2018年4月26日木曜日

I様、準備完了しました


明日はI様の取付工事です。
何とかゴールデンウイーク(というのがあるらしいのです)前に
間に合わせることができ、ほっと一安心。
ご入居済みで、特に生活に困ってらっしゃらない場合でも、
『付けなければいけないものが付いていない』状態というのは、
精神的に落ち着かないものがあります。
『とりあえず、これで一段落』というお気持ちで
長いお休みを迎えられるかどうかは、
その意味でも大事です。
明日は、宜しくお願いします!


2018年4月25日水曜日

なぜ?が大事

T様のリビングに付けたのは長さ460cmの
長~い縦型ブラインド。
センターレーススタイルなので、
一般のメカではなく業務用のメカを使います。
縦型ブラインドは、
操作棒を横回転させるとレールの中のシャフトが縦回転し、
それによって羽根を動かすコマが横回転します。
この場合、回転を変換しているので、
シャフトは操作側から回り始め、
捻じれるようにして反操作側に伝達します。
そのため、一般メカの操作方法では、
長いレールは反操作側が回転しなくなってしまうのです。
これに対し、業務用メカはダイレクトにシャフトを回転させます。
「出来る」「出来ない」とお話しするだけではなく、
「なぜ?」という理屈も、とても大事です。

2018年4月23日月曜日

もう一つのブログを更新しました

今回は幼稚園入園前のお子様を預かる
保育施設のカーテンのご紹介です。
自分の仕事に大きな影響のあった
園長先生の言葉を頭に置きながら、
「子供用のカーテン」って何だろう?
ということを考えてご提案しました。

http://plusplan-mado.com/blog/

2018年4月22日日曜日

色々な目で


A様の和室にお納めしたプリーツスクリーンです。
リビングには掃き出し窓と滑り出し窓があり、
最初にお聞きしたのは、
全ての窓にカーテンやブラインドを付けるかどうか。
それによってリビングの生地選びも、
和室に付ける商品も変わってくるからです。
今回も、スタッフが素晴らしい組み合わせをご提案して、
大変喜んで頂けました。
現場打ち合わせで私が確認したのは、
プリーツスクリーンの上下の組み合わせ。
通常は不透明(厚地)を下に、透明(レース)を上にします。
これは透け感の無い重い色が下にあった方が、落ち着きが良いからです。
でも、A様の場合は逆の方が便利な環境でした。
お客様では気づきにくい点をスタッフと私が確認しながら、
1窓1窓、丁寧にご提案しています。

2018年4月21日土曜日

2つのボイル

プレーンな無地の織物レース、
通称「ボイル」のご注文をK様、T様から続けて頂きました。
どちらも掛け替えなのですが、
ご新築の方と違い、気を付けなければいけないことがあります。
それは、今の縫製仕様がお客様にとって「見慣れた」ものであること。
そして、ご購入後に他の場所で異なる仕様もご覧になっている
可能性があること、です。
そうした点を踏まえて、色々な点をお聞きしながら、
同じ生地で新しいカーテンをお作りします。

こちらはK様の発注書。

今お使いのボイルは2.3倍ヒダでした。
今回は2倍ヒダの価格の範囲内で、ヒダ山を極力詰めて製作します。
山は75㎜。ドレープも同じでしたので、これは揃えたまま変えません。
裾のウエイトバーは無しで、10cmの折り返しです。

そしてこちらはT様の発注書。

今お使いのボイルは、ウエイトチェーンの巻きロック仕様ですが、
経年劣化で裂けてしまい、お客様が縫い直しをされていました。
でも、すっきりとした裾は気に入られています。
そこで裾はウエイトを極細の折り返しで本縫いで仕上がる仕様です。

無地のレースでも、お客様それぞれに合った仕様でお作りできる、
それがオーダーならではの魅力だと思います。




2018年4月18日水曜日

再注文の嬉しさ

ここ最近、とてもありがたいことに
以前当店でご購入頂いたお客様のリピートのご注文が続きました。
気付けば店をオープンして7年半。
自分も白髪は出始めるし老眼にはなるし、
息子は二人とも大学生です。
(つい最近まで自分が大学生だったのに!)
お客様にもそれぞれに変化があり、
S様はご主人の単身赴任でした。
単身赴任先で買われた方が、便利な面もあったかと思いますが、
「あの店なら安心だから」とご指名くださいました。
こうして当店を覚えてくださり、
ご注文を頂けることは本当に嬉しいことです。
S様、ありがとうございました。

2018年4月17日火曜日

プロセスと最終形

ご報告が遅くなりましたが、
3色使いのK様の切替カーテンの縫製指示書です。
左には各色の寸法、
右には生地品番と要尺、メーカー名と生地巾・リピート。
それぞれの位置に、受け手が見やすいように書いています。
最初の頃はこうした情報の位置もバラバラでした。
少しづつ自分なりに改良しながら、
今の書き方に至ります。
最終形だけを見れば普通の指示書ですが、
それぞれの位置や書き方には、意味があります。
K様とお打ち合わせをした3色の配分と同じかもしれません。

2018年4月15日日曜日

もう一つのブログを更新しました


施工ブログを更新しました。
今回はスタッフがF様とお作りしたビンテージスタイルのリビング。
ビンテージと言うと
『麻やデニムか木製ブラインドを提案すればOK』
みたいな風潮がありますが、
やっぱり僕らはプロとして、その向こう側を見ないといけないよな、
というお話を書きました。

ブログはこちらから
beyond the "VINTAGE"

2018年4月14日土曜日

ジョイント&本縫い

K様のご新居に納品したオパールプリントのレースです。
150幅の縦使いのため、ジョイントのある仕上がり幅ですが、
横使い生地と同じようにウエイトチェーンを落とし込んで
本縫いで仕上げる仕様です。
通常は折り返しになりますが、
折り返し部分で柄が重なってしまいキレイではありません。
見た目のきれいさ、洗濯をした時の丈夫さを両立した仕様と言えます。
確かな技術力を持つ加工所さんがあってこその仕様と言えます。

2018年4月13日金曜日

5cm足りない


S様のカーテン工事中です。
使用したのは95㎜という長~いビス。
通常、窓の奥行きは構造柱の寸法と同じなので、
100㎜前後となりますが、S様の窓は150㎜。
下地探しのワンプッシュで刺すとすぐに当たりますが、
ビスを打っても空転します。
その時点で2重構造(外断熱)だなと予測を立てます。
キリを通して下地までの距離を確認。
通常より5cm長い95㎜のビスならOKという結論になりました。



こちらは5cm足りなかったケース。
35cm位。
40cm以下のものはソゲと言い、残念ながらリリースです。

2018年4月11日水曜日

木製ブラインドのコード交換

T様の木製ブラインドの修理中です。
東京のスダレ屋さんがオリジナルで作ったもので、
木の風合いがとても素敵で、
お客様も気に入って使っていらっしゃっいました。
操作はコード式で、今回は切れてしまった昇降コードの交換です。
コードは2.5㎜と太目だったので古いものと新しい物を熱圧着して、
ボトムバーから操作口まで、メカの間を通して交換しました。
こちらは交換の後の一手間。
ヘッドボックスとボトムバーには、3㎝角の金属プレートが4か所あり、
その四方を経師用の細い釘で止めてありました。
ビスなら打ち直しが効きますが、釘では心配です。
そこでティッシュに水を含ませて、置いておきます。
数時間で乾燥してしまうので、何度か交換も。
こうすることで気が膨張し、穴が小さくなります。
蘇ったブラインド、金曜日にお届けにあがります。


2018年4月10日火曜日

小窓のご提案

昨日に続きY様の現場のご紹介です。
主寝室は既にモデルハウス用にカーテンが付いていますので、
当店で新たにお付けするのは洋室2部屋。
それぞれのお部屋には1窓だけ木製ブラインドが付いており、
それに合わせてもう一つの窓のご提案をしました。
ネイビーのアクセントクロスの壁面には4つの滑り出し窓。
左の小窓には木製ブラインドが付いています。
こちらはこんな感じでご提案。
木製ブラインドのラダーテープに合わせて、
裾に綾織のテープを入れたハトメーカーテン。
窓内には厚地よりも細い幅にした同じテープを付けたフラットカーテンです。
カフェカーテンでは、ちょっと甘くなってしまうためです。

もう一つの洋室。
こちらは右の腰高窓に木製ブラインドが付いています。
ブラインドが小窓にあれば、腰高窓はカーテンで良いのですが、
組み合わせ的には逆になっていますので、かなり悩みました。
ご提案したのはコチラ。
悩んだ理由は、どうしてもこのお部屋には生地を入れたかったからです。
Y様の現場はまた完成後に、もう一つのブログでご紹介予定ですので、
その理由はまたそちらで。





2018年4月9日月曜日

プランの是非を決める基準

















リビングから吹き抜けに続く縦長の窓、
そして2つの滑り出し窓もあるY様のリビング。
プランニング当初は第一印象から、
リビングと吹き抜けを分ける方向で考えていましたが、
ちょっと待てよ、と。
一度それを捨ててみようと考えました。
もう一度現場に伺い、
様々な分け方と使う生地の組み合わせをイメージすること一時間。
違う方法が思い浮かびました。















吹き抜けの高さを強調する分け方です。
出来てしまえば「それも当然アリだよね」と思うのですが、
そう思えるのは違和感が無い証拠でもあります。
そしてそれは、私たちがプランの是非を判断する基準でもあるのです。