2017年5月6日土曜日

やすらぎの黄色



厚木市のE様のロールスクリーンが入荷しました。
色は、E様が通われている場所で魅せられたイエローですが、
実はインテリアで使うにはとても難しい色です。
そのため、お選び頂くときはカタログではなく、
生地サンプルを取り寄せてご覧いただきました。
きっとE様の心安らぐ黄色が窓を彩ってくれると思います。

2017年5月3日水曜日

ゴールデンウイーク休業のお知らせ

誠に勝手ながら、当店は5/3・4の2日間、
ゴールデンウイーク休業とさせて頂きます。
上記以外の日は通常通り営業致します。
宜しくお願い申し上げます。

どの道を行くべきか?


明日はお店はお休みですが、
私はT様のカーテン工事。
(私はGWをずらしてお休みです)
そして、心配なのがGWの渋滞。
T様は「遅れても全然大丈夫ですよ」と
おっしゃってくださいましたが、
そういうわけにもいきません。
調べるとこの時間で大和トンネルが渋滞中。
土日や祝日の高速道路は事故も多くて心配です。
やっぱり下道かなぁ。


2017年4月30日日曜日

あえてエクセルで


町田市のN様の縦型ブラインドのプランを作成中です。
本来はメーカーさんのソフトを使うのですが、
2つの窓を同時に見えるようにエクセルで。
目的によっていろいろ使い分けながらプランを作成しています。

2017年4月28日金曜日

ミュージックリストその5 マッドチェスター

そろそろこのシリーズも終わりが近づいてきました、
最初の回を読んでいない方は、
何で音楽の話をしているのか不思議に思われるかもしれませんね。
今回はマンチェスター、と言うよりマッドチェスター。
まずは私の大好きなInspiral Carpets。
あ~、もうバンド名からしてカッコいい。
意味は分かりませんが(笑)
名曲、Caravan




カラオケが大の苦手で、その場にいるだけでも落ち着かないので、
カラオケになったら嘘の理由を言って逃げるように帰る私ですが、
車でこの曲を聴いているときは必ず叫びます。
Caravan!

再結成後のアルバムも最高です。
spitfire
すんっごいカッコいい曲なのに、
「カラオケの上手な人」みたいな歌い方、なんとかならないのだろうか(笑)




そしてみんな大好きThe Stone Roses。
曲の感じが分かるPVがないのでコチラで。



やんちゃ坊主、問題児という印象なのですが、
私は彼らの曲の美しい言葉の流れが好きです。
それぞれの言葉が持つ音とメロディがリンクする感じというか、
その言葉が持っているメロディを繋げている感じというか。
だから歌詞カードを見ていると、私でも自然と歌えてしまう。
YouTubeにいくつかライブ映像が出てくるんですが、
どれも皆、歌っているんです。
それは多分、偶然ではないと思う。
車で聞くたびに思わず私も口ずさんでしまいます。
もちろん歌うのはサビだけで、あとはハミングですけど(笑)

さて、次回は最終回。
ちょっと寂しい気分。

一工夫した取付け

昨日施工した横浜市のA様、
懸案だったのは窓の上端が天井にきている横並びの2つの窓。
奥行きの関係で窓内にダブルは入りませんが、
レールを前に出すと下地がありません。
そこで…

















元々空いている穴には、 後々取り外しも可能なアンカーを使い、
ブラケットの後ろの方に穴開け加工をして、
そちらは下地に効かせます。
(壁と天井の際には石膏ボードを固定するための下地が入っています)

柱一本分を挟んで隣接する滑り出し窓は、
天付にせず正面付けに。
窓の両端に下地があること、
正面付けにした方がロールスクリーンの生地が
壁に沿うように降りるためです。


写真は窓の右側。
入隅(角)に柱があるので、ビスを斜めに打って効かせます。
どちらも付けてしまえば、「ただ付いただけ」ですが(笑)

2017年4月26日水曜日

A様工事準備完了です


明日は横浜市のA様のカーテン工事です。
遠方からのご来店でしたが、
「来てよかった~」と言って頂けると、
本当に嬉しく思います。
私たちは家にカーテン屋ブラインドを付ける仕事をしていますが、
そこに至るまでにはお客様ごとに色々なストーリーがあります。
お聞きできること、出来ないこと、色々とありますが、
もしそんなお話の一端でも知ることができなら、
そうした背景も含めてプランにしたいと思っています。
「今までなら、していないような組み合わせ」
きっとご新居に素敵な彩を添えてくれると思います。

ミュージックリストその4 スミスからマンチェスターへ

さわらぬスミスに…ではないけれど、
熱狂的なファンがいるので本当は触れたくないようなバンド、The Smiths。
僕はサードアルバムから聞いたのですが、衝撃でしたね。
すっごくカッコいいのは体で感じるのだけれど、
聞いたことのない音楽を前にして自分がどう反応して良いか分からない感じ。
あの種類の衝撃は今後もないでしょう。
YouTubeで探したらモリッシーのライブ映像があったのですが、
なんですかこのカッコいいおじさんは!


ダウンロードで音楽を聴く(否、聞く)今の時代、
僕が最ももったいないと感じるのは、そこには歌詞カードがないこと。
CDにはありましたよね。和訳もついて。
僕はもっぱらレンタルでしたので、だいたい折れ目が切れてましたけど(笑)
CDを入れ、床に座ってヘッドフォンを掛け、その詩の世界に沈殿する。
そんな時間を今の若者にも経験してほしいと思います(オヤジ談)。
例えばスミスのI know it's over

「君がとても面白い人なら
 なぜ君は今夜一人ぼっちなんだい?」
「君がそんなに賢い人なら
なぜ君は今夜 一人ぼっちなんだい?」
「君がとても愉快な人なら
なぜ君は今夜 一人ぼっちなんだい?」
「君がとても素敵な人なら
なぜ君は今夜 一人で眠りにつくのだろう?」
「今夜もいつもと同じだからだろう?」
「ほかの人はみな互いに抱き合ってるのに…
だから君は君の魅力と才能と一緒に
今夜も一人でいるんだよ」

もう途中で「やめてくれ~」と叫びたくなります。
上の例のどれにも当てはまらないのに(笑)。
予定より長くなってしまったので、
マンチェスターは次回に。


2017年4月25日火曜日

特技


中古住宅を全面リフォームされた相模原市のY様の現場です。
「もとは富〇ハウスさんの建物ですか?」と聞いたところ、
「何でわかるんですか」と驚かれました。
確かに外観は富〇ハウスさんでは見たことのないタイプでしたが、
赤茶系でチリの多い窓台、メーターモジュールの窓となれば、
ハウスメーカーさんも限られます。
正解した時に脳内でウルトラクイズの音楽が流れていることは内緒です(笑)

2017年4月24日月曜日

ミュージックリストその3 aztec camera、haircut100

昨日家で夕食を食べながらぼんやりテレビを見ていたら、
音楽番組に小沢健二が出てきて、食い入るように見てしまいました。
彼が「ある光」の中で、「この線路を降りたら…」と歌った時に
ファンが感じた不安が渡米という形で現実になって、
帰国して出した新曲に「間違い」というフレーズが曲に入っていることの
彼らしい言葉の選び方や(スチャダラパーのBOSEが突っ込んでましたが)、
それでも「カルピスの味」(純粋な思いのメタファーなのでしょうか)
を忘れずに言葉で都市を変えようという思いとか、
なんだか胸にグングンと来るものがあって、
こんなに歌で感動するのは久しぶりでした。

小沢健二というミュージシャンは、
当時20代そこそこの僕をリアルとファンタジーの境界線にある塔に上らせて、
そこからの景色を見せてくれた人でした。
まだモラトリアムをこじらせていた僕にとっては、
その2つが入り混じった風景は逆にリアルで、
どんなに強くてストレートな言葉よりも胸に響きました。
僕としては男性向けの歌だと思っていたので、
なぜあんなに女性に受けたのか、未だに分かりません(笑)。

本当は昨日書こうと思っていたのですが、
こんな偶然があったので、
予定にプラスして今日はAztec cameraとHaircut100をご紹介。
オザケン世代ですので、思いっきりネオアコ大好きです。
まずはAztec camera。

somewhere in my heart



Crying scene
なんか時代を感じる(笑)



Good morining Britain



Haircut100。
フリッパーズギターの「バスルームで髪を切る100の方法」という曲は、ここからですね。

fantastic Day



Favourite shirts
フリッパーズの二人が渡辺満里奈に書いた「大好きなシャツ」のモトです。
もちろん「狙って」ですが。


Haircut100は大学で一人暮らしをする時に持って行くのを忘れて、
最初の帰省の時にとにかくこれだけ忘れないようにと、
持って行ったのが思い出です。
ニック・ヘイワードがソロになってからの名盤「From Monday to Sunday」からも
ほぼ全曲入れてしまいました。

ではあと2回、お次はマンチェスターです。

2017年4月22日土曜日

ミュージックリストその2 ~Elvis Costello~

昨日のブログを書き終えた時点で、
明日はコステロ先生かとちょっとブルーになっていました。
エルビス・コステロは僕が洋楽を聞き始めた
中学2年生(今から36年前!)の時には既に活躍していたので、
僕らより一世代前の人という印象でした。
当時はビルボードの最盛期。
夕方からTVKで伊藤政則がミュージックトマトをやっていて、
部活を引退したのに一向に受験勉強をしない現実逃避少年は
毎日釘付けになって見ていました。
好きなミュージシャンが出来ると
隣町まで自転車でレコード(まだCDはない!)を借りに行き(電車賃もない!)、
DENONのDX3(メタルは買えない!)を買って録音していました。

一通りの音楽を聴くと誰もが興味を持つのが
ちょっと前の世代です。
僕の場合、もっともはまったのはTHE JAMでした。
そう、コステロではありません。
コステロは当時の僕にはちょっとピンとこなかったのです。
ポップでキャッチーな音楽もたくさんあるのに、なぜか…。

たとえばOliver's Armyとか。



Pump It  Upとか




何でかな~と思いながら結局、聞かなくなってしまったんですよね。
僕にとっての音楽は、いつも一緒にいるドラえもんみたいな存在ではなく、
必要な時に出てくるハクション大魔王みたいなもので、
(だから僕はコンサートやライブにはほとんど行きません)
おそらく当時の僕にはコステロの音楽を必要とする時が
なかったんじゃないかと思います。
もちろん、歌詞を読みこんだり、楽器が弾ければ違うのかもしれませんが、
カセットをウオークマンに入れたいって思う瞬間がなかったのだと思います。

今回ミュージックリストを作る時にまずベンフォールズが浮かんで、
その次がなぜかコステロだったんですが、
こうして自然と名前が浮かんできたのもとても不思議な感じです。
中学や高校生の頃、「好きなミュージシャン誰?」って聞かれて
「コステロ」って答えたいがために(ちょっとカッコイイから…笑)、
背伸びして借りて結局合わなかったコステロですが、
今、ちょっといい感じで店で流れています。
何だかとても不思議な感じです。
36年ぶりにこんな形で聞くとは思わなかったなあ。

次回はaztec cameraです。

K様 発注しました


K様の麻のカーテンも、既に発注が完了しております。
レースの裾処理は、極細の折り返しの仕様。
麻(リネン)のように安定しない生地をジョイントして作るのは難しいので
一般的には避けたいところですが、
いつもきれいに作ってくださるアートケイさんの技術力に頼ります。
今回はそれ以外の部分でも色々とご相談をしました。
素敵なリノベーションの最後の仕上げですので、
ご期待に添えるものになるよう、慎重に進めます。

2017年4月21日金曜日

ミュージックリストその1~BenFolds~

毎晩仕事をしながら少しづつ作り続けてきた
お店のミュージックリストがほぼ完成したので、
少しづつご紹介します。
(一気にと思いましたが、多分無理だなと…笑)
好きなミュージシャンはたくさんいるのですが、
店で流す音楽ですので激しいのは相応しくありませんし、
思っていたより苦労しました。
楽しかったですけど。

リストを作る時に真っ先に思い浮かんだのが
ベンフォールズでした。
稀代のメロディーメーカー。
そしてその美しいメロディを盛大に無駄にするダメダメな歌詞(笑)
考え方はメチャクチャですし、恋人と別れれば未練タラタラ。
ではなんでそんな彼の歌が多くの人の心を打つのか?
僕の見解は後ほどにして、早速ご紹介しましょう。

Philosophy
自分がcrazyだと認めながら、
それを理解してくれない女性(彼女?)を「哲学」がないと罵る最低な歌詞。
メロディが美しいので、
あるウエブサイトで結婚式に向いている音楽として紹介されましたが、
絶対ダメだと思う。





landed
恋人と別れて引っ越したけど、未練タラタラな話。
反省しているのに自分の非を全ては認めてない感じで、は?ってなります。
それは歌詞に入れてはダメでしょ。
そして最終的には「自分も変わったので迎えに来てほしい」と。
行くのはあなたですよ。



Army
軍隊に入ったようです。
そして給料が安いと嘆いています。
このポップなメロディで!
で、バンドを組んだけどすぐに解散してしまい、
そしたら自分以外のメンバーで別のバンドを組んでたって話。



こうして説明すると最低の人みたいなんですけど、
彼のファンは「ダメダメだったあの時の自分」をそこに見つけるのだと思います。
そして、思い出話としても笑えない、
後悔や自己嫌悪を多分に含んだ過去を踏まえたうえで、
頑張って生きていこうとか、今も贖罪の気持ちを持って生きているとか
彼は決して歌詞にはしないのですが(そう、しない)、
それを彼はメロディにしているのだと思います。
その時のことは日記のようにありのままに歌詞に、
そして今の感情はメロディにしているのだと。

そんな彼が初めてそれを口にしたのがこの歌。
Still fighting it
そうさせたのは、彼が父親になったから。
そして、自分と似ている息子を見て思わずこうつぶやきます。
I’m sorry
俺と似てしまってゴメン、と。
息子もきっと自分みたいにうまくいかない人生を送るのかもしれない、
でも一緒に戦おうと、
父である自分ももう一度人生を頑張る気持ちを持てたという歌。


この歌だけは私が泣いてしまうかもしれないのでリストに入っていません(笑)
だいぶ長くなってしまったので次回はサラッと、コステロ先生です。