2016年12月6日火曜日

I love it!

先日、20才になる息子が私に車の相談をしてきました。
「安い外車ってどう思う?」
バイトで貯めたお金を頭金に、5・60万の中古車を購入したいようです。
「もしさ、君が車に乗って色々なところに行きたいとしたら、
 燃費とか乗り心地とか考えない方が良いよ。
 そういうものを望む時点で、移動は苦痛ですって前提だからね。
 好きな車に乗ると良いよ。
 そしたら燃費が悪くても頑張ってバイトするし節約もするし、
 乗り心地が悪くても、この車でどこかへ行きたいって気持ちになる。
 そしてそれは、とても素敵な経験になると思う。
 故障が多いとか、修理代が高いとか、今はそんなこと考えないで
 失敗覚悟で好きな車に乗ってみたら?
 休憩中のパーキングで、俺の車カッコいいなってニヤケルのは最高だよ」

理屈は感情には勝てません。
私はそれをこの仕事を通して知りました。



ご結婚をされて50年。
とても仲の良い秦野市のT様ご夫婦が選ばれたのは
民族衣装を思わせるようなかわいいカーテンでした。
今、お使いになっているのはクラシカルな柄ですので、
とても大きな方向転換です。
「今の私の気分にはちょっと重い気がするから、
 もっと楽しくなるようなカーテンが良いかな」
とおっしゃっていました。
カーテンやインテリアを選ぶには色々な事を考える必要があります。
床や壁との相性、お部屋のテイスト…。
でも、「この生地が好き」「今の自分には合ってる」という感情の方が
もっと大事です。
理屈で選べばもっと似合う生地はありました。
でも、この生地こそが正解なのです。

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