2014年8月11日月曜日

T様発注しました

こちらは伊勢原市のT様の採寸用紙です。
昨日の内に明細書まで書いておきましたが、発注はしていません。
基本は1日1現場。
カーテンの発注は細かな注意点が多く、しかも全てがオーダー品です。
短時間で一気に行えばミスが起きる可能性も高くなるからです。
ブルーの蛍光ペンは昨日チェックした際につけたもの。
ピンクの〇は本日再チェックした際につけたものです。
慎重に一つ一つを確認しながら、現場写真も再チェックします。
全てバッチリ完了しています。
 
 

T様発注しました

新宿区のT様の発注書です。
カーテン生地は100㎝や150㎝の生地巾が主流ですが、こちらは300巾。
横方向に生地を延ばして作りますので巾継ぎが無く、
裾もスッキリとしたウエイト巻きロック加工で仕上げます。
フックの項目に書いてある『ポラリス』というのは、
ただ差し込むだけではなく上からも押さえられる特殊形状のもの。
上下から抑えることで山の向きがちゃんと正面を向き、
カーテンの上部が「お辞儀」するのを防ぎます。
右端の欄の『有』は形態安定加工の指示です。
この加工によってひだがキレイに出ます。
当店では一般のオーダー品には標準でお付けしています。
こちらは150巾の縦使いのレースの発注書です。
縦使い生地の場合、通常は折り返しの仕様ですが
横使いと同じウエイト巻きロック加工で仕上げます。
細い横ボーダーのレースですので、
折り返すとそこだけボーダーの数が倍になり見た目がキレイではないからです。
巾継ぎありのウエイト巻きロック加工は、一般的にはやりません。
アートケイさんだからこそお受けできる縫製仕様です。
フックや裾処理、ヒダ加工など、
当店とアートケイさんならではの仕上がりでお作りしますので、
楽しみにお待ちください。
 
 
 
 
 

2014年8月9日土曜日

S様発注しました

本日生地をお選び頂いたS様の発注をしています。
発注の際は色々な確認をしますが、
自分の採寸用紙に書いた品番の書き間違いがないかもチェックします。
カタログには縦横に数列の生地が並んでいるので、
1段下や横の品番を書いてしまうこともあり得るからです。
ロールスクリーンやブラインドの品番も、
全てもう一度カタログを開いて色番を確認します。
大事なのは、良い意味で自分を信用しないことですね。

2014年8月8日金曜日

U様採寸

今日、事前採寸にお伺いしたU様のリビングの房かけです。
このタイプは装飾タッセル用になっているので、
一般的な共布タイプだと輪っかが入らないことがあります。
取り付けてある高さも共布タイプでは高すぎる位置でした。
中古物件の場合、新築物件とはまた違うチェックポイントがあります。
 
 

2014年8月7日木曜日

U様プランニング
















U様のプランニングも最後の段階に入っています。
どの色もそうですが、
ちょっとでも濃いと部屋のイメージが重くなったり、
ちょっとでも薄いと存在感が無さすぎたり…。
このシリーズにはこの色はあるけど、こっちの色はないとか、
このシリーズは両方の色はあるけど素材感がイマイチとか、
思い切ってプランを考え直してみてもピンとこなかったり。
でもこうしたプロセスを経ないとご提案には至りません。
今日届いたのは、これまでの内容が土台になった生地サンプル。
明日、少しテイストを変えた生地サンプルが届き、
その出来栄えを比較して最終的な内容を固めたいと思います。
お待たせして申し訳ありませんが、あと少しお待ちください。

2014年8月5日火曜日

横浜市M様、積み込み完了しました

当店では意外と多いのが横浜・藤沢のお客様です。
週に一度は行っているかもしれません。
採寸や現場打ち合わせに伺う度に、
『この距離を車で来てくださったんだな』と思います。
その距離に応えられるよう、明日はばっちり仕上げます。
 

2014年8月4日月曜日

W様プランニング


本日現場打ち合わせにお伺いしたw様のプランニング中です。
店に戻ってからスタッフに内容を伝えて
カタログからの生地を探しとサンプル手配をお願いし、
私は閉店後に機屋さんの資料に目を通すもこれと言ったものがないので、
今度はコントラクト(商業施設用)を引っ張り出したがこれと言ったものが無く、、
困ったなあ頭を抱えていた時にふと、
『このくらい柄が小さいと柄合わせしなくても良さそうだな』と思って、
それを活かしたプランが出来るんじゃないかと机に向かって、
おもむろにブログを書き始めています。
(その前にプランを考えよう!)

2014年8月3日日曜日

S様発注しました

下のエントリーで書かせて頂いたW様同様のケースが
S様のリビングにもありました。
右の掃き出し窓は間仕切り壁と入隅に挟まれているため、、
左の窓よりレール幅が10㎝m短くなります。
生地は2色のグリーンのプリント柄。
レールの長さや余裕分を調整して同じ寸法にすべきか迷いましたが、
寸法は窓ごとに変えることにしました。
柄の位置が変わっても見た目に分からない柄であること、
右の窓の生地の余裕分が多すぎることで、
そちらの違和感の方が大きく感じらる可能性が高いことが理由です。
結果的には昨日の仕上がり寸のまま変更はないのですが、
『これで良い』という結論に至るプロセスが必要です。
小窓のロールスクリーンとタッセルのコンビネーションも楽しみにしてください。
 
スタッフがご提案したボンボンタッセル、
お腹の赤ちゃんも分もちゃんと発注してあります。
こちらも楽しみにお待ちくださいね。
 

W様発注しました

一日置いて再チェックをしたW様、
昨日気づいていない点があり仕上がり寸法を修正しました。
修正したのはご主人がお使いになるこちらのお部屋。
お選び頂いたカーテンはこちらです。
当初の仕上がり巾は左の腰高窓が両開きの180㎝、右の引違い窓が片開きの94㎝でした。
腰高窓の1枚分の巾は90㎝になりますので、引違い窓と4㎝の差が出ます。
同じ150㎝巾の生地を山をつまんで違う寸法になるよう縮めると、
縦の位置が変わってしまうのです。
小さな柄なら目立ちませんが、お選び頂いた縦ストライプですと目立ちます。
そこで、レールの窓からの出し分と余裕分を調整し、
3枚全てが同じ寸法になるようにしました。
出来上がった時にお客様が違和感を感じないよう、
小さな気配りを加えながら仕上げていきます。



昔話

今日、最後の現場はカーテンのお届けでした。
お客様はWEB業界の方で、ついつい話し込んでしまいました。
この仕事をする前、今では一着も持っていないスーツを毎日着て、
広告営業の仕事をしていました。
私にとっては社会人の基本を学んだ学校のようなところでした。
名刺のもらい方やスケジュールの組み方、営業の仕方と言ったこともそうですが、
その時に得た知識や経験が今の自分に大きな影響を与えています。

広告というのは面白いもので、お金を掛ければ効果がある訳ではありません。
100万円の予算を一つの媒体に使うより、2つの媒体に30万づつ掛けた方が良い場合もあります。
1つの媒体に時期をずらして50万と30万の2回打つ方法もあります。
販促費の年間予算を組んでいる会社なら、
そうした工夫で浮いた予算を保険として取っておくことも可能です。
『ただ高コストをかけるのではなく、工夫をしてコストを下げてそれ以上の効果を出す』という
今の自分のプランニング方法は、この時の経験が基礎になっています。

もう一つは色です。
広告業界では色をCMYKの組み合わせで表します。
例えば紺ならC100M60とか。グリーンならC100Y80とか。
これらは紺がシアン100%とマゼンダ60%を混ぜたものという意味で、
色の構成が分かります。
ロールスクリーンやブラインドの色サンプルを見た時、
今でもこのCMYKの%をイメージします。
色のマッチングを決める参考になるからです。

私はカーテンの仕事に就くまでに2つの職種を経験していますが、
不思議なものでそれらの経験が今とっても役に立っています。
まるで今の仕事の為に経験してきたように。
こういうのって不思議ですね。

2014年8月2日土曜日

W様、S様最終確認

本日、現場打ち合わせにお伺いしたW様とS様の最終確認をしています。
採寸用紙に書かれた寸法や決定生地、レールなどの確認、
撮影した現場写真を見ながら取付位置の確認をしていきます。
現場打ち合わせが重なると情報量も多くなりますので、
書き込まれた情報と自分の記憶を早い段階で擦りあわせておくことも重要です。
日を置くと、書かれた情報の的確さそのものに不安を覚えることになるからです。
1窓1窓確認しながら書いていても、それを裏付ける自信が必要なんですね。
なので、『ここに書いた内容で間違いない』と確信できる内に、明細書を起こしておきます。
でも、発注は明日です。
一度に複数の明細書を作ると、それによるミスも起きかねないからです。
一日置いて客観的に明細書を見れるようになってから、
再度確認して発注書を書くようにしています。

慎重に…

 
どこか懐かしさを感じさせるU様のダイニングの照明です。
色々なプランが可能な中で悩みに悩みましたが、
決め手になったのはこの照明でした。
 
照明に合わせてセレクトした、どこか懐かしさを感じさせる生地の組み合わせ。
ベースの生地はもちろん、無地もテクスチャーにこだわりました。
仕上げは昨日見つけてきたトリム。
既に縫製テスト用(きれいに縫えるかどうか)も手配しました。
気に入って頂けたプランですので、慎重に進めたいと思います。

Y様発注しました

こちらは本日採寸にお伺いしたY様の発注書です。
半間の小窓と1間の出窓に同じカーテンを両開きで作ります。
半間は1巾を2分割しても作れない寸法、横リピートではないのですが、
きれいな仕上がりにはなりませんので、片側1巾づつ使用します。
その場合、問題になるのが一間窓との山の高さ・ピッチのバランスです。
アートケイさんの場合、こうした細かな点も配慮して作ってくれますが、
発注者側の意図を伝える為にも指示書に記載します。
たとえシンプルで一般的な作りのカーテンでも、注意すべき点は多々あります。
私の場合、まず標準的な仕上がり寸法を出した後、
必ず『詰め』の作業をします。
1窓1窓、盲点が無いかをチェックし、仕上がり具合を上げていく作業です。
Y様の場合はこの他に出窓のレースも修正しました。
1㎝か4㎝のどちらかしかないフック上の寸法をレールに合わせて3㎝に。
これもまた、アートケイさんしか対応してくれない部分です。
ごくごく普通のカーテンを作っても、加工所さんによって仕上がりは全く違ってきます。