2015年11月22日日曜日

E様の細部の仕上げ

2世帯住宅を建てられたE様の発注書です。
まずは1F寝室のサイドリターン縫製。
レールの寸法に合わせて奥行を指示します。
アートケイさんの場合、この端の仕上げをフラットにしてくれるのですが、
これをやってくれるところが意外と少ないのです。
通常はフックを指すために小さなつまみが出来てしまいます。
 
2Fのリビング。
こちらは麻のカーテンをフラット仕上げで。
一般的なカーテンと違い、
仕上がり巾は総巾(カーテンを伸ばした時に端から端まで)で指示します。
レールが200㎝で1.3倍なら260㎝という感じです。
この倍率をどの位にするかがポイント。
お客様のイメージと合うように慎重に決定します。
今回は1.25倍。
1.3倍は多いな、1.2倍はちょっと少なそうだな、などと
電卓を何度も叩きながら、
過去の施工写真も見つつ考えます。
良い感じで仕上がると思いますので、楽しみにお待ちください。
 
 


2015年11月21日土曜日

珪藻土へのレール工事

横浜市のM様の現場です。ここ数年非常に増えてきた珪藻土の壁。
クロスとはまた違う慎重さが求められます。
通常、ビスを打つ位置は窓枠の上端からの寸法を測って決めるのですが、
M様の現場は窓枠が無いのでそれも出来ません。
塗りの厚みが平坦でないので、位置がずれてしまう為です。


床からの距離を測ったら、
各個所にズレがないか墨出し器で確認します。


写真では分かりにくいですが、黄色い紐が一直線になればOK。
ビスを打つ際は先の尖った細いビスでリードを打ちます。



この作業を全窓、各取付金具ごとに行って、
取付工事が完了します。
単純に見えるレール工事ですが、
色々なプロセスが必要です。

2015年11月20日金曜日

続)ジャパンテックス

ご無沙汰してしまっています。
縫製担当のart-k後藤です。

サイトーさんの投稿にありました、私JAPANTEXのイベントに登壇しお話をさせて頂きました。


縫製に携わる職人っぽくびしっとスーツを着込んだのですが・・・



スネ出てるという大失態。
緊張して、裾まくって逃げ出したい気分が正直に出ています・・・





カーテンのお仕立ては丈ピッタリでお納めしておりますっ



※当日、来てくださった皆様、ありがとうございました!

ジャパンテックス


インテリア業界最大のイベント、
ジャパンテックスにきています。
当店のカーテンを縫製してくれている
アートケイのゴトー君が、
トークショーで登場!

2015年11月19日木曜日

チラ見せ パートⅡ

海老名市のI様の子供部屋のレースです。
昨年あたりから増えてきた街並み柄ですが、
このレースはそうした流行の以前からあった定番品。
しかも、商業施設用のカタログに掲載されている生地です。
こんなカワイイ生地がこのカタログに掲載されているなんて!と、
発見した時は驚きでした。
今回は無地のレースにふんわりと、
女の子の重ね着のように載せてのお仕立て。
価格を抑えつつ仕上がりを良くするためのスタッフのご提案です。
カーテンも全てお店に届き、準備も万端。
土曜日、宜しくお願いします。
 

2015年11月18日水曜日

チラ見せ

ブログの更新をサボっていたせいで、
ご紹介が工事の前日になってしまいました。
明日、納品のF様のレースです。
厚手のボイルとガーリーな編みレース、そしてリボンテープと、かわいいリボン。
スタッフご提案のかわいいレースカーテンです。
窓にかかると可愛らしさも倍増すると思います。
明日、宜しくお願いします。

2015年11月17日火曜日

K様のハニカムスクリーン

ハニカムスクリーンのご注文を頂いたK様の発注書です。
窓の内寸は985㎜。
もしこれが、シャッターのある窓にプリーツスクリーンを付けるなら980㎜の発注です。
でもシャッターのない出窓に寒さ対策で付けるので990㎜の発注になります。
お客様にはその理由をお伝えし、
窓台にあるコード類も下に隙間が出来てしまうので、
移動した方が良いこともお伝えしています。
装飾品とは異なる主目的を持つ商品の場合、
正しい使い方をお伝えすることや、
その商品の性能がちゃんと発揮できる発注寸法が重要です。
 

T様のブラインド

縦型の次は横型です。
こちらはT様の子供部屋のブラインド。
男の子でも女の子でも使える色でというお客様のご要望を基に
スタッフが作成しました。
(現物のスラットの色はもっと明るめです)
色もそうですが、デザインも性別によって好みは分かれます。
男の子らしい色の入れ方、女の子らしい色の入れ方、
そんなことも考えながらお作りします。
お蔭様で一発OKを頂きました。
作る時間を考えると割に合わないカラコですが、
とてもお客様に喜んで頂けるので、
やめられなくなるんですよね(笑)

2015年11月16日月曜日

T様発注しました

小田原市のT様も、
リビングに縦型ブラインドのカラーコーディネートをご採用頂きました。
昨日ご紹介したW様も似た色の組み合わせですが、
使う色も組み合わせも違います。
室内の仕上げやお作りになるお部屋のイメージ、
窓の位置や数、大きさ…
カラーコーディネートが単なる色の組み合わせではないのは、
そうした様々な要素を考慮する必要があるからです。
当店がカタログに載っている定型プランを使わないのも、
そうした理由からです。
お客様に意図を説明できないものは、プランとは言えません。
今回も担当スタッフと話し合って『プラン』を作りました。
出来上がりを楽しみにお待ちください。
 
 

2015年11月15日日曜日

W様発注しました

久々の更新です。
この2週間ほど、ありがたいことに多くのご注文を頂いていのもありますが…
ブログをタイミングを逸していました(汗)
これからまた定期的にアップしていきたいと思います。
まずは座間市のW様。。
ここのところ、なぜかずっと続いているメカ物のご注文です。
リビングにカラーコーディネートの縦型ブラインド、
2つの組み合わせ候補からこちらのプランをご採用頂きました。
 
作成ソフトで作ったものをそのまま発注書としても使います。
発注時にいつも注意しているのがコードの長さ。
メーカーの標準だとちょっと長いので指定します。
ちょっとなんですけどね。
気になるんです。こういうの(笑)
 
 
 

2015年10月25日日曜日

ビフォーサービス

当店ではブラインドやロールスクリーンなどの
いわゆる『メカ物』を多く販売しています。
ネット販売が始まってすぐに全盛期を迎えた数年前は、
売ることに躊躇もありました。
正直なところ、当店よりお安く販売していたからです。
でも、お客様の家に実際に届いた商品を見るうちに考えが変わりました。
『この寸法で仕上げるの?』
『ここにこの商品をお勧めしたの?』
『このメーカーのこの商品はちょっと色々と問題が…』等々、
ネットでも当時から相談窓口はありましたが、
商品選定や仕上がり寸法に疑問を持つことがほとんどでした。
そしてそうした光景を見て思いました。
大事なのはネット販売店といかに競合しないかではなく、
いまよりももっと商品知識を持ち、的確に商品を紹介して、
きっちりと納めることなのではないかと。
非競合という自分の都合をお客様に隠して、
メカ物以外の商品を勧めるのは違うんじゃないかと。

なので当店ではありとあらゆるメカ物に、選定基準を設けています。
購入前には分かりにくい各商品のデメリット、
各メーカーのメカ構造や特徴の違い、遮熱・断熱性能などから、
お客様にベストな物をご提案し、
使い方やメンテナンスの方法などもご購入前にキッチリとご説明しています。
今は……当店からメカ物を買わないと損だ位に思っています(笑)。

前置きが長くなりましたが、明日はM様の取付工事。
既に工事車の中で出番待ちです。

I様の発注も無事に完了しました。
共にバッチリ仕上げますので、
楽しみにお待ちください。


2015年10月24日土曜日

細部を詰める

ドレープ、レース共に上質なクラシック生地をお選びになったT様。
仕様は一般的な両開きですが、当店ならではのお仕立てにしていきます。
掃き出し窓と出窓は、上部から柄合わせ。
通常は裾からですが、横並びの位置関係を考慮します。
柄位置がバランス良くなるように生地もちょっと多めに取ります。
レースは横リピート23.8㎝ですが、
柄位置が山の頂上にくるようにお作りします。
厳密に言うと横リピート25㎝でないとダメなのですが、
それを意識した生地カットと、山高と山ピッチの調整をして、
少しでもズレが目立たないようにします。
こういうことに対応してくれるのは、アートケイさんだけです。
出来上がりが全然違います。
 

2015年10月23日金曜日

取り付け方色々

リビングダイニングに一間半の掃き出し窓が2つあるK様の現場。
K様とも相談し、現場の特徴を活かして高めの取付位置です。
装飾レールのレース用レールは金物5か所で固定しますが、
通常は均等には付きません。
でもちょっと気になったのはダイニング側の板壁。
『リビング側も施工できるように、板壁用の下地がないかな?』
という予測を立てて探してみると…ありました!
この位置の方がやっぱりキレイです。
 
厚地カーテン用のポールは1.55mの長さを中央でジョイントしますが、
人の手出来ると微妙な曲りが出てしまいます。
そうするとジョイント部分が目立ちますので、
メーカーで切った方を合わせるようにジョイントします。
これだと見た目には分かりません。
ただ付いただけのように見えるレールも、
色々な工夫と経験を活かして取り付けています。