より素晴らしいのが色!
例えばブルーだと、国産品は殆どがお子様向けになってしまうんですよね。
大人向けだとモダン系の素材感のものしかなかったり。
ピンクも非常に困る色です。
国産品はなぜかサーモンピンクになってしまいます。
大人の女性に選んでもらえる上品なピンクがなかなかありません。
アイボリーもしかり。
薄すぎたりベージュに近くなり過ぎて、『このアイボリー!』って言える色が
案外少ないのです。
このシリーズは当店にとって救世主になってくれそうです。
この他にも綿の多色のシリーズもあります。
柄物は是非、当店で現物をご覧になってください。
明日は定休日ですが輸入商社巡りの第2弾。
一日で3社を周る強行軍です。
行って来ます!
 
 

2014年9月16日火曜日

U様工事準備

金曜日に工事に伺うU様の準備中です。
房掛けの下の段には取付金具が入っています。
発注の際は『一間用のダブルが3か所、シングルが1か所…』と
明細書で合計数を確認して手配しますが、
届いた部品での再チェックの際は『この窓にダブルの金具が3個、この窓にも3個…』と
1窓づつ実際の部品を手で移動しながら確認します。
発注の時と同じ手法で個数を確認すると、同じ見落としをするからです。
ブラケットが1つ足りないだけでも1窓のカーテンが掛かりません。
楽しみにお待ち頂いたお客様をがっかりさせないよう、
少しでもミスをなくせる方法を採用しています。
 

2014年9月15日月曜日

子供部屋への想い

かわいい靴が並んだイギリスからの輸入生地。
ご夫婦でお使いになるお部屋よりご予算を優先して、
子供部屋にお選びになりました。
『子供部屋にこだわりたい』のは、
もちろん愛する我が子がかわいいからだと思います。
でも、お母さんにとってお嬢さんのお部屋は、
『自分が子供の時に作りたかったお部屋』だったりもします。
子供の部屋であり、過去の自分の部屋でもあるのです。
スタッフと話しながら考えた今回のプラン、
きれいに仕上がるよう、細部まで気を付けながら縫製指示書を書きました。
あとは『お二人』の笑顔を待つばかりです。
 

2014年9月13日土曜日

U様発注しました

発注書を書く前に必ずやること。
それはカタログでのデータチェックです。
生地巾、リピート、組成などが当店のデータと違っていないか確認します。
当店のような小さな店でも数百のサンプルがあり、
それらは全て私とスタッフの手入力です。
間違いはあってはいけませんが、無いことを前提にしてもいけません。
ほんの数分の再確認を怠らないことが重要です。
 

北欧プリントと仕上がり丈


こちらはご新居の各室にマリメッコのカーテンを選ばれたI様の発注書です。
北欧のプリント生地は版ずれやロッドによる色の違いなど、
工業製品としての完成度という目で見れば問題点が色々とあります。
(この点を問題点と捉えるかどうかが日本とのギャップでもあるのですが)
寝室に選ばれたロッキは縦リピートが114㎝という日本では考えられない大きさ。
仕上がり丈はリピートを考慮して決めましたが、
心配なのは『本当にそのリピートで仕上がってるの?』という点です。
もし違っていたら、次の柄が少しだけ見えてしまったり、
柄の最後が切れてしまったりすることも考えられます。
そこで、備考欄にはその旨と『生地到着後に柄位置を確認させてください』という
お願いを書き加えました。
良い感じで仕上がるように慎重に進めます。
 




2014年9月12日金曜日

難易度の高い縫製

縫製担当のart-k後藤です。


オーガンジーの二重、刺繍、非常に手の込んだ作りの生地。

裁ち端で試し縫いを繰り返し、


アイロンや捨てミシンを予め掛けてからのお仕立てでした。

2014年9月11日木曜日

カーテンと照明のセミナー

今日はスタッフと秋葉原へセミナーを受けに行って来ました。
照明のコイズミさんとカーテンメーカーの川島織物セルコンさん、
レールメーカーのトーソーさんの3社が合同で行った『光とカーテン』を
テーマにしたセミナーです。
照明については一度きっちりと基礎知識を学んでおきたかったので、
一人で行こうかなと思ったのですが、隣に居たスタッフが、
『講師が玲子さんです~!斉藤さん、行きましょう!(迫真)』と言うのでびっくり。
実は、カーテンの講師を務められた㈱ダルクデコの木村玲子さんは、
当店が時折施工のお手伝いをさせて頂いている業界のトップコーディネーターなのです。
正確には、『施工のお手伝い』と通じて、
私どものスキルアップのために打ち合わせやプランニングを見せて下さっている
という言い方が正しいのですが(苦笑)。
今回のセミナーでは、生地の持つ魅力やカーテンで空間をコーディネートする意義、
そしてプロとしての仕事への向き合い方についても話をされていました。
ほんの少しですがリアルに現場を見た者として思うのは、
参加した方が単に施工例の素晴らしさに目を奪われて終わるのではなく、
その裏側にある『写真には写らないこと』こそ、僕らが学ぶべきことなんだと言う事です。
セミナーではそうしたお話も数多く散りばめられていて、とても素晴らしい内容でした。
また、照明を担当されたコイズミさんのお話も非常に分かりやすく、2時間があっと言う間でした。
唯一の失敗は午前の部に申し込んだこと。
1時半まで仕事して6時起きは辛かった~(笑)。

2014年9月10日水曜日

お仕事は滞り無くっ


縫製担当のart-k後藤です。


最後の仕上げ工程を待つカーテン。

私の投稿はご無沙汰しておりました。ごめんなさい。
ご依頼頂いておりますお仕事は滞り無く、いつもと同じお仕立てで。


プライベートでは変化がありまして・・・



娘が二人になりました(^^ゞ

N様の2Fレース

こちらは茅ヶ崎市のN様のレース。
今日、監督様から窓上のブラケット照明とレール取付の納まりについてお返事があり、
発注をしました。
こちらのレースの裾は、刺しゅう部分まで裏側へ折り返しています。
折り返し無しのウエイト巻きロックでは裾が貧弱な感じになり、
10センチの折り返しではその部分だけ重なる感じがキレイではないためです。
こちらは家事室に付けるカフェカーテン。
同じ生地ですが、裾は短くカットして刺しゅうより下の寸法を短くします。
仕上がり丈が短いため、ベランダ窓のカーテンと同じように作ると
刺繍の位置が高くなり過ぎてアンバランスになるからです。
お客様が完成品をご覧になった時に違和感を感じないこと。
そして発注前に完成品をイメージして、その可能性がある箇所を見つけ出すこと。
そうしたプロセスを踏むことで、完成度はグッと上がります。
 

2014年9月8日月曜日

U様カーテンの柄位置

色々な事を確認しながら、少しづつ発注をしていたU様のカーテン。
本日、最後の発注を終えて全商品の手配が完了しました。
こちらは階段にお選び頂いたカーテンの発注書です。
柄合わせの条件を満たしながら必要なm数の他に、
縦リピートの半分の0.3mを取りました。
大きな絵のような柄ですので、
最小m数だけでは良い柄位置が取れないかもしれないからです。
当店の縫製指示書は生地情報と仕上がり寸法を入力すれば、
自動的に要尺が出てくるようにしていますが、
一つ一つの確認と修正がとても重要です。

N 様用打合せメモ

こちらはスタッフがN様の現場打ち合わせに伺った際のメモ。
各窓ごとに使用するレール、生地名、
ブラインド等の品番や操作と取付位置(手前・奥)、
残布でお作りするカフェカーテンのヒダ倍率や丈、耳立ての長さなどが
詳細に書かれています。
カフェカーテンを残布でお作りする場合、
お客様も軽い感じでお願いするケースが多いのですが、
『残布で作る=アバウトで良い』という訳ではありません。
特に仕上がり丈やヒダ倍率は外からの視線を守る意味でも
細かな打ち合わせが必要になります。
様の場合も、窓によって様々な仕上がり寸法になっていました。
我がスタッフながら、サスガです。
 
発注は本日ほぼ完了しております。
あとはブラケット照明との納まりについて監督さんからのお返事が来次第、
2階リビングを発注して完了です。
最後まで慎重に進めたいと思います。
 

2014年9月6日土曜日

Y様タッセル

こちらはY様がリビングにお選びになったオパールレースとドレープ。
レースを手前にしたフロントレーススタイルです。
この場合、当店では2つの生地を重ねて一体縫製したタッセルをご用意します。
ドレープ、レースのどちらを束ねる場合でも違和感がなく、
ちょっとしたポイントにもなります。
生地の組み合わせも素敵ですが、納品時は是非タッセルにもご注目ください。

O様ロールスクリーン

ブラック&ホワイトでお決めいただいたO様のロールスクリーン。
生地や色による透け感の違い、
色や織り方によるテイストの違いなど、
様々な事をご説明しながら2つの生地に決定しました。
同じサイズの窓が多いので、
黒のイメージが強すぎた時の交換シミュレーションも。
新店舗や現店舗のリニューアルの度にお声掛け頂いておりますので、
O様が当店に期待しているものは何か?を考えながら、
お店作りのお手伝いをしています。
それにしても、開店前のお店に行くと3年前を思い出します。
毎日朝から深夜まで、開店準備で大変でした(今も勤務時間は同じですが…苦笑)
と思ったら、今日は私が3年前に開業届けを出した日でした。