2013年5月11日土曜日

K様カーテン

縫製担当のart-k後藤です。
写真は生地の裏。表は綺麗な刺繍ですが、裏側には余り糸がちらほらと。
綺麗に裏側もチェックしてから製作に入ります。



入荷した全ての生地にこうして手は掛けられませんが、
「出来る時間が有るなら最善のことをやる」
こうした姿勢で臨んでいます。



職人が売っているのは物では無く、技術と自らの時間です。

現場でイメージする

インテリア業界用語で、
「一日のスケジュールはいっぱいだが、特に売上には結びついていないさま」を
「バタバタしている」と言いますが……バタバタしています(笑)。
連休明けは、茅ヶ崎、横浜、福生、秦野、小田原、大田区、大和、相模原と
市外を走り回っていました。

今日、採寸に伺った現場です。
問題なのはこちらの窓。



















一間普通の腰高窓ですが、
左側が滑り出し、右側がFIXになっています。
滑り出し窓は外に開くので網戸は窓内に付きます。
その場合、奥行が足りない関係で、
商品によっては窓枠内に取り付けが出来ません。
では正面付はどうか?と言うと、
窓台のチリ(でっぱり)が多く、これも難しい。
普通にダブルのカーテンを掛けようとすると、
完全に窓台に「乗っかって」しまうでしょう。
商品選定や取り付け方によって対応は可能ですが、
それをお客様が気に入ってくださるかどうかも問題です。
窓を前にしてずっと考えます。
これならどうか?
これが気に入って頂けない場合、あれならどうか?
家の雰囲気を見ながら、
現場でいかにイメージできるかが勝負です。


2013年5月9日木曜日

Y様上飾り

縫製担当のart-k後藤です。

お休み中に(軽い)ぎっくり腰でまだ本調子ではないのですが、、、

お仕事は、じゅ、順調です・・・ッ!


スタッフに感謝(涙目

2013年5月2日木曜日

連休前

出荷まで時間が開きますので、シワが付かないように吊り下げてお休みします~。

木製ブラインド ドヤ顔仕様



















窓枠の周りが全て砂岩のブロックで覆われた窓。
取付面が平坦でないため、窓枠に木製ブラインドを付けることになりました。
ここからが問題。
チリ(でっぱり)が均一でない為、差し金を当てて上から下まで測ると、
最も高い位置で17㎜。
でも、昇降時にスラットが均一に揃う(前後の方向に)こともないですし、
ウエイトバーは窓側にいこうとします。
スペーサーをかましてふかす(前に出す)にしても、
実際に商品を取り付けて様子を見ながらでないといけません。
アルミブラインドならそれでも良いのですが、
木製ブラインドの場合はバランス(カーテンボックスのようなもの)があり、
それは事前に発注しないと値段が一気に上がります。
本体を何ミリ前に出すかは事前に決めないと、
バランスの奥行きを確定することができません。

悩むこと1週間。

家でビールを飲んでいたら突如思いつきました。
業界ではこの現象を「カーテンの神様が降りてきた」と言います(笑)

私が以前からやっている木製ブラインドのバランスの高さを調整する方法、
(詳しくは割愛します)
この方法を奥行に応用できないか?

納品したのがコチラです。














デコボコした壁面に隙間なくバッチリ収まりました。
仕組みはコチラ。















バランスに付いているアタッチメント金具を外し、
L金具でブラケットにボルトナットで固定します。
分かってしまえば単純なのですが、
こうした手法は得てして思いつくまでが大変なんです。
このL金具は僕が常用しているもので、
平塚の某ホームセンターにしか売っていません。
厚みが適度に薄く穴がたくさん開いているので、
高さや奥行の微調整が出来るのです。

スペーサーは当初2枚(18㎜)で行けるかどうか?と思っていましたが、
実際には1枚(10㎜)でOKでしたので、
この方法でなければここまでドンピシャにはできませんでした。
無事に工事が終わった時は思わずドヤ顔です(笑)。
注文時にご主人から、
「うちの奥さんはサイトーさんに全幅の信頼を寄せているんですよ」とおっしゃって頂いたので、
何とかご期待に添いたいと思っていました。
忘れられない現場がまた一つ。






2013年5月1日水曜日

Y様上飾り

縫製担当のart-k後藤です。

こちらのカスケードはちょっと大変。
起毛のためアイロンをかけられないので、折り目はアレコレと細工をしています。

ニチベイ展示会




















ブラインドメーカー「ニチベイ」の展示会に行ってきました。
ご同業の方のフェイスブックで、
ブラインドにシールを貼るのが楽しいと話題になっていたのですが、
正直ちょっと半信半疑(ごめんなさい)。
周りに人もたくさんいるし、
ちょっと恥ずかしいからやらずに帰ろうかなと思っていたら、
何と担当が大変お世話になっているKさんとN君で、
勧められるままに挑戦することに。
で、結論から言うと、コレとっても楽しいです!
今になって車が正面衝突して真っ二つになっているように貼れば良かったとか、
サルを切り取って犬が運転する前の車の前に貼り、
その後ろを救急車が来ている感じもいいなとか後悔しています。
(どれもロクでもないな)

肝心の展示会ですが、
メインとなった商品は置いといて、とても気になった商品が1つ。
すだれ調ロールスクリーンにプリーツスクリーンの生地を合体させた商品がありました。
すだれ調のロールスクリーンは、和室に人気があるのですが、
透け感が「シースルー」なのです(=夜は丸見え)。
和室は1Fにあることが多いため人目が気になるケースが多く、
夏の網戸で過ごす時や、冬の日暮れが早い時は非常に困ります。
販売時にそうした点をお話しすると、諦める方が多いんですね。
今回の新商品はそうした点を考えて出されたのだと思います。
今の時代は「改善」よりも「イノベーション」が幅を効かせる時代ですが、
こうした取り組みは私たちも見習わないといけないなと感じました。







2013年4月30日火曜日

一言叫ばせて下さい。

計算ッドォォォ━━━(゚∀゚)━━━ッリッ !!!!!


製造を生業とする者の、至福の瞬間デス。


Y様上飾り

縫製担当のart-k後藤です。

着々と製作中です。
生地が起毛+裏打ちなので、次の作業はちょっと一手間加えながらになります。

大変お待たせしておりますが丁寧にお作りしております。ご了承下さい~

2013年4月27日土曜日

Y様途中経過
















君たち付き合ってんの?っていう位、
毎日のようにゴトー君と話している内容がコチラ。
スワッグバランス7窓、フラットバランス7窓、
その他にバランス風のクラシカルなカーテンやカーテンやカフェカーテン等々…。
スワッグやテールの高さ一つとっても、
その窓自体のバランスだけではなく、
他の窓とのバランスも考慮しないといけません。
ほぼ完成形のラフスケッチは描いていましたが、
仕事中だけ血液型がA型になる私なので(笑)、
全てを見直して一から描きなおしました。
一日の外仕事を終え店に戻った後は、連日深夜までこの作業に没頭しました。
今はゴトー君が細部の詰めをして、既に製作に入っています。





Y様の上飾り

縫製担当のart-k後藤です。

製作と他のお部屋の打合せ同時進行で取り掛かっています~

2013年4月25日木曜日

こちらはN様シェード

丁寧に梱包されて出荷準備OKです~

M様カーテン

縫製担当のart-k後藤です。

写真は、裾のスクイ縫い。
完成までもうしばらくお待ち下さい~