2014年11月19日水曜日

柱と窓

O様の仕上がり寸法を算出しています。
採寸用紙と現場写真を見ながら一つ一つ決めていくのですが、
ふと手がとまったのが左側の腰高窓。
窓の巾は1640㎜。
ん?1640㎜??
在来工法の場合、柱の間にサッシを入れるので1690㎜でなければいけません。
窓の右端から出隅(角)までは182㎜。
平面図を見ると通し柱は4寸(120㎜)。
と言う事は182㎜-12.5㎜(ボード厚)-120㎜=47.5
窓の端から柱まで47.5㎜離れている(=ビスが効かない)ことになります。
念のため検算。
1640㎜+49.5㎜=1689.5㎜で合致します。
そこでブラケットをその分離して取り付けることで、ビスを効かせます。
問題なく工事が終わるためには、その前段階がとても重要です。
 
 

エアコン設置とレール調整

既に納品が終わっていたU様から突然の電話。
エアコンの取付位置が当初の打ち合わせから変更になり、
レールの調整が必要になってしまったとの事でした。
既にレールは外されていて、このままだと丸見えになってしまうので、
最後の現場から急行しました。
 
レールを外して
 
パワーカッターでギボシ部分をカット
 
 
 
修正ペン(実は白系ペイント材として重宝するので車に常備しています)で
カット断面を塗り塗り。
 
 
バッチリ納めました。
 
 
本来の取付位置だとキャップを外さなくても良かったのですが、
エアコン屋さんは取付時にそうした説明もなかったらしく、
U様も業者さんに厳しく言えないお人柄で困っていました。
『キャップ無しでも良いですよ』と言って下さったのですが、
これだけでも『エアコン工事のせいでブルーな一日』が少しだけ変わりそうかなと。
喜んで頂けて何よりでした。
 
 
 
 
 

2014年11月17日月曜日

T様プランニング中

縦型ブラインドのカラーコーディネートを作成中です。
大きさの異なる3つのベランダ窓にバランス良く、
そしてリビングのドアを開けた時の目線や窓の位置関係も考慮して。
メーカーさんが出しているカラーコーディネートの専用ソフトもありますが、
3つの窓での色のバランスを見る為に、エクセルで作っています。

I様発注しました

こちらはI様にお選び頂いたCAMENGOのキッズコレクション。
生地を花のようにあしらったものが縫い付けてある特殊な生地です。
問題なのは山ピッチと柄との位置関係、そして裾の処理です。
日本のカーテンのようにダブルで折り返す訳にはいきません。
I様にはお任せいただき、さきほどアートケイさんとも相談して、
縫製仕様が決まりました。
良い感じで仕上がると思います。

2014年11月15日土曜日

I様発注しました

候補生地も決まり、あとは現場で選ぶだけの状態だったI様。
現場打ち合わせまでの数日間に、
スタッフがアレンジを加えたプランを作っていました。
I様にもとても気に入ってくださり、ご採用頂きました。
既に全室発注は完了しています。
出来上がりを楽しみにお待ちください。

2014年11月14日金曜日

本革と合皮

お取引先工務店様のショールームに
ソファの張替えのお見積もりに伺いました。
最近はg医術の工場により本革と合皮の見分けがつきにくくなっています。
指で押した時に、くぼみの底に皺ができるのが本革。

指で押してもくぼみの底に皺ができないのが合皮です。

今回拝見したソファは、
人が触れる部分(背・座面)が本革で、それ以外は合皮でした。
これもよくある作り方です。

展示会

カーテン業界最大のイベントJapantex(ジャパンテックス)に行ってきました。
この会場に来るのも何回目になるのでしょうか。
毎年毎年、今年こそはと思いながら出来ない事があり、
いつも帰り際に遠くから見つめては、後悔していることがあります。
ここ。
絶対シーバスがいると思うんだよなあ。
来年こそは深夜にこっそりとルアーを(違っ)

2014年11月12日水曜日

和室に木製ブラインド

今月はなぜか木製ブラインドのご注文が続きます。
こちらの現場では、リビングと畳だけが敷かれた洋和室に。
和室にはプリーツスクリーンも人気ですが、
風通しとプライバシー保護を両立できるのがメリットです。
ポイントはラダーコード式にすることとバランスの納まりです。
バランスはスラットをヘッドボックスに埋め込むタイプが出ました。
これがとっても重宝します。
奥行の問題もそうですが、和室にバランスが合わないからなんですね。
それぞれのお部屋や窓に合った商品をお勧めするのが
私たちの役割です。

S様柄出しレース

文京区のS様の発注書です。
レースはクラシックな縦柄の入った横使いレース。
横リピート25.1㎝ですので柄出し縫製です。
縫製指示書の右端に書かれている0.3mは、
カーテンを作るのに必要な生地m数に足した余裕分です。
『柄出し縫製=柄位置指定』ですので、
横使いレースの場合は少し多めに取ります。
2つの窓の山数やドレープのヒダピッチとのバランスについても、
アートケイさんと話して仕様を決定しました。
アレンジを加えない通常縫製のカーテンでも、
キレイに仕上げる為には色々な要素があります。
当店とアートケイさんだから出来る『通常縫製のカーテン』です。

K様出窓レール

奥行の浅い直角出窓のカーブレールダブル付け。
両サイドにリターンを付けての加工です。
レース用のレールをギリギリまで持ってこないと
外から見た時に両端に隙間が出来てしまいます。
レース用レールを出来るだけ手前に伸ばして、
ドレープ用レールがサッシの際で終わる位置ドンピシャでなければいけません。
カーテンの山分の隙間を取ると、その分レース用レールが奥に行ってしまうので、
隙間ができてしまうので、その塩梅が難しいのです。
サッシからガラスまでの数㎝分はドレープ用レールは潜らせず、、
サッシの際でドレープ用レールを終わらせて、
そこにレース用レールを突きつけるようにしました。
キッチリ終わって、ほっと一安心でした。

2014年11月10日月曜日

S様フラットバランス

 
かわいいお嬢さんのためにと
ご夫婦が揃って『好きなものを付けてあげたい』とお決めいただいたトゥインクルトゥ。
スタッフと話しながらデザインを決めて、一発OKを頂きました。
こちらがその縫製指示書。
寸法は生地巾も考慮しながら、ジョイントが表に出ないように指定します。
こちらはリビングにつけるフラットバランス。
無地のジョイントが出ないように、縦使い生地を横取りし、
無駄がでないように生地の取り方を工夫してお作りします。
 

S様木製ブラインド

S様の木製ブラインドの発注書です。
このメーカーの場合、操作コードの基準が他メーカーに比べ長く、
今回のように窓内に入れる場合は特に気になります。
なのでそれぞれコードの長さを指定します。
コードの基準は長いのですが、
指定は1㎝単位で出来るというのもこのメーカーの特徴です。
各メーカーの特徴を理解して、
使いやすく見た目も良いように指定します。
 
 
 

30th&3rd

最近偶然見つけてずっと聞きっぱなしなのがコチラ。



もし、『好きなミュージシャンは?』と聞かれて真っ先に答えるバンド、
ポーグスの2013年のパリでの30周年記念ライブです。
最初から最後まで全てが名曲で綴られた至極のライブ映像です。
最初見た時はシェーン・マガウワンがふっくらしていて別人かと思いましたが、
登場したときから煙草を手にしていて、ステージに本人いわく水(絶対にお酒)が
置いてあるのを見て間違いなく『酔いどれ詩人』だと分かりました。
スタジオ録音のアルバムですら酔って音程外しまくりで、
それが何故か何とも言えない魅力を醸し出す天才ミュージシャン。
初めて聞いたのが大学3年の頃ですから、
もうこのシェーン節を25年間も聞いていることになります。

ライブに映るメンバーは皆、年老いていて、
でも『なんでこんなおっさん達がこんなにカッコ良いんだ!』と唸るほどに素敵です。
ホイッスル担当のスパイダー・ステイシーは、
まるでどこかのパブで飲んだくれてるおっさんのような井手達で、
疲れたスーツと気にしていなさそうなヘアースタイルが絵になります。
強面のテリーウッズは、映画に出てくる頑固親父。
dirty old townの時に、観客の素晴らしさに思わず見せる笑顔が最高です。
そしてフィリップ・シェブロン。
おそらく亡くなったのはこのライブの翌年です。
皆よりさらに年老いて見えるのは、病気のせいなのかもしれません。
まるで音を嗜むように口ずさむ光景や、
テリーウッズのボーカルに合わせてヒラリと舞うカッコ良さ!
名曲、Thousands are sailingの時のギタープレイは何度もリピートして見てしまいます。

30年。
CDを何千万枚も売る訳でもありませんが、
でも歌う使命とファンに愛される気持ちに支えられてきたバンドです。
当店はつい先日で3周年。
オープン前に店名を考えた時、このバンドのような店にしたくて
バンド名や楽曲名から何か言葉をもらえないかと随分考えました。
結局、店の在り方を店名にしようと+PLANとしましたが、
今でも当時の想いは変わりません。
3年間、誇らしげな売上はありませんでしたが(苦笑)、
カーテンを販売する使命とお客様、お取引先様に支えられてなんとかやってこれました。
これからも同じ気持ちで、スタッフと共にやっていきたいと思います。
今後とも宜しくお願い申し上げます。