2013年4月23日火曜日

Y様スワッグ

一部屋に複数サイズの窓・スワッグ。

スワッグ1つの中にある曲線や1ヒダ、またそれらの割合、テール&ジャボのサイズ等、どれを揃えてどの部分で変化させ窓に合わせていくか?
そして1部屋にそれら複数サイズが集まった時、整然と違和感なく綺麗に収まるか?

スワッグの各部分全ての寸法をコントロールして造る縫製所は希です。
出来ることが多い分、選択し決める事がとても多いですが・・・
サイトーさんと打合せ、一つ一つイメージから数字に変化させていきます。

F様クッションカバー

縫製担当のart-k後藤です。

クッションカバー出来ました~。

2013年4月22日月曜日

こちらもK様

チュールレース、丈が安定しないので明日の作業まで仮吊りして様子を見ます。

こちらはS様

最後の組み立て、出荷準備に入っています。
ごちゃごちゃっとした写真ですいません。

今日も戦場です。(苦笑い

K様カーテン

縫製担当のart-k後藤です。

K様分のお仕立てに入っています。
写真はカーテンの裏側。巾継ぎの部分です。

柄物の合わせも難しいのですが、無地は目印になる所がありませんので、綺麗に真っ直ぐ縫うには、これまた慣れが必要なんですよ。

夜中にサイトーさんからFAXが来るから

縫製担当のart-k後藤です。

負けずにブログ更新です。
いや勝ち負けではないんですが(笑
写真は、攻めすぎて深すぎたスワッグのヒダ。
数字から追うとこういう失敗も^^;

サイズに合わせて、もうちょっと浅くしてみます。

2013年4月19日金曜日

技術

私のエントリーの前に、
縫製担当のゴトー君が素晴らしい仕事ぶりを書かれています。
その中で、縫製には「より自然に見せるための手法」があると書いていますが、
ちょうど私が現実逃避中(笑)に読んでいた記事に、
似たようなことが書かれていました。

「ほぼ日刊イトイ新聞」より
技術とはなぜ磨かれなければならないか
http://www.1101.com/yamaguchi_akira/2013-04-17.html

ゴトー君や僕が普段やっていることや気にしていることは、
お客様は気付かれないことかもしれませんが、
その「気付かない」ことが実は重要だったりします。
工事が終わった時に、「あれ?」と思われてはいけないんですね。
その為に、これからも細部まで注意してやっていきたいと思います。
皆様のカーテンは、そんなサイトー&ゴトーの最強コンビでお届けします。

S様納品準備



















明日はS様の納品日です。
壁紙の張替えを終え、
ダイニングセットとテレビボード、カーテンをお納めします。
ブラウンを基調にターコイズブルーを効かせ、
「大人モダン」な空間に変身します。
特注家具の最終図面を持って最後のお打合せも。
それにしても軽バンの収納力はスゴイです。
フルフラットにして寝転がってみたけど十分ですね。
どこかに行きたくなってしまいました(笑)


採寸と現調の違い














ご新築のK様の現場です。
お部屋に入ってまず気づく注意点があります。
左から2つ目のベランダ窓だけが、
床からの高さが少し低くなっています。
装飾レールを付ける場合、
「窓の上から〇〇㎜上にビスを打つ」という決め方をするのですが、
〇〇の数字が一緒だと、
部屋の中で最も大きな窓のレールの高さが一段低くなってしまいます。
その場合、床からの高さを合わせます。
そしてこのベランダ窓の右側も要注意です。
通常、出隅(壁の出っ張り部分)側の壁面は、
柱一本分(10.5㎝か12㎝)+石膏ボード分(12㎜)
が普通ですが、パッと見でそれよりも広くなっています。
実際385㎜ありました。
と言う事は「柱が逃げている=ビスが効かない」ということになります。
(今回はそれも含めて取り付けることになりました)
この業界ではサイズオーダーという商品の特徴から、
「採寸」という言葉がよく使われます。
でも、この言葉が「寸法は測ったから後は職人さんよろしくね」という
無責任を生んでいるような気がします。
私も採寸という言葉を使いますが、感覚はあくまでも「現調」です。






M様シアー

縫製担当のart-k後藤です。
こちらの生地、刺繍部分だけ縦横の糸が暴れて大変。
普通のヘムでは境目で不自然なヨレが出てしまいます。

両脇を自然な直線にするために一工夫。
メローロック&シングル折りで。





縫製には、

「飾るための手法」と

「より自然に見せるための手法」

この2つがあります。

2013年4月18日木曜日

Y様スワッグバランス計算中

縫製担当のart-k後藤です。

突然ですがスワッグバランス。

懸垂線の意味から、それは唯一つの頂点を持ち、頂点における法線を軸として線対称であるものと仮定することになる。そのうえで、曲線は一様の質量密度を持ち、それに伴って曲線自身の自重が各点の張力を決定するものとして、微分方程式をつくり、その解曲線としてカテナリーの数学モデルを定式化することができる。
カテナリー上で頂点からの弧長が s0 であるような点 (x0, y0) において、その接線が x 軸の正の向きと成す角を θ0 と置いたとき、この点に掛かる張力 T0 は s0 に比例し、T0 の鉛直成分 T0sin(θ0) は重力 g(に曲線の質量密度 w を掛けたもの)と釣り合っている。水平方向の釣り合いを考えれば T0 は 1/cos(θ0) に比例する必要があるので、結局のところ適当な比例定数 l, k などを入れて以下の条件が得られます。


Wikipediaより引用

この数式を解いた曲線がスワッグバランスの輪郭やヒダの曲線になるわけなんですね。

計算でスワッグの型を出せる数少ない縫製屋の1つです。エヘン。



※生地の特性があり、実際の製作には計算+手加減での微調整が必要です。

こちらは別のS様

横使いのボイル地は丁寧に緯糸を抜いて裁断します。

お洒落な手元は、うちの新人さん。

S様シアー

脇の重なりが透けてわかり辛いですが、両開き左右の柄、合わせてます。