2014年9月10日水曜日
N様の2Fレース
こちらは茅ヶ崎市のN様のレース。
今日、監督様から窓上のブラケット照明とレール取付の納まりについてお返事があり、
発注をしました。
こちらのレースの裾は、刺しゅう部分まで裏側へ折り返しています。
折り返し無しのウエイト巻きロックでは裾が貧弱な感じになり、
10センチの折り返しではその部分だけ重なる感じがキレイではないためです。
こちらは家事室に付けるカフェカーテン。
同じ生地ですが、裾は短くカットして刺しゅうより下の寸法を短くします。
仕上がり丈が短いため、ベランダ窓のカーテンと同じように作ると
刺繍の位置が高くなり過ぎてアンバランスになるからです。
お客様が完成品をご覧になった時に違和感を感じないこと。
そして発注前に完成品をイメージして、その可能性がある箇所を見つけ出すこと。
そうしたプロセスを踏むことで、完成度はグッと上がります。
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発注・事務作業
2014年9月8日月曜日
U様カーテンの柄位置
本日、最後の発注を終えて全商品の手配が完了しました。
こちらは階段にお選び頂いたカーテンの発注書です。
柄合わせの条件を満たしながら必要なm数の他に、
縦リピートの半分の0.3mを取りました。
大きな絵のような柄ですので、
最小m数だけでは良い柄位置が取れないかもしれないからです。
当店の縫製指示書は生地情報と仕上がり寸法を入力すれば、
自動的に要尺が出てくるようにしていますが、
一つ一つの確認と修正がとても重要です。
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発注・事務作業
N 様用打合せメモ
こちらはスタッフがN様の現場打ち合わせに伺った際のメモ。
各窓ごとに使用するレール、生地名、
ブラインド等の品番や操作と取付位置(手前・奥)、
残布でお作りするカフェカーテンのヒダ倍率や丈、耳立ての長さなどが
詳細に書かれています。
カフェカーテンを残布でお作りする場合、
お客様も軽い感じでお願いするケースが多いのですが、
『残布で作る=アバウトで良い』という訳ではありません。
特に仕上がり丈やヒダ倍率は外からの視線を守る意味でも
細かな打ち合わせが必要になります。
N様の場合も、窓によって様々な仕上がり寸法になっていました。
我がスタッフながら、サスガです。
発注は本日ほぼ完了しております。
あとはブラケット照明との納まりについて監督さんからのお返事が来次第、
2階リビングを発注して完了です。
最後まで慎重に進めたいと思います。
2014年9月6日土曜日
O様ロールスクリーン
ブラック&ホワイトでお決めいただいたO様のロールスクリーン。
生地や色による透け感の違い、
色や織り方によるテイストの違いなど、
様々な事をご説明しながら2つの生地に決定しました。
同じサイズの窓が多いので、
黒のイメージが強すぎた時の交換シミュレーションも。
新店舗や現店舗のリニューアルの度にお声掛け頂いておりますので、
O様が当店に期待しているものは何か?を考えながら、
お店作りのお手伝いをしています。
それにしても、開店前のお店に行くと3年前を思い出します。
毎日朝から深夜まで、開店準備で大変でした(今も勤務時間は同じですが…苦笑)
と思ったら、今日は私が3年前に開業届けを出した日でした。
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発注・事務作業
2014年9月3日水曜日
2014年9月2日火曜日
Point of no return!
カーテンレールをトリプルで付けてドレープはリターン付き。
家の構造上、リターンは17センチになります。
そこで窓側にダブルで付けるドレープ側のレールキャップにも
ピンフックを差し込むようにして垂れを防ぎます。
一番手前のレールの取付位置をキッチリと決めておかないと
ピンフックの位置とずれてしまうので、
採寸用紙で何度も確認します。
腰高窓はシングルの装飾レールにリターン付き。
壁面に金物を取り付けてピンフックを引っ掛けます。
金物を決める前にピンフックの位置を決めていますが、
これはカーテンの端には耳の折り返しが約25㎜あり、
それを避けながら端から離れ過ぎない位置でないといけないためです。
E様がご旅行中の間、私は金物探しの旅に出ます(笑)
寸法は確定させましたので、もう後戻りは出来ません。
リターンはE様のご希望でしたが、
私が『いいですね~』と言ったのはお選びになった生地とリターンの相性が良いからです。
モダン系の横段のドレープにサイドリターン。
とてもカッコ良いと思います。
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発注・事務作業
2014年8月31日日曜日
K様発注しました
リビングのカーテンを掛け替えされるK様の縫製指示書です。
巾114㎝の仕上がり巾に対し、リングテープが5本ありました。
通常より1本多い仕様です。
このサイズを100巾の生地で作る場合、このようにすることはありますが、
(メカの標準仕様のままだと中央のジョイント位置にリングテープが来ないため、
きれいに畳み上がらないため)
150巾の生地では珍しいかもしれません。
隣の165㎝の窓と数を合わせたのか、
柔らかなレースのためリングテープの間が垂れるのを防いだのかもしれません。
いずれにせよ、仕上がりを良くする為に何かの意図を持って作られたのだと思います。
K様にも『きっと細かなところに目が行き届く良い業者さんだったんですよ』とお話ししました。
縫製指示書にはそうした経過は書きませんが、
リングテープの数とピッチは書き込みます。
縦ストライプのレースをサイズの異なる窓に使いますので、
『柄合わせ』はせず、各窓にバランス良くストライプをいれることも書いておきます。
柄位置を合わせてしまうと、
どちらかの窓のストライプの始まりと終わりがアンバランスになる可能性があるからです。
生地によって指示する内容も色々です。
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発注・事務作業
理屈と感情
S様のリビングに決定したのは、当店でも人気の刺しゅうレースでした。
ご自宅の近くのセカンドハウス。
万が一、人には言いたくない理由があるかもしれませんので、
ご購入の動機をストレートに聞くわけにもいかず躊躇していました。
S様がお部屋に求めているものを知りたかったのです。
お話の中で自然と知ることができ、
それなら皆さんが心安らぐような生地にしましょうとお勧めしました。
例えばカーテンを選ぶ時、
縦柄は天井が高く見えるとかそういう理屈を一番に持ってくることはありません。
本来、人の感情の為にある理屈が、感情より優先されることがあってはいけないと思うからです。
中心街の街並みを望むマンションの最上階の窓に、
きれいな草花が並んだらきっと素敵ですよね。
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プレゼンテーション
2014年8月29日金曜日
試作品
こちらは本日お納めしたU様のカーテンの試作品です。
縫いにくそうなトリムでしたので、あらかじめ1mを取ってアートケイさんに送り、
別の生地を使ってテストしてもらっていました。
表から見ると分かりませんが、裏の処理方法は途中で変えてあります。
どういうふうに縫えば、より綺麗かを知るためです。
一つのカーテンをきれいに仕上げる為には、
時にはこうしたプロセスを経て納品します。
お蔭様でU様にもとても喜んで頂くことが出来ました。
U様、本日は6時間の長丁場にお付き合い頂き、誠にありがとうございました。
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