2015年5月31日日曜日

光漏れ対策

ドレープは遮光裏地を被せ縫い、サイドリターンを付けて、
レール上部にはカバートップを付けて遮光対策をしました。
最後の仕上げは、
レールよりも一息小さくしなけれいけないカバートップの両端の隙間。
(熱で膨張する関係で隙間なしには出来ません)
残った材料をさらに小さくきって上に乗せました。
カバーを固定できる溝の出っ張りがあるので、そのままだと『浮いて』しまう為、
そこもキレイにカットしてヤスリ掛け。
数ミリの隙間というより、どこまでキッチリやるかという問題かもしれません。

2015年5月29日金曜日

クローゼットの扉との干渉

本日工事にお伺いしたS様の洋室です。
クローゼットの扉とカーテンレールが干渉する位置関係でした。
今回はレールを付け分けずに窓上にダブルで取り付けています。
レールは扉より上。
フックに当たるとシーソーのようにお辞儀してしまうので、
フックの下端より下にくるようにするのがポイントです。
一番端はマグネットランナーを入れて、
扉を全開にしたい時は端から開けます。
お客様には、『余り出し入れのないものは左、
頻繁に出し入れするものは右側に入れると良いですよ』とお話しします。
窓の特徴だけでなく、
お部屋の使い方や収納する物の量などによって対処法は様々です。

開幕です

一日の仕事を終えて帰ってくると、夜食を食べながらボーっとしてしまうのですが、
(年には勝てませんね)
そんな時にYoutubeでよく見る『喝!映像』なるものがあります。
ボクサーの畑山隆則や高校バスケのような、シンプルに楽しめてアドレナリンが出るもの。
ペタンと寝ている『心の棒』をグンと起こして、
事務作業に向かう儀式みたいなものです。
最近、多く見ているのがマン島TTレース。
何年か前に石原元都知事が大島で開催しようとしたレースのモデルになったものですが、
スポーツの世界には聖地と呼ばれるものがあって、
荒れ地でゴルフをしてもセントアンドリュースにはならないし、
夏の炎天下に古い球場で野球をやっても甲子園にはならないように、
マン島TTレースも他の島でやっても同じ物にはならないんですよね。
というより、毎年のように死者を出して開催が危ぶまれているのに続いているのは、
世界最古の歴史あるレースであることと、
観客がライダーを最高の敬意をもって迎えているからです。

マン島TTレースの映像はたくさんあって、
どれも短編映画のように美しく作られているのですが、
その中にちょっと変わった?ライダーがいます。
派手なカラーリングとスポンサーのステッカーに彩られたマシンの中で、
一際際立つはるか昔のレーサーのようなシルバー&レッドのマシン。
ライダーは黒一色のライダースーツを着て、ヘルメットはAGV!
やたらに長いもみあげのような髭のようなものを生やした独特な風貌。
彼の名はGuy Martin。
YouTubeのコメント欄は男性・女性問わずものすごい人気です。
下の映像は2010年のプレスカンファレンス。
2分15秒あたりから彼がしゃべるのですが…何か食べてる!(笑)
多くのプレスを目の前にしているとは思えない話し方もとても素敵で、
見るたびに笑ってしまいます。

この年、彼は大クラッシュをするのですが翌年は復帰。
そんなところもファンが多い理由かもしれません。
この年の映像もとても素敵です(復帰できたからこそ言えるのですが)。

何で突然こんなことを書いているのかというと、
マン島TTレースは明日開幕だからです。
危険過ぎて本国でもテレビ映像は一切無いのですが、
彼にカップを手にして欲しいなあと願っています。

2015年5月28日木曜日

工程会議



お取引先の工程会議に出ています。
お話しすることは色々、確認事項も色々。
お客様がいらっしゃらない所での陰の努力が大事なのは、
どの仕事も同じかもしれません。






2015年5月27日水曜日

目的違いの青山



先週タイルカーペットを施工させて頂いた青山の現場に
ロールスクリーンを取り付けに行ってきました。
ゴールデンウイークにすぐ近くのインテリアショップ巡りをしていて、
その時はまさか前を通ったビルに仕事で来るとは夢にも思いませんでした。
なんだか不思議な感じでした。













2015年5月26日火曜日

小技

2年前のご新築時にお世話になったA様の現場です。
リビングと一段上がった和室の間仕切りに
ロールスクリーンを付けました。
低めの梁を利用してリビング側からは隠れるようにしています。
スイッチとか
プリーツのプーリーを仕上がり寸と生地寸法を計算して
ばっちりかわしました……ということもそうなのですが
チェーンを取り間違えないように
『長い方が大きいロールスクリーン、短い方が小さいプリーツ』と
覚えやすい長さにカットしたり、
間仕切りとして使うので、
防炎ラベル、選択ラベルは付けないように
発注段階で指示をしたり、なんてことも。
1台のロールスクリーンでも色々出来ます。
 

2015年5月25日月曜日

N様のレース

走り出したら止まらないのは土曜の夜の天使ですが、
(誰も分からないんじゃ…)
選び出したら止まらないのは当店のスタッフです。
フロント使いでお納めするN様のレースは
オレンジベースにグレーがかったパープルの柄という特殊な色使い。
後ろに使う無地の選定は非常に難しく、
僕ですら存在を忘れていた資料から選んできました。
N様にも気に入って頂き、ホッと一安心。
タッセルはフロントレースでの当店のスタンダード、
厚地とレースの一体縫製でお作りします。
生地は既にアートケイさんに入荷済み。
レール関係はもう一人のスタッフが部品点数をきっちりチェックして、
あとは工事日を待つのみです。
出来上がりを楽しみにお待ちください。
 

2015年5月24日日曜日

レールの取付基準

当店では装飾レールの取付位置に基準を設けています。
『山の下端が窓枠の上端より下がらない』というもので、
これは100%主観なのですが、この方がキレイです。
でも、ルールには必ず例外があり、Y様の現場がそうでした。
窓枠内には既にハニカムスクリーンが付いていて、
今回はそこに装飾レールでカーテンをプラスします。
この、『装飾レール+窓枠内にメカ物』という組み合わせの場合、
当店の基準の位置だと一体感がなくなってしまうのです。
どこまで下げたらバランスが良いか………。
どこまで下げてしまうと下げ過ぎか………。
数㎝の変化をイメージしながら決めさせていただきました。
良い感じに仕上がったと思います。

2015年5月23日土曜日

S様のシェード

S様のリビングに使用するのはフランスからの輸入生地。
140巾・横リピート34㎝で、フェイクレザーが縫い付けられています。
W118㎝仕上がりのシェードは両端を切り落とせば良いのですが、
問題なのは内寸74㎝の窓。
生地の端から取るとバランスの悪い配置になってしまいます。
そこで発注書には『生地の中央から取ってください』と注意書きをします。
完成形をイメージして提案し、それを製作側に伝えることは
私たち販売者の大事な役割でもあります。
 

2015年5月22日金曜日

K様タッセル

縫製担当のart-k後藤です。


タッセルに縁取り。製作中の写真。

プリントとの色、バッチリですね。
ぴったりの色を探すために、アレでも無いコレでも無いとカタログの海にダイブしているサイトーさんを想像してしまいます(笑

2015年5月20日水曜日

M様最終チェック

ブログでの報告が遅くなりましたが、
世田谷区のM様も無事に全ての発注が完了しております。
明細書を作り終えてさて発注というその前に、
もう一度現場写真をチェックします。
現場には3回程足を運んでいますが、
そういう安心感はこの仕事には禁物です。
明細書と写真を見ながら脳内で工事を進め、
無事に完了して初めて発注書を書くようにしています。


湿度と木製レール

湿気の高くなるこの時期になると、
滑りが悪くなるのが木製レール。
今日、カーテンを納品したT様のレールもそうでした。
ちょっとお時間を頂いてロウを塗り塗り。
結構良くなります。

2015年5月19日火曜日

順番に

縫製担当のart-k後藤です。



当たり前と言えば当たり前の話なのですが。

扱う生地、仕事の順番は必ずしも生地の都合ではなく、仕事の都合で順番が決まります。
先に軽くてシワの付きやすい生地を扱い、後で重い生地を扱ったり。

でも重ねて置く順番は入れ替えて。
重い生地を下に。 軽くてシワの付きやすい生地を上に。
些細な事ですが、大切に扱う気を持って。