東名高速を用賀ICから乗って合流する辺りに、
AH1 ASIAN HIGHWAY と書かれた小さな標識がある。
ずっと何だろうと思っていた。
夏休みに南三陸に行った帰り道、助手席の息子に話したら調べてくれた。
『お父さん、この道、トルコまで繋がってるんだって!』
『え?マジで!』
東京を起点に、韓国、北朝鮮、中国、ベトナム、カンボジア、タイ、ミャンマー、インドから
パキスタン、アフガニスタン、イランを通りトルコまで。
総延長20557キロ!
東名高速道路は、ヨーロッパの手前まで延々と続く道の一部だったのです。
知らなかったというか、知った後の方が『それ何?』と思ってしまう。
でも不思議なことに、この標識を見るとその先にある丘陵地帯の住宅街が、
まるで東南アジアの郊外のように見えてくる。
そして遙か2万キロ先の国へ想いを馳せたりしてしまうのです。