2015年9月27日日曜日

無地のカーテンを2枚作るという難問

T様からご注文を頂いたのは吸音専用のカーテン。
音の反響を防ぐ専用のカーテンです。
納品がご入居に間に合わない時などに使っている仮吊りカーテンで
事前に吸音効果を仮体験して頂いてのご購入です。
(遮音と違い、吸音は効果が実感しやすいカーテンです)
製作時に気を付けたのがカーテンの作り方。
460㎝の壁面を不均等に2分割してレールを付けていますので、
2枚のカーテンの山の高さや間隔が変わってしまうのです。
でも、同じ壁面でそれは変。
と言う事で、それを揃えるように指定するのですが、簡単にはいきません。
そこで『仕上がり巾の変更はOKです』と書き添えます。
こうしないと揃えられないケースが出る為です。
さきほどアートケイさんとお話しし、仕様はほぼ決定しました。
やはり色々なケースで長所・短所があり、結構難問でした。
無地のカーテンを2枚作るだけですが、
そこには色々な知識と判断が必要になります。
 

2015年9月26日土曜日

塗装と私とエイジング

2件のご新築工事の後は、間もなくオープンする美容室の夜間工事。
ここ数日の工事ラッシュの疲れもあり(年を取ると本当に疲れが取れません)、、
誰かにポンと背中を叩かれたら、その場に倒れそうな状態でしたが、
こういうの見たらハイになります。
写真は前回の工事で私が取り付けた吊レール。
病院のベッドの間仕切りで使われるアレです。
天井部分に付くプラスチックのカバーを敢えて外してエイジング塗装。
『廃墟』をイメージした美容室にピッタリの仕様になっていました。
ちょうど塗装やさんがいらしたので根掘り葉掘り。
元々は某TV局の大道具さんとして、美術塗装をされていたそうです。
世の中には面白く、素晴らしい技術を持った方がいらっしゃるんですね。

2015年9月24日木曜日

タッセルで調整

奥様お気に入りの生地をご主人が快く承諾してくださったM様。
リビングにイギリスのコットンプリントをベースに、
無地のカーテンを合わせたプランでご提供します。
採寸時にふと目に留まったのはそのリビングに貼られた腰板。
測ってみると少し高めでした。
腰板の上に房掛けを付けると、タッセルの位置も通常より高くなってしまいます。
そこでタッセルを長めに発注。
せっかく気に入って頂いたプランが細部でダメにならないよう、
こうした部分にも気を配って手配します。
 

通常より1個多く

本日工事にお伺いしたK様の明細書です。
ブラケット4個と書いてあるのはリビングの幅120㎝の窓。
ブラケットとはレールを取り付ける金具のことで、幅200㎝までは3個が基準。
あえて4個と書いてあるのは、通常よりも1個多いためです。
巾120㎝の窓の場合、窓の上にある縦桟は455㎜ピッチで2本3分割になりますので、
窓の中央には下地がありません(=ビスが効かない)。
そのため通常よりも1個多く取り、4個とします。
家の構造を理解していないと中央はアンカーになってしまいます。
窓の上150㎜にビス打ち。
全て問題なく下地に打てました。
当たり前の工事ですが、色々な知識を駆使しています。

2015年9月22日火曜日

K様カーテン

縫製担当のart-k後藤です。

お陰様でイベントの方は無事納めることが出来ました。


写真は+PLANさんのお仕事より。
バイアステープで縁取りされたカーテン。
丁寧に、真っ直ぐ真っ直ぐ。

2015年9月21日月曜日

矛盾と両立

M様のご提案プランの最終仕上げをしています。
ベースになるのはご主人に内緒?で選ばれたイギリスのコットン生地。
かわいらしい花柄ですが、イギリスらしいくすんだ発色が特徴です。
これをどう部屋に当てはめていくかが問題ですが、
それだけでは不十分。
ご主人にも気に入って頂けるようにするにはどうすれば良いか、が重要です。
かわいらしさを消してはダメ。でもかわいらしくてもダメ。
難問でしたが、良い感じで出来たと思います。
明日、宜しくお願いします。

レールの取付高さを合わせる

 
横浜市のM様の採寸表です。
同じ壁面に位置する掃き出し窓と腰高窓。
出隅を間に跨いでいる関係で、パッと見は分かりにくいのですが、
この2つの窓は床からの高さが10㎝異なります。
そこでレールの高さを合わせるご説明をするところまでが、現場打ち合わせ。
実際に仕上がり寸法を出す際は、どの位置で合わせるかを考えます。
掃き出し窓を当店の基準に腰高窓は高すぎたり、
腰高窓を当店の基準にすると掃き出し窓が低すぎたり、
柄の特徴なども考えつつ、最適な位置を見つけます。
良い位置ありました!

2015年9月19日土曜日

平塚市K様のカフェカーテン

平塚市のK様のカフェカーテンです。
アパレルの縫製副資材を使って、オリジナルなカフェカーテンを作ります。
実際の窓はこの半分の幅ですが、
発注書には『作り手が見るもの』を書くので、この大きさになります。
作るものによっては完成形が描かれていた方が、
『どんなものを作りたいのか』が分かることで作りやすいこともあります。
その時々、伝達ミスが起きない方法を考えて作成しています。
 

2015年9月18日金曜日

ニッチな人気シリーズ

海老名市のK様にご採用頂いたのはイギリスのコットンプリント。
北欧のようなポップさやモダンさではなく、
クラフト感のある大人のナチュラル柄。
ありそうで、ないんですよね。
今回は上部だけに使うスタイルでのご提案です。
スタッフがお客様提案用に描いた絵は、発注時にはこうなります。
イギリスから出荷された生地は、本日アートケイさんに入荷しました。
柄位置の相談も済ませ、後は出来上がりを待つばかりです。
 
 

2015年9月17日木曜日

無地の行く末

ご新居のリビングダイニングに
似たイメージの柄違いの既製カーテンをお使いになっているT様。
当店には1窓だけついていないベランダ窓のカーテンを見に来られました。
候補生地をご覧になりつつ、
現場で現物を見ながら合いそうな無地を探すことになりました。
現場打ち合わせが終わり店に戻って早速生地探し。
その途中でふと隣に居たスタッフに聞いてみました。
『Tさんって、どうしてウチに来てくださったんだと思う?』
『それはやっぱり、ウチなら素敵にしてくれると思ってくださったからじゃないですか?』
『そうだよね。合わせてもおかしくない無地を探して欲しくて来られたんじゃないよね?』
ということで急きょ手分けしてもう一度生地探し。
良い感じでご提案出来、T様にも採用して頂けました。
発注は既に完了済み。
出来上がりを楽しみにお待ちください。

上部と裾が重点です

M様のレースの発注書です。
裾は避けてしまったウエイト巻きロック仕上げから、
強度のある本縫い仕様に変更しています。
そしてもう1つ工夫しているのがフック位置。
カーテンの場合、レールを隠すBフックと
レールにぶら下がるAフックがありますが、
M様のカーテンは本来ならBフックです。
でもそれでは裾の上がり分と窓枠天井面との関係が微妙にうまくいきません。
そこで、一旦寸法をAフック仕様にして現場で適切な位置に合わせると、
上下共にピッタリになる計算です。
一般的なカーテンも、工夫しながら少しでも良い仕上がりにしています。

2015年9月15日火曜日

恒例の…

なぜか一年に2回あるロールスクリーンだけの現場。
その年だけは4回あったり、逆に1回もなくても不思議ではないのですが、
なぜか一年に2回と決まっています。
決まっていないのは、それぞれに特徴のある納まりがあるということ。
今回はプーリーを避けるための逆巻き使用がほとんど。
そして取付高さ6mの吹き抜けも。
2連梯子2台に足場板を乗せての施工です。
準備は万端。
キッチリ仕上げたいと思います。

2015年9月13日日曜日

デザイナーショーハウス

縫製担当のart-k後藤です。


今週から開催される神戸のイベント用製作物でいっぱいいっぱいデス。


2ブースの縫製を受け持っています。

関西方面の方は是非。
https://www.facebook.com/DSH.IFDA


プラスプランさんのお仕事は、スタッフがいつも通りのお仕立てで頑張ってくれています。